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やる夫がプロ野球選手になるようです　第６．５話　ルルーシュとやる夫 

956 ： ◆oLG9iWoh0E：2009/12/21(月) 00:20:59 ID:UT1SxOhw

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　 .iiiiiiiiiiiii,、　　　　 .iiiiiiiiiiiiiiiiiir,iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii,,,,,、　 .,iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii,,,,,　　　　　　　　　,.　-─-　､_
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　　　　　　　 ,illl!llllllll,　　　　　 ,illl!′　　 ,lllllll゜　　　　llllllll!　　 ,illlll!゜　　　　.,lllllll　　　　　|::::::::/しﾉﾞ':::::::::::::::::::::::::::!
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　　　　　　 ,illll゜　ﾞllllllll,、　　 ,illll゜　　　.,lllllll゜　　　 ,,illllll!ﾞ　　 ,lllllll゜　 ._,,,,,,iilllll!ﾞ゜　　　　／:::::::::::::::::::::::::｀:丶;;:::,;--‐!
　　　　　　,llllﾞ　　 '!llllllli―やる夫がプロ野球選手になるようです―lllllllllﾞ°　　　　└-;;;;,,,,, _::::::::::::,,;;;_",,;;;'ヽ 　 |
　　　　　 ,illll゜　　　ﾞlllllllli、 ,illll゜　　　.,llllll!!!!!!!!!!ﾞﾞﾞﾞ”　　　　.,lllllll゜　　 ﾞﾞﾞﾞ!llllllli、　　　　　　|　''''''''＞''"　ヽ､ﾞ"ノ　　|
　　　　　,llllﾞ　　　　 .lllllllll,,.,llllﾞ　　　 .,llllll!′　　 　 　 　 　 ,illlll!゜　　　　 .lllllllll　　　　＿　 ＼　　(__,,;､＿.ﾉ　　　／
　　　　 ,illll゜　　　　　'!lllllllllll!｀　　　,lllllllﾞ　　 　 　 　 　 　 lllllllﾞ　　　　　.,illlllllﾞ　　　／,∠ヽ,.-‐＞-.,,､＿,,;._,, ､∠‐-､
　　　 .,,lllll゜　　　　　　ﾞllllllll!゜　　　,llllllll′　　 　 　 　 　 ,illlll!゜　　　 .,,,illllll!ﾞ゜　　　|　　-イ　　／＾＼Y´／　 ＼　　ﾍ
　 .,,,,iiillllllli,,,,　　　　　　ﾞlllllﾞ　 .,,,,,iilllllllllli,,,,: 　　　　　,,,,,,iiilllllllliiiiiiiiiiiiiiillllll!!ﾞﾞ゜　　　　!　　ﾉ'"　／　　　 |　!　　　　 Y''　ﾍ
　 .'ﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞ′　　　　　.ﾞﾞ°　ﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞ°　　　　 'ﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞ″　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　―第６．５話　ルルーシュとやる夫―

　　　　　　 　 注）　･この話はプロ野球を元にした、作者のプロ野球妄想ストーリーです。
　　　　　　　　　　　・このスレのやる夫は捻くれています。やる夫の性格改変(?)にご容赦下さい。

957 ： ◆oLG9iWoh0E：2009/12/21(月) 00:21:35 ID:UT1SxOhw

【７月３週　ＶＩＰスターズ本拠地　ＶＩＰ球場】


　　　　　　　　　　　／　／　　 　 　 ／　 　 /　　　　|　 　 ヽ__ ＼
　 　 　 　 　 　 　 /　／ /　　　　／　　 　 / 　 　 　 |　　　　＼￣`
.　　　　　 　 　 ／イ 　 /　　 　 '　　　　　/　　　　　 j　 　 　 __ ＼
　　　　　　　／´　/　 /　 　 ./　　　　　 /　 　 　 　 ﾊ　　　　 ＼￣
　　　　　　　　　 /　 /　 　 ./ 　 /　 　 /　 　 /　 ,仏ﾑ　　　　ト-＼
　　　　　　　　　;　　′　　/ ∠ﾌァ'ｚｘｲ_　　 厶ｨ/斗＜i　　ﾄ､ |
　　　　　　　　　l　;｜ 　 /　　/,不乃Y¨´　/^゛/ﾍ必ｿﾉ|　ﾊﾚﾍ|
　　　　　　　　　ﾚ1小　/ |　 /へゞ=' 1 ,　/　　　 ￣ 小lｲ' ﾊ
　　　　　　　　　 亅　| ;ﾄ､!'ﾚ′ﾊヽ　 jｲ /　｜　 　 　 　 !ｲ　　　　　　　　　　「どうしたルルーシュ。
　　　　　　　　　　 ／Ⅵ弌ｰﾍ　 ゛ﾞ　　j/　　 !　　　　 　 ﾊ!　　　　　　　　　　　随分と不機嫌そうだな」
　　　　　　　＿_／/〉 〉 〉 ヽ　ヽ 　 　 　 　 ｀ ＿,　　 ﾒ∧
　　　　　 /´ ／ ./←←'＜.／　i＼ 　 ヽﾆ二ﾆノ　 　 ｲ　丶
　　　　／ 　 　 /　　　　／　 　 ',　＼　　 ｰ一 　 ／ / 　 ∧
　　 ／　 ;　 　 ′ 　 ／　　　　 ∧ 　 丶 　 　 ／ ／　　厶__＼
__／　　　|　　 i　　∠ﾆヽ　　　ノ　｝　　　　｀¨´ ／　　　/ ⊆)￣＼
　　　　　 !　　 | 　 ! 　 ｉ｜　 ∧　　　　　　　／　　 　 ∧　　　　＿＼
　　　　 ヽ',　　 !　 |　　 ! |　/　 ', 　 　 　 ／　　　 　 /　 ＼ 　 /　_＼＼
　ヽ　　 　 ＼　 !　|　 　 ! V`ｰ------／　　　　 　 /　　 　 ＼| /　r-＼＼


不貞腐れているようにみえるルルーシュに、相良が声をかける。


　　　　　　　/:.:.:.l　.:.:.:.:.:.:.:.ヽ :.:.: .:l|:.: .:. :.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.}
　　　　　　 /:.:. :l| :.:.:./||ヽ:.:.:.:｀、: .|:.: .:　.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:. :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: .:|
　　　　　　l:.:.: /l| :.:.:/ l|　 ヾ_＼＼|:.:. : . .:.:.:l:.:.:.:.:.:.:.:l:.:. :.:.:.:.:.:.:.　:. :.:|
　　　　　　{:. /:.:l :.:/､ ﾘ　 ∠＼ 丶}:.:.　:. .:.:.|'＾ヽ､:..:.|.. : .:.:.:.:.:.:.: .:.:.:.l
　　　　　　|: l|:.:.| :.l:.:.:', ／r彡戈ヽ |:.:. :.:.:.:.:ﾉ　 ）｝:.:.:|:.: .: :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l
　　　　　　|l l|:.:.| :.|:.:.:.｝　 ,イレ}/　|:.:.:.:.:.:.:/ゝﾉ丿:.:.:l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l:.:|
　　　　　　|! |!:.:l:.:.||:.:.:.} ノ　}／　 ,':.:.:.:.//　__ノ|:.:.:::.l:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ll:.|
　　　　　　　 |:.:|l:.{ヽ:./　　 ´　　 //:.:.//　　l　 |:.:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.l|:.|
　　　　　　　　ヾヽ／　　　　　　//／　　　 ｝　|:.:.:.l:.{:.:.:.:.:.:./:.:.|:.l|ｿ
　　　　　　　　　　 ＼　　　　　　/　　　　　　　|:.:.l|:.:|:.:.:.:./|:.||:.l:.l　　　　　　「相良先輩・・・」
　　　　　　　　　　　　|ヽrｰ--　　　　　 _,　　　|:.l| l|:.|:.:.:./ l:.| |:|i|
　　　　　　　　　　　　|/|ﾉ r 　　　　 ／　　　　}ﾉ__l|_|:.:./‐‐ﾘﾆｿ
　　　　　　　　　　　　l　'　 ﾍ 　 　<　　　_-ニニ─‐|/￣￣: : {
　　　　　　　　　　　　　　　　｀´　　,∨ニ‐´: : : : : : :': : : : : : : :l
　　　　　 ＿--‐-､＿　　　 　　　<∠: _: : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
　　　　 /　 ＿__､＿ ノ､　　　　　　∨((: : : : ／ : : : : : : : : : : : : : ＼
　　　／　 /　／））─ｰ'　　　　　　 ∨乢-‐' : : : : : : : : : : : : : : : : : :＼
　　｛　　ﾍ ／ 　/￣｀l　　_-ｰ一ニ￣￣: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :＼
　　 l　　 l/　　/　ヽ　|￣: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼


ルルーシュは自分の不機嫌を態度に出さない。
珍しい事と言えた。

958 ： ◆oLG9iWoh0E：2009/12/21(月) 00:22:29 ID:UT1SxOhw

ルルーシュは相良と行動を共にすることが多い。

若い二人は歳食ったＶＩＰスターズのレギュラー陣よりも話があったし、



.　　　　　　　　　　 ／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ＼
　　　　　　　　　 /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.'.
　　　　　　　　　,'.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!.:.:.:.:!..:.:.:.:.:l
　　　　　　　　　} .:.:.:.l.:.:.:.:.:.:.:.:.:／.:. :.／／.:.／.:.:.:.:./i :.:.:. |:.:.:.:.l:.:.:.l:.|.|
　　　　　　　　 .':.l.:.:.:.| :.:.l:.:.:.:./:. :. :./:./:.:／ : :.: .:./.:.|:. .:. .|:.:.:.:.l:.:.:|:.l.:!
.　　　　　　　 /:./'..:.:.| :.:.|.:.:./l:.:　.:/:./:./ .: .:.: :.:./.:.:.:l:.'、: .l.:.:.:.:|.:.:.|:.|:l
　　　　　　　/:./　l.:.:.| :.:.l.:./ l.: .:./:./:./:.:　.:.:.: /:.:./l:.l:.:.＼.|:.:.:.:l.:.:.l:.|:.l
　　　　　　　}/　　l'..:.l :.:.|/ヽ|: ./|:/:./.: .:. :.:／.':./　|:.!ヽ:.:.} .:.:/:.:/|:|'.:{
　　　　　　 /　　　|ヽヽ :.', ミ|:/‐|{:./l:.:.:.:／ /:.∠-‐´ヽ_',ﾉ .:/ ｝.{.',{　ヽ　　　　　　　「いえ、ちょっとありまして」
　　　　　　　　　　l .:.ﾊ:ヽ:.{f㍉,爻ｲ､|:／ ／／,rz=伐升ﾌ .:/ /:.:l　ヽ
　　　　　　　　　　| ﾉ ',ヽヽ',¨冖┴-/´',　　彡｀ゝｰ┴‐7 ../ /:.:,'
　　　　　　　　　　|/　ヽ:.＼ヽ､　　　　 } 　　　　　　　/:.:./_/ |/
　　　　　　　　　 ﾉ´　　ヽ:.:.ヽ￣　　 　i}　　 　　　　 /:.ノ:.:.l　/　
　　　　　　　　　　　　　　l:.|:.:. ヽ､　　-‐- -､..　　,イ､/.:./ﾘ
　　　　　　　　　　　　　　ﾘ!|.:.（（｀丶　 ｀｀＿＿イ_／厶.:{
　　　　　　　　　　　　__　-‐ゝ‐|: ミr ＞､_才‐‐‐‐イ´: : : ＼



　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼丶､
　　　　　　　　　　　　　　　　 _. -‐:::::::￣:::＼:::＼　}ヽ
　　　　　　　　　　　 --==ニ::-‐::::::::::::::::::::::::::::::_:::ヾ::::}
　　　　　　　　　　　　..:::´:::::::::::::::::::::::::::::_:::::::::& acute;::::ﾚ1::ﾉ――‐-
　　　　　　　　　　／::::::::::::::::::::::_.:.-‐::::& acute;:::::::::::::::::::::|´:::＼::::＼ｰ-ヽ
　　　　　　　　　/:::::::::::::::::::::::／:.:.:::::::::::::::::::::::::::::::: ﾉ::::::::::;}＼:::ヽ
　　　　　　　　 /:::/:::::::::::::／:.:.::::::::／:.:::::::::::::::::／:::::::::::〃::::ヽｿ
　　　 　 　 　 /／:::/::::／:::ﾉ::::::／:::::::／:::::::／::/:::.:.:::://:ヽ::::::.
　　 　 　 　 ／/::::/:::::::::／::／::::／::/::::::／::::::/:.:.:.:.:/:/ヽ:::::;:::i::,
　　　　　　　 /::::/::::::／::／/:::::/:::::/::／/__.ｨ/..:..:..:/:/ﾊ::::';:::ｉ::ﾄ:::、
　　　　　　　 l:::/:::::ｲ/::/　/:::::/::::/´/ャテﾐ ｌｯ:/:,ｲ:/ｊｿ ｌ ;::i:::|ﾘ　｀
　　　　　　　 |∧::::::ヽ/　/:/::/:::::ｌ:::/ 込ソ　|::// ﾚ{´　 | リｿ
　　　　 _. -┐ rﾊ:::::/:＼!/:::ｲ::::/ﾚ'　　　 　 l〃 　 ヽ　 l　　　　　　　　　「残念ながら不機嫌な理由は
　　　　 !　　 VＬ　Vヽ::::::ヽﾍl::/　　　 　 　 　 　 　 _.ﾝ/　　　　　　　　　　隠しカメラで撮影済みだ。
　　　　 ヽゝ　｀7}　　 ';:::::i::ﾊ ヾ　　　　　 　 　 　 ´_. /
　　　　 ヾ:､ヽ {､ヽ ___ハ/ｿ }　 ＼　　　　　 '" 二　/　　　　　　　　　　　球場で俺に隠し事は不可能だと思うんだな」
　　　 　 ＿￣ ＼　 /　 　 ＼　　 丶　　　　　　　/l
　　　／　　 ヽ 　 }∧ 　 　 　 丶.＿_ ｀ ｰr---‐　} |
　　/　 /　　　ヾ-∧ ヽ　　　　　　　　 ￣￣￣｢|// 〉
　 /　　　　　　／　 ＼ ＼　　　　　　　　　　　l | ／


なによりルルーシュは、相良のプレイスタイルに共感できるものがあったのだ。

959 ：名無しのやる夫だお：2009/12/21 (月) 00:23:03 ID:x1.m22H6

隠しカメラしかけんなｗｗｗ

960 ： ◆oLG9iWoh0E：2009/12/21(月) 00:23:12 ID:UT1SxOhw

-----------------------------------------------------------------------------------------
相良のプレイスタイルは、チームプレイに徹すること。
その一言につきる。



投手として入団も、小技のできる器用さを認められ、即外野手転向。
大味なＶＩＰスターズの選手の穴を埋めるべく、緻密な野球を学ばされた。

本人は、黙々とそれに従った。


　 |:::::| ／レ':::::::／:::::::::/／:::::::/.:.',
　 |:::::|´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ｲ.:.ﾄ､
　 |:::::|:::::::::::::::／!::::,イ:::/::,:＜イ.:.:.トj
＿|:::::|::::::::::::::! ､ﾚ' /／ﾚ' ｆ外ｿ/ﾚ'
　 |＼!:::::::::::::::〉､　　　　　乂/ｲ　　　　　　　　　　_　-－ ´｀ヽ
　 |:::::|:::::::::::::::l　｀i　　　　　　 i　　　　　　　　_∠＿ '´￣ ｀ヽ　＼＿＿＿＿＿＿＿
　 |:::::|:::::::,､∧!　 !　　　　　　 〉 　 　 　 　 ,<|　　　 ￣￣` ､_)￣　　　　　　　　　　 |
　 |:::::|/ﾚ'　　　　丶　　　 __ノ 　 　 　 　 ./　|　　　　　　　 　 　 i　　　　 　 　 　 　 |
＿|:::::|￣￣　 ｀ 丶　　 　 /　　　　　　／ 　 !　　　　 　 　 　 　 |　 　 　 　 　 　 　 |
　 |＼!-－- ､_　　　｀ト- '　 　 　 　／　　　 |　　 日 日　日百　 ナ ヽ　/　ヽ　　　|
　 |:::::|　　　　　｀ ￣　｀ヽ､　 　 ,　´　　　　,.ｲ　　 | 口_|　.疋ハ　　(メ､　ﾚ　 ﾉ 　 　l
　 |:::::|　　　　　 　 　 　 　 ,｀＜ 　 　 　 ／　!　　　　　　　　 ￣　　　　　　　　　 　 |
　 |:::::|　　 　 　 　 　 　 ／　　　｀ヽ　／　　 |　　　ー－－-　 　 　 　 -－－　　　 |
＿|:::::|　　　　　　　　　/　　　　　　ﾊ'　　　　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 |
　 |＼!　　 　 　 　 　 / 　 　 　 　 　 !　　 　 !　　ー- ､ 　ー- ､l l 　i ＿|_　ーｧ　　 !
　 |:::::|　　　　　　 　 /　　　　　 　 　 l.　　　 |　　 　 _ノ　 　 _ノ　 　|　　!　 ／‐､　 .ｌ
　 |:::::|　　　　　　　 ,' 　 　 　 　 　 　 l　　　｜　　　　　　　　　　　　　 ﾉ　 　 _ノ 　 !
　 |:::::|　　　　　　　 ｌ　　 　 　 　 　 　 !　　　|　　　　　　　　　　 !　 　 　 　 　 　 　 |
＿|:::::|　　　　 　 　 {　　　　　　　　　　l　 　 |＿＿＿,　-‐　二,ニ)､＿＿＿＿＿＿|
　 |＼!　　　　　　　 ',　　　　　　　　　　l　　 　 　 　 /　　　　　 ｀　/
　 |:::::|　　　　　　　　ヽ　　　　　　　_　-l　　　 　　 ﾉ　　　　　　 _ノ
　 |:::::|　　　　　　　　　ト--－ _￣-－ ´|　　 　 ／ 　　,r‐--‐'´
　 |:::::| 　 　 　 　 　 　 |ー ￣　 _　-－ﾆl　　／　　　 /
　 |:::::|　　　　　　 ∠二二二フ!_　-‐ ´イ ／ 　　 　 /
　 |＼!　　　　　　 |　　　　　 |:::!_ -‐ ´　}'´ 　 　 　 /
　 |:::::|＿＿＿＿__!=======.!:::! 　 　 　 　 　 　 ／


投手としてのプライドも、絶対にあったはずだとルルーシュは思う。
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964 ： ◆oLG9iWoh0E：2009/12/21(月) 00:24:43 ID:UT1SxOhw

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１軍の選手となった後も、相良は己をひたすら殺し続ける。


必中といえるバントに、徹底した右打ち。
打てぬと解った瞬間に、いかに投手に球を投げさせるかに切り替えるバッティング。

チームのために自分の成績が落ちることを、少しも恐れぬ選手だった。


／l/;;;;;;;;;;;;;;;;;;/　　　 ／;;;/ 　　// /;;i' /|　　 ト､_;;;＜,
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/　,　//;;;;;;/　　　// /;;/,/;l　　, |;;;;;;ヾ,､;;;`;､
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/　/i　ﾚ;;;;;;/　　　/;;i /|;/ i;;;;|　　|.ト､;;;;;;ヽ＼|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;/　/;;i /;;;;;;/　/　/;;;;ﾚ"i;;ﾚ"|;;;|　　i; |;;小;;;;;;;;i '
;;;;;;;;;;;;;;;/　/;;;i/;;;;;;;/　/,,,=ﾃニミ=,,　 i;;;l　　i;; i;;;;!　ヾ;;;;i
;;;;;;;;;;;;;i　/;;;;;;i;;;;;;;;/　/　/i;;;/,,,,,,,,,'''=ﾐ;i　　/;;i;;;;;;;;i 　　`ﾘ
;;;;/ i;;i　i;;;;;;;;;;;;;;;;i　 /i ,/.|/'~I;て,)~`.i ii`-/､;;iヾ;;;;i
;;ｲ^i;;;;i/;;;;;;;;;;;;;;;;;i　i;;;i i　 i　 ﾄ;;;;ﾉ　:　i;;iﾙ'､ ﾘ　 ヾi
")vl;;;/|/|;;;;;;;;;;;;;;i i/iﾚ'　　　　`-,,,,- l;;;;/　,ﾒ,　　ﾉ
(,_,|;;;i`!'-i;;;;;;;;;;;;;;;i'i ,ﾘ　　／/ |＼　　ﾚ'　　　 ` ,_
＼i;i~l'-､i;;;;;/^i;;;/ "　　　　　　　　 '　　　　　　　~ﾌ
＼ﾘ-､__ i;;;i　 ﾚ'　　　　　　　　　　　　　　　　_　ノ
;;;;;ﾍ,　　　ｷi　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/
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;;;;;;i　　　　 ｷ　　　　　　　　　　　　　　 ,r---,,」
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i　　　　　i　　　　` ,　　　　　　　　　　　　　!
!　　　　　 i　　　　　　` ,　　　　　　　　　　 i
__　　　　　 i　　　　　　　 `　- ,　　　　　 _ノ
　 `- ,__　　 i　　　　　　　　 ,---~''---''~
　　　　　`- ,I_　　　　　　　 l
　　　　　　　　 `- ,　　　　 ﾉ
　　　　　　　　　　　`-,　 /
　　　　　　　　　　　　　Vゝ


思う存分バットを振りたい。そういう時だって絶対にあるはずだと、ルルーシュは思う。
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966 ：名無しのやる夫だお：2009/12/21 (月) 00:25:17 ID:7U30nVdk

元投手だったのか！？

967 ： ◆oLG9iWoh0E：2009/12/21(月) 00:26:15 ID:UT1SxOhw

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新人の時になったという、球場に一番乗りしての掃除係 ―通称ゴミ係― も、
一度もサボったことが無い。


　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ｢ｉ|
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 | ||
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ,ｒ‐ｫ}」|
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 l []ノ,}
　　　　　　　　　　　　　　　 {　 ,ノ
　　　　　　　 　 　 　 　 　 /　 |
　　　　　　　　　　　　　　/　　|
　　　　　　　　　　 　 　 /　　 l
　　　　　　　　　　　 　 l 　 　 !
　　 　 　 　 　 　 　 　 l　　　 | ＿　 /∠ へ
　　　　　　　　　 　 　 l　 ﾉ　 l＞　｀　 　 ／/ ＼
　　　　　　　　　　　　l　　 　 lﾌ ／ ／／／ハ ヽ
　　　　　　　　　　 　 |　　 　 l7〃/オ／ｰ≦ ﾄi　ﾄ
　　　　　　　　　 　 　|　　／ |〃|　　 L　　 　 |､ﾄ
　　　　　　　　　　　/| ／　　 l {ｊl　　, ─ ､ 　 l ﾊ
　　　　　　　　　　 iｰ'´　　　　l　}ヽ.　 ￣　　 /'
　　　　　　　　　　 l　 　 　 　 ∧-L　 ￣ 　/l
　　　　　　　　　 　 l 　 　 /　　＼　 ｀ｉ　ｰ' ト､　　　　　＜ゴミ係には表の役割と裏の役割がある。
　　　　　　　　 　 　 l　　/　/　 l　＼｣＼　/、 ﾊ　　　　　　裏・・・？聞くな！
　　　　　　　　　　　ﾉ､　　 /　　 l　 　 　 ト､| 〈　|
　　　　　　　　　　 ヽi　 ／　 　　 l　　 　 | ｌ ,. <ヽ
　 　 　 　 　 　 　 　 |　　　　　　　ｌ　 　　lﾉ/ 　 ＼
　　　　　　　 　 　 　 |　 　 　 　 　 l　　　|/　　　　ヽ
　　　　　　　 　 　 　 |　　　　　　　　　　 |o　|｀ヽ | 　i


それどころか、もう最年少は自分で無いにも関わらず、依然彼はその行為を続ける。

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970 ： ◆oLG9iWoh0E：2009/12/21(月) 00:26:52 ID:UT1SxOhw

相良は常に黙々とこなす。

ＶＩＰスターズで一番目立たぬ選手であり続ける。




一度聞いてみた事がある。
『自分を殺し続けるのは、辛くないですか―』　と。





相良は一言で答えた。


　　　　　　　　　/: : : : : : :／: : : : : :／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
　　　　　 　 　 /: : : ／／: : :／: ／: : : : : ／: : : : : : : : : : : : : :∧: :: :: :: :: :: :: :: ::
　　　　　　　 /:￣:ﾞi__/: : : :/: : /: : : ／: :/: : : : /7: : : : : : : ｨ::/　∨: : : : : : : : : ::
　　　　／￣二二二二｀ヽ、:::/: : : /: : ｲ: : : : //: : : : : : : ///　　.il: : : : : : : : :: ::
　　　 i: :／／二二二ミヽ: :i:/: : : ｲ: / /: : : ://: : : : : : : ///　　__ll∨: : i: :: :: :: ::
　　　 l: i::f／r‐──ミミi:i:::l: : : ミ//ミ/://://: : : : : :: ::/ l/-=ニ-ll¨l: : ::l: :: :: :: ::
　　　 l: l::i:::f//////7li :i::l: l: : /7/＝tｫ≧ミ/: : : : :///彡'≠tｫPjヾ l: : ｲ: : ｲ::: ::
　　　 l: l::k::∨//////:/l::l::l:::/ ∧　ゞ､ツ__//7: : :///　 ´__ゞ_ ツノ　l: /l: :/l:: ::/
　　　 l: l::l:ヽヽ､三彡'/: l::l::l/　　　｀ ￣　.///: : ://′ 　 　 　 ¨´､.　ﾚ'/∠ l:::/
　　　 l: l::l: : ｀ー─‐'': : l::l::l i　//　/ i　 /' /: ／i　　　　　　　　｀ヽヽ /〃 /l::j
　　　 l: l::l: : : :: :: :: :: :: ::l::l::ﾄ,l　　　　　　　/:/　..l|　l　　　　　　　　　　j´,,.ｲ .l/　　　　　　　「これが俺の仕事だ―」
　　　 l: l:l: : : :_,.二.,:: :: ::l::l::lト､ 　 　 　 　 l/　 i: l|　!　　　　　　　　 　 l¨l/
　　　 l: l:l: :f´　　 　 ヽ:::l:l::l l!　',　　　 　 /　　 ヽl!　.,　　　　　　　　　/ .l!
　　　 l: l:l: :{　　 O　　}: l:l::l　　 ﾄ.　　　　　　＿＿＿＿　　　　　　 ,.ｲ
　　　 l: l:l: :ゞ、　　　,ｲ: l:l::l　　 lﾍ＼　　　 /二二二二ミ､　　　　/ll:l
　,.-‐┤::l:ゞ､合ﾆﾆ金::ﾉﾉ::l_ 　 　 〉l ＼　　　　──‐　　　　　,.ｨ|//
´ ／　l: : ゞ､三三三彡': ::ﾄ,ヽー/ .j　　＼　　　　　　　　　 ／　jヽ、
r'"￣ﾆゝ､＿＿＿＿＿ ノ　￣｀ヽ l　　 　 ＼　　　　 　 ／　　 /i　ヽ
　　　　｀ー‐┤:::: ::├─ ､. 　 　 / l　 　 　 　 ゝ､＿ ／　　　 .l　l 　 ト､
　　　　　　　 l: : : : :l　　　 i＿__/　 l　　　　　　　　 　 　 　 　 !　l　　l　｀ｰ､_


その時から、ルルーシュは相良の後を追い回す。
簡単に言えば、尊敬したのだ。

971 ： ◆oLG9iWoh0E：2009/12/21(月) 00:27:46 ID:UT1SxOhw

その後相良も、ルルーシュに良く構ってくれるようになった。
尊敬の念が、伝わったのだ。

自然親しくなる。


故にルルーシュは、他の人間には漏らさないようなことも、相良には話す。


　　　　　　　　　　　　_ -　‐───---､__
　　　　　　　　　 ／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀丶、
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　　　　 /.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l:.: .:.:.:.:ヽ:.:ヽ ヽ :.:.:.: ..:. :.:.＼:.`ｰ-､＿
　　　　/:.:.:./ .:..:.:. /:.:.:.:/:.:.:|､＼ :.:.:.:.ヽ :ヽ ヽ :.: .:.:. :.:.:.:.＼￣
　　　 /.:.:./　.:.:.: /:.:.:.:/ .:.:.:| ＼:.＼. :.:.l :.:| :.|: .:.:.:.:ヽ:.ヽヽ:.:＼
　　　/:.:.:.|l .:.:.:. /:.:.:.:/ .:.:./|　　＼:.＼:l :.:|: .|r ､:.:.:.:l|:.:|:.|｀ヽ､`ｰ､＿
　　 ﾉ/|:.:.||: .:. /:.:.:.:/ :.:./|:.|　　∠弌ヽl .:.|:.:|　ﾉ.:l:.:.|:.:.|:.| 　　￣
　／'´ |:.:.|l:. :.:.{:.:.:./ :.:./ .|:.|_／／_j },ﾉ|:.:.|:.:|/|:.:.|:.:.|:.:.|.i|
　　　　l:.:l ヽ:.:.|:.:./ :.:./､　|.l´彡＞＝´ |:.:l:./l }.:.|:.:.l:.:.l|ﾘ
　　　　|:,'　 ヽ:|､{:.:.:.{,孑ゝヽ､　　　　　/イ/// ｲ/ヽヽ:.`ｰ-､_　　　　　　「・・・見ていたならわかるでしょう。
　　　　{l　　　ヽ{ヽ　ヽ¨´|　　　　　　´　／/　 /　　ヽヽ￣　　　　　　　　やる夫ですよ、やる夫」
　　　　ヽ、　　 ヽ.{:.:.|ヽヽi!　 ＿ ,＿_　　∠　　　　／／',
　　　　　　　　　 |{ヽ{　 |:.｀＞ ､　　　／＝＝＝Ｆイ´: : :ﾍ
　　　　　　　　　　　｀ 　}ノ ｿ ﾝ ｀ ‐´Ⅵ: : : : : : :||: : _∧ : :ヽ
　　　　　　　　　　_ - ‐´──=＝￣冫||: : : : : : ||: （(升〉〉 :＼
　　　　　　　　 /: : : : : : : : : : : : : : :托: ||: : : : : : ||: : 〈卅〉: : : :｀丶 、＿
　　　　　　　　 |: : : : : : : : : : : : : : :廾: : ||: : : : : : :||: : : 化: : : : : : : : : : : : ￣ ‐─-､＿
　　　　　　　　 |: : : : : |: : : : : : : : : : : : // : : : : : : ||: : : Ｙ: : : --─＝: : : : : : : : : : : : : ｀l
　　　　　　　　 ', : : : : |: : : : : : : : : : : :ヽヽ : : : : : //: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : /


　　　　　　　　_ -' ￣　　　　　　 Vl_
　　　　　　∠　　　, ﾍ ヘ ヘ　　　　 ヽ
　　　　　 ／ 　／　　　　　　 ヽ　　　ヘ
.　　　　 /　／／　／　 ／　 / }　　　 ､＼
　　　　/／　/　 ／　／　/ / ハ ヽ＼ ヽ ヽ
　　　　　ｲ /　／∠/_／/ /_/_,,ム }ヽ N
　　　　　 l,-l/ / _て::ﾅ７ / / 1::T_N ﾊ !
　　　　　 {　 l/　　￣ /／ !　 ￣　 ｜!l
　　　　,イヽﾊ　　　　　　　 〉　　　　 !ﾉ、　　　　　　　　　　　　　　　　　　「全く・・・同期だというのに
　　／　 |　　 ﾍ 　　　　　＿ 　　　 ハ　＼　　　　　　　　　　　　　　　　　お前らは本当に仲が悪いな！」
／　　　 |　　　l ＼　　 /＿ ﾉ 　メ/　 l 　　＼
　　　　 ｜　　 l　　＼　 ー　　／ｌ　　 l　　　　＼
　　　　　|　,--､ヽ　　　 ー イ　　! /￣!　　　　　 ヽ
　　　　　|/　　　 ＼　　　　　　　l/　　|　　　　　　/ !
　　　　　　　　　　 ﾉｉ一　　　　ｰlヽ、　　　　　　 /　|


相良が嘆息する。

972 ：名無しのやる夫だお：2009/12/21 (月) 00:27:53 ID:GMo1uG7w

裏のゴミ掃除だと……
恐ろしい

974 ： ◆oLG9iWoh0E：2009/12/21(月) 00:28:38 ID:UT1SxOhw

　　　　　　　.':.:.:.:.:.:.|:　.:.:/:.: .:./:. .:.:.／i:.:.: .:. ./:.:.:.:.:.:.ヽ､ ヽ:.:.:.:.:.
　　　　　　　l.:.:.:.:.:.:.l :. .:.l:.:.:.:./ :.:.／//l:.:. :. /:.:.:.:.／:.:.:.∧　＼:.:.
　　　　　　　|.:.:.:.l.:.:.|:.:. .:.|.:.:./:.:.∠_//_.|:.:.:./.:.:.／ /:.／ヽ:.ヽ　｝:.:
　　　　　　 ,':l:.:.l＾l:.:.l:.|.:　l:/ｲ＜ヽ､/‐､|:.:.:.レ'´／:／l　 |.:.:.|　 |:.:
　　　　　　/:.|:.:.}｝|.:.|:.|.:.:.|､｛ｒｆ夊仏＼|:.:./rフ´／＿.|　 {:.::.|　 |/
.　　　　　/:./|:.:.|　l.:.l:.|.ﾄ:.'.￣￢‐┴ヽ',:./／‐´ ＼_/　　ヽ_l
　　　　 /／ }:.l:ヽrヽl:.l:.ヽ:ヽ　　　　　 ヽ,　,}＼　　　　　 　ヽ
　　　／´　 .':.ﾊ.:.{=l:.'.:.ヽ:.',-＼　　　　 ｛_￣￣￣ヽ　　　　　　',
　　　　　　/:/　}:.:|ＦT〕､:.＼　　　　　　　 ヽ￣ヽ　　　　　　　　l　　　　　　「当たり前でしょう。
　　　　　 //　/|:.:l|{≡}|ヽ-､＼ ､＿_ _　 / .| 　| ',　　　　　　　　　　　　　　あんなのとどうやって仲良くしろっていうんですか！」
　　　　　/´　　 l:.|}:|f i:|. ＼　　　　___　¨ヽ { 　l　',
　　　　　　　　 /´l:ﾊヽヽ､　＼　　　　¨ 　　｀才:.ﾊ
　　　　　　　　　 ﾉ _}:.:|＼＼　＼　　　,　' ´/:.:./ /,ヽ
　　　　　　　　　　 }二二匁≡⊃＞＜ｦ‐≠ｫ{! ./´　 ＼
　　　　　　　　　　/:∧: : / /: : ￣７ /￣￣l ヽ 　 　　＿〉_＿＿
　　　　　　　　　 /: ∨: :/ /: : : : :/ /-､〈〉/　　　 　__|＿＿＿＿
＿＿＿＿＿ ／ 《〈〉》 l　{ : : : : {　{＾}} }{}ヽ＿　 　|＿＿＿＿＿
: : : : : : : : : : : : :.≧≦ / /: : : : : |　|: :巛r: : : 卜-'|: : : : : : : : : :



本当に珍しいことだが、ルルーシュが爆発した。



　　　　　　　／: : : : : : :/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :＼
　　　　　　/: : : : : : : :./: : : : /: : : : : : : : : : : : : : : : : :＼
　　　　　 /:. :. : : : : :./: : : : /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
　　　　 .//: : : : : : :/: : : : /: : : : /: : : : : : : |: : : : : : : |: : :ﾍ
　　　　//: : : : : : : |:.:r‐､r‐､: : :/: :/: : : : : :.|: : : : : : : |: :|: :|
　　　./: !: !:. : : : :.r‐､!　.| 　|:.:/: :/: : : /: : /!: : : ! : : :.|: :|: :|
　　 /: : |: |.: |: : : :| 　i 　| 　|/: :/: : : /: :.:/ .i: : : |:.: : :.|: :|: :|
　 ./: /: |: |.: |: : : :| 　| 　! 　!:.:/: : : /: : :/　 ＼:. ! : : :.|: :|: :ヽ、
　/／: /|: |.: |: : : :| 　| 　| 　|/: : : /|: : /　 , ィ≦!:.:.:.:. !:. !｀ ー｀‐
／ /: / ヽヽ:ヽ: : ｲ 　i 　| 　|: : : /./／ イj　} .} .|: : : /:.:.|
　./／　　|＼: ／ l. 　! 　! 　!: :./／／夂ｪシノ　|: : /: :.:.|　　　　　　　　　「態度は無礼だし、暴言も吐き放題。
.／　　　 .|:.／ .／! 　| 　| 　|: / !　　　￣￣ 　 ﾉ／:.: :|:ﾍ　　　　　　　　　 吐き気のするようなプレイスタイル。
　　　　　 |ヽ　ヽ　!　 | 　|　 |/　|　　　　　 　 ／: : :|:.: |: :.ヽ、
　　　　　ﾉノﾍ.　∨.　　　　　!　 ヽ　　　, -‐‐､/:. :.: !: :.!｀ ー ｀-　　　　　　・・・それだけじゃない！」
　　　　／　　|　　　　　　 　 ヽﾆ二ン´　,　' ´|: /|:. !:.: !
　　　　　　　 |　　　　　　　　 　 　 　 ／　 　 !/. !:∧: |
　　　　　　　 |　　　　　　　　　　　／　　　.＿!））/　ヽ|
　　　　　　　 |　　　　　　　　　　/ニニニ.|─‐' |
　　　　　　　 |　　　　　　　　 ／: : : : : : | |: : : : |
　　　　　　　/　　　　　 　 ／: : : : : : : : .| |: : : : |
--─==ﾆﾆ/　　　　　　／| |: : : : : : : : : | |: : : : |｀ﾆﾆ=- ､＿＿
: : : : : : : : .|　 　 　 　 /: : ! !: : : : : : : : : ! !: : : : : : : : : : : : : : : :

977 ： ◆oLG9iWoh0E：2009/12/21(月) 00:29:28 ID:UT1SxOhw

そして相良には、絶対に伝わるだろう不満を口にした。


.:./　　 /:.:.:.:./　　 }:..:.:.:.:./　　　　l:.:.{ヽヽ.:.',:.:.:.:.ヽ:.:.:| :.:.:|:.:.:.:.|:.:.:.:.|
./　　./.:.:.::./　　　l:.:.:.:.:/　　 　 　 !:.l　ヽヽ:.ヽ:.:.:.:',:.:l :.:.:l: .:.:.:l:.:.:.:.
´　　/:.:.／ 　 　 /.:.:.:./ 　 　 　 　 l:|　 ヽヽ:.:.ヽ:.:.∨ :.:.!: :.:.:.l:.:.: :.
　　/:.:./　　　　/.:.:.:./ 　 　 　 　 　l:!_,-‐ヽヽ:.:.＼:|: :.::.l: .:.:.:!:.:. :.:.
　 /:.:/　　　　/.:.:.:./　 　　　_ｪｨ=∠|!ﾆニ二＼＼:l: .:.:.! :.:.:.l:.:. :.:.
／／　 !　/ /.:.:.:./　　_, -‐=≠ニ￣:.ヽ　　　¨７ .l　.:.:! :.:.:.!:.: .:.:.
／ 　 　l|/ /:.:.／=＝∠才､__／孑:.:.:.:.｝　　　/　l　:.:/ :.:./:. :.:./:.　　　　　「あいつは・・・チームで野球をしていない！
　 〉　　i| /:.:./＜_／¨　l:.:.:.:.:.:.ゝ‐':.:厶ﾉ　　ノ ノ/ .:./ :.:./:　.:./: :　　　　　　１人で野球をやっているんです！
／　 ＼_/:./　 ／ - ､__ ＼_:.:.:.:.:.0:.:／　／　　/ :./ .:.:/:. :.:./: :
￢ 　　/:./　　　¨￣｀冖 ￣￣￣￣￣ 　 　　/ :./ .:./:.: .:./: : :　　　　　　　それは、許されるべきことじゃない！
　　|　/:/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/ :./. :./:.:.:.:./: : : :　　　　　　　僕はアイツと一緒には野球をやりたくない！」
_　┴､/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/ :./. :./:.:.:.:./: : : : :
: : : |: : :｀　‐- ､　　　　　　　　　　　　　　/:.:./ :.:/:.:.:.:./: : : : : :
: : : |: : : : : : : : : :￣｀ ─--､　＿＿＿　/:.:./ :.:/:.:.:／: : : : : : :
: : : | : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : /／/ :./:.／: : : : : : : :



しかし、期待した同意の言葉は得られず、意外にも相良の反応は薄い。



　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼丶､
　　　　　　　　　　　　　　　　 _. -‐:::::::￣:::＼:::＼　}ヽ
　　　　　　　　　　　 --==ニ::-‐::::::::::::::::::::::::::::::_:::ヾ::::}
　　　　　　　　　　　　..:::´:::::::::::::::::::::::::::::_:::::::::& acute;::::ﾚ1::ﾉ――‐-
　　　　　　　　　　／::::::::::::::::::::::_.:.-‐::::& acute;:::::::::::::::::::::|´:::＼::::＼ｰ-ヽ
　　　　　　　　　/:::::::::::::::::::::::／:.:.:::::::::::::::::::::::::::::::: ﾉ::::::::::;}＼:::ヽ
　　　　　　　　 /:::/:::::::::::::／:.:.::::::::／:.:::::::::::::::::／:::::::::::〃::::ヽｿ
　　　 　 　 　 /／:::/::::／:::ﾉ::::::／:::::::／:::::::／::/:::.:.:::://:ヽ::::::.
　　 　 　 　 ／/::::/:::::::::／::／::::／::/::::::／::::::/:.:.:.:.:/:/ヽ:::::;:::i::,
　　　　　　　 /::::/::::::／::／/:::::/:::::/::／/__.ｨ/..:..:..:/:/ﾊ::::';:::ｉ::ﾄ:::、
　　　　　　　 l:::/:::::ｲ/::/　/:::::/::::/´/ャテﾐ ｌｯ:/:,ｲ:/ｊｿ ｌ ;::i:::|ﾘ　｀
　　　　　　　 |∧::::::ヽ/　/:/::/:::::ｌ:::/ 込ソ　|::// ﾚ{´　 | リｿ　　　　　　　　「・・・」
　　　　 _. -┐ rﾊ:::::/:＼!/:::ｲ::::/ﾚ'　　　 　 l〃 　 ヽ　 l
　　　　 !　　 VＬ　Vヽ::::::ヽﾍl::/　　　 　 　 　 　 　 _.ﾝ/
　　　　 ヽゝ　｀7}　　 ';:::::i::ﾊ ヾ　　　　　 　 　 　 ´_. /
　　　　 ヾ:､ヽ {､ヽ ___ハ/ｿ }　 ＼　　　　　 '" 二　/
　　　 　 ＿￣ ＼　 /　 　 ＼　　 丶　　　　　　　/l
　　　／　　 ヽ 　 }∧ 　 　 　 丶.＿_ ｀ ｰr---‐　} |
　　/　 /　　　ヾ-∧ ヽ　　　　　　　　 ￣￣￣｢|// 〉
　 /　　　　　　／　 ＼ ＼　　　　　　　　　　　l | ／


それどころか、相良は考え込むような表情をして、黙り込んだ。

983 ： ◆oLG9iWoh0E：2009/12/21(月) 00:30:06 ID:UT1SxOhw

眉間に皺を寄せ、目を閉じて思い老ける。


あんまりに考え込むもので、ルルーシュが流石に声をかけようとした時、
相良はカッと瞼を開く。


: : : : : : : ／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＿＿/
: : : : : ／: : : : : : : : : : : : : : ＿＿, ---─ZZZZ二‐─ {
＼: ／ : : : : : : : : : ──ニー─ ‐'￣￣: : : : : : : : : : /
　 ｀}: : : : ○二彡￣￣: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ／l
　　 l_-‐'´:.|:.:.l｀7‐- ､ _＿＿ : : : : : : : : : : ＿＿／:.|:.|
　　 } :.:.| :. l:./≠|/二|l=|:.|:.:./77/７‐7ﾌﾗ辷孑ﾚ|.:.:l:.l:.|
　　/ //',.　:.ｿ了fゝゝi|才|:.//// {　/'¨ｿ￣￣　,':.//:.:',
　 / /l.|ソヽ :.仆ゝ亠冖´ﾘ|'　　　 ',　　　　　　 //,.:.:..ﾊ.',　　　　　　　　　　　　　「あの・・・先輩？」
. //|:/|:ヽヽヽ、＼　　　　　　　　　l!　　　　　 /'/:./',:| ｀ヽ
/´ ﾉ' .|:..:.＼__ヽ:.:.＼　　　　　　　 i|　　　　　　,'.:.:{　｀ヽ､
　´　　',:.:.:./l:.:.l:.:`､:.:.＼　　　　　 _..= -　　　 ｲ:.|:.|
　　　　l:.:./ |:.:.ﾄ:.:.ヽヽ:.:.:.`ｰ､　／_..-‐　　 ／ﾘ.:.l:.|　　|　 　 ヽ__ ＼
　 　 　}/　 |:.:ﾊ:.:.:l.:.ﾄ､￣'¨､　　　　　　／　　|-!､! 　 |　　　　＼￣`
.　　　/´　 .|/　!.:.l.:.l:.l　　　 ｀ ﾒ ､.　／_　-‐￣: : : }　 j　 　 　 __ ＼
　　　　　　 /　 }:/l:.r┴‐-----, -.ﾆ‐´ : : : : : : : : :',　 　　　　　　　　　　＿_
　　　　　　　　ﾉ´ ﾘl: : : : :r‐￣ ￣l: : : : : : : : : : : : : ヽー ／￣<＝ー.／: :／￣
　　　　　　　　　;　,': : : : :l 〉: : : 〈:|: : : : : : : : : : : :／: :／: :／: : : : ／: :／: : : : ／



　　　　　　　　　　　／　／　　 　 　 ／　 　 /　　　　|　 　 ヽ__ ＼
　 　 　 　 　 　 　 /　／ /　　　　／　　 　 / 　 　 　 |　　　　＼￣`
.　　　　　 　 　 ／イ 　 /　　 　 '　　　　　/　　　　　 j　 　 　 __ ＼
　　　　　　　／´　/　 /　 　 ./　　　　　 /　 　 　 　 ﾊ　　　　 ＼￣
　　　　　　　　　 /　 /　 　 ./ 　 /　 　 /　 　 /　 ,仏ﾑ　　　　ト-＼
　　　　　　　　　;　　′　　/ ∠ﾌァ'ｚｘｲ_　　 厶ｨ/斗＜i　　ﾄ､ |
　　　　　　　　　l　;｜ 　 /　　/,不乃Y¨´　/^゛/ﾍ必ｿﾉ|　ﾊﾚﾍ|
　　　　　　　　　ﾚ1小　/ |　 /へゞ=' 1 ,　/　　　 ￣ 小lｲ' ﾊ
　　　　　　　　　 亅　| ;ﾄ､!'ﾚ′ﾊヽ　 jｲ /　｜　 　 　 　 !ｲ
　　　　　　　　　　 ／Ⅵ弌ｰﾍ　 ゛ﾞ　　j/　　 !　　　　 　 ﾊ!　　　　　　　　　　　「よし、ルルーシュ。
　　　　　　　＿_／/〉 〉 〉 ヽ　ヽ 　 　 　 　 ｀ ＿,　　 ﾒ∧　
　　　　　 /´ ／ ./←←'＜.／　i＼ 　 ヽﾆ二ﾆノ　 　 ｲ　丶　　　　　　　　　　ｼﾞｮｳｶﾝ
　　　　／ 　 　 /　　　　／　 　 ',　＼　　 ｰ一 　 ／ / 　 ∧　　　　　　　　　　先輩命令だ！」
　　 ／　 ;　 　 ′ 　 ／　　　　 ∧ 　 丶 　 　 ／ ／　　厶__＼
__／　　　|　　 i　　∠ﾆヽ　　　ノ　｝　　　　｀¨´ ／　　　/ ⊆)￣＼
　　　　　 !　　 | 　 ! 　 ｉ｜　 ∧　　　　　　　／　　 　 ∧　　　　＿＼
　　　　 ヽ',　　 !　 |　　 ! |　/　 ', 　 　 　 ／　　　 　 /　 ＼ 　 /　_＼＼
　ヽ　　 　 ＼　 !　|　 　 ! V`ｰ------／　　　　 　 /　　 　 ＼| /　r-＼＼


先輩風など一度も吹かしたことの無い相良が、意地の悪い笑みを浮かべながらそう言った。

984 ： ◆oLG9iWoh0E：2009/12/21(月) 00:30:36 ID:UT1SxOhw

　　　　／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
　　　 /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
　　　/::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::l
　　 //::/:l:::::::/::::::;/:::/::::;ﾍ::::::::|::::::::::::::::}
　／/:::|:::l:::::;ﾍ/, '/:::/:::/　 |::::::l:::::::::::::::;'
　　/|:::l:::l/:/≠､/／／ﾆ￣ﾘ:::/::::::::::::::l
　　{ |:ﾊ::|:::l ゞ‐'' ／　'"てﾉﾝ/:::::::/｀i;':|
　　　l'　|l::::!　　!　　 　　ﾞ"/;::::::; '_..'´ﾊ{
　　　　　|::ﾘヽ　_　　　　／/:／/::l::/
　　　　　l;'　 |:;ヽ　｀ 　_,. /'´ _/::::l:l
　　　　　　　 !'　｀ｰニ-‐_''"´/イ:l!'　　　　　　　　　　　　　　　　　「へ？」
　　　　　　　　　 _,|l￣|| _,=_: : :| `
　　　,.. -‐'''''""´　!l: : |l "}{｀: : :＼
　　 /:: : : : : : : : 〃: 〃: : : : : : : : :`- _
　　/:: : : : : : : :〃: 〃: : : : : : : : : : : : ::｀''
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/| ,／/
　　　　　　　　　　　　　　　　　|ヽ､/:::::::::　 ￣￣フ ､＿
　　　　　　　　　　　　　　　＼-ゝ ／::::::::::＾~|::::::::::::::::＜、
　　　　　　　　　　　　　 ∠￣::／　　　　　　 7::::::::::::::::＜
　　　　　　　　　　　　　／::／:::::::::::::::::::::::::::::/,　　　　　 ヽ、
　　　　　　　　　　　　　フ::::::::::::::::::::::::::::::::::::| ヽD_:::::::......::ヽ
　　　　　　　　　　　　〃/::::::::::::::::::/l〃::::/|斗＜ |::,､::::::::::::ﾐ
　　　 　　 　　 　　　/ /::::::::::::::-テ=t|　/　 （:;::）/l/ヽへ、::|　！
　　　　　　　　　　　　〃|::::::::::/､（::ﾂ ﾚl　　　　〃　 ||> } |r
　　　　　　　　　　　 /　/|:「|「l〃　　 <　､　　　　　　　/ !|　
　　　　　　　　　　　　　　l∧ い　　　　,-- ､　　　　 lｲ/　
　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ、　　 l7￣ヽ　 メr=＝-､　　　　　　　　　　「今日は飲むぞ！」
　　　　　　　　　　　　　　　　 ,- ､ヽ、　ヽ- ´　　冫::::/　/i　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　/:::ヽ￣ヽ、 ￣　, イ |:::<　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　 /:::::/:::::::::::|｀─ ´/ ソ:::::::ヽ　／────､
　　　　　　　　　　　　 　　 /:::::::ヽ::::, へ──＜＾＼＿∨￣￣／　　　 ヽ、
　　　　　　　　　　　,──/／_￣イ　　　　　/__　　ヽ　ヽ 、 l　　　　　　　ヽ
　　　　　　　　　　/─､　　 イ　　　　　　　　　 r.....:::/　　　＞＜　　　　　　 |
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　　　　　　┌┘＞イ　　　　　　　　／　/　.::::::::>─´￣　ヽ 、 ＼　　　　　　|
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まるで軍人のような口調で相良は言った。

985 ： ◆oLG9iWoh0E：2009/12/21(月) 00:31:04 ID:UT1SxOhw

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　　　　　　 .ﾘ-ｯ|ヽ;;ヽ.:.:..`ヽﾍ　 ､_ 　 　　_／ .　　 .|　|/ .l　　　　　　､__＿ ノ　　 //l.:.:.:.:./　|,!
　　　　　.　/j　入;ヽ;;.ヽ.:.:.`,＼`､　｀ﾞﾞ￣　　　　　 　 ﾉ.　 |!　　　　　　　　　　　 .//./l.:.:.:./ . .|!
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　　　　／　 ./　|;;;;;;;;;.ヽ;;'ヽ.:.:＼ ﾞ＼ 　 　 　　　　　　　　|!,　　　　　　 　 　 ノ..:/ /.:./　　　　　　　　　「は・・・？」
　　 ／　.　/　　|;;;;;_,,ｨ"´ﾞ｀.ｦ.:.:.:＼　 ヽ . 　 　 　 　　　　 |ﾘ　　　　　　　 .／/.:./ .//
　　'､　　 く,,--`""´　　,,,／`､.:.:.:ゞ＼　　　　　　　　　　　l!　　　　　　　　 ｲ.:.:,!　.!/
　　 |　　l´　　　　,,,-;;"´`､;;;;;.ヽ.:.:.:＼`ｰ　　　　　　 _＿＿＿_.　　 　 　 ／/.:./l'!
. 　 .l　　|　　 r'´ヽ;;;;;;;;;;;;;;;>-"ヽl.:.:.:.|. 　 　 　 　.--"―――‐‐`‐ 　 ／.:.:.:l.:.:| ﾘ
. 　 .|.　.|　　 | 　.ﾉ､;;;;;;;./::::`､::::ﾍ..._,}　　 ＼　　　 　　ー―　　　　／　|.:.:.:i / l,!
. 　 .|　ﾉ　　/　,l´ .ヾ､,/:::::::::`､::::ﾍ|　ヽ_ . 　 ヽ､.　　　 　　 　　.／　　 {-､ |l
　　.ﾉ /　　 }　　| 　／｀"`――――ｯｧ｀`-､_. . ` ､　　 　　 ／　　 ,-ｨ'' .| 入
　　レ　　　 i､___l／　　,,__＿＿＿＿ ノー―ヽ､` -　ヽ､ .／---勹 __,,--| |从
　. |　　　　／　　　　／,-ー―亠ﾞﾞﾞ￣''ｱ￣￣￣| |￣￣￣￣ ;| |;;;;;;;;;;;;;{} ,!
　/　　　　　　　　／　/　　------- '";;;;;;;;;;;.;;;;;;;| |...;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| |;;;;;;;;;;;;;{} 入


ルルーシュは、一瞬展開が理解できない。

986 ：名無しのやる夫だお：2009/12/21 (月) 00:31:16 ID:NHJLjelk

まる・・・で・・・？ｗ

987 ： ◆oLG9iWoh0E：2009/12/21(月) 00:31:31 ID:UT1SxOhw

相良は淡々と語り出す。


　　　　　　　　_ -' ￣　　　　　　 Vl_
　　　　　　∠　　　, ﾍ ヘ ヘ　　　　 ヽ
　　　　　 ／ 　／　　　　　　 ヽ　　　ヘ
.　　　　 /　／／　／　 ／　 / }　　　 ､＼
　　　　/／　/　 ／　／　/ / ハ ヽ＼ ヽ ヽ
　　　　　ｲ /　／∠/_／/ /_/_,,ム }ヽ N
　　　　　 l,-l/ / _て::ﾅ７ / / 1::T_N ﾊ !　　　　　　　　　「”ウサが溜まったなら飲めばいいじゃない”。
　　　　　 {　 l/　　￣ /／ !　 ￣　 ｜!l　　　　　　　　　　中世の贅沢家で有名な、とある婦人の名言だ」
　　　　,イヽﾊ　　　　　　　 〉　　　　 !ﾉ、
　　／　 |　　 ﾍ 　　　　　＿ 　　　 ハ　＼
／　　　 |　　　l ＼　　 /＿ ﾉ 　メ/　 l 　　＼
　　　　 ｜　　 l　　＼　 ー　　／ｌ　　 l　　　　＼
　　　　　|　,--､ヽ　　　 ー イ　　! /￣!　　　　　 ヽ
　　　　　|/　　　 ＼　　　　　　　l/　　|　　　　　　/ !
　　　　　　　　　　 ﾉｉ一　　　　ｰlヽ、　　　　　　 /　|



　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ｢ｉ|
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 | ||
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ,ｒ‐ｫ}」|
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 l []ノ,}
　　　　　　　　　　　　　　　 {　 ,ノ
　　　　　　　 　 　 　 　 　 /　 |
　　　　　　　　　　　　　　/　　|
　　　　　　　　　　 　 　 /　　 l
　　　　　　　　　　　 　 l 　 　 !
　　 　 　 　 　 　 　 　 l　　　 | ＿　 /∠ へ
　　　　　　　　　 　 　 l　 ﾉ　 l＞　｀　 　 ／/ ＼　
　　　　　　　　　　　　l　　 　 lﾌ ／ ／／／ハ ヽ　　　　「”ウサの元”もチームメイトとなればなおさらだ。
　　　　　　　　　　 　 |　　 　 l7〃/オ／ｰ≦ ﾄi　ﾄ　　　　ウサを晴らしておかなければ、今後もチームでゴタゴタしかねない。
　　　　　　　　　 　 　|　　／ |〃|　　 L　　 　 |､ﾄ
　　　　　　　　　　　/| ／　　 l {ｊl　　, ─ ､ 　 l ﾊ　　　　それはお前も本望じゃないだろう？」
　　　　　　　　　　 iｰ'´　　　　l　}ヽ.　 ￣　　 /'
　　　　　　　　　　 l　 　 　 　 ∧-L　 ￣ 　/l
　　　　　　　　　 　 l 　 　 /　　＼　 ｀ｉ　ｰ' ト､
　　　　　　　　 　 　 l　　/　/　 l　＼｣＼　/、 ﾊ
　　　　　　　　　　　ﾉ､　　 /　　 l　 　 　 ト､| 〈　|
　　　　　　　　　　 ヽi　 ／　 　　 l　　 　 | ｌ ,. <ヽ
　 　 　 　 　 　 　 　 |　　　　　　　ｌ　 　　lﾉ/ 　 ＼
　　　　　　　 　 　 　 |　 　 　 　 　 l　　　|/　　　　ヽ


口調は極めて冷静だが、言っていることがメチャクチャである。

989 ：名無しのやる夫だお：2009/12/21 (月) 00:31:36 ID:SKgR9r4U

未成年ｗｗ

990 ： ◆oLG9iWoh0E：2009/12/21(月) 00:32:03 ID:UT1SxOhw

ルルーシュはやんわり拒否するが―


　　　　　　　/:.:.:.l　.:.:.:.:.:.:.:.ヽ :.:.: .:l|:.: .:. :.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.}
　　　　　　 /:.:. :l| :.:.:./||ヽ:.:.:.:｀、: .|:.: .:　.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:. :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: .:|
　　　　　　l:.:.: /l| :.:.:/ l|　 ヾ_＼＼|:.:U: . .:.:.:l:.:.:.:.:.:.:.:l:.:. :.:.:.:.:.:.:.　:. :.:|
　　　　　　{:. /:.:l :.:/､ ﾘ　 ∠＼ 丶}:.:.　:. .:.:.|'＾ヽ､:..:.|.. : .:.:.:.:.:.:.: .:.:.:.l
　　　　　　|: l|:.:.| :.l:.:.:', ／r彡戈ヽ |:.:. :.:.:.:.:ﾉ　 ）｝:.:.:|:.: .: :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l
　　　　　　|l l|:.:.| :.|:.:.:.｝　 ,イレ}/　|:.:.:.:.:.:.:/ゝﾉ丿:.:.:l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l:.:|
　　　　　　|! |!:.:l:.:.||:.:.:.} ノ　}／　 ,':.:.:.:.//　__ノ|:.:.:::.l:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ll:.|
　　　　　　　 |:.:|l:.{ヽ:./　　 ´　　 //:.:.//　　l　 |:.:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.l|:.|
　　　　　　　　ヾヽ／　　　　　　//／　　　 ｝　|:.:.:.l:.{:.:.:.:.:.:./:.:.|:.l|ｿ
　　　　　　　　　　 ＼　　　　　　/　　　U　　　|:.:.l|:.:|:.:.:.:./|:.||:.l:.l　　　　　「それは・・・そうですが。
　　　　　　　　　　　　|ヽrｰ--　　　　　 _,　　　|:.l| l|:.|:.:.:./ l:.| |:|i|　　　　　 でも、飲むたってどこでです？
　　　　　　　　　　　　|/|ﾉ r 　　　　 ／　　　　}ﾉ__l|_|:.:./‐‐ﾘﾆｿ
　　　　　　　　　　　　l　'　 ﾍ 　 　<　　　_-ニニ─‐|/￣￣: : {　　　　　　見つかったら罰金じゃすみませんよ？」
　　　　　　　　　　　　　　　　｀´　　,∨ニ‐´: : : : : : :': : : : : : : :l
　　　　　 ＿--‐-､＿　　　 　　　<∠: _: : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
　　　　 /　 ＿__､＿ ノ､　　　　　　∨((: : : : ／ : : : : : : : : : : : : : ＼
　　　／　 /　／））─ｰ'　　　　　　 ∨乢-‐' : : : : : : : : : : : : : : : : : :＼
　　｛　　ﾍ ／ 　/￣｀l　　_-ｰ一ニ￣￣: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :＼



　　　　　　　　　　　／　／　　 　 　 ／　 　 /　　　　|　 　 ヽ__ ＼
　 　 　 　 　 　 　 /　／ /　　　　／　　 　 / 　 　 　 |　　　　＼￣`
.　　　　　 　 　 ／イ 　 /　　 　 '　　　　　/　　　　　 j　 　 　 __ ＼
　　　　　　　／´　/　 /　 　 ./　　　　　 /　 　 　 　 ﾊ　　　　 ＼￣
　　　　　　　　　 /　 /　 　 ./ 　 /　 　 /　 　 /　 ,仏ﾑ　　　　ト-＼
　　　　　　　　　;　　′　　/ ∠ﾌァ'ｚｘｲ_　　 厶ｨ/斗＜i　　ﾄ､ |
　　　　　　　　　l　;｜ 　 /　　/,不乃Y¨´　/^゛/ﾍ必ｿﾉ|　ﾊﾚﾍ|
　　　　　　　　　ﾚ1小　/ |　 /へゞ=' 1 ,　/　　　 ￣ 小lｲ' ﾊ
　　　　　　　　　 亅　| ;ﾄ､!'ﾚ′ﾊヽ　 jｲ /　｜　 　 　 　 !ｲ
　　　　　　　　　　 ／Ⅵ弌ｰﾍ　 ゛ﾞ　　j/　　 !　　　　 　 ﾊ!　　　　　　　　「無論ここでだ」
　　　　　　　＿_／/〉 〉 〉 ヽ　ヽ 　 　 　 　 ｀ ＿,　　 ﾒ∧
　　　　　 /´ ／ ./←←'＜.／　i＼ 　 ヽﾆ二ﾆノ　 　 ｲ　丶
　　　　／ 　 　 /　　　　／　 　 ',　＼　　 ｰ一 　 ／ / 　 ∧
　　 ／　 ;　 　 ′ 　 ／　　　　 ∧ 　 丶 　 　 ／ ／　　厶__＼
__／　　　|　　 i　　∠ﾆヽ　　　ノ　｝　　　　｀¨´ ／　　　/ ⊆)￣＼
　　　　　 !　　 | 　 ! 　 ｉ｜　 ∧　　　　　　　／　　 　 ∧　　　　＿＼
　　　　 ヽ',　　 !　 |　　 ! |　/　 ', 　 　 　 ／　　　 　 /　 ＼ 　 /　_＼＼
　ヽ　　 　 ＼　 !　|　 　 ! V`ｰ------／　　　　 　 /　　 　 ＼| /　r-＼＼


相良はルルーシュの発想の更に上を行く。

7 ： ◆oLG9iWoh0E：2009/12/21(月) 00:34:10 ID:UT1SxOhw

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..j' .|.:.:.:.:.:.ﾏ|.:.:.:.:.:.:..|.:.:.:.:.:.:.:/=//､_}.:./.:.:./.:.:.:/ .}.:.:.:.:./.:.:.:/.:.:.:.:../.:.:|.:.:{.:
　　|.:.:.:.:.:.:}|.:.:.:.:.:.:.:|.:.:.:.:.:.:/-// ＞:/.:.:./ }.:./ , '.:.:／./}.:ｿ.:.:.:.:.:.′.:ﾊ:.:|
　　|ﾊ.:.:.:.:..|.:.:.:.:.:.:.:|.:.:.:.:.:仆 '、u/:/}.:.:/ ｲ./'/.:.:ィ.:.:.//./_}.:.:.:.:/.:.:/ } .1
　　ヽ}.:小 .:',:ﾄ､:.:.:.|.:.:.:代芝ソ外z |.:ｲ/.:/ /.:∠}.:./´}ﾑ '.:.:.:.:.′/ /／　　（脳内にミルコが・・・ミルコが見える！）
　　_ﾉ　 ハ　ヽ{ :.:.{.:.:.{　 ¨¨¨｀　U.|ﾊ.:./ /.:/ｫﾀ丞ｱ.:.:.′.:./.:.; 　
　　　ﾊ　 ハ u.|.:.:.:ﾄ:.:{　　　　　　u　}/彡ｲ ｀＾¨´.:.:.:/.:.:.:./.:/
　　　　ﾊヽ_　ヽﾍ ﾊvﾊ　　　　U　　 ´　.{　U／}.:.:.:/.:.:.:./.:/
　　　　V　　T ‐‐ﾏ ﾄ ヾ　 rｪ､＿_　　‐_' イ: : /.:.:/.:.:.イ.:/
ﾊ　　 /　　　|　　　vﾊヽ　　ー‐ '_ -‐´: : : : :/.:.:/.／/／
. ﾊ　/　　 　.|　　　} vﾊ ｀ ｰ　´: : : : : : : :／ﾊ/／ ./´
　 ∨　　　　1　　/　 ヾ./ ./: : : : : : : :／　_ノ
　/　　　　　 |　 .′　//i /: : : : : : ／



┌──────────────────────────────────┐
│【ルルーシュの脳内】　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
│　 　 　 ｨ";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾞt,　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　│
│　　 　 彡;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　.....│
│　　 　 ｲ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;r''ｿ~ヾ:;;;;;;ﾞi,　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　 .│
│　　 　 t;;;;;;;ﾘ~｀ﾞヾ､;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノ　　　　i,;;;;;;!　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 │
│　　 　 ﾞi,;;;;t　　　　ヾ-‐''"~´_,,.ィ"ﾞ　　ヾ;;f^!　　　／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣　　　..│
│　　 　　ﾄ.;;;;;》　　＝ニｰ-彡ﾆ''"~´,,...,,.　 ﾚ')l.　＜　おまえは何を言っているんだ 　　　..│
│　　 　　tﾞヾ;l　　 __,, .. ,,_　　　,.ﾃ:ro=r''"ﾞ !.f'l. 　　＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ 　　　│
│　　　 　 ヽ.ヽ　ｰ=rtσﾌ= ;　 ('"^'=''′　 ﾘﾉ 　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.│
│　 　 ,,.. -‐ゝ.>、　｀ﾞﾞﾞﾞ´　,'　　ヽ　　　. : :! /　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　......│
│　~´ : : : : : ｀ヽ:.　　　 ,rf :. .　:.: j ､　. : : ト､.、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
│　: : : : : : : : : : ヽ、　 /. .ﾞｰ:､_,.r'ﾞ: :ヽ. : :/　ヽ＼、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
│　 :f: r: : : : : : : : !丶　 r-､=一=''ﾁ^　 ,/　　 !:: : :｀丶､_ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
│　 : /: : : : : : : : :!　ヽ、　 ﾞ ''' ''¨´　 ／　　 ,i: : : l!: : : : :｀ヽ､ 　　　　　　　　　　　　　　　......│
│　〃: :j: : : : : : : ﾞi　　 ｀ヽ､..,,__,, :ィ"::　　　,ﾉ:: : : : : : : : : : : :＼ 　　　　　　　　　　　　　　....│
│　ﾉ: : : : : : : : : : :丶　　　: : ::::::::: : : :　　 /: : : : : : : : : : : : : : : :＼ 　　　　　　　　　　　　.....│
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9 ：名無しのやる夫だお：2009/12/21 (月) 00:34:47 ID:aSlTnRkw

ルルは未成年だからバレるとマジヤバだな

10 ： ◆oLG9iWoh0E：2009/12/21(月) 00:34:47 ID:UT1SxOhw

淡々と、暴言を紡いだ。


／l/;;;;;;;;;;;;;;;;;;/　　　 ／;;;/ 　　// /;;i' /|　　 ト､_;;;＜,
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/　,　//;;;;;;/　　　// /;;/,/;l　　, |;;;;;;ヾ,､;;;`;､
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/　/i　ﾚ;;;;;;/　　　/;;i /|;/ i;;;;|　　|.ト､;;;;;;ヽ＼|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;/　/;;i /;;;;;;/　/　/;;;;ﾚ"i;;ﾚ"|;;;|　　i; |;;小;;;;;;;;i '
;;;;;;;;;;;;;;;/　/;;;i/;;;;;;;/　/,,,=ﾃニミ=,,　 i;;;l　　i;; i;;;;!　ヾ;;;;i
;;;;;;;;;;;;;i　/;;;;;;i;;;;;;;;/　/　/i;;;/,,,,,,,,,'''=ﾐ;i　　/;;i;;;;;;;;i 　　`ﾘ
;;;;/ i;;i　i;;;;;;;;;;;;;;;;i　 /i ,/.|/'~I;て,)~`.i ii`-/､;;iヾ;;;;i
;;ｲ^i;;;;i/;;;;;;;;;;;;;;;;;i　i;;;i i　 i　 ﾄ;;;;ﾉ　:　i;;iﾙ'､ ﾘ　 ヾi
")vl;;;/|/|;;;;;;;;;;;;;;i i/iﾚ'　　　　`-,,,,- l;;;;/　,ﾒ,　　ﾉ
(,_,|;;;i`!'-i;;;;;;;;;;;;;;;i'i ,ﾘ　　／/ |＼　　ﾚ'　　　 ` ,_
＼i;i~l'-､i;;;;;/^i;;;/ "　　　　　　　　 '　　　　　　　~ﾌ　　　　　　　「これもＶＩＰスターズの伝統の一つ！
＼ﾘ-､__ i;;;i　 ﾚ'　　　　　　　　　　　　　　　　_　ノ　　　　　　　　花見酒、月見酒に並ぶ風物詩・・・
;;;;;ﾍ,　　　ｷi　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/
;;;;;i　`､,__,A'　　　　　　　　　　　　　　　　　　　i　　　　　　　　　　　ﾛｯｶｰ
;;;;;;i　　　　 ｷ　　　　　　　　　　　　　　 ,r---,,」　　　　　　　　　呂津華亜酒だっ！」
;;;;i､i　　　　　`,　　　　　　　　　　　　　'　　　 )
;iv　`　　　　　 `,　　　　　　　　　　　　　　　/
i　　　　　i　　　　` ,　　　　　　　　　　　　　!
!　　　　　 i　　　　　　` ,　　　　　　　　　　 i
__　　　　　 i　　　　　　　 `　- ,　　　　　 _ノ
　 `- ,__　　 i　　　　　　　　 ,---~''---''~
　　　　　`- ,I_　　　　　　　 l
　　　　　　　　 `- ,　　　　 ﾉ
　　　　　　　　　　　`-,　 /
　　　　　　　　　　　　　Vゝ


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　　　　　　　　　　_,ｌ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l,,_
　　　　　　　　,.ｒ'´,.　　　 -┐　　　':..,ﾞヽ
　　　　　　 ,r' ,::;:'　　　 ,ノ　ヽ､　　　 ﾞ:::.ヽ
　　　　　 ,.' _.,:;:'＿＿＿ _立_　 ＿＿＿;;ミﾞ、
　　　　　.l厄巳厄巳厄　i王i ,.巳厄巳厄巳ｌ,
　　　　　l´ , "´ ￣￣￣　`'''′ ￣￣￣｀.:`{　
　　　　　|　l　;;:.,.　　 ::､.　　　　　　 ...　　　'ﾞ|
　　　 ,.-''､.,! ,.::'　　　　ヽ､:.ﾞ、　;;.:'　''　　ヽ　| ,..、　　　　　 呂津華亜酒―
　　 ./　　､/ ｀ヾｰ─tｯ－ヽ''　　ｋーtr─ﾂ'´〕. ヽ.　　　 　 古くは中国、呂津華亜山脈の頂上で、
　　/ {´ｉ Y::::.. 　 ｀￣￣´.: "i!　::. ､｀￣´ ﾞ:::.､} r､ ｌ　　　　　２人の男が酒を酌み交わしたことから始まった飲酒方法。
　　| ヾ_,,入;:::..　｀'' " ´.::;　.::i!　::..　 ｀｀`　　:. }ﾂｌ l
　　＼　 ﾉ ヾ ;:::.　　　.:r''　:: ll!　:ヽ;:..:.　　 .:　j,ノ ,!　　　　　 呂津華亜山脈の頂きは、僅か５０センチ四方にも満たない。
　　　 ヽ',,;ｌ　 ﾞｉ ;::..　＿ `ヽ､;;,,,,'.ｨ'' ＿,,　.::,;r'1,,,/ 　 　 　 　 天に最も近い場所で、命を笑い飛ばしながら飲む酒―
　　ｯｼﾞ::::::|　　ﾞ ,r'´:::;;;;;;;::＞　 弋´;;;;;::::ヽ'"　|:::::ﾞ'ｲｨ
　弍:::::::::::l　　/:::;r'´　,,..-ー…ｰ-､　ヾ;:::'､ 　|:::::::::::ﾋ.　　 　 それが呂津華亜酒だ！
　 ｼ:::::::::::l 　 i':::,!　　´　　＿＿　　ﾞ　　l::::l:.　|::::::::::ｽ
　 彡;:;:::::ｌ　　l:::l　　　　　''''''''⇒;;;:,　　　l:::l　 |::::;;ｬ`　　　 　 現代でも私用される、
　　,r', 广'｀ヽl:::l　::::.　.::　　　　　ﾞ::.　　　l::l　ﾉ^i`､　 　 　 　 ”ロックな”という形容詞は呂津華亜酒に由来する。
　,ｲ（:::j　　　 i::;ヘ 　:;:.　　　　　　 .::　 　l::l'"　 l:ヽヽ
　|;:ヽヽ　　　l::l　　ヽ　;:....　..　　..　:　 ／l::l　　 ノ ,.ｲ
　|;:;:;:;＼＼　l::l　　　',　:;.:;::::::::::..::.　 /　　l::l,r'' ／;:;:;|

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11 ： ◆oLG9iWoh0E：2009/12/21(月) 00:35:16 ID:UT1SxOhw

::::::::::::::,:イfkァ.:::∠ミ 、V.:::／ ／.::::.:::: イ_＿__,／.::::／-‐　￢.::
.:::::::／ff　／∠　 　 vﾊ}イ ／.:::ィ7 /／.::::::／.:::::／-──‐ｧ.:::i
:::::/　 {L/／{{℃ik}}　vﾊ／.:::／ { ﾚ'/⌒`ｲ.::::::／_ ー──ｧ.:::/|
.::/　＼メ、　｀¨¨¨´ 　ｖ.:::イ 　　ゝ一ァ' /.::／ 　_xkｧ=＝ｲ::::ﾑミ
:/　　｀ ｀三≡＝=一ｚl.:／　　　　　/　/／　 ＞'"´ _ 　 _｣:/
′ 　　　 　‐ =＝ｧ斗 ´　　　　　　　 /L_　イ　　　 {{℃fL}{}
　　　　　　　　　　|　　　　　　　　　 /　 　ヽ、ヽ、　 ｀¨¨¨|l　,ｨ/
、　　　　　　　　　{　　　　　　　　　　　　　　 ＼ ｀≧xz＝{彡ｲ:　　　「な、なんだってー！・・・って、
::ヽ　　　　　　　　 |　　 ､　　　　　　　　　　　　　｀　　　｀≧´.::::　　　 いま、誰かいませんでした？」
＼l　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　ー=＝ニ二:::__::,:::::
　　　　　　　 　 /`　‐-　　＿　　　　　　　　　　　　　　　／.::::::
　　　　　　　　 ハ、　　　 　　｀丶、　　　　　　　　 　 ／.::::::::::::
',　　　　　　　∧_｣三三ニ＝‐ .､ ハ　　　　　　　　／.::::::::::::::::::
∧　　　　　 /三三三三三＝=三L｣　　 　 　　 ／／.::::::::::::/.::
/∧　　　　/三三三三／ 　 　 　　l　　　　　／イ.:::::::::::::／.:::::


　　　　　　　　_ -' ￣　　　　　　 Vl_
　　　　　　∠　　　, ﾍ ヘ ヘ　　　　 ヽ
　　　　　 ／ 　／　　　　　　 ヽ　　　ヘ
.　　　　 /　／／　／　 ／　 / }　　　 ､＼
　　　　/／　/　 ／　／　/ / ハ ヽ＼ ヽ ヽ
　　　　　ｲ /　／∠/_／/ /_/_,,ム }ヽ N　
　　　　　 l,-l/ / _て::ﾅ７ / / 1::T_N ﾊ !　　　　　　　　　　　　　　　「ＶＩＰ球場で解説を行う時に現れる妖精さんだ。
　　　　　 {　 l/　　￣ /／ !　 ￣　 ｜!l　　　　　　　　　　　　　　　 気にするな。
　　　　,イヽﾊ　　　　　　　 〉　　　　 !ﾉ、
　　／　 |　　 ﾍ 　　　　　＿ 　　　 ハ　＼　　　　　　　　　　　　　　それよりどうする？お前が嫌だというなら
／　　　 |　　　l ＼　　 /＿ ﾉ 　メ/　 l 　　＼　　　　　　　　　　　　無理強いする気はないが」
　　　　 ｜　　 l　　＼　 ー　　／ｌ　　 l　　　　＼
　　　　　|　,--､ヽ　　　 ー イ　　! /￣!　　　　　 ヽ
　　　　　|/　　　 ＼　　　　　　　l/　　|　　　　　　/ !
　　　　　　　　　　 ﾉｉ一　　　　ｰlヽ、　　　　　　 /　|

12 ：名無しのやる夫だお：2009/12/21 (月) 00:35:38 ID:/fM3CsqQ

民明書房ｗｗｗｗｗｗｗ

13 ：名無しのやる夫だお：2009/12/21 (月) 00:35:40 ID:VlVQuvEg

あかん、宗介もVIPスターズに染まりきってる・・・

14 ：名無しのやる夫だお：2009/12/21 (月) 00:36:17 ID:5cpV/coA

この球団に常識人なんておらんかったんや！

16 ： ◆oLG9iWoh0E：2009/12/21(月) 00:36:41 ID:UT1SxOhw

ただ、相良の言う悪行は、不思議な魅力を持っていた。
やる夫だけでない。色々と、ウサが溜まっているのも事実。

ルルーシュは結局承諾の意を返す。

　　　　　　　　　　/: :／: : : : : : : : : : : : : ／: :／: : : : : : : : : : : : : :ヽ
　 　　　　　　　　/: /: :／: : : :／: : : : :／: :／: : : : : : : : : : : : : : : : :.',
.　　　　　　　　 /: /: :/: : : :／: ／: :／: :／: :／: : : : : : : |: : : : : : : : .i
　　　　　　　　/: /: :/: : : ://:/: ／/: :／: :／: ／: : : : : : |: : : : : : : : :|
.　　　　　　　/'i/: :./: : : .///l: / /:／: :／: :／:/ﾘ: : l: : : l: : : i : : : : :.|
　 　　　　　/　|: : :|: : |: :l l/｀l/ﾄ,|/: :／／／ /　|'|: :.|: : /: : : |: : : : : :!
　　　　　　　　 !: : !: : |: :|'伐ドﾐﾄ!:/::／／　,/ 　 | |: :|: /: : : :ﾘ: : : : :/
　　　　　　　　　ヽ|: : l: :.|弋i伐'}i/:/∠ -／-‐‐十|: :|/: : : : /: : : :./
￣￣￣｀ ー‐- 、_l: :lヽ,;!　 ￣　i/ '　／,‐=庁干〒V: : : /´V: : :V'　　　　　　　　　　　「ロッカールームで飲むんですか？
.　　　　　　　　　　ﾚ' 　 !　　　　/　　　　 ￣ 十壬'/: :／i:.:.:.!: : :ﾘ'　　　　　　　　　　　　・・・面白いですね。ＶＩＰスターズの風物詩を、
　　　　　　　　　　　　　　、 　　l　　　　　　 　/:.:.:/／｀ ‐.‐┴ 、＿＿＿＿＿　　　　　味あわせていただきましょうか」
ヽ　　　　　　　　　　　　 　 、 、_ 　　　　　　/:.:.:/' ＞'´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
: :＼　　　　　　　　　　　　　ヽ ヽ二ﾆ=-'´　,i:.:.:/7:.:./:.:.:.:. __.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
ヽ: : ＼　　　　　　　　　　　 i´ ', _￣_,,.　‐ ' |:.:.:i/:.:./:.:./´:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:, - ´:.:.:.:.:.}
　 V: : :＼　　　　　　　/≡三＞-, -ー ７‐‐|:.:.:|:.:.:.i:.:.:.l:.:.:ﾄ ── ‐ -＜´V:.:.:.:./￣
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: : ｀''ｰ-､,: : : : : : : :＼　 L/　　　　 /, -‐'´: : : : : : : ヽ!,ノ、''　　　　　　　/　　＜ﾄﾞｷﾄﾞｷ　オレ悪ｼﾞｬﾈ？
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　 　 　 　 　 　 　 /　／ /　　　　／　　 　 / 　 　 　 |　　　　＼￣`
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　　　　　　　／´　/　 /　 　 ./　　　　　 /　 　 　 　 ﾊ　　　　 ＼￣
　　　　　　　　　 /　 /　 　 ./ 　 /　 　 /　 　 /　 ,仏ﾑ　　　　ト-＼
　　　　　　　　　;　　′　　/ ∠ﾌァ'ｚｘｲ_　　 厶ｨ/斗＜i　　ﾄ､ |
　　　　　　　　　l　;｜ 　 /　　/,不乃Y¨´　/^゛/ﾍ必ｿﾉ|　ﾊﾚﾍ|
　　　　　　　　　ﾚ1小　/ |　 /へゞ=' 1 ,　/　　　 ￣ 小lｲ' ﾊ
　　　　　　　　　 亅　| ;ﾄ､!'ﾚ′ﾊヽ　 jｲ /　｜　 　 　 　 !ｲ　　　　　　　　　　　　　「なら決まりだ。
　　　　　　　　　　 ／Ⅵ弌ｰﾍ　 ゛ﾞ　　j/　　 !　　　　 　 ﾊ!　　　　　　　　　　　　　　じゃあ早速準備といくか」
　　　　　　　＿_／/〉 〉 〉 ヽ　ヽ 　 　 　 　 ｀ ＿,　　 ﾒ∧
　　　　　 /´ ／ ./←←'＜.／　i＼ 　 ヽﾆ二ﾆノ　 　 ｲ　丶
　　　　／ 　 　 /　　　　／　 　 ',　＼　　 ｰ一 　 ／ / 　 ∧
　　 ／　 ;　 　 ′ 　 ／　　　　 ∧ 　 丶 　 　 ／ ／　　厶__＼
__／　　　|　　 i　　∠ﾆヽ　　　ノ　｝　　　　｀¨´ ／　　　/ ⊆)￣＼
　　　　　 !　　 | 　 ! 　 ｉ｜　 ∧　　　　　　　／　　 　 ∧　　　　＿＼
　　　　 ヽ',　　 !　 |　　 ! |　/　 ', 　 　 　 ／　　　 　 /　 ＼ 　 /　_＼＼
　ヽ　　 　 ＼　 !　|　 　 ! V`ｰ------／　　　　 　 /　　 　 ＼| /　r-＼＼


相良は、春風のような笑みを浮かべた―

18 ： ◆oLG9iWoh0E：2009/12/21(月) 00:37:19 ID:UT1SxOhw

　　　　　　　　☆　　　　　　　　☆　　　　　　　　☆　　　　　　　　☆　　　　　　　　☆



身体が凍える感覚に、ルルーシュは目を覚ます。


.　　　　　 　 l:::::: /::: ::::/::: /::/ ! :::: ::八::ヽ: :: ::::::: :|　: : : ! ::.＼　＼
/|　　　　　　|:::::/ ::/ :/::: /::/ ::| ::::::/　 ＼＼　:::::::|:　::l ::l　:::::::〉.､　＼
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|　 　 　　 　 }'::::/ ::::{: :/:::ｲ: ::/: :/_／／__＞≦7::,':::::/::/ ::::/ヽ ::::/　/
|　　 　 　　 /:::::{ :::: |: l::/､|:::/ :://　/,ｨﾁ:rf:::ﾉ/ ./:::/ :/ :::://.､〉:/　/
|　　　　 　./:|:::::| ::: :|: |:仏∨ｲ//', 〃,,≠￢￣ /:::/ :/ :::/っ〉/:/　/
|　　　　　/:/|:::::| ::: :|: }:ｲ泛ﾑ/'　.'　＾ 　 　 　,ｲ: / :/ :::/.r'／::/　/
|　　　 ／´　.}:|::| ::: :|: |::ゞ屮'}　　' ,　　　　　 /イ :/ :::/ r '}::::/　/　　　　
ト _　　　　　 |:|::| ::: :ﾄ::l:::ﾊ　/　　 　｀ヽ、　 　 /:イ::／　{　|::/　/　　　　　（頭が・・・痛い・・・）
',　 ＼＿＿__|ﾊ:ﾄ :: :|_}| ::::ヽ＼　　 __＿_｀_丶　/／ ,　'　 //　/
:ﾍ 　 　 　 　 ￣ヽヽ{ ﾘ::::/|ﾉ＼ ￢'-──￢ ｀、 ／ 　　' /　/
Vﾍ　　　　　　　　　乂::ｲ ´ 　 |＼ ￣￣¨｀ ,　＜＿__∠::/　/
:::Vﾍ　　　　　　　　／j/　　　 j/jﾉヽ 　 .イ￣￣　　　　/　/
ヽ::Vﾍ　　　　　　　　　　　　　 　 r‐｀≦==￢ニ二二フ ／
.　＼Vﾍ　　　　　　　　　　　　r‐ﾀ７￣／/　ｲ￣＾ ／／
　 　 ＼:ﾍ　　 　 　 　 　 　 ／ / / ／　/　/ ﾄ､／／
　　　 　＼ﾍ　　 　 　 　 ／　, ' / / 　 /　/ .／／


飲酒の記憶は、多少残っていた。
噂に聞く二日酔いがルルーシュの身体を苛む。


　　　　 〃.:.:.:.:.:./.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ＼
　　　 .〃.:.:.:.:.:.:.′.:.:.:.:.:.:.:.: /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ＼
　　 _〃.:.:.:.:.:.:.′.:.:.:.:.:.:.:..: ′.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
―´/.:.:.:.:.:.:.:.,.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ′.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:}　　　　　　　　（水が・・・欲しい）
　 /.:/.:.:.:.:.:./.:.:.:.:.:.:.:.:./.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..′.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.. ′.:.:.:.:.:.:.:.:}.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾄ、
. /.:ｲ.:.:.:.／|.:.:.:.:.:.:.:.:./.:.:.:.:.:.:.:/７.:.:/.:. |.:.:.:.:.:.:.:.:.:./.:.:.:.:.:.:}.:.:../.:.:.:.:.:.}.:.:.:.:.′ゝ⌒:.、
. |/}.:.:.:.:ﾍ　|.:.:.:.:.:.:.:.′.:.:.:.:.:..′}:/7.:.:}.:.:.:.:.:.:.:.. /|.:.:.:.:.:./.:.:..′.:.:.:./.:{.:.:.′´: : _: : ＼＿＿＿＿＿
..j' .|.:.:.:.:.:.ﾏ|.:.:.:.:.:.:..|.:.:.:.:.:.:.:/=//､_}.:./.:.:./.:.:.:/ .}.:.:.:.:./.:.:.:/.:.:.:.:../.:.:|.:.:{.: : ／: : : : : : : : : : : : : : :
　　|.:.:.:.:.:.:}|.:.:.:.:.:.:.:|.:.:.:.:.:.:/-// ＞:/.:.:./ }.:./ , '.:.:／./}.:ｿ.:.:.:.:.:.′.:ﾊ:.:|／: : : : : : : : : : : : : : : : : :＿
　　|ﾊ.:.:.:.:..|.:.:.:.:.:.:.:|.:.:.:.:.:仆 '、u/:/}.:.:/ ｲ./'/.:.:ィ.:.:.//./_}.:.:.:.:/.:.:/ } .1: : : : : : : : : ＿　―　二　―
　　ヽ}.:小 .:',:ﾄ､:.:.:.|.:.:.:代芝ソ外z |.:ｲ/.:/ /.:∠}.:./´}ﾑ '.:.:.:.:.′/ /／ : : ―　二　―　￣: : : : : : :
　　_ﾉ　 ハ　ヽ{ :.:.{.:.:.{　 ¨¨¨｀　U.|ﾊ.:./ /.:/ｫﾀ丞ｱ.:.:.′.:./.:.; ′´: ／／￣: : : : : : : : : : : : : : : :
　　　ﾊ　 ハ u.|.:.:.:ﾄ:.:{　　　　　　u　}/彡ｲ ｀＾¨´.:.:.:/.:.:.:./.:/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :: : : : : :
　　　　ﾊヽ_　ヽﾍ ﾊvﾊ　　　　U　　 ´　.{　U／}.:.:.:/.:.:.:./.:/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :: : : :
　　　　V　　T ‐‐ﾏ ﾄ ヾ　 rｪ､＿_　　‐_' イ: : /.:.:/.:.:.イ.:/ー――――――――――――
ﾊ　　 /　　　|　　　vﾊヽ　　ー‐ '_ -‐´: : : : :/.:.:/.／/／
. ﾊ　/　　 　.|　　　} vﾊ ｀ ｰ　´: : : : : : : :／ﾊ/／ ./´
　 ∨　　　　1　　/　 ヾ./ ./: : : : : : : :／　_ノ
　/　　　　　 |　 .′　//i /: : : : : : ／


昨晩の快楽が嘘かのように、アルコールは態度を変えた。

22 ： ◆oLG9iWoh0E：2009/12/21(月) 00:38:08 ID:UT1SxOhw

昨晩は、本当にいろんなことを話した。


野球のこと、チームのこと、自分のこと、これからのこと。
相良は黙って自分の他愛も無い話を聞いてくれて、相良自身の経験を教えてくれた。

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　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼丶､
　　　　　　　　　　　　　　　　 _. -‐:::::::￣:::＼:::＼　}ヽ
　　　　　　　　　　　 --==ニ::-‐::::::::::::::::::::::::::::::_:::ヾ::::}
　　　　　　　　　　　　..:::´:::::::::::::::::::::::::::::_:::::::::& acute;::::ﾚ1::ﾉ――‐-
　　　　　　　　　　／::::::::::::::::::::::_.:.-‐::::& acute;:::::::::::::::::::::|´:::＼::::＼ｰ-ヽ
　　　　　　　　　/:::::::::::::::::::::::／:.:.:::::::::::::::::::::::::::::::: ﾉ::::::::::;}＼:::ヽ
　　　　　　　　 /:::/:::::::::::::／:.:.::::::::／:.:::::::::::::::::／:::::::::::〃::::ヽｿ
　　　 　 　 　 /／:::/::::／:::ﾉ::::::／:::::::／:::::::／::/:::.:.:::://:ヽ::::::.
　　 　 　 　 ／/::::/:::::::::／::／::::／::/::::::／::::::/:.:.:.:.:/:/ヽ:::::;:::i::,
　　　　　　　 /::::/::::::／::／/:::::/:::::/::／/__.ｨ/..:..:..:/:/ﾊ::::';:::ｉ::ﾄ:::、
　　　　　　　 l:::/:::::ｲ/::/　/:::::/::::/´/ャテﾐ ｌｯ:/:,ｲ:/ｊｿ ｌ ;::i:::|ﾘ　｀
　　　　　　　 |∧::::::ヽ/　/:/::/:::::ｌ:::/ 込ソ　|::// ﾚ{´　 | リｿ　　　　「なるほど、そういう時はクレイモアを使えばいい。
　　　　 _. -┐ rﾊ:::::/:＼!/:::ｲ::::/ﾚ'　　　 　 l〃 　 ヽ　 l
　　　　 !　　 VＬ　Vヽ::::::ヽﾍl::/　　　 　 　 　 　 　 _.ﾝ/　　　　　　　指向性があるため、行動パターンさえ確認できれば
　　　　 ヽゝ　｀7}　　 ';:::::i::ﾊ ヾ　　　　　 　 　 　 ´_. /　　　　　　 　 狙った相手のみを確実に吹き飛ばす事が出来る」
　　　　 ヾ:､ヽ {､ヽ ___ハ/ｿ }　 ＼　　　　　 '" 二　/
　　　 　 ＿￣ ＼　 /　 　 ＼　　 丶　　　　　　　/l
　　　／　　 ヽ 　 }∧ 　 　 　 丶.＿_ ｀ ｰr---‐　} |
　　/　 /　　　ヾ-∧ ヽ　　　　　　　　 ￣￣￣｢|// 〉　　＜読み違えたらゴメンで済ませ！
　 /　　　　　　／　 ＼ ＼　　　　　　　　　　　l | ／

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25 ： ◆oLG9iWoh0E：2009/12/21(月) 00:38:43 ID:UT1SxOhw

楽しく、ためになる時間だったが、今朝のこれは―


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ､
　 ＿＿＿_　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　＼
　　｀丶、　｀　　､　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　,.x≦:::一' ￣￣ ｀　　　 ､
　　　 　 ＼　　 　 ｀丶、　　　　　　　　　　／　　 　 ／ __ ノ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀丶、
　　　　　　 ＼___　 ＼ ﾍ　　　　　 　 　 ／　 　 　／／ｨ ７´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　　　　/　　ト､　＼}､　　　 　 　 /{　 　 　 　 /　/ /::/:::::::::::::_ﾑイ＿」L:::/::::/::::::::::::ﾊ
　　 　 　 　 l　　　}　＼/ ∧ 　 　 　 /./　　　　　　　　/::/::::::/少 /´ｨたぇｧ N:／::::::::::::::::::'.
　　　　　　　 ､　 く 　 /　　 ' 、　　　|:.{　　　　＿＿ ,ノ::/::::::/|､　　　 _ ニ斗イ::::|￣　　､:::::|
　　 　 　 　 ﾄ､＼　｀Y　　 　 ∧　 　 l |　　　　　　 7 ノ{:::／| r==- ､　　 _ ＞::::::::' .　f≧x ､'　､
　 　 　 -　、＼}7　､ ＼ 　 　 ∧　　 l ﾄ､　　 　 　 /´ﾉ乂,ノl　￣｀　　　 ⌒ ー≦う1 !: : : : : : : :ヾ ､
　　　　　 ゝﾄ 、＼　 丶,＼　 　 ' ､　 | l: :＼　 　 /　　{／:::::|　　　　　　　　／ ７´:::! l: : : : : : : :: : : :7
　　　　　 　 T ＼ ＼ 　 ＼ ､　　　＼ﾍ'.: : : ｀　　､　＿ ７´ノ ､ ──‐一 ´　／::::::::|｜: : : : : : : : : /
　 　 　 　 　 !　　｀丶、ー ､ ヾ、　 　 ヽﾍ: : : : : : : : : : -= ≠／ ＞､ '´__￣{{,.イ:::::::|｜ : : : : : : : :/
　　　　 　 　 ､　　　　 ＼＿ ＞ゝ､　　　 ＞ -　､: : : : : : : : / : /､／}/::/rf─ /::::/::! |: : : : : : : :./
　　　　　　　 _＼ 　 　 ､＿＿　　 　｀ー─ --　 二二二二ニ/:/1_,/:://::lr-/lⅥ{i/./: : : : : : : /
　　　　　_　/::l　 ｀ー ＜ ￣￣ }} ───-　　 ＿＿＿＿__ /:/:)_,/:://::/「l __ノ /./: : : : : : : 「　　　（アイウォーントうぉーたー）
　　　　ﾉ::f´::ノ　　　　　 ｀ ー - y　　 「￣　　　､＿＿＿＿〈:〈:/ /:://::/'ﾉ !　／, ´: : : ＿_ ＜
　　 ／::「:::/＿　　　「＼　　 　 ( 　 　 }　　　　　　＿__,. ィ´ 1:l:!/:://::://:::'／ ´ : :, ´ : ￣￣｀丶
　 /::: /ﾉ:::l:::::ノ　　　＼::＼　　　｀ー＜_,.　　　, ´ --ﾍく　￣i}:::1://::://:／: : : :/ : : : : : : : : : : : '.
. ,′://:::: |,　- ─っ 　 〉::/　　　　　　　　､／: : : : : : Y ￣〈j_ ＞- 　 ´: : : : :./: : : : : : : : : : : : : l
/:::::/ﾍ::::::::＼二二 __／::/　　　　　　　　 ∧ﾍ￣￣￣￣￣ : : : : : ,､: : ／: : /: : : : : : : : : : : : : : !
丶､:::::｀丶､ ::::::::::::::::::::: /　　　 　 　 　 　 l: :＼ 、＼＿＿＿, =＝: :: ∨ : : :/: : : : : : : : : : : : : : /
　　!_＼:::::::く:::::::::::::::::::::l　　　　　　　　 　 |: : : :＼　、￣￣ : : : : : : : : : : : ∠: ＿＿＿: : : : : : /
｀ー- ＼::::::::ﾍ::::::::::::::::::|　　　　　　　　　ノゝ一:／｀丶、　 _ : : : : : : : : : : ＿: : : : : : : : : ｀丶 <_
: : : : : : :.＼::::::}::::::::::::::/ ー───　 '´ : : : ／￣「ﾘ{ﾍ }}＞ ､｀　　､: : : : : : : :｀: : : : : : :､: : : : : :
: : : : : : : : :.＼:::::::::::::ｲ/i}｀丶､＿＿＿,.　　´}/ 　 { 1l／}_: : : : ト、 ､ ｀ 丶、: : : : : : : : : : : : : : ､:
: : : : : : : : : : ::l::::::::::::::::7|: : : : :ﾄ､丶 「　　　 l　　∧{ !}: : :7 : : : : ﾍく} ＞ ､, ＼: : : : : : : : : : : : : :
＿＿＿＿＿__＼::::::: / |: : : : _) 〉: l |､　 　 {　 /　 Yﾍ: : : ￣￣: : /〉 　 / ＼　丶、 : : : : : : : : :


ルルーシュは水を探そうと、立ち上がりかけ―

26 ：名無しのやる夫だお：2009/12/21 (月) 00:39:00 ID:314jCClQ

ごめんで済むかー！

27 ：名無しのやる夫だお：2009/12/21 (月) 00:39:08 ID:/fM3CsqQ

宗助何の話してるんだよｗｗｗｗｗｗ
そもそもゴメンじゃすまないだろｗｗｗｗｗｗｗ

28 ： ◆oLG9iWoh0E：2009/12/21(月) 00:39:17 ID:UT1SxOhw

気付く。




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　　　　　　j.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|. .!/《:.　　　,:-c;. ＼`､l/　.∥ //　　ﾉ　 ／. r ‐c,　　ﾘ ,l/lﾞ.:.:;/.:.:.::./|.:,!　　 ＼
　　　　　　 i.ﾄ.:.:.:,,-､...:.:.:ﾄ､ﾍ　`.　　弋 ･ﾉ　　`l/ 　 .|. l /　 .／　ｲ.　弋 ･ﾉ　　 　ﾘ l.:.:/.:.:.:.:/ |.:,!
　　　　　　 .ﾘ-ｯ|ヽ;;ヽ.:.:..`ヽﾍ　 ､_ 　 　　_／ .　　 .|　|/ .l　　　　　　､__＿ ノ　　 //l.:.:.:.:./　|,!
　　　　　.　/j　入;ヽ;;.ヽ.:.:.`,＼`､　｀ﾞﾞ￣　　　　　 　 ﾉ.　 |!　　　　　　　　　　　 .//./l.:.:.:./ . .|!
　　　　　 /　 ./.|;;;;;;;`､;;`､.:.＼ヾﾞ､.　　　　　　　　　　　　.l!　　　　　　　　 　　 //./.ﾉ.:.:/　　/
　　　　／　 ./　|;;;;;;;;;.ヽ;;'ヽ.:.:＼ ﾞ＼ 　 　 　　　　　　　　|!,　　　　　　 　 　 ノ..:/ /.:./　　　　　　　　　「ここベンチじゃん」
　　 ／　.　/　　|;;;;;_,,ｨ"´ﾞ｀.ｦ.:.:.:＼　 ヽ . 　 　 　 　　　　 |ﾘ　　　　　　　 .／/.:./ .//
　　'､　　 く,,--`""´　　,,,／`､.:.:.:ゞ＼　　　　　　　　　　　l!　　　　　　　　 ｲ.:.:,!　.!/
　　 |　　l´　　　　,,,-;;"´`､;;;;;.ヽ.:.:.:＼`ｰ　　　　　　 _＿＿＿_.　　 　 　 ／/.:./l'!
. 　 .l　　|　　 r'´ヽ;;;;;;;;;;;;;;;>-"ヽl.:.:.:.|. 　 　 　 　.--"―――‐‐`‐ 　 ／.:.:.:l.:.:| ﾘ
. 　 .|.　.|　　 | 　.ﾉ､;;;;;;;./::::`､::::ﾍ..._,}　　 ＼　　　 　　ー―　　　　／　|.:.:.:i / l,!
. 　 .|　ﾉ　　/　,l´ .ヾ､,/:::::::::`､::::ﾍ|　ヽ_ . 　 ヽ､.　　　 　　 　　.／　　 {-､ |l
　　.ﾉ /　　 }　　| 　／｀"`――――ｯｧ｀`-､_. . ` ､　　 　　 ／　　 ,-ｨ'' .| 入
　　レ　　　 i､___l／　　,,__＿＿＿＿ ノー―ヽ､` -　ヽ､ .／---勹 __,,--| |从
　. |　　　　／　　　　／,-ー―亠ﾞﾞﾞ￣''ｱ￣￣￣| |￣￣￣￣ ;| |;;;;;;;;;;;;;{} ,!
　/　　　　　　　　／　/　　------- '";;;;;;;;;;;.;;;;;;;| |...;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| |;;;;;;;;;;;;;{} 入



ルルーシュは、あろうことかＶＩＰ球場の１塁側ベンチに、堂々と寝そべっていた。

慌てて体を起こすと、頭が痛む。


うめき声を出しながら、頭に手をやったとき、自分の頭から１枚の封筒がはらりと落ちた。

29 ：名無しのやる夫だお：2009/12/21 (月) 00:39:27 ID:oZoCKl1c

何教えてんだｗｗｗｗ

30 ： ◆oLG9iWoh0E：2009/12/21(月) 00:39:45 ID:UT1SxOhw

眩暈を抑えつつ、ルルーシュは封筒を拾う。

無視するわけにいかなかった。



　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼
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　　　　　　　　　　　　／　　　　　　 　 　 　 ／:.| .:.:.|,匕仁仆z､|,'|:./／´,ｨK夊仏} >:./:./:　:ﾘ　 　　　　l　l: : : : : :
.　　　　 　 　 　 　 ／.　　 　 　 , -､_　　 ／ /| :.ヽ :.',｀┴￢´￣!.|,' i　　　｀￣￢´／:.ｲ ／:.{ 　 　　　　l　l: : : : : :
　　　　　　　 　 　 ｀ヽ､_, -‐ ' ", -'´,.' ／ ノ´ .l l:.|:ヽ:.ヽ　　　　 　!　}　 　 　 　 ／／:／i:.ﾊ:|　　　　　　l　l: : : : : :
　　　　　　　　　　＿∠ -‐ '"´_, -' ／　　　　 ' |:.l:.:ﾄ､:.:＼ 　 　 　　!　　　　 ／イ:／//:.l　}| 　 　 　 　 l　l: : : : : :
　　　 　 　 　 　 /　　　_,.-ｧ＜　.／　　　　　　 ヽ|:.lヽヽ:.ﾄヽ　　__.... -- ､＿, ／イ__ノ:.|:.l|　 !　　 　　　　l　l: : : : : :
　　　　 　 　 　 /　＾ ＜./　/ ｀.'l |　　　　　　　　 |:.|:l l.:-＼｀　　　ー─‐　　　／:.:.ﾉ:/|:.|!　　 　 　　__, -l　l: : : : : :
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　　　　 ﾊ 〈　　　ノ　乙__ノ /: : :ヽ＼　　 　 　 　 　 　 (二ニﾆ７￣ヽ-r─弋￣￣￣｝　　　　　　　 / /: : : : : : : :
.　　　 /　 ヽヽ､＿_,イ ' ,　｀ ヽ: : : ＼＼　　　　　 　 　 レ─‐７　/ ／　　ヽ　｝ ￣¨（　　　 　 　　 / /: : : : : : : :
　　　/　　　 ｀ ー―ｧ´ |i　　　＼: : : ＼＼　　　　　/￣　　／}　 |/　　　l　　 |＼ｰ＝ヽ 　　　　／／: : : : : : : :
.　　/　　　　　　　 / 　 l ＼　　　＼: : : ＼＼_ -┬´_.─／　/　　|　 　　|　 　|　 ヽ ／　〉‐‐.／／: : : : : : : : :
.　 /　　　　　　　 /　　 | ト､＼＿＿＼: : : ＼＼::ヽ.　 /　　/ 　　 |　　　ﾉ　　 l　　 ',　　/:::／／: : : : : : : : : :
　/　　　　　　　 /　＿_,| l　 ＼＼: : : : ＼: : : ＼＼::∨　 　l　　　 | ,-､/　　　 !　　 l ／／／: : : : : : : : :



なぜなら、その封筒にはでかでかと、”ルルーシュへ”とマジックで書き殴られていたからだ。

差出人は、相良宗介―

31 ： ◆oLG9iWoh0E：2009/12/21(月) 00:40:04 ID:UT1SxOhw

手紙は、大上段から打ち下ろしてくれた。


　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼丶､
　　　　　　　　　　　　　　　　 _. -‐:::::::￣:::＼:::＼　}ヽ
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　　　　　　　　　　　　..:::´:::::::::::::::::::::::::::::_:::::::::& acute;::::ﾚ1::ﾉ――‐-
　　　　　　　　　　／::::::::::::::::::::::_.:.-‐::::& acute;:::::::::::::::::::::|´:::＼::::＼ｰ-ヽ
　　　　　　　　　/:::::::::::::::::::::::／:.:.:::::::::::::::::::::::::::::::: ﾉ::::::::::;}＼:::ヽ
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　　 　 　 　 ／/::::/:::::::::／::／::::／::/::::::／::::::/:.:.:.:.:/:/ヽ:::::;:::i::,
　　　　　　　 /::::/::::::／::／/:::::/:::::/::／/__.ｨ/..:..:..:/:/ﾊ::::';:::ｉ::ﾄ:::、
　　　　　　　 l:::/:::::ｲ/::/　/:::::/::::/´/ャテﾐ ｌｯ:/:,ｲ:/ｊｿ ｌ ;::i:::|ﾘ　｀
　　　　　　　 |∧::::::ヽ/　/:/::/:::::ｌ:::/ 込ソ　|::// ﾚ{´　 | リｿ　　　　「ルルーシュへ。
　　　　 _. -┐ rﾊ:::::/:＼!/:::ｲ::::/ﾚ'　　　 　 l〃 　 ヽ　 l
　　　　 !　　 VＬ　Vヽ::::::ヽﾍl::/　　　 　 　 　 　 　 _.ﾝ/　　　　　　　君に悪いお知らせがある」
　　　　 ヽゝ　｀7}　　 ';:::::i::ﾊ ヾ　　　　　 　 　 　 ´_. /
　　　　 ヾ:､ヽ {､ヽ ___ハ/ｿ }　 ＼　　　　　 '" 二　/
　　　 　 ＿￣ ＼　 /　 　 ＼　　 丶　　　　　　　/l
　　　／　　 ヽ 　 }∧ 　 　 　 丶.＿_ ｀ ｰr---‐　} |
　　/　 /　　　ヾ-∧ ヽ　　　　　　　　 ￣￣￣｢|// 〉
　 /　　　　　　／　 ＼ ＼　　　　　　　　　　　l | ／



　　　　　　　　　/: : : : : : :／: : : : : :／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
　　　　　 　 　 /: : : ／／: : :／: ／: : : : : ／: : : : : : : : : : : : : :∧: :: :: :: :: :: :: :: ::
　　　　　　　 /:￣:ﾞi__/: : : :/: : /: : : ／: :/: : : : /7: : : : : : : ｨ::/　∨: : : : : : : : : ::
　　　　／￣二二二二｀ヽ、:::/: : : /: : ｲ: : : : //: : : : : : : ///　　.il: : : : : : : : :: ::
　　　 i: :／／二二二ミヽ: :i:/: : : ｲ: / /: : : ://: : : : : : : ///　　__ll∨: : i: :: :: :: ::
　　　 l: i::f／r‐──ミミi:i:::l: : : ミ//ミ/://://: : : : : :: ::/ l/-=ニ-ll¨l: : ::l: :: :: :: ::
　　　 l: l::i:::f//////7li :i::l: l: : /7/＝tｫ≧ミ/: : : : :///彡'≠tｫPjヾ l: : ｲ: : ｲ::: ::
　　　 l: l::k::∨//////:/l::l::l:::/ ∧　ゞ､ツ__//7: : :///　 ´__ゞ_ ツノ　l: /l: :/l:: ::/
　　　 l: l::l:ヽヽ､三彡'/: l::l::l/　　　｀ ￣　.///: : ://′ 　 　 　 ¨´､.　ﾚ'/∠ l:::/　　　「今朝、ゴミ係である自分が
　　　 l: l::l: : ｀ー─‐'': : l::l::l i　//　/ i　 /' /: ／i　　　　　　　　｀ヽヽ /〃 /l::j　　　　ゴミ捨てのために球場に来ると、
　　　 l: l::l: : : :: :: :: :: :: ::l::l::ﾄ,l　　　　　　　/:/　..l|　l　　　　　　　　　　j´,,.ｲ .l/
　　　 l: l:l: : : :_,.二.,:: :: ::l::l::lト､ 　 　 　 　 l/　 i: l|　!　　　　　　　　 　 l¨l/　　　　　　酒に潰れた、アルコール臭い君を見つけた。
　　　 l: l:l: :f´　　 　 ヽ:::l:l::l l!　',　　　 　 /　　 ヽl!　.,　　　　　　　　　/ .l!
　　　 l: l:l: :{　　 O　　}: l:l::l　　 ﾄ.　　　　　　＿＿＿＿　　　　　　 ,.ｲ　　　　　　　　　未成年の飲酒は法的に認められていない。
　　　 l: l:l: :ゞ、　　　,ｲ: l:l::l　　 lﾍ＼　　　 /二二二二ミ､　　　　/ll:l　　　　　　　　　 夢を売る商売であるプロ野球選手が
　,.-‐┤::l:ゞ､合ﾆﾆ金::ﾉﾉ::l_ 　 　 〉l ＼　　　　──‐　　　　　,.ｨ|//　　　　　　　　　 不法行為を働くなど、もっての他である」
´ ／　l: : ゞ､三三三彡': ::ﾄ,ヽー/ .j　　＼　　　　　　　　　 ／　jヽ、
r'"￣ﾆゝ､＿＿＿＿＿ ノ　￣｀ヽ l　　 　 ＼　　　　 　 ／　　 /i　ヽ
　　　　｀ー‐┤:::: ::├─ ､. 　 　 / l　 　 　 　 ゝ､＿ ／　　　 .l　l 　 ト､
　　　　　　　 l: : : : :l　　　 i＿__/　 l　　　　　　　　 　 　 　 　 !　l　　l　｀ｰ､_


出だしの文章を、何度も読み返す。
意味が解らなかった。

32 ：名無しのやる夫だお：2009/12/21 (月) 00:40:30 ID:b/KVvzuc

本当に意味がわからんｗｗｗ

33 ：名無しのやる夫だお：2009/12/21 (月) 00:40:32 ID:SKgR9r4U

はめられたｗｗｗ

34 ：名無しのやる夫だお：2009/12/21 (月) 00:40:42 ID:/fM3CsqQ

罠ｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

35 ：名無しのやる夫だお：2009/12/21 (月) 00:40:43 ID:314jCClQ

…うわぁ

36 ： ◆oLG9iWoh0E：2009/12/21(月) 00:41:17 ID:UT1SxOhw

　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ｢ｉ|
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 | ||
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ,ｒ‐ｫ}」|
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 l []ノ,}
　　　　　　　　　　　　　　　 {　 ,ノ
　　　　　　　 　 　 　 　 　 /　 |
　　　　　　　　　　　　　　/　　|
　　　　　　　　　　 　 　 /　　 l
　　　　　　　　　　　 　 l 　 　 !
　　 　 　 　 　 　 　 　 l　　　 | ＿　 /∠ へ
　　　　　　　　　 　 　 l　 ﾉ　 l＞　｀　 　 ／/ ＼
　　　　　　　　　　　　l　　 　 lﾌ ／ ／／／ハ ヽ　　　　　　　　　「異常事態と判断し、球場内の監視カメラをチェックした。
　　　　　　　　　　 　 |　　 　 l7〃/オ／ｰ≦ ﾄi　ﾄ
　　　　　　　　　 　 　|　　／ |〃|　　 L　　 　 |､ﾄ　　　　　　　　　そこには、ふてぶてしくも君がロッカールームで飲酒行為に
　　　　　　　　　　　/| ／　　 l {ｊl　　, ─ ､ 　 l ﾊ　　　　　　　　　 当たっている画像が映し出されていた・・・
　　　　　　　　　　 iｰ'´　　　　l　}ヽ.　 ￣　　 /'
　　　　　　　　　　 l　 　 　 　 ∧-L　 ￣ 　/l　　　　　　　　　　　 非常に残念なことに、君の相手は確認できなかったが、
　　　　　　　　　 　 l 　 　 /　　＼　 ｀ｉ　ｰ' ト､　　　　　　　　　　　君が飲酒行為を働いたという証拠は、出揃ってしまった―
　　　　　　　　 　 　 l　　/　/　 l　＼｣＼　/、 ﾊ
　　　　　　　　　　　ﾉ､　　 /　　 l　 　 　 ト､| 〈　|　　　　　　　　　 真面目な君が何故こんなことを・・・　俺は驚きに耐えない」
　　　　　　　　　　 ヽi　 ／　 　　 l　　 　 | ｌ ,. <ヽ
　 　 　 　 　 　 　 　 |　　　　　　　ｌ　 　　lﾉ/ 　 ＼
　　　　　　　 　 　 　 |　 　 　 　 　 l　　　|/　　　　ヽ
　　　　　　　 　 　 　 |　　　　　　　　　　 |o　|｀ヽ | 　i



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/| ,／/
　　　　　　　　　　　　　　　　　|ヽ､/:::::::::　 ￣￣フ ､＿
　　　　　　　　　　　　　　　＼-ゝ ／::::::::::＾~|::::::::::::::::＜、
　　　　　　　　　　　　　 ∠￣::／　　　　　　 7::::::::::::::::＜
　　　　　　　　　　　　　／::／:::::::::::::::::::::::::::::/,　　　　　 ヽ、
　　　　　　　　　　　　　フ::::::::::::::::::::::::::::::::::::| ヽD_:::::::......::ヽ
　　　　　　　　　　　　〃/::::::::::::::::::/l〃::::/|斗＜ |::,､::::::::::::ﾐ
　　　 　　 　　 　　　/ /::::::::::::::-テ=t|　/　 （:;::）/l/ヽへ、::|　　　　　　　　　　「しかし君もまだ若い。君の将来の事も考え、
　　　　　　　　　　　　〃|::::::::::/､（::ﾂ ﾚl　　　　〃　 ||> } |r　　　　　　　　　　　俺は君にチャンスを与える事にした。
　　　　　　　　　　　 /　/|:「|「l〃　　 <　､　　　　　　　/ !|　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　l∧ い　　　　,-- ､　　　　 lｲ/　　 　 　 　 　 　 　 　 これから君は今日から５日間、
　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ、　　 l7￣ヽ　 メr=＝-､　　　　　　　　 　 　 毎日球場に18時間詰めたまえ。
　　　　　　　　　　　　　　　　 ,- ､ヽ、　ヽ- ´　　冫::::/　/i　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　/:::ヽ￣ヽ、 ￣　, イ |:::<　　＼　　　　　 　　　　　これは変則的な謹慎と思ってくれて構わない。
　　　　　　　　　　　　　　　 /:::::/:::::::::::|｀─ ´/ ソ:::::::ヽ　／────､　　　　人間性の借りは、野球で返したまえ」
　　　　　　　　　　　　 　　 /:::::::ヽ::::, へ──＜＾＼＿∨￣￣／　　　 ヽ、
　　　　　　　　　　　,──/／_￣イ　　　　　/__　　ヽ　ヽ 、 l　　　　　　　ヽ
　　　　　　　　　　/─､　　 イ　　　　　　　　　 r.....:::/　　　＞＜　　　　　　 |
　　　　　　　　┌┘::　イ　　　　　　　　　　　::::|::::::::|ヽ、／.......　　　 　 　 　 |
　　　　　　┌┘＞イ　　　　　　　　／　/　.::::::::>─´￣　ヽ 、 ＼　　　　　　|　　＜睡眠は自宅で取っていいぞ！
　　　　　 ／ ／　　　　　　　　　　　　/....:::::::::/::....　　　　ヽ..　￣ヽ、　　　　 |　　　俺も甘いなっ！
　　　　／　　　　　　　　　　　　　..:::/::::::;,─ ´　　　　:::::.....　::::::::::.......　　　　 |

37 ：名無しのやる夫だお：2009/12/21 (月) 00:41:39 ID:tNAC2tZ.

お前は一体何を言っているんだｗ

38 ： ◆oLG9iWoh0E：2009/12/21(月) 00:41:56 ID:UT1SxOhw

　　　　　　　　　/: : : : : : :／: : : : : :／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
　　　　　 　 　 /: : : ／／: : :／: ／: : : : : ／: : : : : : : : : : : : : :∧: :: :: :: :: :: :: :: ::
　　　　　　　 /:￣:ﾞi__/: : : :/: : /: : : ／: :/: : : : /7: : : : : : : ｨ::/　∨: : : : : : : : : ::
　　　　／￣二二二二｀ヽ、:::/: : : /: : ｲ: : : : //: : : : : : : ///　　.il: : : : : : : : :: ::
　　　 i: :／／二二二ミヽ: :i:/: : : ｲ: / /: : : ://: : : : : : : ///　　__ll∨: : i: :: :: :: ::
　　　 l: i::f／r‐──ミミi:i:::l: : : ミ//ミ/://://: : : : : :: ::/ l/-=ニ-ll¨l: : ::l: :: :: :: ::
　　　 l: l::i:::f//////7li :i::l: l: : /7/＝tｫ≧ミ/: : : : :///彡'≠tｫPjヾ l: : ｲ: : ｲ::: ::
　　　 l: l::k::∨//////:/l::l::l:::/ ∧　ゞ､ツ__//7: : :///　 ´__ゞ_ ツノ　l: /l: :/l:: ::/
　　　 l: l::l:ヽヽ､三彡'/: l::l::l/　　　｀ ￣　.///: : ://′ 　 　 　 ¨´､.　ﾚ'/∠ l:::/
　　　 l: l::l: : ｀ー─‐'': : l::l::l i　//　/ i　 /' /: ／i　　　　　　　　｀ヽヽ /〃 /l::j　　　　「繰り返すが―証拠は出揃っている。
　　　 l: l::l: : : :: :: :: :: :: ::l::l::ﾄ,l　　　　　　　/:/　..l|　l　　　　　　　　　　j´,,.ｲ .l/　　　　 動画、写真、指紋、毛髪、精液に始まり、
　　　 l: l:l: : : :_,.二.,:: :: ::l::l::lト､ 　 　 　 　 l/　 i: l|　!　　　　　　　　 　 l¨l/　　　　　　　ツマミにしたチーカマから採取した歯紋、唾液。
　　　 l: l:l: :f´　　 　 ヽ:::l:l::l l!　',　　　 　 /　　 ヽl!　.,　　　　　　　　　/ .l!
　　　 l: l:l: :{　　 O　　}: l:l::l　　 ﾄ.　　　　　　＿＿＿＿　　　　　　 ,.ｲ　　　　　　　　　それらを購入したコンビニから、君の辿ったルートまで、
　　　 l: l:l: :ゞ、　　　,ｲ: l:l::l　　 lﾍ＼　　　 /二二二二ミ､　　　　/ll:l　　　　　　　　　　揃っていない証拠は無いと思っていただこう。
　,.-‐┤::l:ゞ､合ﾆﾆ金::ﾉﾉ::l_ 　 　 〉l ＼　　　　──‐　　　　　,.ｨ|//　　　　　　　　　　観念して、俺の言葉に従うといい。
´ ／　l: : ゞ､三三三彡': ::ﾄ,ヽー/ .j　　＼　　　　　　　　　 ／　jヽ、
r'"￣ﾆゝ､＿＿＿＿＿ ノ　￣｀ヽ l　　 　 ＼　　　　 　 ／　　 /i　ヽ　　　　　　　　　 君の同行者を特定する証拠は一つも上がっていないのが、
　　　　｀ー‐┤:::: ::├─ ､. 　 　 / l　 　 　 　 ゝ､＿ ／　　　 .l　l 　 ト､　　　　　　　　無念ではあるがな」
　　　　　　　 l: : : : :l　　　 i＿__/　 l　　　　　　　　 　 　 　 　 !　l　　l　｀ｰ､_











　　　　　　　　_ -' ￣　　　　　　 Vl_
　　　　　　∠　　　, ﾍ ヘ ヘ　　　　 ヽ
　　　　　 ／ 　／　　　　　　 ヽ　　　ヘ
.　　　　 /　／／　／　 ／　 / }　　　 ､＼
　　　　/／　/　 ／　／　/ / ハ ヽ＼ ヽ ヽ
　　　　　ｲ /　／∠/_／/ /_/_,,ム }ヽ N
　　　　　 l,-l/ / _て::ﾅ７ / / 1::T_N ﾊ !　　　　　　　　「もし君が俺の言うことを聞かなかった場合は―
　　　　　 {　 l/　　￣ /／ !　 ￣　 ｜!l　　　　　　　　　君だけではない、君の友人、知人、親兄弟にまで害が及ぶだろう。
　　　　,イヽﾊ　　　　　　　 〉　　　　 !ﾉ、
　　／　 |　　 ﾍ 　　　　　＿ 　　　 ハ　＼　　　　　　　君が善意と良識に溢れた行動を取ることを祈る」
／　　　 |　　　l ＼　　 /＿ ﾉ 　メ/　 l 　　＼
　　　　 ｜　　 l　　＼　 ー　　／ｌ　　 l　　　　＼
　　　　　|　,--､ヽ　　　 ー イ　　! /￣!　　　　　 ヽ
　　　　　|/　　　 ＼　　　　　　　l/　　|　　　　　　/ !
　　　　　　　　　　 ﾉｉ一　　　　ｰlヽ、　　　　　　 /　|


相良の書いた手紙は、そこで終わっていた。

そして封筒から、ルルーシュがビールを口につける瞬間の写真が１枚、ヒラリと地面に落ちる。

39 ：名無しのやる夫だお：2009/12/21 (月) 00:42:09 ID:314jCClQ

鬼畜じゃ…
ここに鬼畜がおる…

40 ：名無しのやる夫だお：2009/12/21 (月) 00:42:22 ID:uKlN6To.

せｗｗいｗｗえｗｗきｗｗ

41 ： ◆oLG9iWoh0E：2009/12/21(月) 00:42:24 ID:UT1SxOhw

　　　　　　　　　　　　　　 　 　 /:::/:/.:://.::::/.:::::::::!::::!
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /::!::|/.:://:/::/.::∧:::l:::::!
　　　　　　　　　　　　　　　　/.::｣:::!:://iｲ::/://=ﾍ::L!:l　　　 　 　 　 　 , -‐‐--‐‐ ､
　　　　　　　　　　　　　　 　 }ハj:::i:ft|/l//筮t':ﾑj::!　　　　　　 , -‐'　　　　v 　 ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　 }:::从 　　 }　　 //.:::ﾄ{　　　　　　/　　　｀ ー　ゝィｧ‐､
　　　　　　　　　　　　　　　　　 以i:::ﾄ､ ー‐‐ ｲ/.:∧!　 　 ,　-‐ ′　　　　　rー{_｀ヽ、ヽ
　　　,　⌒ ー─一=､､＿, -‐‐‐ｧ‐ﾍj´ ｀ ｰ ´⌒'く_, -‐‐ｧ′ 　　　 ヽ、　 (￣ヽ　ヽ　}¨´
　 ／　　　_　　　　　 i ｀丶｀ 　　ヽ、　、　　　,　　 　／　　　　　 　 ／ﾞヽ＿｀　}__ノｰ'
　{　 二Y´ 　　　　　　　　　　　　　 丶、　 ／　　　　/　　　＿_,　'´　　　　｀¨¨´
　｀ｒ､ｰ┘　　　　　　 }　　､　　　　　　　{　　,　　　　　 ,　　ノ‐'
　/　}　 _ 　 　 ___　 /ーrﾍヽ、　　　　　　 /　　　　　/‐　´
　!　 ノ´ } r,.‐┤　V　　 ヽ ＼　　　　　　 ′　　 　 / 　　　　　　　　　　　　　「わけわかめ」
　｀¨{　　 / }　 }　 ﾉ　　　 {`　 ｀マ ＿__ ,.::_ _＿_厶′
　 　｀¨¨´ └‐'ﾞ¨´　 　 　 !　　　　 　 　 　 　 　 /
　　　　　　　　　　　　　　 l　　　　　　　　　　　/
　　　　　　　　　　　　　 , ｲ　　　　　　　　　 , '
　　　　　　　　　　　　／　l　　　　　　　　,ィ´
　　　　　　　　 　 　 ,′　　　　　　-　　　 {
　　　　　 　 　 　 　 |　＼ 　　　　　　　 ,　ﾍ
　　　　　 　 　 　 　 |　　 〉‐v -‐‐‐‐- v‐‐､　、
　　　　　 　 　 　 　 { 　 ,′ j 右 　 右 !　　}　`､
　　　　　　　　　　　 ',　 ゝ. 人　　_　　人_,ノ　　 ヽ

ルルーシュは ふしぎなおどり を おどった。

42 ：名無しのやる夫だお：2009/12/21 (月) 00:42:41 ID:/fM3CsqQ

＞動画、写真、指紋、毛髪、精液に始まり、

１つあってはならないものが混ざってるぞおいｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

44 ： ◆oLG9iWoh0E：2009/12/21(月) 00:42:44 ID:UT1SxOhw

　　　　　　　　☆　　　　　　　　☆　　　　　　　　☆　　　　　　　　☆　　　　　　　　☆


　　　　　　　　　　//. : ://　 ／.::::::::::: . :. :.:::::::::::::::::｀丶、
　　　 　 　 　 　 //. : :,' ,′ '.:::: : : : :: .:: .:::.:::::::::/: :: :::: .: ヽ、
　　　　　　　　 //. : : :{ { /.::::::: .:: .:: .i:::/|::::/::::/.://.:i:::::.:. ::ﾄ＼
　　　　　　 　 , .′. : : l |'.:::::::::i::::::::::::ﾚ≠ミﾒ>'ﾚ':/从i.i::::::.:iﾍ　｀　　　　　 　 ,1
　　　 　 　 　 i{ : : : : : l |:::::::::::|::::::::::::ﾄ､{ﾄ少　/ｲ/f=ﾐ」:::::::ﾄ::}　　　　 　 　 / {
　　　　　　 　 ｌｌ: : : : : :l |:::::::::::ﾄ､:::::::::|　　　　 ノ' ｀㌣1:::::::! }!　　　　　　 / ,い
　　　　　　 　 ||: : : : : :vﾍ:::::::::{　ヽ､ﾄl　 ､_　-─┐′}:::::!:!　　　　　 　 / / :! !
　　　　　　 　 ﾘ: : : : : : ヽヽ::::::ﾄ-rﾍ　　　仁二､｀{　.ｲ:::::从　　　　　　/ /. : | |
　　　　　　 　 {: : : : : : : : ヽヽ::|::::}　ヽ. 　 ヽ＿,ﾉ//| }:/　　　　 　 　 / /. : : |/　　　　「そうか！夢だ！」
　　　　　,． -┴: : : : :、: : : ヽヽ:::| __　｀　　.￣´∧:| |'　　　　 　 　 / /. : : : ′
.　　　 ,: : : : : : : : : : : : :ヽ、: : ヽ`く__ 二ニコ７´　 ｀　　　 　 　 __,/ /. : :／
　 　 /. : : : : : : : : : : :「　丶、: : :ヽヽーrｲ　V⌒ヽ＿ ..　 -‐　¨´/ /. :／
　 _,厶-‐-: : : : : : : : :{　{丶　二二　>、｀}　　　　 ﾏﾍ 　 　 　 , ' /:／
. :´: : : : : : : :｀ヽ、: : : : ､ ､: : : : : : : : : :ヽ|　　　L　｀、>‐┐／／´
'⌒:ー‐＝‐-: : : : : : : : : :､ ､: ＼‐､: : : : : ｀ ー└'─'ーｧイ／7ー─ ､
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽヽ: :ヽ ヽ、: : : : : : ー＝＝彡'. :/. : : : ,: : ヽ
. : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽヽ: :＼ ヽ､＿＿_: :-‐- ､: : : : : : ／/: : : ｀､
ー=＝＝=‐‐-: : : : : : : : : : : : : ヽヽ : ＼　　　　. : :⌒丶、 ー '´ 厶: : : : :｀､
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽヽ、: ｀¨¨¨´: : : : : : : :｀¨¨¨¨´: : ｀ ー─へ、
ｆ⌒ヽ、: ,: -‐-:､: : : : : : : : : : : : : : : >､＼ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ｀ヾ､
ヽ: : : :ヽ: : : : : : :マ二二二二二　. -‐ヘ ヽ、: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ｀ヽ、
: : ',: : : : ヽ、 : : : : ＼:_:_:_:_:_:_:_:_:_:_:_:_:_:_:_:丶丶: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 丶、
: : :}: : : : : ｀}: : : : : : ｀}　　{＿＿][ {＿＿][　 丶丶: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :_:_:_＞ー─‐ ､
: :ノ. : : : : :ﾉ : : : : : : ﾉ＿＿＿＿＿＿＿＿＿'}｀ﾄ､丶、: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :　 : : : : : ヽ、


ルルーシュはとりあえず言ってみたが、そんな筈はない。

朝の冷気が身体を刺す。アルコールが脳の扉を叩く。


現実だ。

47 ： ◆oLG9iWoh0E：2009/12/21(月) 00:43:14 ID:UT1SxOhw

でも、現実だとるすとおかしいのだ。

相良は陰湿な嫌がらせなどする男ではないが、今回はそれに近い。
では、何故？

理由なんて、これっぽっちも思い浮かばなかった。



　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,　-‐‐' ￣￣￣ `　ｰ　､
　　　　　　　　　　　　　_　- '￣.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼
　　　　　　　　　　　　 /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
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　　　　　　　　　　|:| |:.: .|.:.l//// ヽヽ::..:.:.:.:.ヽ|: :.: .:.:.:./:. :.:.:/　　/
　　　　　　　　　　|:| |:.:.:.l.:.:.〉//ー-ヽヽ::..:.:.:.:.| :.: .:.:./:.:.:.:.:/　　/､_
　　　　　　　　　　|:l |:.:.:.|.:.//´ 戈ﾒzｭ_ヽヽ:.:.:.l :.: :.:.:r ､.:./　　/: :＼＼_
　　　　　_　 -　ー|!‐|:.:.:l:/　　　 ￣¨＿＿ゝ,':: .:.:.:./／:/　／: : : : : :＼＼
　　_ ／　　　　　　　 ',:.| ヽ　　　　　{: : : : : ＼:.:.:./:.:／／: : : : : : : : : : ＼＼
　　￣｀ ー--､　　　　 |!　|:.ヽ‐‐､ r┴─ : : : .＼l／／.: : : : : : : : : : : : : : ／　　　（わけわかめ～）
　　　　　　　　　＼　　　　|／ヽ_／二 : : : : : : : : ＼: : : : ::.::.::.::.::.::.:: : : ／
　　　　　　　　　　　¨＼　´　　{ : {: : __: : : : : : : : : : ヽ::.::.::.::.::.::.::.::.: .／:.＼
　　　　　　　　　　　　r─ヽ ／',: :|: :|　ヽ : : : : : : : : : |::.::.::.::.::. : : : (_::.::.: : :＼
　　　　　　　　　　　　|: : : :}l 　 |: |: :|／ ｀ヽ : : : : : , -l: : : : : : : : : : ￣￣｀￣｀
　　　　　　　　　　　　|: : : :|i＼ ゝ‐´　／ 　 | : : :／／|: : ／::.::.::.::.::.::.: : : : : : : :
　　　　　　　　　　　　|: : : :|',　ヽ--´ 　 　／ l:／／　 |γ::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.: : : : : :
　　　　　　　　　　　　|: : : :|ヽミ≡彡　／　／／　|!　 |: : /::.::.:.::.::.::.: : : : : : : : : : :
　　　　　　　　＿r─┘ ＿|∧　　　／　／／ヽ‐ノ 　 |: :/: :／::.: : : : : : : : : /: :
　　　　　　　　|: : : : : : : : : ||∧　∠__／／　ノi ¨　／{ /:／:::.: : : : : : : : : : /: :
　　　　　　　　|: : _______／ || ∧　ヽ__／‐‐´／ ／: : :|／ : : : : : : : : : : : : /: : : :
　　　　　 r─┘: : : : : : : : ||　∧＼｀ー‐‐´　／: : : :: | : : : : : : : : : : : : ／: : : : |
　　　　　/: : : : : : : : : : : : :||　ヽ　／｝ ＿_／:: : : : : : | : : : : : : : : : : ／: : : : : : |



重い頭を頬杖で支えながら、ベンチで呆けるように考える。




考えても正解は無かった。
あるのは冷たい空気と、頭を叩くハンマーと、そしてかすかに聞こえる足音だけ―

50 ： ◆oLG9iWoh0E：2009/12/21(月) 00:43:52 ID:UT1SxOhw

　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ,　-‐──‐-､
　　　　　　　　　　　　　　　／::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.＼　　　　　 r‐-､
　　　　　　　　　　　　　　/::./ ::.::.::／r__-､::.r_‐┐､　　　 .| l⌒ヽ
　　　　 /}　　　　　 　 　 |::.:|::.::.／::/::/ ＼＼ﾉ .{.::.', 　 　 | |　 　|
. 　 　 / ||　　　　　 　 　 |::.:|::.//{ノt‐_─┘ 　　＼}.　　　| |　 　|
　　　 |　||　　　　　　　　ﾉ::.:∨代芝ｋ ｀＞ 　 　 　 ＼　　| |　 　|
　　　 |　||　　　　　　 _彡ｲﾄ､:＼ 　 　 }.| f⌒ヽ.　　 　 ＼ﾉﾉ 　 .,'
　　　 |　||　　　　　　　 　}八_＼,＞　__ {ﾉ　 ノ 　 　 　 　＞==〈
　　　 |　|ト､　　　　　　　　 }::|:.ﾄ､　 '⌒`　／¨¨´￣＞／ 　 　 ﾊ
　　　 |. 八　｀丶､　　　　　ﾉ从l　｀丶､_／|__,　-‐ ´ //　　＿ノハ
. 　 　 V/´＼　 　 `ｰ‐─……ト-ｧ‐v‐v‐|.　 　 　 //　 //¨¨´　_',　　　　　　　　　（足音？）
　 　 　 ＼ 　 ＼.　　　　　　 r┴/ 　 ∨ 八＿_／//　　ﾚ　　 ／　',
　　　　　　＼ 　 ＼.　 lfヽ、ﾉ　/　 　 o　　 }／　 ￣｀ヽ、 　./　　　',
.　　　　 　 　 ＼　　＼|| 　 ｀ヽ{___＿＿__／　　　　　 　 ＼/　 　 　 ＼
　　　　　　 /´￣￣　 .||　　　　　　　　　　　　　＿＿ノ}　　＼　　　　　＼
　　　 　 　 |　 　 　 　 ||　　　　＼　　　 　 　 //¨¨¨¨´　　 　 ＼　　　　　＼
　　　 　 　 |　　　　-‐八　　 　 　 ＼＿＿_,ノ/　　　　　　　 ／　＼　　　　　＼
　　　 　 　 |　 ／ 　 ´　 ＼.　　　　　｀¨¨¨¨ ´ 　 　 　 　 ／ 　　 　 ＼.　 　 　 ｝
　　　 　 　 |／／　 　 　 　 ＞──┐　　　　　　　　 ／￣￣｀丶､　　　　　　人
　　　　　／／　　　　　　／: : :,　-‐┴──┐====彳 　　　　　 　 ｀ ー‐─くヽ ＼
　　　　 ｛_/　　　 　 /レ': : .:／ : : : : : : : : : : |　　　　|　　　　　　　　　　　　　 | |　　',
　　　 　 /　　　／ /: |: : ／: : : : : : : : : : : : : |　　 　 | 　 　 　 　 　 　 　 　 　 | |　　 ',
　　 　 ./　　／ 　 |: : し' : : : : : : : : : : .: .: .: .:l 　　　 |　　　 　 　 　 　 　 　 　 | l　 　 |
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　　 ./／　 ／/　/ : : ／￣￣_￣￣＼ : : : : l.　　　 l　　　　　 　 　 　 　 　 //　　　 .|
　　/　　／　/　//´l/　　 ／ ﾉ　_　 　 ヽ.: .:/ 　 　 .l　　　 　 　 　 　 　 　 //　　　　 |
　./　／　　/ 　l.:|.　|　 ／ ／／ ﾉ　　　　∨　　　　l　 　 　 　 　 　 　 　 //　　　 　 .|
　{／　　　｛____」ﾉ. └'´　く／ ／／）　　 /　 　 　 .l　　　　　　 　 　 　 .//　　　　 　 |
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|｛.　　　 /ノ/ /　　 　 　 　 　 ∠ノﾌ_／　 ￣＼　　',　　　 　 　 　 　 //　　　/ 　 　 .|


違和感が聞こえた。
ぼんやりとした頭をグラウンドに向ける。

丁度反対側の３塁側ベンチ付近に、ランニングを行う男の姿が見えた。









　　　　　ﾊｯ
　　　　　　　　　　 ＿＿＿_
　　　　　　　　　／　　 　 　 ＼
　　　　　　　 ／　U　　　 ― 　　‐　　ﾊｯ
　　　　　　／ 　 　　　　 （ ●）　　）
　　　　　　|　 　 　 　　　　 　（__ﾉ､_）
　　　　　　＼　 　　 　　　U 　｀_⌒
　 ﾊｯ　　　／　　　　　　　　　　　＼


―やる夫である。

53 ： ◆oLG9iWoh0E：2009/12/21(月) 00:44:21 ID:UT1SxOhw

寝起きと、二日酔いの不快感に、
新たな不快感が加わった―


　　　　　　　　　　　　　　 _　':.´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.｀`ヽ､
　　　　　　　　　　　　　／:.:.:.／:.／／:.:.:.:.:.:.:.l:.:.:.＼
　　　　　　　　　　　 , '.:.:.:.／:.／／::..:.:.:.／/.:.l.:.ヽ:.:.ヽ
　　　　　　　　　　　i:.:.i:.:/:.:.:///l:.:.:.:.:／:./|:.:.ﾊ:.:.:!.:.:.:.:.'.
　　　　　　 　 　　　l:.:.|.:.|:.:.// l l|:.:.://∠/:./__',:.:|:.|:.:l:.:.',
　　　　　　 　 　　　|:.:.l:.:l:./7/|!‐|:./// 〃/‐‐-ヽl:.!.:.|:.|:l
　　　　　　　　　　　}:.:{:.:.|ｆ仆ｽ7ﾐ|{/ ｝ /´tｆ匁ﾇヾ〉!:./:.lﾘ
　　　　　　　　　　 /:.:.',.:.',￣￣　 !　i| .　　￣￣ ,':./:.!:.|
　 　 　 　 　 　 　/:.ﾊ:.:.ヽヽ　　　　　___　　　　 ﾉ:/､:.|',|
　　　　　　　　 ／}/　'.{ヽ＼　　　〃 ‐:. ヽ　　/://}|:.} ヽ　　　　　　　　　「―」
　　　　　　　　　 ﾉ　　ヽヽ＼ゝ　　　　　　　　 ／ｲ´ﾉヽ
　　　　　　　　　　　　　}l:.:.l:.:｀丶、 　　　　 イ:.:.l:.:/
　　　　　　　　　　　　　ﾘ',:.|:|:.:|　 ｀　-　'´ 　|:.l:.|:.{
　　　　　　　　　　　　　　ﾘi:.|:r´- ､ ＿＿＿,lヽ:.{:|
　　　　　　　　　　　　　　／｀ー -r､,--､-､-┴ ､ヽ
　　　　　　　　　　　　　　>‐'　　/　/　　ヽ ヽ-‐<
　　 　＿＿＿＿＿＿,／＼￣/　/　　　　l　'、／)__
　r‐'´: : : : : : : : : : : : :＼＼ ∨　,'　　　　 i　　l 　/　l ｀ｰ--､＿＿＿
　l : : ､: : : : : : : : : : : : : : ', ∨　　　　{/　　　　| /　/: : : : : : : : : : : : ｀　‐‐､
　|: : : :＼ : : : : : : : i: : : : }　{　　　　 （_）　　　 l　 / : : ',: : : : : : : : : : : ／: : l
　|: : : : : :＼ : : : : : |: : : : ヽ ヽ　　　　　 　 　 .'　/: : : : ヽ: : : : : : : :.／: : : : |
r'‐ー─--: : : : : : ,'/ : : : : : ＼＼　　　　　　/　/: : : : : : l: : : : r'´: : : : : : : :|
| : : : : : : : : : ヽ: : : : : : : : : : : : ',　', 　　　　/　/: : : : : : : |: : : : !: :-‐'￣￣￣ヽ



ただ、次の瞬間に動揺する。


　　　　　　　／: : : : : : :/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :＼
　　　　　　/: : : : : : : :./: : : : /: : : : : : : : : : : : : : : : : :＼
　　 　 　 /:. :. : : : : :./: : : : /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
　　　　 .//: : : : : : :/: : : : /: : : : /: : : : : : : |: : : : : : : |: : :ﾍ
　　　　//: : : : : : : |:.:r‐､r‐､: : :/: :/: : : : : :.|: : : : : : : |: :|: :|
　　　./: !: !:. : : : :.r‐､!　.| 　|:.:/: :/: : : /: : /!: : : ! : : :.|: :|: :|
　　 /: : |: |.: |: : : :| 　i 　| 　|/: :/: : : /: :.:/ .i: : : |:.: : :.|: :|: :|
　 ./: /: |: |.: |: : : :| 　| 　! 　!:.:/: : : /: : :/　 ＼:. ! : : :.|: :|: :ヽ、
　/／: /|: |.: |: : : :| 　| 　| 　|/: : : /|: : /　 , ィ≦!:.:.:.:. !:. !｀ ー｀‐
／ /: / ヽヽ:ヽ: : ｲ 　i 　| 　|: : : /./／ イj　} .} .|: : : /:.:.|
　./／　　|＼: ／ l. 　! 　! 　!: :./／／夂ｪシノ　|: : /: :.:.|　　　　　　　　（今、何時だ？）
.／　　　 .|:.／ .／! 　| 　| 　|: / !　　　￣￣ 　 ﾉ／:.: :|:ﾍ
　　　　　 |ヽ　ヽ　!　 | 　|　 |/　|　　　　　 　 ／: : :|:.: |: :.ヽ、
　　　　　ﾉノﾍ.　∨.　　　　　!　 ヽ　　　, -‐‐､/:. :.: !: :.!｀ ー ｀-
　　　　／　　|　　　　　　 　 ヽﾆ二ン´　,　' ´|: /|:. !:.: !
　　　　　　　 |　　　　　　　　 　 　 　 ／　 　 !/. !:∧: |
　　　　　　　 |　　　　　　　　　　　／　　　.＿!））/　ヽ|
　　　　　　　 |　　　　　　　　　　/ニニニ.|─‐' |
　　　　　　　 |　　　　　　　　 ／: : : : : : | |: : : : |
　　　　　　　/　　　　　 　 ／: : : : : : : : .| |: : : : |
--─==ﾆﾆ/　　　　　　／| |: : : : : : : : : | |: : : : |｀ﾆﾆ=- ､＿＿
: : : : : : : : .|　 　 　 　 /: : ! !: : : : : : : : : ! !: : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : .|　 　 　 　 |: : :! !: : : : : : : : : ! !: : : : : : : : : : : : : : : :


慌てて腕の時計を見る。
夏に、夜の冷え込みが残っている時間だ。

練習を行う時間では、無かった―

56 ： ◆oLG9iWoh0E：2009/12/21(月) 00:44:55 ID:UT1SxOhw

やる夫は走る。
球場のフェンスを時計回りに沿うようにぐるりと走る。

　　　　　　　　ﾊｯ
　　　　　　　　　　 ＿＿＿_
　　　　　　　　　／　U 　 　 ＼　　　　　ﾊｯ
　　　　　　　 ／　　 ─　　 　 ―
　　　　　　／ 　 　　（ ●） 　（●）'
　　　　　　|　 　 　 　 　（__人__）　 |
　　　　　　＼　 　　 　 　｀ ⌒´U／
　　　　　　／　　　　　　　ー‐　 '　　　ﾊｯ






当然、段々とルルーシュに近づいてきて―



　　　　　　　　　　 ＿＿＿_　　　ﾊｯ
　　　　　　　　　／　　 　 U ＼
　　　 ﾊｯ　　 ／　　 ─　　 ― ヽ
　　　　　　／ 　 　（ ●） 　（ ●）'
　　　　　　|　 U 　 　 （__人__） 　　|
　　　　　　＼　 　　 　 ｀ ⌒´ 　,／ﾊｯ
　　　　　　／　　　　　　ー‐　　 ヽ










　　　　　　　　　　 ＿＿＿_　　ﾊｯ
　　　　　　　　　／　　 　 　＼
　　　　 ﾊｯ　 ／U─　 　 ─　＼
　　　　　　／ 　 （●） 　（●） 　＼
　　　　　　|　 　 　 （__人__）　　 U |
　　　　　　＼　 　　 ｀ ⌒´　　　,／　　ﾊｯ
　　　　　　／　　　　　ー‐　　　　＼

目が合った。

57 ： ◆oLG9iWoh0E：2009/12/21(月) 00:45:20 ID:UT1SxOhw

やる夫は一瞬、いやそーーーな顔をした後、

　 　 　　　＿＿＿_
　 　　　／U　　　　＼
　　　／_ノ 　ヽ､_　　　＼
　 ／（●）三（●）)　　　.＼
　 |　　 （__人__）　　　U　　|
　 ＼　ヽ|r┬-|　/　　　／
　 ／ 　 ｀ー'´　　　　　 ＼




挨拶をした。

　　　　 　＿＿＿
　　　　／　　 　U＼
　　 ／　 _ノ ''　'ー　＼
　／　　（●）　 （●）　 ＼　　　　　　　　　　　　　「オッス・・・だお」
　|　 　U　 （__人__）　 　　|
　＼ 　 　 　｀ ⌒´　　　／


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l. :.:.:.:./:.:.:./: :.// :/:.:. :.:.:./:.///l:.:.:.:.| :.:.: .:.:.:.l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　': .:.:.:/:.:.:./ .:.// :/|:.:. :.:./:.////|:.:.:.:.| :.: .|:.:.:.|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾉ:l:.l:./ :.:.:/: // :/| l:. :.:./:.////　|i:.:.:.| : .:.|:.:|:l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　//|.|:.|　:.:.l:./A|:./l:| |: .:/:.////_..-|l:.:.:l :.:.:.l:.:.|:|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.　　　　　　　　　　　　ノ´ l:|:.| :.:.:.|ｒ=ｒz|l､ﾘ､| ./:.////_,r=＝ﾐ} .:.:.ﾉ:.:.|:|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|l|:.lri.:.:.',仆-´ｨ ﾐ.l:,':///_,イｼ-イ ﾌ:.:./.l:..:.:lヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　i!|:.|',|.:.:.ヽ｀￢ '´ ﾘ i}/´　 ｀ ＝‐７:.:.//:|:.:.l|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽl|{ヽヽヽ　　　　 i!　　　　　　/／l´|:.lヽl
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　l:.l＼　　　 _｀＿　　　／ｲ:|:.l:l|:.l　｀
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「・・・おはよう」　　　　　　　　　　　　　}/|:.:.|＼　　─- ｀　,イ:.|:./l:.||l `ｰ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　l /_| ｀丶、　,　'　　|/|l| |:{ ｀
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/´ {ニニrﾆニﾆﾆ}ニニ}　`ｰ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|∧: :| |: : : : | |: ∧:|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　__ノ）)(,-.| |: : : : | |,-)( |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿　-─＝￣. : : 孑.| |: : : : | |（卅)＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿-─´: : : : : : : : : : : : : : :卞: : :| |: : : : | |: 干: : : ￣: :｀:丶 、

58 ： ◆oLG9iWoh0E：2009/12/21(月) 00:45:43 ID:UT1SxOhw

義務だけ果たすとやる夫はルルーシュに目もくれず、その前を通り過ぎていく。




　　　　　　　　　 ＿＿＿_
　　　　　　　　／　U　　　＼
　　　　　　　/　　─　　　　　＼　　ﾊｯ
　　　　　 　 '　（●）　　　　U　 ＼
　　ﾊｯ　 　（ｌ､__）　　　　　　　　　 |
　　　　　 　 ⌒´　　　　　　　　 ／
　　　　　　　｀ｌ　　　　　u　　　 ＼
　　　　　　　　ｌ　　　　　　　　　　 ＼




ペースが速い。
まるで、陸上選手のようだとルルーシュは思った。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/:::::: /:::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 //::/:l:::::::/::::::;/:::/::::;ﾍ::::::::|::::::::::::::::}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／/:::|:::l:::::;ﾍ/, '/:::/:::/　 |::::::l:::::::::::::::;'
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/|:::l:::l/:/≠､/／／ﾆ￣ﾘ::: /::::::::::::::l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　{ |:ﾊ::|:::l ゞ‐'' ／　'"てﾉﾝ/:::::::/｀i;':|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l'　|l::::!　　!　　 　　ﾞ"/;::::::; '_..'´ﾊ{
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|::ﾘヽ　_　　　　／/:／/::l::/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l;'　 |:;ヽ　｀ 　_,. /'´ _/::::l:l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 !'　｀ｰニ-‐_''"´/イ:l!'
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（シャワーを浴びよう・・・）　　　　　　　　　　 _,|l￣|| _,=_: : :| `
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,.. -‐'''''""´　!l: : |l "}{｀: : :＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /:: : : : : : : : 〃: 〃: : : : : : : : :`- _
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/:: : : : : : : :〃: 〃: : : : : : : : : : : : ::｀''
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|: : : : : : : :〃:: 〃: : : : : : : : : : : : : : ,: :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l: : i'p=､_〃: 〃: : : : : : : : : : : : : : ´: : :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l: :l::|l: : : : : : : ''＝=､､_: : : : : , ' : : : : : :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ!::|l:: : : : : : : : : : :０||: : : : / : : : : : : :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|::|l: : : : : : : : : : : : ||: : : : : : : : : : : : :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .|::|l: : : : : : : : : : : : ||: : : : : :ヽ: : : : : :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |::|l: : : : : : : : : : : : ||: : : : : : : :＼: : : :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l::ll: : : : : : : : : : : : ||: : : : : : : : : ::ヽ、:

人に会った事で、ルルーシュの脳がようやく回転を始める。

回転が始まったとたん、酒の臭いが染み付いた、自分の臭いが気になった。
ルルーシュは、シャワーを浴びる事にする。

61 ： ◆oLG9iWoh0E：2009/12/21(月) 00:46:16 ID:UT1SxOhw

　　　　　　　　☆　　　　　　　　☆　　　　　　　　☆　　　　　　　　☆　　　　　　　　☆


臭いは、中々落ちなかった。

一体どれだけ飲んだのだろうか？
ルルーシュは飲み会というものが初めてだった。

そのため、自分が大酒を飲んだのかどうかすら、区別が付いていない。




　　　　　　　　　　　　_ -　‐───---､__
　　　　　　　　　 ／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀丶、
　　　　　　　　／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.　 .:.:.:.:..＼
　　　　　　 ／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:　.:.:.:＼:＼
　　　　　／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: .:.:.:.:.:.:.:.:. :. :.:.:＼:.`ニﾆ=ｰ
　　　　 /.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l:.: .:.:.:.:ヽ:.:ヽ ヽ :.:.:.: ..:. :.:.＼:.`ｰ-､＿
　　　　/:.:.:./ .:..:.:. /:.:.:.:/:.:.:|､＼ :.:.:.:.ヽ :ヽ ヽ :.: .:.:. :.:.:.:.＼￣
　　　 /.:.:./　.:.:.: /:.:.:.:/ .:.:.:| ＼:.＼. :.:.l :.:| :.|: .:.:.:.:ヽ:.ヽヽ:.:＼
　　　/:.:.:.|l .:.:.:. /:.:.:.:/ .:.:./|　　＼:.＼:l :.:|: .|r ､:.:.:.:l|:.:|:.|｀ヽ､`ｰ､＿
　　 ﾉ/|:.:.||: .:. /:.:.:.:/ :.:./|:.|　　∠弌ヽl .:.|:.:|　ﾉ.:l:.:.|:.:.|:.| 　　￣　　　（やたらロシアの酒が多かったのは覚えてるんだけど・・・）
　／'´ |:.:.|l:. :.:.{:.:.:./ :.:./ .|:.|_／／_j },ﾉ|:.:.|:.:|/|:.:.|:.:.|:.:.|.i|
　　　　l:.:l ヽ:.:.|:.:./ :.:./､　|.l´彡＞＝´ |:.:l:./l }.:.|:.:.l:.:.l|ﾘ
　　　　|:,'　 ヽ:|､{:.:.:.{,孑ゝヽ､　　　　　/イ/// ｲ/ヽヽ:.`ｰ-､_
　　　　{l　　　ヽ{ヽ　ヽ¨´|　　　　　　´　／/　 /　　ヽヽ￣
　　　　ヽ、　　 ヽ.{:.:.|ヽヽi!　 ＿ ,＿_　　∠　　　　　　 ',
　　　　　　　　　 |{ヽ{　 |:.｀＞ ､　　　／　　　　　 　 　　ﾍ
　　　　　　　　　　　｀ 　}ノ ｿ ﾝ ｀ ‐´Ⅵ　　　　　　　　　　ヽ





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　　　　　　　　_ -' ￣　　　　　　 Vl_
　　　　　　∠　　　, ﾍ ヘ ヘ　　　　 ヽ
　　　　　 ／ 　／　　　　　　 ヽ　　　ヘ
.　　　　 /　／／　／　 ／　 / }　　　 ､＼
　　　　/／　/　 ／　／　/ / ハ ヽ＼ ヽ ヽ
　　　　　ｲ /　／∠/_／/ /_/_,,ム }ヽ N
　　　　　 l,-l/ / _て::ﾅ７ / / 1::T_N ﾊ !
　　　　　 {　 l/　　￣ /／ !　 ￣　 ｜!l　　　　　　　　　　　　　　「駆けつけ三倍といってだな、
　　　　,イヽﾊ　　　　　　　 〉　　　　 !ﾉ、　　　　　　　　　　　　　　最初はちょっと酔いをまわす為に、
　　／　 |　　 ﾍ 　　　　　＿ 　　　 ハ　＼　　　　　　　　　　　　　通常の三倍の量を飲む。
／　　　 |　　　l ＼　　 /＿ ﾉ 　メ/　 l 　　＼
　　　　 ｜　　 l　　＼　 ー　　／ｌ　　 l　　　　＼　　　　　　　　　それ、グイっといけ」
　　　　　|　,--､ヽ　　　 ー イ　　! /￣!　　　　　 ヽ
　　　　　|/　　　 ＼　　　　　　　l/　　|　　　　　　/ !　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そうなんですかー＞
　　　　　　　　　　 ﾉｉ一　　　　ｰlヽ、　　　　　　 /　|　＜それｳｫｯｶだけどな m9(^o^)

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シャワーで身体を擦るのにも疲れ、ルルーシュはシャワーを頭上に固定し、お湯を打たせるままにした―

62 ：名無しのやる夫だお：2009/12/21 (月) 00:46:43 ID:314jCClQ

ちがう！それちがう！

63 ：名無しのやる夫だお：2009/12/21 (月) 00:46:54 ID:7U30nVdk

三杯じゃなくて三倍かｗｗｗ

64 ： ◆oLG9iWoh0E：2009/12/21(月) 00:47:18 ID:UT1SxOhw

そこにやる夫が入ってくる。


　　　　　　　　　　　　　　ζζζ
　 |┃　 　 ガラッ　　　 ＿＿＿_
　 |┃　三　　　　　　／u　　　　 ＼
　 |┃　　　　　 　 ／ 　 ＼,　､／　 ＼
　 |┃　.　 　 　 ／ 　（ ●）　 （● ）　＼
　 |┃　三　　　|　　 '"　（__人__）"'　u　|
　 |┃　　　　 　 ＼　 　　` ⌒ ´ 　 　／
　 |┃　　　 　 　 ／ゝ　 　 "`　　 ィ　｀ヽ.
　 |┃　三 　 ／　　　　　　　　　　　　　　＼
,⊆ﾆ´⌒￣￣"　　y　　　　　　　　　　 r､　 ヽ
⊂二、 ,ノ──-‐'´|　 　 　 　 　 　 　 | l"　 |
　 |┠ '　　　　　　　|　 　 　 　 　 　 　 l/'⌒ヾ
　 |┃三　　　 　 　 |　 　 　 　 　 　 　 |ヾ___ｿ

体中は汗まみれ。
それどころか頭から物理的な意味で湯気が立っている。

早朝から、どれだけ走りこんで来たのか知れなかった。




やる夫はルルーシュを見つけ、嫌そーーーな顔をした後、

　 　 　　　＿＿＿_
　 　　　／　　　　　＼
　　　／_ノ 　ヽ､_　　　＼
　 ／（●）三（●）)　　　.＼
　 |　　 （__人__）　　　　　　|
　 ＼　ヽ|r┬-|　/　　　／
　 ／ 　 ｀ー'´　　　　　 ＼




挨拶をした。

　　　　 　＿＿＿
　　　　／　　 　　＼
　　 ／　 _ノ ''　'ー　＼
　／　　（●）　 （●）　 ＼　　　　　　　　　　　　　「オウ・・・」
　|　 　　　 （__人__）　 　　|
　＼ 　 　 　｀ ⌒´　　　／


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l. :.:.:.:./:.:.:./: :.// :/:.:. :.:.:./:.///l:.:.:.:.| :.:.: .:.:.:.l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　': .:.:.:/:.:.:./ .:.// :/|:.:. :.:./:.////|:.:.:.:.| :.: .|:.:.:.|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾉ:l:.l:./ :.:.:/: // :/| l:. :.:./:.////　|i:.:.:.| : .:.|:.:|:l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　//|.|:.|　:.:.l:./A|:./l:| |: .:/:.////_..-|l:.:.:l :.:.:.l:.:.|:|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.　　　　　　　　　　　　ノ´ l:|:.| :.:.:.|ｒ=ｒz|l､ﾘ､| ./:.////_,r=＝ﾐ} .:.:.ﾉ:.:.|:|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|l|:.lri.:.:.',仆-´ｨ ﾐ.l:,':///_,イｼ-イ ﾌ:.:./.l:..:.:lヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　i!|:.|',|.:.:.ヽ｀￢ '´ ﾘ i}/´　 ｀ ＝‐７:.:.//:|:.:.l|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽl|{ヽヽヽ　　　　 i!　　　　　　/／l´|:.lヽl
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　l:.l＼　　　 _｀＿　　　／ｲ:|:.l:l|:.l　｀
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「・・・ああ」　　　　　　　　　　　　　　　　}/|:.:.|＼　　─- ｀　,イ:.|:./l:.||l `ｰ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　l /_| ｀丶、　,　'　　|/|l| |:{ ｀

65 ：名無しのやる夫だお：2009/12/21 (月) 00:47:23 ID:/fM3CsqQ

急性アル中になるぞｗｗｗｗｗｗ

66 ：名無しのやる夫だお：2009/12/21 (月) 00:47:44 ID:tNAC2tZ.

ウォッカ三倍は死ねるｗ

67 ： ◆oLG9iWoh0E：2009/12/21(月) 00:47:58 ID:UT1SxOhw

呆けたようにシャワーを浴びるルルーシュとは対照的に、
やる夫は何をそんなに急いでいるのか、ガシャガシャと身体を洗う。

　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　 　 　 　 　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ￣
　　　　　　　　　　　　　::ノ⌒'Ｚ::　　　　　　　 ::＿＿_::　　　　　　　　　::　-＾)::
　　　　　　　　　　　 　 ::八　 '(::　　　　　 ::／ヽ,,)ii(,,ノ＼::　　　　　　::/　 /::
　　　　　　　　 　 　 　 　 ::＼　＼ ::　　::／（ ﾟ ）))((（ ﾟ ） ＼:: 　　 　::′ /::
　　　　　　　　　　　　　　　　::＼　＼:／:::::⌒（__人__）⌒::::: ＼:: ::／　,.ｲ::
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ::ヽ 　 |　 ヽ iｌ´|r┬-|｀ｌi　 ｒ 　|／　／::
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ::ヘ　＼ .!ｌ　ヾｪｪｲ　ｌ!　　 ／　／::
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ::｀ヽ　　`=≧r　‐i彡''´　 ／::
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ::＼ヽ　　 `　´　　 / /:
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ::　　　　　　　 　 ,′:
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ::i　 :;　　　　 :;　 i::
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ::|　　　　　 　 　 |:
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ::l　　　　　　　　 |::
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　::j　 　 　 　 　 　 ::
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　　 ::,′ 　 　 　 　 　 l::
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ::/　　　　　 　 　　 |::


汗だけ流せれば、構わなかったのだろう。
シャワー室を出ていくのは、やる夫の方が速かった。


.　　　　　 ／ ￣￣￣＼　　　　　　　　 ┃|
　 　 　 ／　　　 . . : : : :＼　　　　　　　┃|
　 　 ／　　 　　 . . : : : : : :＼　 　 　 　 ┃|
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _.　-‐::::￣::¨::: ‐-.. _
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .　　 　 　 　 ／ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ.
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／: :::::: ::::::::/:::::: :::: ::v:: :::::､::::ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .　　　　 /:: ／::/:: : :/ :: ::.|:､ ::: :V:: ::::l: :::::',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /:: /:/:/: :: :/ |: ::|::|:::＼: .∨:::::l: :::､:ヽ__
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l:::/:/:.,': ::::/:|::| :/l::|＼:::＼l ::::::|::: : l:ヽ.
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |::l:::|:::| ::::::| :|::|::|::ﾚ'∠≦升 :::::ﾄ､::::|::|ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |::|: |:::| ::::::|/|::|::|ﾉﾑfゝrｹﾉl:::::./j.}::::|::|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　（あわただしい奴だ）.　　　　　 }::|: l ::l :::<≧j/l:|/｀ '￣　 /:::/r.':l::::ﾄ.{
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 j/l::ﾄ.:{ ::jﾊｾﾀ､ﾘ　　　　 /::ｲ/|: :, :::l､_≧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽヽヽ::::lヽ　} 　 　　_,/'´∠:j/l::l::{
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼:}:/l:::＞｀.‐ニ¨　／　　　 ﾄ{ヾ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/'　j/ |/ ﾘ≧､∠　 　 /　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　´　　　'　l　ヽ　,':　 l
温いタイルに座り込みながら、ルルーシュはそう思った。

69 ： ◆oLG9iWoh0E：2009/12/21(月) 00:48:46 ID:UT1SxOhw

　　　　　　　　☆　　　　　　　　☆　　　　　　　　☆　　　　　　　　☆　　　　　　　　☆



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,. -── - 、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.．　 ´:: :: :: :: :: :: :: :: :｀　、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,.　 ´:: :: :: :: :: :: :: ,z:: :: :: :: :: :: ::＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,.　 ´:: :: :: :: :: :: :: :: :／７:: :: :: :: :: :: :: :: :＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 f :: :: :: :: :: :: : /:: :: ／::／/ :: :: :: :: :: :: :: i:: :: ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 i: :: !:: :: :: :: ::/ : :: :: ／／: :: :: :: !::i :: :: :: !:: :: :: :!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |: i::l:: :: :: :: /:: :: :／／:: :: :: :: :: :i: l:: :: :: :i: :: :: : i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.':: i::l:: :: :: :/:: :: /: :/:: :: :: ﾊ:! :: :: V:: :: :: :i :: :: i:: !
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /: : ! !:: :: ::/:/: /: :/: :: :: :/　N: ､:: ::!:: :: ::/:: :: ::l:: i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.　　　　　 /7:!: l::i: :: :/:/!:/:N/:: :斗7-─十ﾍ:: :!::l: :/: __:: :j:ﾊ1
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/'/::1::l::|:: ::l:/7 /X/'7'ﾞ//i　　_,.斗zﾏﾉ:: :/: /' l::/!　!l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.　　　　/　Ⅵ!: l::i :: 1i!f/ぅ/､/ノ/ 　 イfｭんt7 7:/::/) /: ! l　i !
　　　　（練習までまだ時間があるし・・・　　　　　　/　,::N:!:: :: '.弋tツi 　 　 　 　 　 　 //::/_,ノ: ::i/ .
　　　　 一眠りするかな）　　　　　　　　　.　　　 　 / 　 Ⅵ下: :: '.　　i !　　　　　 　 　 /7ソｲ:: :: :: !
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ' ､ ﾏ:: !::ﾄ､　 '､　　　　　　　/ノ ノ l: :: :: i1
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼ﾄ､1ﾍ　 下こﾆ=-　ノ ／　 .!:: :: ::ﾊ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼ ＼＼　ー‐ 　 .／　 / ,ｵ::ﾍ:N
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 lN＼_,.　 '´　 　//７1::! jﾘ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ! l　Mi!　　　　/　/,. -──z - .,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 1人　　　/ ／:::::::::::::::::／:::::::｀ヽ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／!rノ1　　//:::::::::::::::::: ／:::::::::::::::::::::＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_,.　イ:::::/ ' ､　 _,／::::::::::::::／:::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,. -‐ ７:::::::::/::::::!-､ 7! ,ｲ:::::::::::: ／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼


そう思ってルルーシュがやってきたのは医務室だ。
医務室には備え付けのベットがいつでも１台空いている。

それを当てにしてのものだった。



ドアを開くと―

　　　　　　　　 　__　　＿＿＿___　　　　　 　　　　 __
　　　　　　　　 　| |／─　　─　＼ ＝＝＝＝＝=| |
　　　　　　　　　 |/ （ー）　（ー）　　＼　　　　　　 .| |
　　　　　　　　　/　　（__人__）　　　　 ヽ　　　　　 .| |
　　　　　　　_rーー‐‐- ､_　　　　　　 /￣ヽ＿＿_| |
　　　　 __ノ￣￣￣￣｀ ヽ__`-ー´⌒ヽ＿ノ　　／| |
　　／￣　　　　　ヽ_　_　　ーー　ヽ__　ヽ、. ／　 | |
　ノ　　　　　　　　　　　　　　 　　　　 ｀ヽ／| 　／| |
/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　)　|／ 　|_|
　　　　　　　　　 　 　 　 　　　　　　／　|　 |
　　　　　　　　　 　 　 　 　　　　／　　　|／


やる夫が眠っていた。

70 ： ◆oLG9iWoh0E：2009/12/21(月) 00:49:19 ID:UT1SxOhw

当てを外されたことに、一瞬ムっとする。

　　　　　　　/ .:.:.,':.:.:.:.:./.:.:.:.:. ／ :.:.:.／./:. :.:.:./:.:.:.l.:.:.:.:.:.:.i:..:.:.:.:.:.:|.:.l:.:.:.',
　　_. -─ ´/i　:.:l .:.: ./:.:.:.:.／　:.:.／:.:./:..: .:.:./i.:.:.:.|: .:.:.: .:|.: .:.:.:.:. l.:.i. .:.:.l ｀─‐-､
／ 　　　　.,':.|:.: .|: .:./:.:.:.:.// :.,イ .:.:.:.7}:.　:.:./:.l.:.:.:.l:.: :.: .:.|:: :.:.:. :.ﾉ.:.|.: .:.l
　　　　　 /:.:.i:.:. .l: .,':.:.:.:.//／/ ,イ:./ ,'　:.:./.}.:.lヽ:.:.',:. :.:.:.i:.: .:. :./:.:.il.:.:.:.{
　　　　　/.:./|:.:. |.:.|:.:.:.:/// /:./ /:/ / :.:.:/ /:./　 ヽヽ.:.:.:.|:.:. : /:.:./ ｝:.:..`､
　　　　 /／|:.l.:. l:.:.|.:.:./≧_/:/ /:/ / :.:.:/ /:./　.,∠戈‐､:.i:.:.:./:.:/ ノ|:.:.| `ｰ､
.　　 　/´　 |:.l.:. |:.:.|:.:,'{ {戈_>､// / :.:./ /:./,Ｋｲ_) - ｊ 〉7:.:../:.:/ ｲ.:.l|:.l|
　　　/　　　|:.l|.:.|:.:.:',ﾍ ＼ゝｪ ｲ∨.:／ /ｲ／､ゝzツノ´/..:./:.:/r':.:./|:l|ﾘ｀
　　　　　　　ヽ|.:.l:.:.}:.:∧　 ￣　/／i　〃´　´￣ 　　イ:.:./:.:.|ヽ､:./　l.|
　　　　　　　　l.:.l|:.:.|l:.:.∧　　 /´　 i}　　　　　　　.／:.／i:.|:.|　　｀‐--------‐
　　　　　　　　|.:.lヽ.| }:.:.|:.ヽ　　　　 ､､　　　　　／‐´/:.:.,'|:|l|
　　　　　　　　l:/　',:| |:.:}:.:.|､＼　　 r､＿＿_ 　　　／ｲ:/ ﾘ/|　　　　　___ , -‐'
＼　　　　　 　|´　 ヾ l.ﾉヽ|　）ノヽ　',二＿,, 〉　／／／ ／ .|　　　　 |: : : : : : :
　 ＼　　　　　　　　 ./ 　（　´　　{｀ ､￣￣, イ／／　／/　 i　　　　ﾉ: : : : : : :
＼　 ＼　　　　　　　　　　｀／　　/`､｀ ‐´　／¨ヽ／　/　 ノ　　　/: : : : : : : :
: : ＼　 ＼　　　　　　　　 〈 　{　/　 /￣￣ヽ　　 }　／ ／　　 ／: : : : : : : : /
: : : : :`ｰ､ ＼　　　　　　　 ＼∨　 /　　　　/}　　|彡／　　 ／ : : : : : : : : ／



ベット脇にはソファーがあるが、やる夫の隣で眠る気にはならなかった。


　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,　-‐‐' ￣￣￣ `　ｰ　､
　　　　　　　　　　　　　_　- '￣.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼
　　　　　　　　　　　　 /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
　　　　　　　　　　　 ,'::..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.',
　　　　　　　　　　　/:./　:./:.: .:.:.:. :. .:.ヽ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:'.　 l
　　　　　　　　　　 /:./　./.:./. |:.:.: .:　:.: .:',.:.:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:.|::.. .:.:.:.:.:.:.l /|
　　　　　　　　　　,':/| :. l.:./|:./|:.l.:.',.:.: :.:. .ヽ:.:|: :.: .:.:.:.:.l::.. :.:.:＿／/
　　　　　　　　　　|:| |:.: .|.:.l//// ヽヽ::..:.:.:.:.ヽ|: :.: .:.:.:./:. :.:.:/　　/
　　　　　　　　　　|:| |:.:.:.l.:.:.〉//ー-ヽヽ::..:.:.:.:.| :.: .:.:./:.:.:.:.:/　　/､_
　　　　　　　　　　|:l |:.:.:.|.:.//´ 戈ﾒzｭ_ヽヽ:.:.:.l :.: :.:.:r ､.:./　　/: :＼＼_
　　　　　_　 -　ー|!‐|:.:.:l:/　　　 ￣¨＿＿ゝ,':: .:.:.:./／:/　／: : : : : :＼＼
　　_ ／　　　　　　　 ',:.| ヽ　　　　　{: : : : : ＼:.:.:./:.:／／: : : : : : : : : : ＼＼
　　￣｀ ー--､　　　　 |!　|:.ヽ‐‐､ r┴─ : : : .＼l／／.: : : : : : : : : : : : : : ／　　　（練習でもしよう）
　　　　　　　　　＼　　　　|／ヽ_／二 : : : : : : : : ＼: : : : ::.::.::.::.::.::.:: : : ／
　　　　　　　　　　　¨＼　´　　{ : {: : __: : : : : : : : : : ヽ::.::.::.::.::.::.::.::.: .／:.＼
　　　　　　　　　　　　r─ヽ ／',: :|: :|　ヽ : : : : : : : : : |::.::.::.::.::. : : : (_::.::.: : :＼
　　　　　　　　　　　　|: : : :}l 　 |: |: :|／ ｀ヽ : : : : : , -l: : : : : : : : : : ￣￣｀￣｀
　　　　　　　　　　　　|: : : :|i＼ ゝ‐´　／ 　 | : : :／／|: : ／::.::.::.::.::.::.: : : : : : : :
　　　　　　　　　　　　|: : : :|',　ヽ--´ 　 　／ l:／／　 |γ::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.: : : : : :
　　　　　　　　　　　　|: : : :|ヽミ≡彡　／　／／　|!　 |: : /::.::.:.::.::.::.: : : : : : : : : : :
　　　　　　　　＿r─┘ ＿|∧　　　／　／／ヽ‐ノ 　 |: :/: :／::.: : : : : : : : : /: :



ルルーシュは医務室を後にする。

73 ： ◆oLG9iWoh0E：2009/12/21(月) 00:49:38 ID:UT1SxOhw

医務室を、一度だけ振り返って思う。








　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ."⌒ヽ.
　　 ┌────────────────────┐　　　　　　　　　 ヽ　　,'
　　 │アイツは、一体なにがしたいのだ？　―と　　　　.│　　　　　　　　　　 ﾞ､;´　　　　　ﾌｺﾞｺﾞ……
　　 └────────────────────┘　　　 　　　　 _（_｀Y´ ）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　|r┬｀| ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／　　　`ー'´ 　 ＼　　 ､´｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　ヽ　⊂´rｨ_;ヽ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　| 　 ､＿＿/;;: 　｀　　　｀⌒￣￣｀　　>
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「｀ｨ､-　-‐ｬ,--─´⌒　　　　　￣｀,.￣　　　,ｲ　 , -─ ´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　､'ゝ_ /,_＿＿_｀＿　　　　　ゝ､　　　　　　　　　 ヽ´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 X／　　　　　　 　　￣｀ヽ　　　　　　　　　　　　 ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　　　　　　　　　､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　　　　　　　　　　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|,´　　｀　　　　　　& acute;　　　｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 / 　　　　　　　　　　　　　　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　 　　　　.,＿──‐-､　　　　　 ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　′ 　　　／　　　　　　　　 ､　　　　 ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 , ′ 　　ヽ'　　　　　　　　　　　ヽ,´　　　 ヽ　　　 ,-､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,ｲ 　 　 ／　　　　　　　　　　　　　　ヽ　　　　 ゝ- ´｀'"ゝ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l､｀￣ 　 　 　,'　　　　　　　　　　　　　　　　　l　　　　　　　　｀j ﾗ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ　　　　　　 ｉ　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｀､_　　,＿　　_.,~ﾉ

74 ： ◆oLG9iWoh0E：2009/12/21(月) 00:50:18 ID:UT1SxOhw

　　　　　　　　☆　　　　　　　　☆　　　　　　　　☆　　　　　　　　☆　　　　　　　　☆



┌────────────────────┐
│どうしたルルーシュ！もうへばったのか！　　 　 .│
└────────────────────┘


ロビンマスクの怒声が響いた。


　　　　 〃.:.:.:.:.:./.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ＼
　　　 .〃.:.:.:.:.:.:.′.:.:.:.:.:.:.:.: /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ＼
　　 _〃.:.:.:.:.:.:.′.:.:.:.:.:.:.:..: ′.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
―´/.:.:.:.:.:.:.:.,.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:′.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:}
　 /.:/.:.:.:.:.:./.:.:.:.:.:.:.:.:./.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..′.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.. ′.:.:.:.:.:.:.:.:}.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾄ
. /.:ｲ.:.:.:.／|.:.:.:.:.:.:.:.:./.:.:.:.:.:.:.:/７.:.:/.:. |.:.:.:.:.:.:.:.:.:./.:.:.:.:.:.:}.:.:../.:.:.:.:.:.}.:.:.:.:.
. |/}.:.:.:.:ﾍ　|.:.:.:.:.:.:.:.′.:.:.:.:.:..′}:/7.:.:}.:.:.:.:.:.:.:.. /|.:.:.:.:.:./.:.:..′.:.:.:./.:{.:.:.′
..j' .|.:.:.:.:.:.ﾏ|.:.:.:.:.:.:..|.:.:.:.:.:.:.:/=//､_}.:./.:.:./.:.:.:/ .}.:.:.:.:./.:.:.:/.:.:.:.:../.:.:|.:.:{.
　　|.:.:.:.:.:.:}|.:.:.:.:.:.:.:|.:.:.:.:.:.:/-// ＞:/.:.:./ }.:./ , '.:.:／./}.:ｿ.:.:.:.:.:.′.:ﾊ:.:|
　　|ﾊ.:.:.:.:..|.:.:.:.:.:.:.:|.:.:.:.:.:仆 '、u/:/}.:.:/ ｲ./'/.:.:ィ.:.:.//./_}.:.:.:.:/.:.:/ } .1　　　　「・・・スイ・・・マセン・・・」
　　ヽ}.:小 .:',:ﾄ､:.:.:.|.:.:.:代芝ソ外z |.:ｲ/.:/ /.:∠}.:./´}ﾑ '.:.:.:.:.′/ /／
　　_ﾉ　 ハ　ヽ{ :.:.{.:.:.{　 ¨¨¨｀　U.|ﾊ.:./ /.:/ｫﾀ丞ｱ.:.:.′.:./.:.; ′
　　　ﾊ　 ハ u.|.:.:.:ﾄ:.:{　　　　　　u　}/彡ｲ ｀＾¨´.:.:.:/.:.:.:./.:/
　　　　ﾊヽ_　ヽﾍ ﾊvﾊ　　　　U　　 ´　.{　U／}.:.:.:/.:.:.:./.:/
　　　　V　　T ‐‐ﾏ ﾄ ヾ　 rｪ､＿_　　‐_' イ: : /.:.:/.:.:.イ.:/
ﾊ　　 /　　　|　　　vﾊヽ　　ー‐ '_ -‐´: : : : :/.:.:/.／/／
. ﾊ　/　　 　.|　　　} vﾊ ｀ ｰ　´: : : : : : : :／ﾊ/／ ./´
　 ∨　　　　1　　/　 ヾ./ ./: : : : : : : :／　_ノ
　/　　　　　 |　 .′　//i /: : : : : : ／


二日酔いの体調の悪さもあったが、それ以上に朝の練習が堪えていた。
ノースローの練習にも関わらず、ルルーシュはばてていた。

先発ローテーションに加わっているのである。
登板と登板の谷間の日に、長時間の練習を続けるのは、普通無理がある。



―はずだ。


ルルーシュは、ちらりと後ろを振り返る。

　　　　　　　/:.:.:.l　.:.:.:.:.:.:.:.ヽ :.:.: .:l|:.: .:. :.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.}
　　　　　　 /:.:. :l| :.:.:./||ヽ:.:.:.:｀、: .|:.: .:　.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:. :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: .:|
　　　　　　l:.:.: /l| :.:.:/ l|　 ヾ_＼＼|:.:. : . .:.:.:l:.:.:.:.:.:.:.:l:.:. :.:.:.:.:.:.:.　:. :.:|
　　　　　　{:. /:.:l :.:/､ ﾘ　 ∠＼ 丶}:.:.　:. .:.:.|'＾ヽ､:..:.|.. : .:.:.:.:.:.:.: .:.:.:.l
　　　　　　|: l|:.:.| :.l:.:.:', ／r彡戈ヽ |:.:. :.:.:.:.:ﾉ　 ）｝:.:.:|:.: .: :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l
　　　　　　|l l|:.:.| :.|:.:.:.｝　 ,イレ}/　|:.:.:.:.:.:.:/ゝﾉ丿:.:.:l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l:.:|
　　　　　　|! |!:.:l:.:.||:.:.:.} ノ　}／　 ,':.:.:.:.//　__ノ|:.:.:::.l:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ll:.|
　　　　　　　 |:.:|l:.{ヽ:./　　 ´　　 //:.:.//　　l　 |:.:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.l|:.|
　　　　　　　　ヾヽ／　　　　　　//／　　　 ｝　|:.:.:.l:.{:.:.:.:.:.:./:.:.|:.l|ｿ
　　　　　　　　　　 ＼　　　　　　/　　　　　　　|:.:.l|:.:|:.:.:.:./|:.||:.l:.l
　　　　　　　　　　　　|ヽrｰ--　　　　　 _,　　　|:.l| l|:.|:.:.:./ l:.| |:|i|
　　　　　　　　　　　　|/|ﾉ r 　　　　 ／　　　　}ﾉ__l|_|:.:./‐‐ﾘﾆｿ
　　　　　　　　　　　　l　'　 ﾍ 　 　<　　　_-ニニ─‐|/￣￣: : {
　　　　　　　　　　　　　　　　｀´　　,∨ニ‐´: : : : : : :': : : : : : : :l

75 ： ◆oLG9iWoh0E：2009/12/21(月) 00:51:10 ID:UT1SxOhw

そこには精力的に投げ込みをこなすやる夫の姿があった。


　　　　　　　　　 　　＿＿＿_　　　　　 　 　 　 　 　 　 　　　　
　　　　　　　 　 　／　　　　　＼　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　
　　　　　　　　 ／　　' "＼ , ､/ﾞ＼　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　／　　　（ ◯）ヾ'（〇）ヽ　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　|　　ij　"⌒（__人__）⌒ﾞl　 　　　　　　　　　' 　　　
　　　　　　　＼　　　 　 `i ヾ/´　／ 　　 　 　　　　 　'､ 　　ﾉヾ　 　 　' 　
　　　　　γ⌒ 　　　　　　　⌒｀￣￣二─＝三───)ヽ/ 　 ヽ､ﾉ|ノ´　
　　　　／ 　 　　 　　 　　 　　　 ＿≡三＿＿＿_＿＿'r　　 　 　　r`,　 _
　　 ／ 　　　　　　　　　　, ' ´￣　　　　　　 ＝三￣　　）　　 　 　('`　　
　 （＿／　　　　　　 　　/ 　　　　　　　　 　 　　 　 　､ `⌒｀Y`⌒｀',. 　
　　 ／　　 　 　　　　　/ 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　,　
　／　　　　　　　 　　/　　　　　　 　 　　　 　 　 　 　 　 　 　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　



今日はＶＩＰ球場でナイトゲームが行われる。
他の投手は誰もそんな投げ込みは行っていない。

76 ： ◆oLG9iWoh0E：2009/12/21(月) 00:51:39 ID:UT1SxOhw

調整に、汗を流す程度の練習だった。
誰だって、そうだった。


三三三三三三 　　ﾐ　　　　　　　　　三三三三
三三三三三三 　 ﾐ　　Ｕ　　　 　三三三三三三
三三三三三三 　　ﾐ　＿　　　　三三三三三三
三三三三三三 　 〔|ミlｍ|_＿＿,Θ三三三三三
三三三三./ ,)-＿＿二二-―－´ｌミ ミミミミミ彡
三三三　/,,/￣￣￣) .､テ‐,-　　ヽミ/~ヽミミ彡
三三三 /,,,/　(,,ヽ／　i ~``　ヽﾐ　　 ｌＳｌ |ミミﾐ彡　　　　「ライト、アイツを止めてこい。投げすぎだ」
三三 ／＾ヽヽノ　lヽ) _　`　　　Ｕ　 　_／彡ミ彡
三　/　＼ ｿ.　　/　｝‐- 、　　 　　　 ｌ ヽ彡ミミ
三 l､ ＼ )（　　ノ　 ﾉ⌒　　 　 　　／ |　ヽミミ　＼
三 l＼ソ、　 _/　　ヽ＿＿　　_ ／　　|　　　/三三＼
三 ＼ 　_／i |‐、三三三三＼　　 　/　 ／三三三
三三ｌﾐ　　／　(三三三三三. ) ∩　 ／三三三
三∠|ﾐ／　／ .|三三三三ｌ￣￣ｌ l￣三三三
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/::::l::: l::､:::::､:::::ヽ::､::::::::::::＼:::＼::::::::ヽヽ::::::ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/:::!:::: i:::!:::ヽ:::ヽ::::::ヽ::ヽ､::::::::::＼:::ヽ:::::::ヽヽ::::::',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　. 　 　 /:l::::!::::ヽ!::ヽ:::::::ヽ:::::::＼:::ヽ､::::::::ヽ:::ヽ::::::::!::i:::::::!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾊ:::ｌ:::::、::::ヽ::::＼:::::＼::::::: ＼:::｀ヽ、:::ヽ::ヽ:::::!:::!:::::ｌ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/:::::::l::::::!ヽ:ヽ::::､:::::ヽ:::､: ＼::::: ＼::::::＼::::!::::ヽ:!:::i:::l:l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　!:/!:::::!::::::!::ヽ:ヽ{:::＼:::ヽ:::: ＼:::＼::ヽ:::::::ヽ!:::::::}!::::l::li|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　j/:::ｌ:::::!:､:::!::ﾄ､:､:ヽ:::::｀ヽ {､::::::＼::::＼{､::::::::::::::::i::!::l:l !
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l:i:ｌ::::i::i:､:l::lﾃ=-､:ヽ､_､::＼_, ≧ｪｭ､_､＼:::::::::i::li::!::ﾘ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　!ﾊﾄ:{:!:ｉ:ﾄN{､ﾋ_ﾗﾍ､{　＞､{ 'ｲ ﾋ_ﾗ　》＼::l::!:ﾄ!!:l::l!
　　　　　　　　　　　　　　「ハイ・・・おい！やる夫っ！」　　　　　　　ヽ i､ヽ:ﾄ{､ヾ￣"´ l!＼　　　｀"￣"´　 |::!:l::! j:ll:!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　!::､::::i　　　 　 ｌ 　 　 　 　 　 　 u |:::/lj/l:!ﾘ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヾﾄ､:!u 　 　 　 　 　　　　　　　　ｊ!/ j|:::ﾘ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヾ! 　　　ヽ　 ‐　　 　 　 ｕ　/ｲ´ｌﾊ/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　}ﾄ.、　 -､ｰ-- ､__　 　 　 /'　!:://
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾘl::l゛､　　｀二¨& acute;　　　 ／　　|/:/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｒｰ''"´ﾄ!::i{＼　　　　 　 ／　　/　!:/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/ ^ヽ　　ヾ!　 ヽ ＿,,、'´　 　 /　 ｊ/

78 ： ◆oLG9iWoh0E：2009/12/21(月) 00:51:58 ID:UT1SxOhw

制止に入ったライトに振り向かず、手だけで合図して、言った。


　　　　　 　　　　＿＿＿
　　　　　　 　 ／　　　　　＼
　　　　　　 ／　　 ＼ ,　, ／＼
　　　　　／　 　 （●）　 （●） ＼
　　　 　 |　　 　 　 （__人__）　　　|　　　　　　　「もう少しで止めますお」
　　　　　＼　 　 　 ` ⌒ ´　　,／
　　　　　　ノ　　　　　　　　　　＼
　　　 ／´　　　 　 _i⌒i⌒i⌒i┐ ヽ
　　　 |　　　　ｌ　 （ l　/　/　/　l
　　 　 l　　　　l 　ヽ 　　　　　 /




やる夫のもう少しは、長かった―

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l. :.:.:.:./:.:.:./: :.// :/:.:. :.:.:./:.///l:.:.:.:.| :.:.: .:.:.:.l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ': .:.:.:/:.:.:./ .:.// :/|:.:. :.:./:.////|:.:.:.:.| :.: .|:.:.:.|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾉ:l:.l:./ :.:.:/: // :/| l:. :.:./:.////　|i:.:.:.| : .:.|:.:|:l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 //|.|:.|　:.:.l:./A|:./l:| |: .:/:.////_..-|l:.:.:l :.:.:.l:.:.|:|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .　　　　　　　　　　　　ノ´ l:|:.| :.:.:.|ｒ=ｒz|l､ﾘ､| ./:.////_,r=＝ﾐ} .:.:.ﾉ:.:.|:|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|l|:.lri.:.:.',仆-´ｨ ﾐ.l:,':///_,イｼ-イ ﾌ:.:./.l:..:.:lヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　i!|:.|',|.:.:.ヽ｀￢ '´ ﾘ i}/´　 ｀ ＝‐７:.:.//:|:.:.l|
　　　　　　　　　　　　　　　　（潰れてしまうがいいさ・・・）　　　　　　　　　 ヽl|{ヽヽヽ　　　　 i!　　　　　　/／l´|:.lヽl
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　l:.l＼　　　 _｀＿　　　／ｲ:|:.l:l|:.l　｀
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　}/|:.:.|＼　　─- ｀　,イ:.|:./l:.||l `ｰ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　l /_| ｀丶、　,　'　　|/|l| |:{ ｀
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /´ {ニニrﾆニﾆﾆ}ニニ}　`ｰ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |∧: :| |: : : : | |: ∧:|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 __ノ）)(,-.| |: : : : | |,-)( |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿　-─＝￣. : : 孑.| |: : : : | |（卅)＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿-─´: : : : : : : : : : : : : : :卞: : :| |: : : : | |: 干: : : ￣: :｀:丶 、

先輩の制止に耳を貸さないやる夫を、ルルーシュは苦々しげに見やる。

79 ： ◆oLG9iWoh0E：2009/12/21(月) 00:52:22 ID:UT1SxOhw

そんなルルーシュを、


　　　　　　　　　　　／　／　　 　 　 ／　 　 /　　　　|　 　 ヽ__ ＼
　 　 　 　 　 　 　 /　／ /　　　　／　　 　 / 　 　 　 |　　　　＼￣`
.　　　　　 　 　 ／イ 　 /　　 　 '　　　　　/　　　　　 j　 　 　 __ ＼
　　　　　　　／´　/　 /　 　 ./　　　　　 /　 　 　 　 ﾊ　　　　 ＼￣
　　　　　　　　　 /　 /　 　 ./ 　 /　 　 /　 　 /　 ,仏ﾑ　　　　ト-＼
　　　　　　　　　;　　′　　/ ∠ﾌァ'ｚｘｲ_　　 厶ｨ/斗＜i　　ﾄ､ |
　　　　　　　　　l　;｜ 　 /　　/,不乃Y¨´　/^゛/ﾍ必ｿﾉ|　ﾊﾚﾍ|
　　　　　　　　　ﾚ1小　/ |　 /へゞ=' 1 ,　/　　　 ￣ 小lｲ' ﾊ
　　　　　　　　　 亅　| ;ﾄ､!'ﾚ′ﾊヽ　 jｲ /　｜　 　 　 　 !ｲ
　　　　　　　　　　 ／Ⅵ弌ｰﾍ　 ゛ﾞ　　j/　　 !　　　　 　 ﾊ!
　　　　　　　＿_／/〉 〉 〉 ヽ　ヽ 　 　 　 　 ｀ ＿,　　 ﾒ∧
　　　　　 /´ ／ ./←←'＜.／　i＼ 　 ヽﾆ二ﾆノ　 　 ｲ　丶
　　　　／ 　 　 /　　　　／　 　 ',　＼　　 ｰ一 　 ／ / 　 ∧
　　 ／　 ;　 　 ′ 　 ／　　　　 ∧ 　 丶 　 　 ／ ／　　厶__＼
__／　　　|　　 i　　∠ﾆヽ　　　ノ　｝　　　　｀¨´ ／　　　/ ⊆)￣＼
　　　　　 !　　 | 　 ! 　 ｉ｜　 ∧　　　　　　　／　　 　 ∧　　　　＿＼
　　　　 ヽ',　　 !　 |　　 ! |　/　 ', 　 　 　 ／　　　 　 /　 ＼ 　 /　_＼＼
　ヽ　　 　 ＼　 !　|　 　 ! V`ｰ------／　　　　 　 /　　 　 ＼| /　r-＼＼


相良は離れたところで見守った。

82 ： ◆oLG9iWoh0E：2009/12/21(月) 00:53:13 ID:UT1SxOhw

　　　　　　　　☆　　　　　　　　☆　　　　　　　　☆　　　　　　　　☆　　　　　　　　☆


その夜、ＶＩＰ球場。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼::::＼_., 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/`l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 Y::::.lトi ､ 　　　　　　　　　　　　　　　　,､. 　 l　 |/ 〉
｀　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ' ､::＼｀'＼ゝ、　　　　　　　　　　　　　　,l |　　l　 |ﾚ'
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 }::::::::＼_ 　 '.　　　　　　　　　　　 ,!　L.-ヾi=,'
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　.r─‐- ､: :: / ::::::::::::::(　　',　　　　　　　　 _,.-'´　 _, - '_´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .l　　　　:｀:ｲf{｀ｰr─- 'ｧ　｀ ､　　　　　　　|_,.- '´|　L-'´_|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀　　ー ､ 　｀ｰ'- ､ ..　　 　 {　　　　　　　　,.-'´　 ,.-'"
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀ヽ、　　 Y::::. . 　 l　　　　　　　|,.- '´| |　　　　／>
　　　　　　　　　　　　　　　　 /ト､_,.ｨ 　　　　　　　　　　 ゝ､＿{:: :: .::　 |　　　　　　　　　　|,i　　 ／ r´　　__
　　　 　 　 　 ＿＿＿＿_,. -/:/r '::::ゝ　　 　 , -──- ／　Y:: ':､:::::::.　|　　　　　　　　　　　　 く／Ll　 ／／
　　　　　　　　 ｀ ーｧ:::::::::::::{｀ｰ─≠. :: :: ::／　 　　 ／　／｜::￣￣￣{　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾚ'!_l
　　　　　　　　　 ／:::::::rﾚ/: :Y　　 　 . ::／　 . :　 ∠ - '´::::::ﾊZ＿ _＜∧　　　　　　　　　　　　　　　／|
　　　 　 　 　 ／:::::::::ノ {/ : : ト　､　 .／　,/. 　 .f⌒ー-- ､∧　 ￣￣彡ﾊ　　　　　　　　　　　　　／／　　 ＿＿　　　 　_
　 　 　 ＿_,／::::::ｧ:/::ﾍ/!ｨﾂ:/　　 }}/　　/:　 ／三三/　/≧xー─＝キ　}　　　　　　　　　　　／ ｨ'　　／＿＿ノ　　 ／丿
　 　 　 　 ￣￣/:/:/＼ト _ノ,1　 〈 {　　 l:　, ' 」三三{　/三/ﾍ｀',＜__,＞彳　　　　　　　　　　く／レ　　　　　　 　　／ ／
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　 　 　 　 　 /´　　 　 　 ｀Y　 /　 　 {∧/三三三Z｀ゝⅥ{＿　　 {/　　 /　　　　　　　　　　　　　　　　/＿＿__,／
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ｀ｰ′　　 jﾊ |　 ､　 ￣￣　　 　 /「 }ト ､＿/
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 // }lﾄ､　}　′　　　　／,ｨ/Z|
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ｆ/　 ||J　l　　　　　／≦{{ Ⅵ|

83 ： ◆oLG9iWoh0E：2009/12/21(月) 00:53:29 ID:UT1SxOhw

　　　　　　　　　　｀ ､　 }V　ｿ　ｿ::V　ﾝ´,′ﾉｌ_,-''"/　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿　　/し'/
　　 （￣´ﾞ;｀ｰ､_　　ヽ V　　/　ﾉ ..::::V　 |ノ/　/　/　　　　　　　　　　　　　　 ,r'⌒''"´　 ｊ /　　/
　 _,.,ノ｀ﾞ´, 'ｰ､ ￣;ヽ ヽｌ　/　ノ ..::,ｰ‐'''"　/　 　/　 _,,..,　　　　　　　　　　　/　　　　　,く（　　 {
　ﾉ__,_　ﾊ､　､ノ^ヽ,,_ヽ }∨ヽ　..:://　　／ ﾚ　 /‐'''"／　　　　.　　　　　　 /　　,, 　 ,ｲ　l|　　/
　ヽ::ヽ{ｰ-{＿i,､/^´..::/､ヽ、 ヽ::〃　, 1　/　　´　／_,,　　　　　　　　　　 /　／/　/ ｌ　ｌ|　 _｣
　　ヽ::ヽ ::{　::::{`-´１ハヽ､ ヽ,〃／l　|,/ ／　／ '" /　　　　 .　　　　　/ ／ /　/　l　 lレ′
　　 {ｰ´｀´｀､_,:､　::::l レ}ヽヽ ､_,,...,,..|　|''"´{　　　／　　　　　　　　　　　"′/　 ヽ　レ､ゝｨ.__..　-‐ｚ
　　 ヽ___.:..　　 ｀ﾞ´ヽ,l_,,〕,ゝ>::..　　...〉冫 /　／'''フ　　　　　　　　　　　　　/　ハ　ヽ､　/　　 　 _　/
　　 〈ー　 ｀､__::::::::丿　く　〈ﾞ;;,, ,,;;::/ﾋ0フ ;:',ヽ／ヽ　　　　　　　　　　　　 /　/　 ヽ　 { l　 ,r''7ﾞ// ,'
　　 人_,,..,,､_　__;;丿ヽ/.:::＼ヽ ::i ﾞﾞ〃:;,.　|ﾘﾉ ..:.:.:;;　　　　　　　　　　　　 l　/　　　ヽ-' {／　/ ∠ノ
　　 Y (:◎:)､~ｏ:::::::〉/.:.:.:::::;;;`､く:.__,..ノ ,.ｲ / ..:.:.:::;;;　　　　　　　　　　　　ﾚ′　　　　　　　/ /,r‐ｒ ､
　　　 〉} ::〈 ヽ_,,. -,ノ.:.:o..:.:::::;:;;;｀ヽ._,.／／...:.:.:::::;;;;;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l / l　/ ﾉ
　　　/.}　::::l 冫,,ノヽ ﾟ ,／ヽ､.:.::;;;/　冫...:.:.:.:.:::::;;;;;;;;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾚ　| ル/´｝
　　 ,〉､.___;;; -‐´:::^V´　,／.:.::;;;´　 l ,.-'''"￣"'- ､;;;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 " /　/
　　/ ,´冫　 ヽ　　:::::ﾊ<´.:.:.::::;;;{　　〃　　　　　 ／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　/
　/ ,´　＼　 ハ　　:::::l　＼.:.:.:::;;ヽ.〃／　　　,　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　i　/
　{ {　　／　　 ﾊ　　..:::}　　ヽ.:.:.:::;;》　　　　__ﾉ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾚ′
　＼ヽ ＼　　　ﾉ　..:::ﾉ 　／i!i!｀､ハ　　　 ／

84 ： ◆oLG9iWoh0E：2009/12/21(月) 00:53:54 ID:UT1SxOhw

　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,,,,_＿__,.．-'''- ．..,,__
　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　ヽ　　　　__　 ヽ、　　　　　　　　　　　 ,,　　　　　　　 　　　 　　,,. 　　 ,.
　　　　　　, -ｰ- ．._　　　　　/　　　　　　　　　　{_＾ ヽ、}　　　 .　　　　　　　 / | 　 /|　／|　　　　 _,,.ｒ':/　 ／::|
　　　　_,‐'　　　　　 ＼＿,,／　　　　　　　　　i____｝二　 /　　　 .　　　　　　 /:::::i　 /::i　|:::::i　 ./'''"´:::::/ .／:::::::|
　　　r´　　　 ,、 　 　;ヽ　　　　　　、____,.．''"　　 {___ノ　　　　　　　　　　 /::::::::i　 |::::! .i::::::i　/::::::::::,,./／:::::::／
　　　 ゞrr-'''" ヾ .ｒ 、　ヽ,　　　　　,,　　　|　　　　　　　　　　　 .　　　　　 i::::::::::i　 i::::i　i:::::::i/:::;.r''" ／:::::::／
　　　　｛ /ｒｨｧ　ﾘﾒ、_ﾉ＝、　　　　　　　　|　　　　　　　　　　　 .　 　 　 　 i:::::::::i.　i::::i,/i:::::/'"´　.／:::::::／
　　　　　｀i　　　　　 }_,,__　　　／ 　　　　 ＼　　　　　　　　　　 . 　 　 　 　 i:::::::::i. i:::/::::i:::/　　／:::::::／
　　　　　　i´ヽ''´ 　/ヽー―、i　　　　 |　　　＼＿　　　　　　　 .　　　 　 　 i:::::::::i i/:::::::i/:| ／::::::::／
　　　　　　|　　ヽ-´　ヽ　　　ヽ＿,,,,／　　　　　　 ＼　　　　　　.　　　　　　 i:::::::::"::::::::::／ |:::::::／
　　　　　　|　　　　　　;__,,, ＿/ゝ　　__,,,,　　　　　　　|　　　　　　　　　　　　 i:::::::::::::::／　　i::／
　　　　　　ヽ、__　　　ﾉ　ヽー――ﾌ＿__"'-,-'{＾~ヽ　|　　　　　　　　　　　　 i:::::::::／ 　 　 i/
　　　　　　　　ヽ、　　　　 ゝ--、　|　　　　〔 ﾉ　　 |　|　　　　　　　　　　　　 i::::::::i
　　　　　　　　　　＼_i　　　　　　~"'''　‐- __〕　　/　 |　　　　　 .　 　 　 　 　 i:::::::i
　　　　　　　　　　　　＼____　　　　　　　　　　／　 /__　　　　　.　　　　　　　 i:::::::i
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　　　,,;　　　　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ、　　　　　　　　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ___＿＿　　/


ＶＩＰスターズのお家芸、ど派手な攻撃が、一方的に行われている。

85 ： ◆oLG9iWoh0E：2009/12/21(月) 00:54:38 ID:UT1SxOhw

888888888 ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ｡ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ☆ ::::::::::::::::::::::::::::::::: 8888888888
888888888 :::::::::::: ｡ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: + ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 8888888888
＝||　:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ｡ ::::::::::::::::::::::::: に|　::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ｡ ::::::::::::::　 ||＝＝
::　||　::::::::::: ｡ :::::::::::::::::::::::::::::::::　に|　::::::::::　 |　:::::::::::: に|　::::::::::::::::: ｡ :::::::::::::::::::::::::::::::　　 || ::::::::
　 ||　...:::　::　:::　...　　:::.::　:::::.　 ＿|＿＿┌──┐＿＿|＿　 　..　::　::::::: :::: .　:::::::　　　　|| .､._.，
　 ||　　　　　　　　　　　　 ＿＿|　VIP　.｜ └　｜STARS |＿＿　　 .　 .　　　. :　　　　　|| .. :
　 ||　　　　　　　　　 　 　 |　EEE┌―‐.└――┘――┐EEE　|　　　　　　　　　　 　 　 ||
　 ||　　　　　　　　　 　 　 |　EEE | R ﾛﾛﾛﾛﾛﾛﾛﾛﾛﾛ .２ | EEE　| 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ||
　 ||　　　　　　　　　 　 　 |　EEE | V ﾛﾛﾛﾛﾛﾛﾛﾛﾛﾛ 10 | EEE　| 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ||
　 ||　　＿＿＿＿___　 　 .|　EEE | ┌――――――┐.| EEE　|　 　 ＿＿＿＿___ 　 　 ||
　 ||　　| ｱﾆﾒﾄﾘｸｽ | 　　 .|　EEE |　|　　　　　 　 　 　 | .| EEE　| 　　 | 　　　　　　 |　　　||
二二二二||二二||二二二|　EEE |　|　　 　 　 　 　 　 | .| EEE　|二二二||二二||二二二二二
三三三三三三三三三| 二二二二二.＿＿＿＿＿_.二二二二二 .|三三三三三三三三三三
三三三三三三三三三|｜　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 | |三三三三三三三三三三
三三三三三三三三三三| |　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 | |三三三三三三三三三三三
三三三三三三三三三三| |＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_| |三三三三三三三三三三三
　　　　　　ぬるぽ産業　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　誰得スポーツ
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣

スコアはなんと６回の時点で１０対２。

87 ： ◆oLG9iWoh0E：2009/12/21(月) 00:55:16 ID:UT1SxOhw

１塁側ベンチでルルーシュが笑う。
チームメイトとしての視点でなく、ファンとして純粋に楽しんでした。

ルルーシュは先発投手だが、今日は１塁側ベンチでチームの試合を観戦する。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／.::::::::::::::::::::::::::::::::::.｀丶、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／.::::::::::::::::::: /.:::::::::::::. :: ::::::. .ヽ.
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/.::/.:::::::.::::::::/. .:::!:::::::::::. : :. :::.:::::ﾍ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 i′:′.: .:.::::::/.::::.:::l、:､:::::::.　::. l::::::::ﾊ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |:::::i ::: :: :!:::/.:: .:/.:jヘ､＼:: .::::::ﾄ､:::::::ﾄ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |:::::l: :. ::::l:/|::!::/}:/ ,rｧ≠fﾄ､::::::|/.::::ﾄ|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |:::::|::::::::::|ｋl::|:{ /　 ｨ代fiﾂ:::::::::{::::::::ﾄ|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l:i{::ﾄ､::ゝ㌘f沁′ 　　￣ |:::/:/ l::::i:|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 爪:l::::ヽ::::＼¨´ } 　 　 　 |/l/　 }:::ﾄ!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ノ　ヘ.::.::ﾄxヘ、　｀ t一ｧ　 /　 .ｲ|从
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 メ、 ─‐`┐. _ 　／,r',仆､l、 ﾞー‐-　　 .._
　　　　　　　　　　（すごいなウチのチームは）　　　　　　　　　　／　 　 　 ｀二丁{､｢￣ヽﾞﾏヽ ｆ 　 　 　 　 　 ＞‐‐､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／　　　 　 .ｲ｣ /} }／〉､　　ヽﾏk｣`　　　　　 ／ 　　　i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｒ'´ 　　　　∠　 -‐〈/　 {/iﾊ　　 ﾒ}　 　 i 　 　 .′　 　 　l



プロ野球の一軍登録枠は28人。
そしてその日の試合に出場選手登録された選手、通称”ベンチ入り”の選手枠は25人。

先発投手が全員休んでは、ベンチに欠員がでる。
そのため、”登板しないがベンチ入り登録される先発投手”が少しでる。

今日、ルルーシュはその役目だった。



　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 .　-‐.:.:￣￣￣＞x.
　　　　　　　　　　　　　　　　 ／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼
　　　　　　　 　 　 　 　 　 /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
　　　　　　　　　　　　　　/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./ .:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l
　　　　　　　 　 　 　 　 /.ィ.:.:.:| .:.:.:/:.:.〃.:.:/.:.／..:.::.ィ.:.:.:.:!.:.:!
　　　 　 　 　 　 　 　 ノ'´ l.:.:.:.| .:.:/.:∠|..:.:'.:./ .:::／　!.:! ..:|.:.:|
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |, .:.:| .:.l/ｒｆｭ心|::/.:／r―┤l ..::ﾄ..:|
　　　　　　　　 　 　 　 　 ﾉ|l.:∧ .:l上ﾚt癶:{:/　ィｆj升V.:.:∧ ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　|l.:.｀ヽ.:.',　　　 　 {　｀¨¨７.:.:./
　　　　　　　　　　　　　　　|ｲ/.:.::ド ､　　　　′ 　, ′:/　　　　　　　　　（次もこうだったらいいなあ）
　　　　　　　　　　　　 　 　 从/ﾄ'､　>　 ｀ ￣　イ:.:／
　　　　　　　　　　　　　　　／　　 ヽ辷 ≧-＜リﾊ{
.　　　　 　 　 , -―――‐〈｀Y ﾍ　//　　 /// {__ __
　　　　 　 ／　　　　　　 　ﾅ K　//　　 // {ﾄ､　　　　｀

ルルーシュは５日後登板予定。
今日の打線の爆発を、５日後にも期待した。

89 ： ◆oLG9iWoh0E：2009/12/21(月) 00:56:14 ID:UT1SxOhw

―ちなみに普通は翌日の先発投手がこの役目になる。

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　　　　.i　　　　　　.　　　　/　　　　　 .＼　　　　　　　　　ヽ　　　　　　 ／
　　 |＼|　 　　　　　　　　/　　　　　　　　＼　　　　.ﾊ　　　.l　　　　　 /
　　 l　　　　　　　　　　 /　　　　　u　　 　　i　　　 /　ヽ　　 lﾊ　　　　|　　ルルーシュ、腹痛いからちょっと変わって
　　 ヽ　　　　　　　　　 i　　　　u　　　　　　　i　　/　　 i　　　|　　　　l
　　　 |　　　 　　　　　_」　　　　 __..._　u　　　 |　.|　　u　Y　　 |　　／＿
　　　"＼　`yヽ　i^ヽ/　　　　;:lli__.._ ＼　u　　.i .l　　 __　`i　　|　　 "’　 ＼,,＿＿＿　　　　　　　　　　＿＿＿／
　　　　　ヽ　i　`Yi 9ヽ　　　　　　 /"ヽ.ヽ　　　lﾉ　／　」 ﾘ.　/　　　　　　　　　　　　""""""""""""""
　　/""ヽ-i　.i　　ヽこ/i　　　u 　ii　　 　ヽ'i..　　./／＾! ./　./
　「　　　　”l .|　　 ｌ.__J　　　　　　iL ._____o.Yi:w'<o.__ﾉ .l　./
　|　　ハ　　| ＼__　　'i　　　　.u　　し　　　　 ヽ、　　　i／　　　　_____
　|　　　ｧ　　|　　　　　l　　　　　　　　　　　　　 d　 u. i　　　　/^　　 ＼
　|　　ハ　　|　　　　　　　.　　　　　　　 /⌒''---'^i　 .l　　　　i　　ハ　　i
　.l　　　ｧ　/　　　　　　　　　　　　　　　i⌒''T^^"Y　 ﾉ　　　 /　　　ァ　 .l
　 ＼______/　　　　　　　　　　 ＼　u.　　＼.____..ノ ／　　　　.|　　　ハ　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　.ヽ、 　　　 ー　,/　　　　　 .|　　　　ァ　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼_________../　　　　　　　＼　　。o 　/



　　　　　,...:.':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼.:.:.:.:.＼
　　　 ／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:..:.:.:.ヽ
　　／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼.:.:.:.:.l:.:.:.',:.:.:.:.:.:.＼
　 /:.:.:.:.／:.／7.l:.lヽ､ヽ.:.:.|:.:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:､.ヽ､__
　 l.:.:.:./:.:./:./:l:.|l:.|　∠ヽ:.}.l:.:.|:.:.:.:.:.:.:.|:.|￣
　 l:.:./:.:./:././|:.l ||l/ｒｆ伐ﾐ|:.|:.:.l7ヽ.:.:.:.l:.{
　 |./:.:./:./:∠|:.|/| /.,ゝ‐'7:.l:.j j /:.:.:.:.l|',｀
　 |l:.:.:.|.:.|:.仆.|:.l i!　　　 /ｲ:/ r´:.l:.:.:.||ヽ　　　　　　　　　　「・・・正露丸いります？」
　 l|',:.:.l:.:.i.:.l㌣l,'}　　　 //:/　ﾉ ﾘ⊥＝〒＝==､
　/　ヽ{.:.|:.:.ヽ　'、 _.. --..　／￣　　　 ||　　　　|
　　　ﾉ ヽ{ヽﾄ｀ヽ､　　　 ／　 　　　　　||　　　　|
　　　　　ヽ ヽヾ|:.ﾉヽ／||　　　　　　　 ||　　　　|
　　　　　　　　 /´　ヽ　||_　-‐彡＝キ¨　　　　 ト､
　　　　　　　　　　　／　＿//＿＿＿＼_　　　　　＼
　　　　　　　　　 ／_　-‐──────二ヽ　　　　＼
　　　　　　　　 /／: : : : : : : : : : : : : : : : :（__） }　　　　　＼
　　　　　　　　 }: : : : : : : _: :＝＝＝＝＝==彡　　　　　 //ヽ
　　　　　　　 　|____／￣} }　　　　　　 {　　 ||　　　　　 //　　}
　　　　　　　　 <　　　　 l l /　　　　　 l　　 ||　　　　 〈〈　　/ |
　　　　　　　　　 ',　　　　} }　　　　　　!　　 ||　　　　　| |　/　 l

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90 ：名無しのやる夫だお：2009/12/21 (月) 00:57:15 ID:fbRAiJAw

おい自称スーパーエース()笑

91 ： ◆oLG9iWoh0E：2009/12/21(月) 00:57:32 ID:UT1SxOhw

そこでふと頭に過ぎる今日の醜態。




／; ; ; ; /　　 　　　 /:.:.:./:.::.:./:.:.:.:..:.:.／::..:.／:.:／:./:.:./:/|:.|:.: :.:.|::.|:.:.:.:.:..:.:.:/ ＼　　　　 | |:
; ; ; ; ; /　　　 　　 /:/:.:.|:.:.:./:.:.:.:.:.／:.:.:.／:.:.:.:/:.:.:/:.:./:/ l:;:l:.:.:..:.|:..|:.:.:./´｀:l　 . i　 　　　| |:
＿＿/　　　　　　/:/i:.:.:.:|:.::.|:.:..:.:/:.:.:.／:.:.:/:./:.:.:/:.:/:./　|:| |:.:.:.:.|:.:|:.:.:|　//l　　|　　　　//: :
: : : /　　　　　　//　|:|:.:.:|:.:.:|:.:.:/:.:.:.:/:/　/:.:.／/:.:/／　 '!:l斗:.:.:|:.:}:.:.:l,//|:!　　|　　　.//: : :
: : /　　　　　　// 　 |:|:.:..|:.:.:|:./:.:.::./:'ﾆＬ/:/　/:./ 　 _ -‐弋 ' 入:.|:.:.:.:::/ ,i　 　|　 　/ /: : :
: : |　　　　 　 /　　　,|:|.:.:.|:.::.|:.:.:.:.:/f爻ｔ,孑､ /:/ -‐´__.t:イﾉ:.）/:./:.:.:.:/　/　　/　　/ /: : :
: : |　　　　　　　　　　|:|:;l:.|::.::|.:.:.//　￣ i:|　/ 　　　''￣￣￣'/:./:.:.:.:/| /　　/　 ／ /: : : :
: : |　　　　　　　　　　|:|:;|:||:.:.l:.: l丶　　　'!　　 {　　　 　 　　/::/:.:.:./　/　__/,.／　／: : : : :　　　　「・・・」
: : |　　　　 　 　 　 　 !' 'l;l;＼|::.| 　ヽ　　　　　|　　　　　　 /;/＼￣￣￣￣　 ／: : : : : : ／
: : ＼　　　　　　　　　　ヽ　　|:/　 　 ヽ　　_ ＿ _ 　 　 　　／／ヽ 　 　 i-‐': : : : : : : ／.
: : : : ＼　　　　　　　　　　ヽ 　　 ＼　　 ＼　　　 ￣ ‐, ／／　　　ヽ　　|: : : : : : : ／. . .
: : : : : : ＼　　　　　　　　　　ヽ　　　＼　／￣＼ _-‐　 ／　'|　　 　 i 　 |: : : : : ／. . . . .
: : : : : : : : ＼　　　　　　　　　　 ＿＿／＿_ へ　＼￣/ 　　,i　　／ | 　 |: : : ／. . . . . . .
: : : : : : : : : : ＼　　　　　　　 ／　＿＿　　　＼:ヽ　 ＼　　　|／　　 |,　 |: ／. . . . . . . . .
: : : : : : : : : : : : ＼＿＿＿　(__／　:;:;:／￣￣＼＼ヽ＿）‐- ,!＿_ ／, -‐ '. . . . . . . . . . .



１軍のローテーション投手が、酔いつぶれてまともに調整できませんでした。
なんて醜態は、最悪の部類に入る醜態だ。



　　　　　　 ,':./ .:./. / ./:.:.:.:.: .:./:.:./|　 |!ヽ: .ヽ:.:..l :.:.:. |:.:.:.＼　＼: : : : : : : : : : : : : :
　　　　　　 }:.| :.:.:l:. | :.|: .:.:.: .:./:.:./.||　　',　ヽ: .ヽ.!. :.:. |: .:|:.:. ＼　＼: : : : : : : : : : : :
　　　　　　//| .:.:.|:. | .| .. :. :./.:./.:.:.||　 ／ヽ　＼:.|:.　:.l.:. :! :. :.:.:.＼　＼: : : : : : : : : :
＼＿＿__// |l .:.:.|:. l :.l:..:. :./:.:/:.:./||／／／¨７', l.: .:.:l.:.: | :. :.:.:.:.:,:.＼　＼: : : : : : : :
　　　　 //　 |l .:.:.l:. | :.|:.:. :.l:.:.:l:.:/／イ／i|　 /　 |.:. :.:l.:.: | : .:.:.:.:/:.:./ ＼　＼: : : : :
　　　 //　　 |l .:.∥:.|　i:.:.: .|:.:.|/´　 ノ　| }　/　　|.:.:.:.:l.:.: | : .:.:.://:/〈 　｝＼　ヽ: : :
　　　/´　　　|l.:.:.∥:.l:. |.:.:. |:.:.l.:.',　´　　|i!ノ　　　|:.:.:.ｲ:.:.:l :.:.:.://:/　　 ノ /:.:｝　｝: : :
ヽ　　　　　　 |l.:.:.∥:.|:.:.|:.:.:.l:.:.|:.:.｝　　　´　　　　 |:./ |:.:.:.:':.:.:.///　　l´　/:.:.:.l　 |: : :　　　　（よし、練習しよう）
ヽヽ　　　　　 ＼:.∥:.',.:.ﾄ.:.:.|:.:.|:.ﾉ　　　　　　　　 /´ .|:.:.:/:／//　　　l／|:.:.|:.|　 |: : :
　 ∨　　　　　　ヽ:{＼ヽヽ.:.|:.:l/　　　　　　　　　　　 |:.:/ｲ //　　　/　　|:.:l:.:|　 l: : :
　　 ∨ 　　　　　 ＼　＼ヽ:.:く　 ､.　　　　　　　　　　|/　 /´　　 /　　　|:.:|/　/: : :
　　　 ∨ 　　　　　　　　 ）ノ|.:.｀ヽ､　　__, -─ ´　　/　　　　 ,　　　　 ｲ:./ 　/: : : :
　　　　 ∨＼　　　　　　´　 |.:./|:.l ｀‐<__,　‐　　　　　　 　／　　　　／/　 ./: : : : :
　　　　　 ∨ ＼ 　　　　　　.|/　|ﾉ　　　ﾍ　　　　　　　／　　　　　　 /　　/: : : : : :
　　　　　　 ∨　＼ 　　　　 ´　/　　　　　｀、　　　 イ　　　　_....---/　　/: : : : : : :
　　　　　　　 ∨　 ＼　　　　　　　　　　　　ヽ-　´／ヾ/⌒/　　　/　　 /: : : : : : : :
　　　　　　　　 ∨　　＼　　　　　　　　　　　 ／（／　/　/-‐￣/　　　/: : : : : : : : :


この状況ならブルペンで投げても、文句は言われないだろう。
そう判断し、ルルーシュはブルペンに向かう。

92 ： ◆oLG9iWoh0E：2009/12/21(月) 00:58:20 ID:UT1SxOhw

初勝利―から２週間。
ルルーシュには心に決めたものがある。


　　　　　　　　　　　　　　　　 ,　...'.:´ ￣｀:丶、
　　　　　　　　　　　　　　 ／.::::::::::::::::::::::::::::::::::｀丶、
　　　　　　　　　　　　　 /.::::::::: ..::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、
　　　　　　　　　　　　　j : :::: : .::::::::::: .:: .:::::::::::::::::::::::: ::i!
　　　　　　　　　　　　　! ..i:: :: .: .:: : .::: ..: :::: .:! ::::::::::}: :::!
　　　　　　　　　　　　 .'.::::!.::.{: ..::.::::ｲ;ｨ::.: .}.:!}!::::. :: ::!::. {
　 　 　 　 　 　　　　 /ｲ::::!::::!::メ､´〃}!.::/:/ハ{!:::} ::!i!:i:ヽ
　　　　　　　　　　　/./ｲ:::{!:{K辷_ﾒ//／斗≠ミ/::..:i::!:ﾄ､ヽ､
　　　　　　　　　　　ノ´ﾊ{:ﾊ:ﾄ､｀¨´／ イ　ヒｪz/}ﾉ::ﾉ:ハ、｀　　　　　　　　（今度は・・・最後まで投げ抜いて勝つ！）
　　　　　　　　　　　　/　i!:!ﾍヽ、　　　 !　　 ノｲ:::/{:{:{
　　　　　　　　　　　　　　ﾘハ}ヽ、　-_ ､　　／/:/{ﾊ|.ヽ
　　　　　　　　　　　　　　 {!｀ ＝.＼　　 .イﾚ'/ ﾘ　! ヽ
　　　　　　　　 , 　-　 ､　 j!: :._∧_:.}!´¨¨〒}
　　　　　　 ／´￣｀ヽ: : ｀丶: ﾍ}{∩!!: : : {{:{
　　　　　　!: : : : : : : : '. : : : : :.｀Y´: {!: : : {!ﾊ、
　　　　　　!:/: : : : : : : :.ヽ、: ! ｀{j´: : {!: : : iハ}｀丶.､
　　　　　　i{: : : : : : : :.:.:.:.:.}: :}:. ＿＿_,{!: : :ヽ｀ヽ: : : :.｀丶、
　 　　　　　': : : : : _.: :.:.:.:.:.i.: :!:.:}}￣￣｀: : : :.ヽミ ､: : : : : :ﾊ


万全の準備をしておきたかった。

ブルペンに向かう足取りも、力強い―










その時だ、ブルペンから絶叫が聞こえたのは。

93 ： ◆oLG9iWoh0E：2009/12/21(月) 00:58:34 ID:UT1SxOhw

::::::::::::::,:イfkァ.:::∠ミ 、V.:::／ ／.::::.:::: イ_＿__,／.::::／-‐　￢.::
.:::::::／ff　／∠　 　 vﾊ}イ ／.:::ィ7 /／.::::::／.:::::／-──‐ｧ.:::i
:::::/　 {L/／{{℃ik}}　vﾊ／.:::／ { ﾚ'/⌒`ｲ.::::::／_ ー──ｧ.:::/|
.::/　＼メ、　｀¨¨¨´ 　ｖ.:::イ 　　ゝ一ァ' /.::／ 　_xkｧ=＝ｲ::::ﾑミ
:/　　｀ ｀三≡＝=一ｚl.:／　　　　　/　/／　 ＞'"´ _ 　 _｣:/
′ 　　　 　‐ =＝ｧ斗 ´　　　　　　　 /L_　イ　　　 {{℃fL}{}
　　　　　　　　　　|　　　　　　　　　 /　 　ヽ、ヽ、　 ｀¨¨¨|l　,ｨ/
、　　　　　　　　　{　　　　　　　　　　　　　　 ＼ ｀≧xz＝{彡ｲ:　　　　　　　　　「へ？」
::ヽ　　　　　　　　 |　　 ､　　　　　　　　　　　　　｀　　　｀≧´.::::
＼l　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　ー=＝ニ二:::__::,:::::
　　　　　　　 　 /`　‐-　　＿　　　　　　　　　　　　　　　／.::::::
　　　　　　　　 ハ、　　　 　　｀丶、　　　　　　　　 　 ／.::::::::::::
',　　　　　　　∧_｣三三ニ＝‐ .､ ハ　　　　　　　　／.::::::::::::::::::
∧　　　　　 /三三三三三＝=三L｣　　 　 　　 ／／.::::::::::::/.::
/∧　　　　/三三三三／ 　 　 　　l　　　　　／イ.:::::::::::::／.:::::


場違いな大声に、立ち尽くす。



喧嘩か？そう思い、慌ててブルペンのドアを開く―

　　　　　　　　　　　　／.:.:.:. :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼
　　　 　 　 　 　　　 /: .:.:.:./ ..:.:.:.:.:./:.:.:.:.: .i:. :.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
　　　　　　　　　　　':.: .:.:./　.:./.:.:/:.:.: .:.l .:.l:.: .:',:.:.:.:.:.:.:.l
　　　　　　　　　 　,'.:.| :.:.l. :.:.//:/:.:.,':.: .:|:.:.:!:.:. .|:..:.:.:.:.:.:|
　 　 　　　　　 　 /:.: l:.:.:.|:.:.//:/:.:./.:.:. //∧'.:. !:.:.:.:.:.|:.l
　　　　　　　　　/ｲ.: .|:.:.:.l://l//:./.:.:.:.///　_ヽ:l:.:.|:.:.:|'.!
　　　 　 　　　 / /:.:.:.r':.:.|ド㍉､'/}.:.:.///_,∠zﾐ.|:.:l.:.!:{ ヽ
　　　　　　　　　/´|:.,:.ヽﾊゞｆｪ'ｲﾄ.|:.//廾ゝｭ'ｲﾌ:./ }:.lヽ､
　　　　　　　　　　 |:.{ヽヽ:ヽ ￣i!´ﾘ　,' 　　￣ //ｲ:.l'.!
　　　　　　　　　　 ヽ! ヽ:.l:ヽ.　　　　i!　　　　/':.:.ﾊ:.| ヽ
　 　 　 　 　 　　　　　　l:.|:.:.＼　　!ニニ!　／l:.:.|　',{
　　　　　　　　　　　　　 ﾘ.ｿ}Fr＞､｀＝´イ／ｦ.:.{　 ｀
　　　　　　　　　　　　　　　ﾉl｀＝r ≧≦ｦ／ｆ |｀ヽ　　　 　　　　　_　-‐　'￣}
　　　　　　　　　　　　　　 ／ 艸 | |: : : : | | 圸｀ｰ---‐´￣￣￣: : : : : : : /: :￣¨}＿＿＿＿＿
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再び、今度はルルーシュの目の前で、絶叫が起こる。

94 ： ◆oLG9iWoh0E：2009/12/21(月) 00:58:49 ID:UT1SxOhw

　　　　　　　　　　 ＿＿__
　　　　　　　　　,､|ｒ‐ｔｰｒ-ｌ}'ｒ＝＝､、
　　　　　　,ｒ=''´ゝ}ヽ＝＝ﾍヽー--ｌ」
　　　 ｒ='''ｔ{ー''´~| {　　　 ] |{ ｌー　-}!
　　　,|ｒ‐'´|{|　　|}| {　　　 ] |{ |　　　}|
　　　{|　　 |{　　,,}､`ﾘニﾆ､ｿ ﾉー ‐ｨ
　　　 ＼　_ヽヾヾゝ〈| 川」ﾚｲ`ｰ=ｰ'､ｰ､
　　　　　ヾヾゝ＼に　ゝ- ｔ-'}￣　ｰ~}　|
　　　　　　`ーL_ー一＾＼下､__ ｰｧにﾌ
　　　　　　　　　辷ニ´＼二ﾆ/￣ ￣　」ヽ.
　　　　　　　　　　.,ﾄ､,＿_ ,, 、　　,. -‐'´　 ヽ,.
　　　　　　　　　 /　 }　　　　`＜､.　　　　　 ゞ
　　　　　　　　　 {　　　　　　ｰ=二　　　　　ヾ
　　　　　　　　　 ヽ.､　　　　 ,.. -''´,ｨ ,.　　ソ
　　　　　　　　　　　ヽ､＿＿,.ﾆ―/:ヽ＝二
　　　　　　　　　　　　　 } ,ｨ"　　　　　　　 ヽ
　　　　　　　　　　　　／　ﾉ 　＿＿＿＿ 　ゞ
　　　　　　　　　　　/　 ,ム／　　　　　　 ＼
　　　　　　　　　 ／ ´.　／　 　　 ﾞ　/´`ヽ　＼
　　　　　　　　 /　 　　 |　　　 　　 〈 ○ }ｔ' { 　＼　　　　　　「──────────！」
　　　　　　 　/ 　　　　　　　,　ｨ⌒　｀､_,/ 彡　　 ＼
　　　　　　　|　　　　　,. -''´　},|ゝ､__　　（N､　　　 　|
　　　　　　　|　　 　,ｨｰｧ､ {⌒';| γ⌒ 　　`ヾ､　　 　|
　　　　　　　| 　　 「! {⌒　）　ｊ,〉｛ 　　 /´`ヽ　 　 　 |
　　　　　　　|　　{　l{　{､_　′ ,〉 ゝ､_　| ○ }　　　　 |
　　　　　　　|、　 ヽ ヽニ＞‐''´　　　　ゝ､_,/　　　 ／
　　　　　　　 ＼　　　　　|　　　 , _ノ '　　 　　　 ／
　　　　　　　　,|`丶、　　＼　'　'　　　　　 　 ／
　　　　　　　 /ﾍ　　`丶､　 ＼　　　 　　　／
　　　　　　　　　ヽ　　　　`丶　￣￣￣￣
　　　　　　　　　　　　　　＿ `ヽ


吼え、汗まみれで全力投球をする、やる夫の姿があった。

97 ： ◆oLG9iWoh0E：2009/12/21(月) 00:59:22 ID:UT1SxOhw

　　　　　　　　　　　　　, ...、_　 ,., - '' ￣￣￣￣ '' - 、 __＿__
　　　　　　　　　　ﾐ ' ' "　、 ／　　　　　　　　　　　　　" ,.. --"',''''-、
　　　　　　　　　　<ヽ　/　７　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ、"ヽ|　/
　　　　　　　　　　丶　、／　　　　　　、　　　　,　　　　　　 丶/ | /
　　　　　　　　　　　ヽ　|　　　　 丶　 ヽ,, ....... ,' 、　 '　　　 　ヽ ／
　　　　　　　　　　　　 〉　　　　 ●　/,, ＿＿_,..ヽ　●　　　 　〈
　　　　　　　　　　　　|　　　　　　 / (　　　　　　) ＼　　 　　 　|
　　　　　　　　　　　　l　　　　　 /　　 ヽ 、.　 ''　　　ヽ　　　　 　l
　　　　　　　　　　　 |　　　　　 （ 　　　　 Y　　　　　　）　　　　　i　　　　　　　　　　　　　　「球が高い！丁寧に投げましょう！」
　　　　　　　　　　　/　　　　　　 ヽ,　,..,- '""'-..,, ,, ／　　　　　 　|
　　　　　　　　　　 {　　　　　　　::;;;;ヽヽiーーｰi '' /;;;;:　　　　　　　}
　　　　　　　　　　/　　　　　　　 ::;;;;;;ヽ、_____,, .. ';;;;:::　　　　　　 　丶
　　　　　　　　　 /　　　　　　　　::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::　　　　　　　 　ヽ
　　　　　　　　 /　　　　　　　　　　:::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::　　　　　　　　　 ヽ
　　　　　　　　/　　　　　　　　　　　　::::::::::::::::::::　 　　　　　　　　　　　ゝ
　　　　　　　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ



　　　　　　　 ／.:￣￣￣￣￣ .＼
　　　　 　 ／: : :　　 　 　 　 　 　 ＼
　 　 　 ／: : : :　　　　　　　　　　　　＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「オウっ！」
　 　 ／: : : : : :　　　　　　　　　　 　 　 ＼
　 ／ : : : : : : :.:.:.:.:　　_　　　　　　　　_ 　 ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ,.､ /'ﾊ
　|:::: : : : : : : : :.:.::.:.:´⌒＼,, ;、､､／⌒｀　 　l　　　 　 　 　 　　　　　　　　　　　 　 　 / ./　 .| 　 /ﾊ
　|:: : : : : : : : :.:::::;;（　● ）　ﾉヽ　（　● ）;;:: |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　/ ./　　ﾉ. ,/ 　ﾉ
　|:: : :: : : : : : : : : : :´"''",　　　 　 　"''"´　 l　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／ ./　　./ / 　./
　＼ :.: : : : : : : : . . . . （　　　 j　　　 ）　　／　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　 |　 /　　.,'./ 　 /
　 　＼:::: : : : : : ::.:.:.:.:.:.｀ｰ-‐'´｀ｰ-‐'′／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 .l　l　 　 l/　　;' 　　 _,..-‐''ヽ
　 ／´￣￣｀ﾞ'ー､:;:;:;:;:;:;:;_:_: : : : : : : :イ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 l l　　 ./　　;'　.,.-'"　_,..-'"
　::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ｀ヽﾉ　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　 　 ,|l　　./　　 { / 　 ,.-'"
　::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ ｀ヽ､　　　 　　 ___,...、　　　　　　　　　　　 .|l 　 '　 　 'ｲ 　 /
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　::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;: ｲ::::｀lヽ:ヽ,r"　＼,.ｨ" ,. .ヽ　　　　　　　　 ,|　 　 　　 　　.l
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　::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ:::::::::::. /:::::::l:::::::::::ヽ::::ﾉﾞ'''-ﾞ'y'"　　 　　　 l´￣|.|　　　　　　　 ,ノ
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100 ： ◆oLG9iWoh0E：2009/12/21(月) 00:59:44 ID:UT1SxOhw

何故試合中に、全力での練習を？
何故、誰も止めない？



ただ、後者の理由は感覚で解った。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/:./ .:./.:./.:./:.:.:.:.:.:.:./:.:/　||: .:.:.:.｀ヽ:.:.:.`:.:＼　 ＼: : : : : : : : : : : : : : : :
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　　　　　　 |l.:.:.∥:.|:.:.|:.:.:.l:.:.|:.:.｝　　　´　　　　 |:./ |:.:.:.:':.:.:.///　　l´　/:.:.:.l　 |: : :
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声が出せない―
ブルペンはやる夫の気迫で飽和している。

101 ： ◆oLG9iWoh0E：2009/12/21(月) 01:00:06 ID:UT1SxOhw

ルルーシュは、ブルペンの入り口で立ち止まる。


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ブルペンに入れない。
やる夫の空間に、入れない。

102 ： ◆oLG9iWoh0E：2009/12/21(月) 01:00:34 ID:UT1SxOhw

その空気は乱入者によって壊された。
ルルーシュを押しのけ、慌しくしくライトがブルペンに入ってくる。


　　　　　,...::´:.ｲ:::::i:::＼:::::｀:..、
　　　 ／.::／.:::!i:::::i::::::::ヽ::::::::＼
　　 ,.':/::/::::i:::::!i::::::!:::ヽ:::::!:::!:i:::.:ヽ
..　/::/::::!:::!::i:::::!i::::::!::::::::::::!:::!::!::i::::!
　 i:::i::i:::|:::i::::.::::i:!:::::i::::::::::::i::::!::i:::i:::i
　 |:::i::i:::|::::ヽiヽﾘ､::::!::::::::i::|::::!::i:::i:::!
　 !ヽ::ﾄ､!ヽ:::ｊｨ赱ﾊ::!:j::i:::i::! ヽ::i:::i::ﾄ､　　　　　　　　　　　　「邪魔するぞ！」
　　　ヽﾞ7　　´ 　 ﾉﾉ |::i/:::!　j:::i:::iﾘ
　　　　〈 _　　　　　　i/ ヽiイ:!::i:::i'
. 　 　 　ヽ_.. _ 　 　 　 / 　 ﾄｊ:::ｉN
.　　　　　 iｰ　　 　 ／　／｀｀｀ヽ
　　　　　　ゝ--ｒｒｆ´　／　　 ,　 ´＼
　　　　　　　　 ﾄi´／　 ,　' ,...:':::::::::::ヽ
　　　　　　　　 i !j　, .', .'.::::::::::::::::::::::::::i
　　　　　　　　//' / ./.:::::::::::::::::::::::::::::::!


先発のジョセフが降板した後、一挙５失点。
１０－７と試合の行方が解らなくなってきたのだ。


ついで新城が現れる。


　　　　　　　_ , r ‐ ' ´￣￣｀ ' ‐ - ､
　　　　　 r'´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;｀'i
　　　　　 {;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;}
　　　　　 };;;;;;;r'''´ 　_,m--- ,, _｀'''‐'-'}
　　　　　　|。‐,,,'''´-‐´｀￣‐;;;--｀,,。‐|
　　　　　 iヽ;'´>､,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,;;;;;r'´ヽ ;r´｀}
　　　 ,,r;;{ヽ;　' （ ・｀i'/i‐''''´!　・　}　| r　};;ヽ
　　/;;;;;;;;;ﾍ ﾖ 　 ｀ｰ'　r'　　 ｀ｰ‐´　 | ' ﾉ;;;　ヽ
　r';;;;;;;;;;;;;;;;;｀|　　　　 =､=　　　　　 |'´;;;,r'´,;;;}
　{　ヽ､;;;;;;;;;;;;|　　　　　　＿　　　　|;;'／／;;;;;ヽ,
´ﾍ;;;､　　ヽ'､;ﾍ､　'´￣￣　 ￣｀ ノ　／;;;;;;;）ヽ /ヽ
　!､''　､　;;;;;,, ヽ;;;ヽ､　　　　, r;'／／;;;;;;;;;'''´／/　 ヽ
　　ヽ;;;;;,,,　ヽ､　ヽ;;;;｀ー‐‐´;;'／;;;;''''''　´／

先発陣は完投ができない投手が揃い、中継ぎ陣は大差も平気で追いつかれる。

大量リードしていても最終的に新城が投げねばならない惨状が
新城の２年連続４０Ｓの理由だというのだから、VIPスターズ投手陣の底が知れる。

103 ： ◆oLG9iWoh0E：2009/12/21(月) 01:01:23 ID:UT1SxOhw

もっとも、今年度の新城は今現在、セーブ数と登板数が減っている。
理由はセットアッパーとして、ライトが優秀な働きを収めているからだ。


　　　　　　　　　　　　　_＿＿__
　　　　　　　　　 ,ィ7刈:从乂爪ミ≧.､
　　　　　　　　／:'::/彡//!::〃ｉl:ﾄ:ヽヽ､＼
.　　　　 　 ／/,ィ/´::l〃::;ｲ/ｲ:!:ｉ:l::!:ｉ:ｉ:!:ｉ::|!
　　　　　 /:,ｲ///: ／!／:〃:://::l::ｉ:l:l:l::l!:l:l
　　　　　,':/〃:ｉ:ｉ::/〃!,:イ/:://,'!::l::l:l:l:l::lｉ:!:l
　　　　　ｉ:.!:'ｉ:ｉ/l::!'/ｲ l!:〃:,ｲ l/ lｉ::!'::l:l:!:ｉl::ｉl
　　　　　|:ｉ:ｉ:l:l:.ﾊｿｲ !//,:ｲヾ//小ﾊ::ｌﾘ:/:l:ll
　　　　　|:l:.l:l:!,:代ト/／　 ィﾏﾗ７:/l〃,‐:!l:!　　　　　　　　　　　　　「ん？どうしてルルーシュがいるんだ？」
　　　　　|!l:ｉ:! ｉ　￣'　　　 ￣ ´/ｲｿ!'/ 〉}:l'
　　　　　lﾊ:ﾊ　　　ｉ　　 　 　 　 〃_才:ﾘ
　　　　　! ヾﾊ　　_｀ ´　　　 　 / .T:ｉ:ﾘ'
.　　　 　 　 ｀　 ､　 ､__￣　　 ｲ　 .Ⅵｰ,-､
.　　　　　　 　 　 ヽ　　　 ／ 　 　 .　'　　 ＼
　　　　　　　　　　ｉ: .ー　´ 　 ,.ィ ´　　 　 　 冫､_
　　　　　　　, -‐くl: : .　　　.:lｉ⌒ヽ　　　 　 /　　 ｀ｰ ､_
　　　　　 ／　 　 ヽ: : .　. :　ll.:.:.　ｉゝ.._　　/　, 　 ´ _＿_ﾐ:､
　　　　／　　　　 /ｉヽ: : : : 〃　／　　 ヽ/　/／／　　　　ヽ


ライトの現在の防御率は１．９８。
今期はリーグ屈指のセットアッパーとして、スターズに貢献している。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/:.:.:.l　.:.:.:.:.:.:.:.ヽ :.:.: .:l|:.: .:. :.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /:.:. :l| :.:.:./||ヽ:.:.:.:｀、: .|:.: .:　.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:. :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: .:|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l:.:.: /l| :.:.:/ l|　 ヾ_＼＼|:.:. : . .:.:.:l:.:.:.:.:.:.:.:l:.:. :.:.:.:.:.:.:.　:. :.:|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　{:. /:.:l :.:/､ ﾘ　 ∠＼ 丶}:.:.　:. .:.:.|'＾ヽ､:..:.|.. : .:.:.:.:.:.:.: .:.:.:.l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|: l|:.:.| :.l:.:.:', ／r彡戈ヽ |:.:. :.:.:.:.:ﾉ　 ）｝:.:.:|:.: .: :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|l l|:.:.| :.|:.:.:.｝　 ,イレ}/　|:.:.:.:.:.:.:/ゝﾉ丿:.:.:l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l:.:|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|! |!:.:l:.:.||:.:.:.} ノ　}／　 ,':.:.:.:.//　__ノ|:.:.:::.l:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ll:.|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |:.:|l:.{ヽ:./　　 ´　　 //:.:.//　　l　 |:.:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.l|:.|
　　　　　　　　　　　　　　　 「いや、その・・・」　　　　　　　　　ヾヽ／　　　　　　//／　　　 ｝　|:.:.:.l:.{:.:.:.:.:.:./:.:.|:.l|ｿ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　　　　　　/　　　　　　　|:.:.l|:.:|:.:.:.:./|:.||:.l:.l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|ヽrｰ--　　　　　 _,　　　|:.l| l|:.|:.:.:./ l:.| |:|i|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|/|ﾉ r 　　　　 ／　　　　}ﾉ__l|_|:.:./‐‐ﾘﾆｿ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l　'　 ﾍ 　 　<　　　_-ニニ─‐|/￣￣: : {
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀´　　,∨ニ‐´: : : : : : :': : : : : : : :l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿--‐-､＿　　　 　　　<∠: _: : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　 ＿__､＿ ノ､　　　　　　∨((: : : : ／ : : : : : : : : : : : : : ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　 /　／））─ｰ'　　　　　　 ∨乢-‐' : : : : : : : : : : : : : : : : : :＼

ルルーシュの視線は、やる夫に釘付けになっている。

105 ：名無しのやる夫だお：2009/12/21 (月) 01:01:33 ID:l5BpUx8M

ジョセフさんナイスピッチングだったのかｗ

106 ： ◆oLG9iWoh0E：2009/12/21(月) 01:02:07 ID:UT1SxOhw

礼儀正しいルルーシュが、顔を向けなかったのを見て、新城はルルーシュの視線を追った。

　　　　　　　　　 ＿_
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::::::,, -''ﾞ￣_ ,,.　__ _x_ __ ｀'''::､::::::::i
ﾞYﾞ　ィ '´_,,,;;::==--竺:-=::ﾐ､-.`ｭﾉ
=:}''ｯ〔c_ﾞ:::::::::::　 ..:::::::::::::::::::..`‐ﾐ{
:Tヽ;:;;/｀'ｧ‐｡x;;;,＿＿＿,,,;;;;ィTi､__
.{.iヽY　 （_　_ﾉ〉 　 K(´ﾟ　）｀l:/ }::::､ﾞヽ､
::ヾ,｀|　　　　　　　 |　ﾞー　 ,lｲ /;;:;:ヾ､::.＼
,w'ﾞYl　　　　 　 rV'〉　　　.,!ソ'' "ﾐ::jﾉ:::::::::::`ｰ
,　.}ミi､　　　　　` '　　　 /ﾐﾘ　ﾐ ﾐ::::::::::::／i::::..
ﾐ,,　ヾiﾐヽ, -=ﾆニニ=　,,ムｼﾞ　,,ﾐ'ﾞ::;ｨﾞ::/／:::::::.
:::ﾐi,　l:;:;ゞiﾐｘ､_　　 _,,,ｲﾐシﾞ 彡ﾞ:／/::/./::::::::::::
:::::::ﾐ､ヾ､:;ﾞヾi}ｴｹZﾞｴﾂﾞ:/　ミ:;ｨﾞ ,,ｲ::j'./:::::::;;;;_::


そして、呆れたように呟いた。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 , r,'｀;;=;;‐,,-＿-,,,, ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾉ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;~;;;へ｀ヽ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾍ;;;;;;;;;;;;_;;; _;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;へ､ヽ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　}ﾂ-―- ~ ､ ｀ ' ‐' ､;;;;;; ; ; ; ; ; ≧､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,」"＝ = ､ ､　 ｀　､　　 ｀ ヽ ; ; ; ; ; ;ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・ ・　　　　　　　　　　　　　　　 _　 ／三　三三≧ﾌﾉ＝ o } ヽ ､　ヽ; ; ; ; ; ; ｝
　　　　　　　　　　　　　　　　　　「ああ・・・またか」　　　　　　　　 , r―''''7' ﾉフ~''っ―i･'''ﾌ~´　　ミ:::;｀≧ ､　ヽ ､ヽ､/;;/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,'"r´i ｀ ＜ ／ノ } r'´ 　..ﾍ/　, "　　ﾐ:::::::::r'--､:ヽ､ヽ /´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,,,,;}　 |　 ‐-　, V　./　'r_ ､　　,　, ' ""'　 "　´{{{ }　|:::::::V
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,r';;;;;;;'''",　｀ ‐-, <　 ヽ{　　｀,｀'　;;''', ,　" "'　　　 "　ﾘ ﾉ::::::r' " ' ,,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 r'''''　'　 ,;;"',　　　＼i　　‐}‐'', } r_‐- ､　　　　　,　 ,,,,_／__''':: ヽ　　'",
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .{;;,　　,,　,,',;;;;;;;;";'',,,,,,,7､‐,,´' " ,ｲ　,~,｀_‐｀＿_,;"_,, - ´,-,‐ﾉ　ノ },ノ　　{＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .ﾍ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;-''‐ニﾆ　／}　　　{､ヽ''-ﾉ￣ﾉ ﾉ,,ニ" ' "" ''' "" ~　　　　{ﾉ　|ヽ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾍ;;;;;;;;;;;,,/　　_, -　 {　",'　　　ﾍ: : : : : : :／　　　　,　〃　〃 彡,, ,, '"　　!､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　∧;;;;;;;/　r '=　　　}　" ',　　　 へ　／"　　　, , ,"''　""　"''　"


聞き逃せない言葉だった―

110 ： ◆oLG9iWoh0E：2009/12/21(月) 01:02:38 ID:UT1SxOhw

ブルペンの電話が鳴る。
受話器を取ったのはブラボー１軍コーチ。


　　', ',｀ヽ､,.'　 　丿 /　　　_,.．-'''"´　 , ', '´　｀｀ヽ｀ヽ
　　 ', ', 　i　　　'　　′'''''''´　　　　　, ', '　　　　　　｀､｀､
　　　', ',　i　　 　 　 /´￣　　　　　, ', '　　　　　　　　｀､｀､
　　　 ', ', i　　　　i　!　　 　 　 　 , ', '　　　　　　　　　　 ',　',
　　　　', ',|　　　　!〈 　 　 　 　 , ', '　　　　　　　　　　　　',　',
　　　　 ', ',｀｀‐--冖--‐〝卩, ', '　　　　　　　　　_,.．-'''"￣
　　　　　', ',i゛‐--|│´´´´ !i,' ,'　　　　　　　,_,.ｧ'´
　 　 　 　 ', ',"'- ､___,,.. ．-!,' ,'　　　　　, -'"ノ|
　　　 　 　 ', ',｀､　　彡′ ,' ,'　　　, -'_,.イ"　i
　　 　 　 　 ', ',ヽ､｀´　´ ,', '　 ,-'", -'"　 　 ,'i　　　　　　　　　　　　　　「ハイ。
　　　　　　　', 'yヽ ,丶 //　／_,.ｲ　　 /　 / i　　　　　　　　　　　　　　　準備ができているのは２人いますが・・・
　　　　　　　 ',7 !i i//／i´´ , '　　/ 　 ,',ィ!
　　　　　　　ﾉ　ﾉﾉi　 !〆 ｝》, ' 　　/ 　,.'　　 !　　　　　　　　　　　　　　　ちょっとお待ち下さい」
　　　　　　〈　〈 〈 〈　!|/i　　 , ,ﾉ　　,'　 　 !
　　　　　,'´!　 ',│i　 ',;,;,i 〈ン'　,'　　, '　　,.' ',｀ヽ
　　　　/＾ /|　', レ　　 ハ゛ﾍン　　,'　__,.ｲ　　, -'|
　　　　ﾘ　ﾚ　　　　　　', ﾍ'　i_,.．-'''"_,.．-'''"　　｀ヽ
　　　/　　　　　---　 　ﾘ　',i ,_,.-'''"__,,.. ．-‐'''"´　￣｀



　　　　　　　　　　　ﾄ､　　 　 　│|　　　　　/ﾚ　　　　　　　　　　　／
￣"'''- ．._＿、　 　 、ヽ､　　　 凵≡彡　 //　　　　__,,.. ．-‐　'''""
　l| ＼::::::::::::<ヽ____＿ヽ､l!　‐-ミ圭彳ｿ　//_ _,--,イ　７::::/::::/　l|
　 |! 　丶、:::::::＼ヽ, イ｀ゝヽ　　　 　 　 /,'∠ﾄ,ヽィ/,.．-'''"　∥!i:
　　{!　　　｀丶:::::::::￣￣へヾ　　　　　// :::::￣￣／/　　　/　!}
　 　l|　k.l　 　 ￣｀＼::::::::::: ｀､｀､ 　,',.'/::::::::, -'"', -'"　　　/　 !|
　　　|!　|i　　 　 　 　 "'''- ．._丶--‐', -'", -'"　ﾉ　　　　ﾒ　 !|　　　　　「やる夫！いけるか！」
　　 　l|　ﾊハ　　 　　　 　「厂'￣￣￣'￣　　　/　　　　ﾊ　　l|
　　　|i　　k.l　ヽ　　　　　|_|┌-----┐　　　　l!　　　l,.仆､　ﾒ
　　　k.l　　ヽ!　 ＼　　　 |l　Ｌ::::::::::::::∥　　 イ　　　彳　　/
　　　卜!　　ヽ　　　ゞ　　 !l　　￣￣￣　　 从　　／ /　　l,!ヽ
　　/　ﾄ､!　 　ヾ丶　ヾ　 l | 　 　 　 　 　 ノ　　／　/　　l,ﾘ　　ﾍ


無茶だと、ルルーシュは思った。

112 ： ◆oLG9iWoh0E：2009/12/21(月) 01:03:17 ID:UT1SxOhw

反応は、早い。

　　　　　　　　　＿＿＿＿＿
　　　　　　　 ／　　　　　　　 ＼
　　　　　　／　ヽ　 ､:　: ,　 / 　 ＼
　　　　 ／　　　 ゝ_ﾉ: : :ゝノ　　　　＼
　　　／　 　 ( ○　):.:.:.:.( ○　)　　　 ヽ
　 　 |　　　　　 /　　 !　　ヽ　　　 　 　 |　　　　　　　　　　　　　　　　「ハイッ！」
　 　 |　　　　　 ゝ _ノ ゝ _ノ　　　 l j　　|
　　　＼　　　　 |!ｉ!ｉ!ｉ!ｉ!ｉ!ｉ!ｉ!|　　　　　 ／
　　　／　　　　 l!ｉ!ｉ!ｉ!ｉ!ｉ!ｉ!ｉ!|　　　　　 ＼
　　/　　　　　　 ー――‐ '　　　　　　　ヽ


打てば響くとはこの事だ。やる夫が拳を握り締めた。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_,, -－- ,,_
　　　　　　　　　　　　　　 ／＼/´"''ー‐ '"~´ヽ／＼
　　　　　　　　　　 　 　／／＼＼　　　　　　／／＼＼
　　 　 　 　 　 　 　 　 {／　　　＼＼I=II=I／／　　　＼}
　　　　　　　　　　　　　 ＼　　　　＼＼／／　　　　／
　　　　　　　　　　　　　　　＼ｒ‐＝ニ二二ニ＝‐,／
　　　　　　　　　　　　　　　　 ｌヽ　､,_{{ o=　　 　 l
　　　　　　　　　　　　　　　　　ｌ ＼　{{ o=‐'　/　l　　　　　　　　　　　「疲れて打たれましたは許さんぞ！」
　　　　　　　　　　　　　　　　　」r､ ) {{ o= ／　/
　　　　　　　　　　　　　　 _, ‐'´ｒ‐ヽ }iﾃｉ{ 二つ｀'‐､_
　　　　　　　　　　　 _, ‐'´　　　 ￣)|| Ｚ || 「　　　　 ｀'‐､_
　　　　　　　　 _, ‐'´　　　　　ノﾞ）　||　|ｏ||　　　　　　　　｀'‐､_
　　 　 　 　 ｒく　　　　 　 　 /,ノﾞ） ||　 !　||　　　　　　　　　 　 )i
　　 　 　 　 )i､ヽ　　 　 　 /´ ノﾆ;┐　|O ||　　　　　　　　　／∧
　　　　　　//　ヽ＼ 　 　 ! /´／{､{,__｜　||　　　　　　　 ／／　 ヽ‐ 、
　　　　　　〕＼＿＼ヽ＿_ｊ/　八_/´ｒ'ﾞ |Ｏ ||　　　　　　／／/　 　 /　|



　　　　 ／.:￣￣￣￣￣ ＼
　 　 ／: : :　　 　 　 　 　 　 ＼
　 ／: : : :　　　　　　　 　 　 　 ＼
／: : : : : :　　　　 　 　 　 　 　 　 ＼
: : : : : : : :.._　　　　　　　　_　　　　　 ＼
: : : : : : : ´⌒＼,, ;、､､／⌒｀　 　 　 　 l　　　　　　　　　　　　　　「―ハイ！」
: : : : ::;;（　● ）::::ﾉヽ::::::（ ●　）;;:::　　 　|
: : : : : : ´"''",　　　 　 　"''"´　 　　　 　l
: : : : : : . . （　　　 j　　　 ）　　　 　 　／
＼: : : : : : :.｀ｰ-‐'´｀ｰ-‐'′　　　 ／
／ヽ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : イ＼　　
: : : : : : : : : :.｀`ｰ- -‐'"´　　　 　 　 ＼
: : : : . : : . : : .　 　 　 　 　 　 　 　 　 　＼


ブラボーの声を聞き届けず、やる夫はブルペンを飛びだした。

115 ： ◆oLG9iWoh0E：2009/12/21(月) 01:03:39 ID:UT1SxOhw

やる夫が出て行ったドアを、痺れたように見続けていたルルーシュが、
ブラボーに尋ねた。


　　　　　　　　　　　　　　 _　':.´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.｀`ヽ､
　　　　　　　　　　　　　／:.:.:.／:.／／:.:.:.:.:.:.:.l:.:.:.＼
　　　　　　　　　　　 , '.:.:.:.／:.／／::..:.:.:.／/.:.l.:.ヽ:.:.ヽ
　　　　　　　　　　　i:.:.i:.:/:.:.:///l:.:.:.:.:／:./|:.:.ﾊ:.:.:!.:.:.:.:.'.
　　　　　　 　 　　　l:.:.|.:.|:.:.// l l|:.:.://∠/:./__',:.:|:.|:.:l:.:.',
　　　　　　 　 　　　|:.:.l:.:l:./7/|!‐|:./// 〃/‐‐-ヽl:.!.:.|:.|:l
　　　　　　　　　　　}:.:{:.:.|ｆ仆ｽ7ﾐ|{/ ｝ /´tｆ匁ﾇヾ〉!:./:.lﾘ
　　　　　　　　　　 /:.:.',.:.',￣￣　 !　i| .　　￣￣ ,':./:.!:.|
　 　 　 　 　 　 　/:.ﾊ:.:.ヽヽ　　　　　___　　　　 ﾉ:/､:.|',|　　　　　　　「あれは―
　　　　　　　　 ／}/　'.{ヽ＼　　　〃 ‐:. ヽ　　/://}|:.} ヽ　　　　　　　いつもなんですか？」
　　　　　　　　　 ﾉ　　ヽヽ＼ゝ　　　　　　　　 ／ｲ´ﾉヽ
　　　　　　　　　　　　　}l:.:.l:.:｀丶、 　　　　 イ:.:.l:.:/
　　　　　　　　　　　　　ﾘ',:.|:|:.:|　 ｀　-　'´ 　|:.l:.|:.{
　　　　　　　　　　　　　　ﾘi:.|:r´- ､ ＿＿＿,lヽ:.{:|
　　　　　　　　　　　　　　／｀ー -r､,--､-､-┴ ､ヽ
　　　　　　　　　　　　　　>‐'　　/　/　　ヽ ヽ-‐<
　　 　＿＿＿＿＿＿,／＼￣/　/　　　　l　'、／)__
　r‐'´: : : : : : : : : : : : :＼＼ ∨　,'　　　　 i　　l 　/　l ｀ｰ--､＿＿＿



　　', ',｀ヽ､,.'　 　丿 /　　　_,.．-'''"´　 , ', '´　｀｀ヽ｀ヽ
　　 ', ', 　i　　　'　　′'''''''´　　　　　, ', '　　　　　　｀､｀､
　　　', ',　i　　 　 　 /´￣　　　　　, ', '　　　　　　　　｀､｀､
　　　 ', ', i　　　　i　!　　 　 　 　 , ', '　　　　　　　　　　 ',　',
　　　　', ',|　　　　!〈 　 　 　 　 , ', '　　　　　　　　　　　　',　',
　　　　 ', ',｀｀‐--冖--‐〝卩, ', '　　　　　　　　　_,.．-'''"￣
　　　　　', ',i゛‐--|│´´´´ !i,' ,'　　　　　　　,_,.ｧ'´
　 　 　 　 ', ',"'- ､___,,.. ．-!,' ,'　　　　　, -'"ノ|
　　　 　 　 ', ',｀､　　彡′ ,' ,'　　　, -'_,.イ"　i　
　　 　 　 　 ', ',ヽ､｀´　´ ,', '　 ,-'", -'"　 　 ,'i　　　　　　　　　　「監督には黙っておけよ？
　　　　　　　', 'yヽ ,丶 //　／_,.ｲ　　 /　 / i
　　　　　　　 ',7 !i i//／i´´ , '　　/ 　 ,',ィ!
　　　　　　　ﾉ　ﾉﾉi　 !〆 ｝》, ' 　　/ 　,.'　　 !
　　　　　　〈　〈 〈 〈　!|/i　　 , ,ﾉ　　,'　 　 !
　　　　　,'´!　 ',│i　 ',;,;,i 〈ン'　,'　　, '　　,.' ',｀ヽ
　　　　/＾ /|　', レ　　 ハ゛ﾍン　　,'　__,.ｲ　　, -'|
　　　　ﾘ　ﾚ　　　　　　', ﾍ'　i_,.．-'''"_,.．-'''"　　｀ヽ
　　　/　　　　　---　 　ﾘ　',i ,_,.-'''"__,,.. ．-‐'''"´　￣｀


ニヤリと、ブラボーが笑う。

117 ： ◆oLG9iWoh0E：2009/12/21(月) 01:04:26 ID:UT1SxOhw

.;.;.;.;.;.;.;"'- ､　　　　　　　　　　　　　　ヽヽ　|
___、､、__.;.;.;.;ヾ　　　　　　　　　　　　　ヽ丶│
"'- ､___､ヾヾ、ヽ､　　　　　　　　　　　　ヽ丶|
　　　 　 ヘiiiiiii￣｀丶　､　　　　　　　　　丶丶
　　　　|　　ﾍﾐ, ','iiiiiii,.ィi___、　　　　　　　　　ヾ、,
　　　　!　　　　ヽiii'´::ﾍ､　ヽ i'ヽ　　　　::::　　　 ヽ、
　　　　!:;　　　　　丶:;: ゛ト､ゝﾝﾄ､` ､　　　:;　　　　＼
　　　　:;　 　 　 　 　ﾐ :;:;:｀Y´:;:;:;∨"ﾄ''- ．._　　　　　ﾍ
　　　　{　　　　　　　　 ミ≡ﾐ､:;:;:;:;:;:;:;k.l　　　"'''- 、__,,丿
　　　　ヽ　　　　　　.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヾﾐﾐﾐﾐヾﾐヽ
　　　　　l,　　　　　　　.:.:.:.:.:.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;　７　　　　　　　　　　　　　「大量リードした日は、 大抵あんな感じだ。
　　　　　　　　　　　　　 　 .;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.; |
　　　　　{　　　　 　 　 　 .　　;.;.;.;.;.;.;.;.; ﾘ　　　　　　　　　　　　　　 待ってるのは時間の無駄ですお。　なんてナマいいやがってな。
ﾍ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 /
　ﾍ　　　　　|　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　　　　　熊田さんを好きに使える事をいいことに、
　へ　　　　丶　　　　　　　　　　　ﾉ　　　　　　　　　　　　　　　　　好き放題投げてるよ」
　　　＼　　　　丶　　　　　　　　　/
　　　　 ＼　　　｀　　　　　　　　リ
　　　　　　　　　丶　　　　 　 ／



　　　　　　　　　　　ﾄ､　　 　 　│|　　　　　/ﾚ　　　　　　　　　　　／
￣"'''- ．._＿、　 　 、ヽ､　　　 凵≡彡　 //　　　　__,,.. ．-‐　'''""
　l| ＼::::::::::::<ヽ____＿ヽ､l!　‐-ミ圭彳ｿ　//_ _,--,イ　７::::/::::/　l|
　 |! 　丶、:::::::＼ヽ, イ｀ゝヽ　　　 　 　 /,'∠ﾄ,ヽィ/,.．-'''"　∥!i:
　　{!　　　｀丶:::::::::￣￣へヾ　　　　　// :::::￣￣／/　　　/　!}
　 　l|　k.l　 　 ￣｀＼::::::::::: ｀､｀､ 　,',.'/::::::::, -'"', -'"　　　/　 !|
　　　|!　|i　　 　 　 　 "'''- ．._丶--‐', -'", -'"　ﾉ　　　　ﾒ　 !|　　　　　　「真似しようと思うなよ？」
　　 　l|　ﾊハ　　 　　　 　「厂'￣￣￣'￣　　　/　　　　ﾊ　　l|
　　　|i　　k.l　ヽ　　　　　|_|┌-----┐　　　　l!　　　l,.仆､　ﾒ
　　　k.l　　ヽ!　 ＼　　　 |l　Ｌ::::::::::::::∥　　 イ　　　彳　　/
　　　卜!　　ヽ　　　ゞ　　 !l　　￣￣￣　　 从　　／ /　　l,!ヽ
　　/　ﾄ､!　 　ヾ丶　ヾ　 l | 　 　 　 　 　 ノ　　／　/　　l,ﾘ　　ﾍ


最後に、もう一度ニヤリと笑う。

120 ： ◆oLG9iWoh0E：2009/12/21(月) 01:04:59 ID:UT1SxOhw

　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _,. -─一 - 、
　　　　　　　　　　　　　　　,.- 'ﾞ´:::::::::::::::::::::::::::｀ヽ、
　　　　　　　 　 　 　 　 ／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:.:.＼
　　 　 　 　 　 　 　 　 j:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:.::.:.:.:ヽ、
　　　　　　 　 　 　 　 l::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::..:::.:.:::.:.:.:.:.:.:l
　 　 　 　 　 　 　 　 /::!::l::::::::/::::/::::::/::::::::/:!:::::::::::.:.:.:.:.:.l
　　　　　　　　　　　/1l::::l::::::!::::/::/::/::::::::/:/1:!:::l::::::::.:.:.:.l
　　　　　　　　　　ノ　!:l:::l::::::l:ノ::/::/!:::::/!:/　ヽﾍ!:::::::::i:jl:.l
　　　　　　　　 　 　　l:!l::l:::::!:ト=zi/_l::://´,斗ﾁ升:::::::::八ヽ、
　　　　　　　　　　　　l ヽﾍ::ﾞ,ヾ㌔ｪｧ/ﾒ´　ィｭfﾅｱj::/1　 ヽ　　　　　　　　「思いませんよ・・・」
　　　　　 　 　 　 　 　 　 {ヽ､ﾍ､￣l!　l　 　 ￣ /::ノｲ
　　　　　　　　　　　　　　　 j:>ヽ、　 _｀　　　 /1:ｹ:!:l,
　　　　　　　　　　　　 _-‐'´:::::j::ｼ｀＼ -￣／ l:/!::二ニz、
　　　　　　　　　　　　 ヽ::::::::::/´::ノ1‐｀ｰ'´ヽf´1､l:::::::::::/
　　　　　　　　　　　　　 ヽ:::::::::ｨf/´　 !/　 　l　　j:::::::::/_
　　　　　　　　　　　　 _,.-ﾍ::::::::/　　　 　 　 l／ﾉ:::::::::::::::`ﾞ'─一- 、
　 　 　 　 　 　 _,.-‐'´:::::::::::ﾞ,:::/　　　　　　 j::::/::::::::::::::i!::::::/::::::::::::::ヽ
　　　　　　 　 /::::::::::::::::::::::::::l:::!　　０　　　 l／::::::::::l!::::l|:::/!:::::::::::.:.,/:l
　 　 　 　 　 /:::::::::::::::::::r-、::V!　　　　 r‐'´:::::::::::::::l|:::j:!ﾉ::l:::::::::／/:.:l

ルルーシュは、マウンドのＴＶに目をやった。











２アウト３塁。
ピンチで現れたやる夫は、見事に右打者を攻略した―



　　　　　　　　　　　　　　　　 　　／: ￣￣￣￣￣￣　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　 ／: : : :　　　　　　　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　／: : : : : :　　　　 　 　 　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　 ／: : : : : : : :.. 　　　　　　　　 　　　　　 ＼
　　　　　　　　　　　　　.l : : : : : : : : ＿ ノ゛,, ;、､､ '⌒ゝ､　　　　　 l
　　　　　　　　　　　　　| : : : : : ::;;（　● ）::::ﾉヽ::::::（ ●　）;;:::　　 　|
　　　　　　　　　　　　　.l : : : : : : : ´"''",　　　 　 　"''"´　 　　　 　l
　　　　　　　　　　　　　 ＼: : : : : : . . （　　　 j　　　 ）　　　 　 　／
　　　　　　　　　　　　　　　＼: : : : : : :.｀ｰ-‐'´｀ｰ-‐'′　　　 ／
　　　　　　　　　　　　 　 _ノ＞'´小、　　　 `ー―'´,),.　/＼イ
　　　　 　 ＿,.二ﾆ-‐フ´ ／　／!|　＼　｀ ｰ --‐　, ｲl､ 丶、ト､__
　　,ｒ‐＜´　　　　 ／　　'　 /´　|ｊ　 　 ヽ、　　 __／　' ﾊl、 　 ヽ 　｀丶、　　 ／⌒〉
　ノﾊ 　 ＼ 　 ／　　　　／　　 jl|　 ,'　　ｊゝｨ厂　　 ′/ｌ∧　　　＼　 　 ＼/　　 /
∧丶ヽ　　 V　　 　 　 /　　　 /ﾘ　;　　 /⌒ｌ|　　　;　/ /　ﾍ　　　　ヽ　　 /　　 /、
l　l､ 、 } 　　ヽ　　 　 /　　 　 ﾊﾉノ　 ／　　∧　　,' / /　　 ﾊ　　　　 ＼丿　　 厂＼
、_}／ﾉレｰ‐-､＼　 / 、　 　 |/'´ ／ ﾝ=c'､{ヽl　 ' / /　　　　}、　　　　 レ- '⌒ヽ__　ヽ
´　／´{　　　　｀ヽV___､＞－-､ く　 /７个i/　ﾍ.0/ /　 　 　 ハ 　 　 ／　　 _,. イへ＼ ＼
　∧0 ﾉヽr─-､___）一´- ､／　） ∨ / / jｌ　　 ∨/=-、　　(⌒＞‐イ　　_∠´　/ｌ　/!　＼ ＼
　{. ﾊ |　 {、_　　 　 ＿_＿_) ／ ／　　　/ |　 　 /　 　 ＼ (⌒( 　 __｀二´-‐┬' ７/ｌ | 　 ハ　ヽ
　ヽ､ハ 　 ＼￣￣ - '´　／ｉ　/　　'　 /　'ｌ 　 /　　 　 　 ヽ＼ ￣ヽ、 　_, ／　/∧リ-－ 　〉　〉
、　〈　｀＞‐-｀ニ＞─＜ 　 !/　　 　 /　　|　/　　　　　　　 ＼＼,＿ ￣ 丿_∠´　 厂丶　/　/

124 ： ◆oLG9iWoh0E：2009/12/21(月) 01:05:53 ID:UT1SxOhw

　　　　　　　　☆　　　　　　　　☆　　　　　　　　☆　　　　　　　　☆　　　　　　　　☆


夜―

球場のシャワールームから出てきたルルーシュは、大きな欠伸を一つする。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,. -── - 、
　　　　　　　 　 　 　 　 　 .．　 ´:: :: :: :: :: :: :: :: :｀　、
　　　　　　　　　　　 ,.　 ´:: :: :: :: :: :: :: ,z:: :: :: :: :: :: ::＼
　　　　　　　 　,.　 ´:: :: :: :: :: :: :: :: :／７:: :: :: :: :: :: :: :: :＼
　　　　　　　 f :: :: :: :: :: :: : /:: :: ／::／/ :: :: :: :: :: :: :: i:: :: ＼
　　　　　　 　i: :: !:: :: :: :: ::/ : :: :: ／／: :: :: :: !::i :: :: :: !:: :: :: :!
　　　　　　　 |: i::l:: :: :: :: /:: :: :／／:: :: :: :: :: :i: l:: :: :: :i: :: :: : i
　　　　　　　.':: i::l:: :: :: :/:: :: /: :/:: :: :: ﾊ:! :: :: V:: :: :: :i :: :: i:: !
　　　　　　 /: : ! !:: :: ::/:/: /: :/: :: :: :/　N: ､:: ::!:: :: ::/:: :: ::l:: i
.　　　　　 /7:!: l::i: :: :/:/!:/:N/:: :斗7-─十ﾍ:: :!::l: :/: __:: :j:ﾊ1
　　　　　/'/::1::l::|:: ::l:/7 /X/'7'ﾞ//i　　_,.斗zﾏﾉ:: :/: /' l::/!　!l
.　　　　/　Ⅵ!: l::i :: 1i!f/ぅ/､/ノ/ 　 イfｭんt7 7:/::/) /: ! l　i !
　 　 　 　 /　,::N:!:: :: '.弋tツi 　 　 　 　 　 　 //::/_,ノ: ::i/ .
.　　　 　 / 　 Ⅵ下: :: '.　　i !　　　　　 　 　 /7ソｲ:: :: :: !
　　　　　　　　 ' ､ ﾏ:: !::ﾄ､　 '､　　　　　　　/ノ ノ l: :: :: i1
　　　　　　　　　　　＼ﾄ､1ﾍ　 下こﾆ=-　ノ ／　 .!:: :: ::ﾊ
　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼ ＼＼　ー‐ 　 .／　 / ,ｵ::ﾍ:N
　　　　　　　　　　　　　　　　 lN＼_,.　 '´　 　//７1::! jﾘ
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ! l　Mi!　　　　/　/,. -──z - .,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 1人　　　/ ／:::::::::::::::::／:::::::｀ヽ、
　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／!rノ1　　//::::::::::::::::::／:::::::::::::::::::::＼
　　　　 　 　 　 　 　 　 _,.　イ:::::/ ' ､　 _,／::::::::::::::／:::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　 　 　 　 　 　 ,. -‐ ７:::::::::/::::::!-､ 7! ,ｲ:::::::::::: ／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　　　　／::::::::::/:::::::::/::::::::|　_ｿ／:::::::::::: ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼



相良に押し付けられた１８時間という時間に、まだ届いていない。
ルルーシュは、手持ち無沙汰になり休憩所に向かう。



　　　　　　　　　　/｀､　／/　　　 l::::l::::/::::/ /:::: /::::/::::/::::l::::l::::l::::::::l:::: l '、 |
　　　　　　　　　/.......∨ /　　 　 / l::::l /::::/::::///l/::::/::::///∧ l:::: l::::l::::'、 |
　　　　　　　 i∨;;;;／::::/　 　 　 /::::l l::::l// ////l::::////l //　ヽl::::l::::ｌ::::'、 |
　　　　　　　 ＼;;;;< ::::/　　　　/::::/l l::::l///ﾑll＿ｌ/// /l/_ll__＿_ヽ.|::::|::::l::::|
　　　　　　　　ｒ'"´⌒-ヘ　　　/ハ lﾞl｀､i,ゝｆ‐-ｔ､"|/ l/ .///,,-‐ｰ-__| }/ﾘｆ..l
　　　　 ｒｰ-､/＿.,,.,,,,　　'i,　　.../　 l l'::i'i ヽ了ｹi ト li' ///ィi ｹTﾌ.ﾘ.ｌソ∧l
　　　　'i,　　.ゝ;;;;;;;;;;;;￣｀ヽl　　　　..ﾍﾍヾ'i,."￣　../　 i./|'　 　￣.". /::/::::/l|.＼
　　　,,)＼　 　'i,／⌒＼-,丿　　　　..l...＼ﾍ｀､　　　　 | 　　　 　　,/:://ｌ/l
　　　| 　 ヽ, 　 'i,::::::::::::{　i,ヽ‐ｰ‐r､　'i,　ilヽ＼　　　＿＿＿,.　　,/／ /ｌ ｌ.ｌ
　　／|　 ヽﾄ、｀ｌ｝::::::::∧,　ヽ　　　i　.|　'i, l..　ｌ＼　 ｀ﾞ二"´　 イｿi／ |　ｌｌ
　 （　 l　 　ヽﾚノ|:: . ::|　` ｰ‐,, 　/　　　.| 'i, l　ｌ　.＼　″..／ゾｌ　ｌ
　　i'、''-､　　ヽ, .|:: . ::| 　 ヽ,ヽ ７　　.　 i　l 〈二ニl"＞＜"lニ二〉
　,/　l　　＼ 　ヽ|:: . ::|　　　ヽ ﾉ　　..　　　　..{::::::::l r´¨¨¨｀.f l:::::: {
（　　"''-,,_　'i,　)..}:::::::.|ヽ　　　/　　　 _＿,,_　l::::::::..l l::::::::::::::::l l:::::::: ＼



休憩所は狭いが、備え付けの飲料と、ＴＶが置いてある。
普通誰かしらに占拠されているが、誰もいない時間だ。

寝そべってＴＶでも見ながら時間を潰そうと、そう考えた。

125 ： ◆oLG9iWoh0E：2009/12/21(月) 01:06:14 ID:UT1SxOhw

誰もいない球場、そう思っていたルルーシュの横手から、のっそりと人が顔を出す。


::::::::::::::,:イfkァ.:::∠ミ 、V.:::／ ／.::::.:::: イ_＿__,／.::::／-‐　￢.::
.:::::::／ff　／∠　 　 vﾊ}イ ／.:::ィ7 /／.::::::／.:::::／-──‐ｧ.:::i
:::::/　 {L/／{{℃ik}}　vﾊ／.:::／ { ﾚ'/⌒`ｲ.::::::／_ ー──ｧ.:::/|
.::/　＼メ、　｀¨¨¨´ 　ｖ.:::イ 　　ゝ一ァ' /.::／ 　_xkｧ=＝ｲ::::ﾑミ
:/　　｀ ｀三≡＝=一ｚl.:／　　　　　/　/／　 ＞'"´ _ 　 _｣:/
′ 　　　 　‐ =＝ｧ斗 ´　　　　　　　 /L_　イ　　　 {{℃fL}{}
　　　　　　　　　　|　　　　　　　　　 /　 　ヽ、ヽ、　 ｀¨¨¨|l　,ｨ/
、　　　　　　　　　{　　　　　　　　　　　　　　 ＼ ｀≧xz＝{彡ｲ:　　　　　　　　「うわああああ」
::ヽ　　　　　　　　 |　　 ､　　　　　　　　　　　　　｀　　　｀≧´.::::
＼l　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　ー=＝ニ二:::__::,:::::
　　　　　　　 　 /`　‐-　　＿　　　　　　　　　　　　　　　／.::::::
　　　　　　　　 ハ、　　　 　　｀丶、　　　　　　　　 　 ／.::::::::::::
',　　　　　　　∧_｣三三ニ＝‐ .､ ハ　　　　　　　　／.::::::::::::::::::
∧　　　　　 /三三三三三＝=三L｣　　 　 　　 ／／.::::::::::::/.::
/∧　　　　/三三三三／ 　 　 　　l　　　　　／イ.:::::::::::::／.:::::
















やる夫である。


彡'　　　ヾ､ 　　　＿ノ　　　　 　　＿＿＿_ |
　　　　　　｀ー '　　　　　　　 　／　　 　 　 |
　,ｨ彡三ﾆﾐヽ　　＿_ノ 　　　／─-　 　-─|
彡'　　　　　｀￣　　　　　 ／； <●>　　<●|
　　　 　 　 ＿　　＿＿ ノ |　 　　 （__人__） |
　　　,ｨ彡'　　￣　　　 　 　＼　　 　　 ｀　　|
ﾐ三彡'　　　　　　　　／⌒　/￣￣ | : ::::::::::|
　　　　　　 ｨﾆﾆ=- ' 　　 　/　i　　　｀ー-（二つ
　　 　 ,ｨ彡'　　　　　　　　 {　ﾐi　　　　　 （二⊃
　　 //　　　　　　　　／　 l　ﾐii　　　　 　 ト､二)
　彡' 　 　 　 ＿＿,ノ　　　|　ﾐｿ　　　　　:..｀ﾄ-'
　 　 　 　 ／　 　 　 　 　 |　ﾐ{　　　　　:.:.:..:|

126 ： ◆oLG9iWoh0E：2009/12/21(月) 01:06:31 ID:UT1SxOhw

馬鹿にしたようにやる夫が言った。

　　　　 　＿＿＿
　　　　／　　 　　＼
　　 ／　 _ノ ''　'ー　＼
　／　　（●）　 （●）　 ＼　　　　　　　　　　　　　　「・・・オメー、驚きすぎだお」
　|　 　　　 （__人__）　 　　|
　＼ 　 　 　｀ ⌒´　　　／








　　　　 〃.:.:.:.:.:./.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ＼
　　　 .〃.:.:.:.:.:.:.′.:.:.:.:.:.:.:.: /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ＼
　　 _〃.:.:.:.:.:.:.′.:.:.:.:.:.:.:..: ′.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
―´/.:.:.:.:.:.:.:.,.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:′.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:}
　 /.:/.:.:.:.:.:./.:.:.:.:.:.:.:.:./.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..′.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.. ′.:.:.:.:.:.:.:.:}.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾄ、　　　　　　　　　　「・・・すまん」
. /.:ｲ.:.:.:.／|.:.:.:.:.:.:.:.:./.:.:.:.:.:.:.:/７.:.:/.:. |.:.:.:.:.:.:.:.:.:./.:.:.:.:.:.:}.:.:../.:.:.:.:.:.}.:.:.:.:.′ゝ⌒:.、
. |/}.:.:.:.:ﾍ　|.:.:.:.:.:.:.:.′.:.:.:.:.:..′}:/7.:.:}.:.:.:.:.:.:.:.. /|.:.:.:.:.:./.:.:..′.:.:.:./.:{.:.:.′´: : _: : ＼＿＿＿＿＿
..j' .|.:.:.:.:.:.ﾏ|.:.:.:.:.:.:..|.:.:.:.:.:.:.:/=//､_}.:./.:.:./.:.:.:/ .}.:.:.:.:./.:.:.:/.:.:.:.:../.:.:|.:.:{.: : ／: : : : : : : : : : : : : : :
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　　|ﾊ.:.:.:.:..|.:.:.:.:.:.:.:|.:.:.:.:.:仆 '、u/:/}.:.:/ ｲ./'/.:.:ィ.:.:.//./_}.:.:.:.:/.:.:/ } .1: : : : : : : : : ＿　―　二　―
　　ヽ}.:小 .:',:ﾄ､:.:.:.|.:.:.:代芝ソ外z |.:ｲ/.:/ /.:∠}.:./´}ﾑ '.:.:.:.:.′/ /／ : : ―　二　―　￣: : : : : : :
　　_ﾉ　 ハ　ヽ{ :.:.{.:.:.{　 ¨¨¨｀　U.|ﾊ.:./ /.:/ｫﾀ丞ｱ.:.:.′.:./.:.; ′´: ／／￣: : : : : : : : : : : : : : : :
　　　ﾊ　 ハ u.|.:.:.:ﾄ:.:{　　　　　　u　}/彡ｲ ｀＾¨´.:.:.:/.:.:.:./.:/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :: : : : : :
　　　　ﾊヽ_　ヽﾍ ﾊvﾊ　　　　U　　 ´　.{　U／}.:.:.:/.:.:.:./.:/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :: : : :
　　　　V　　T ‐‐ﾏ ﾄ ヾ　 rｪ､＿_　　‐_' イ: : /.:.:/.:.:.イ.:/ー――――――――――――
ﾊ　　 /　　　|　　　vﾊヽ　　ー‐ '_ -‐´: : : : :/.:.:/.／/／
. ﾊ　/　　 　.|　　　} vﾊ ｀ ｰ　´: : : : : : : :／ﾊ/／ ./´
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128 ： ◆oLG9iWoh0E：2009/12/21(月) 01:06:45 ID:UT1SxOhw

やる夫はさっさと通り過ぎていくが、ルルーシュがその背に声を投げる。
興味が沸いたのだ。

今朝の印象とは、少し変わっていたから―





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　　　　　 　 l.:.:.:.:.:.:.l :. .:.l:.:.:.:./ :.:.／//l:.:. :. /:.:.:.:.／:.:.:.∧　＼:.:.
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　　　　 /／ }:.l:ヽrヽl:.l:.ヽ:ヽ　　　　　 ヽ,　,}＼　　　　　 　ヽ
　　　／´　 .':.ﾊ.:.{=l:.'.:.ヽ:.',-＼　　　　 ｛_￣￣￣ヽ　　　　　　',
　 　 　 　 /:/　}:.:|ＦT〕､:.＼　　　　　　　 ヽ￣ヽ　　　　　　　　l　　　　　　「・・・これから、何をするんだ？」
　 　 　 　//　/|:.:l|{≡}|ヽ-､＼ ､＿_ _　 / .| 　| ',
　 　 　　/´　　 l:.|}:|f i:|. ＼　　　　___　¨ヽ { 　l　',
　 　 　 　　　　/´l:ﾊヽヽ､　＼　　　　¨ 　　｀才:.ﾊ
　　　　　　　　　 ﾉ _}:.:|＼＼　＼　　　,　' ´/:.:./ /,ヽ
　　　　　　　　　　 }二二匁≡⊃＞＜ｦ‐≠ｫ{! ./´　 ＼
　　　　　　　　　　/:∧: : / /: : ￣７ /￣￣l ヽ 　 　　＿〉_＿＿
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＿＿＿＿＿ ／ 《〈〉》 l　{ : : : : {　{＾}} }{}ヽ＿　 　|＿＿＿＿＿
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やる夫は疎ましげに振り返り、

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　 　　　／　　　　　＼
　　　／_ノ 　ヽ､_　　　＼
　 ／（●）三（●）)　　　.＼
　 |　　 （__人__）　　　　　　|
　 ＼　ヽ|r┬-|　/　　　／
　 ／ 　 ｀ー'´　　　　　 ＼

130 ： ◆oLG9iWoh0E：2009/12/21(月) 01:07:13 ID:UT1SxOhw

ボソっと言った口を動かす。

　　　　 　＿＿＿
　　　　／　　 　　＼
　　 ／　 _ノ ''　'ー　＼
　／　　（●）　 （●）　 ＼　　　　　　　　　　　　　　　　「ビデオを見るお」
　|　 　　　 （__人__）　 　　|
　＼ 　 　 　｀ ⌒´　　　／




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l. :.:.:.:./:.:.:./: :.// :/:.:. :.:.:./:.///l:.:.:.:.| :.:.: .:.:.:.l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ': .:.:.:/:.:.:./ .:.// :/|:.:. :.:./:.////|:.:.:.:.| :.: .|:.:.:.|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾉ:l:.l:./ :.:.:/: // :/| l:. :.:./:.////　|i:.:.:.| : .:.|:.:|:l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 //|.|:.|　:.:.l:./A|:./l:| |: .:/:.////_..-|l:.:.:l :.:.:.l:.:.|:|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .　　　　　　　　　　　　ノ´ l:|:.| :.:.:.|ｒ=ｒz|l､ﾘ､| ./:.////_,r=＝ﾐ} .:.:.ﾉ:.:.|:|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|l|:.lri.:.:.',仆-´ｨ ﾐ.l:,':///_,イｼ-イ ﾌ:.:./.l:..:.:lヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　i!|:.|',|.:.:.ヽ｀￢ '´ ﾘ i}/´　 ｀ ＝‐７:.:.//:|:.:.l|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽl|{ヽヽヽ　　　　 i!　　　　　　/／l´|:.lヽl
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「今日の試合のか？」　　　　　　　　　　　ヽ　l:.l＼　　　 _｀＿　　　／ｲ:|:.l:l|:.l　｀
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　}/|:.:.|＼　　─- ｀　,イ:.|:./l:.||l `ｰ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　l /_| ｀丶、　,　'　　|/|l| |:{ ｀
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /´ {ニニrﾆニﾆﾆ}ニニ}　`ｰ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |∧: :| |: : : : | |: ∧:|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 __ノ）)(,-.| |: : : : | |,-)( |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿　-─＝￣. : : 孑.| |: : : : | |（卅)＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿-─´: : : : : : : : : : : : : : :卞: : :| |: : : : | |: 干: : : ￣: :｀:丶 、

132 ： ◆oLG9iWoh0E：2009/12/21(月) 01:07:33 ID:UT1SxOhw

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　　　　　 ／　　 　 　＼
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　　 ／　 （ー）　（ー） ／^ヽ　　　　　　　「そうだお」
　　|　　　（__人__）（　/　　 〉|
　　＼　　 ｀ ⌒´　　〈 ／ ⌒^ヽ
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言いながらやる夫は振り返り、ミーティングルームの方に消えていく。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.　　　　　　　　　　 ／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ＼
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　} .:.:.:.l.:.:.:.:.:.:.:.:.:／.:. :.／／.:.／.:.:.:.:./i :.:.:. |:.:.:.:.l:.:.:.l:.|.|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.':.l.:.:.:.| :.:.l:.:.:.:./:. :. :./:./:.:／ : :.: .:./.:.|:. .:. .|:.:.:.:.l:.:.:|:.l.:!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.　　　　　　　 /:./'..:.:.| :.:.|.:.:./l:.:　.:/:./:./ .: .:.: :.:./.:.:.:l:.'、: .l.:.:.:.:|.:.:.|:.|:l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/:./　l.:.:.| :.:.l.:./ l.: .:./:./:./:.:　.:.:.: /:.:./l:.l:.:.＼.|:.:.:.:l.:.:.l:.|:.l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　}/　　l'..:.l :.:.|/ヽ|: ./|:/:./.: .:. :.:／.':./　|:.!ヽ:.:.} .:.:/:.:/|:|'.:{
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　|ヽヽ :.', ミ|:/‐|{:./l:.:.:.:／ /:.∠-‐´ヽ_',ﾉ .:/ ｝.{.',{　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l .:.ﾊ:ヽ:.{f㍉,爻ｲ､|:／ ／／,rz=伐升ﾌ .:/ /:.:l　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　| ﾉ ',ヽヽ',¨冖┴-/´',　　彡｀ゝｰ┴‐7 ../ /:.:,'
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|/　ヽ:.＼ヽ､　　　　 } 　　　　　　　/:.:./_/ |/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾉ´　　ヽ:.:.ヽ￣　　 　i}　　 　　　　 /:.ノ:.:.l　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l:.|:.:. ヽ､　　-‐- -､..　　,イ､/.:./ﾘ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾘ!|.:.（（｀丶　 ｀｀＿＿イ_／厶.:{
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　__　-‐ゝ‐|: ミr ＞､_才‐‐‐‐イ´: : : ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_　-　‐‐‐＝´ : : : : : : : l艸 | F￣￣￣｀l | 圸巛: : : ｀丶＿＿＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,── : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 卅 | | : : : : : : : | |: :丱: : : : : : : : : : : : : : : : : : ￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : | | : : : : : : : | |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.ヽ: : : : ヽ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : | |: : : : : : : : | |: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :/
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ: : : : : ヽ: : : ,＿＿＿＿＿＿__,l |: : : : : : : : :| !＿＿＿＿＿＿＿: : : : : : /: : : :./

ルルーシュは、考えるものがある。

134 ： ◆oLG9iWoh0E：2009/12/21(月) 01:07:56 ID:UT1SxOhw

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┌─────────────────┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │そして５日間、そんな日が続いた―　　　..│
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　　　　　　 ／　 _ノ ''　'ー　＼
　　　　　／　　（●）　 （●）　 ＼
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　　 　 　 ／ ゝ　　 　 　 　 ィ'ヽ
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　　 ヾ___,ｿl　　　　　　　　　　│（､__,ﾉ
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　　 　 　 　 l　　　 Y´　　 　 /
　　 　 　 　 ヽ,　　 （ 　 　 ,/
　　　 　 　 　 ヾ　　|　　　|
　　　　　　　　　≒;|　　　|
　　　　　　　　　(.（"＿｀ﾞ_）

やる夫は、毎日変わらない。

138 ： ◆oLG9iWoh0E：2009/12/21(月) 01:08:24 ID:UT1SxOhw

　　　　　　　　☆　　　　　　　　☆　　　　　　　　☆　　　　　　　　☆　　　　　　　　☆



【４日後　朝】


やる夫が、黙々とストレッチを始める。
その横に座り込み、ルルーシュもストレッチを始めた。




　　　　 　＿＿＿
　　　　／　　 　　＼
　　 ／　 _ノ ''　'ー　＼
　／　　（●）　 （●）　 ＼　　　　　　　　　　　　　　　　「なんのつもりだお」
　|　 　　　 （__人__）　 　　|
　＼ 　 　 　｀ ⌒´　　　／


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/:::::: /:::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 //::/:l:::::::/::::::;/:::/::::;ﾍ::::::::|::::::::::::::::}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／/:::|:::l:::::;ﾍ/, '/:::/:::/　 |::::::l:::::::::::::::;'
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/|:::l:::l/:/≠､/／／ﾆ￣ﾘ::: /::::::::::::::l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　{ |:ﾊ::|:::l ゞ‐'' ／　'"てﾉﾝ/:::::::/｀i;':|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l'　|l::::!　　!　　 　　ﾞ"/;::::::; '_..'´ﾊ{
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|::ﾘヽ　_　　　　／/:／/::l::/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l;'　 |:;ヽ　｀ 　_,. /'´ _/::::l:l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 !'　｀ｰニ-‐_''"´/イ:l!'
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 「俺も走る」　　　　　　　　　　　　　　　　 _,|l￣|| _,=_: : :| `
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,.. -‐'''''""´　!l: : |l "}{｀: : :＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /:: : : : : : : : 〃: 〃: : : : : : : : :`- _
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/:: : : : : : : :〃: 〃: : : : : : : : : : : : ::｀''
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|: : : : : : : :〃:: 〃: : : : : : : : : : : : : : ,: :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l: : i'p=､_〃: 〃: : : : : : : : : : : : : : ´: : :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l: :l::|l: : : : : : : ''＝=､､_: : : : : , ' : : : : : :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ!::|l:: : : : : : : : : : :０||: : : : / : : : : : : :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|::|l: : : : : : : : : : : : ||: : : : : : : : : : : : :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .|::|l: : : : : : : : : : : : ||: : : : : :ヽ: : : : : :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |::|l: : : : : : : : : : : : ||: : : : : : : :＼: : : :
ぶっきらぼうにルルーシュがいう。

愛想を取り繕うのは得意だったが、やる夫はそれを必要としない人間だ。
それでいいと思った。

140 ： ◆oLG9iWoh0E：2009/12/21(月) 01:09:00 ID:UT1SxOhw

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　 　 　 　／　　 　 ＼
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.　　／　／）　ノ ' 　ヽ､　＼
　　|　／ .ｲ '=・=　　=・=　u|　　　　　　　　　　　「・・・オメー、やる夫が嫌いなんじゃないのかお？」
　 　 /,'才.ﾐ)　（__人__）　／
.　　 |　≧ｼ'　　｀ ⌒´ 　 ＼
　／＼　ヽ 　　　　　　　　　ヽ



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /:.:.:.l　.:.:.:.:.:.:.:.ヽ :.:.: .:l|:.: .:. :.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/:.:. :l| :.:.:./||ヽ:.:.:.:｀、: .|:.: .:　.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:. :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: .:|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l:.:.: /l| :.:.:/ l|　 ヾ_＼＼|:.:. : . .:.:.:l:.:.:.:.:.:.:.:l:.:. :.:.:.:.:.:.:.　:. :.:|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 {:. /:.:l :.:/､ ﾘ　 ∠＼ 丶}:.:.　:. .:.:.|'＾ヽ､:..:.|.. : .:.:.:.:.:.:.: .:.:.:.l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |: l|:.:.| :.l:.:.:', ／r彡戈ヽ |:.:. :.:.:.:.:ﾉ　 ）｝:.:.:|:.: .: :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |l l|:.:.| :.|:.:.:.｝　 ,イレ}/　|:.:.:.:.:.:.:/ゝﾉ丿:.:.:l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l:.:|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |! |!:.:l:.:.||:.:.:.} ノ　}／　 ,':.:.:.:.//　__ノ|:.:.:::.l:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ll:.|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|:.:|l:.{ヽ:./　　 ´　　 //:.:.//　　l　 |:.:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.l|:.|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「・・・」　　　　　 ヾヽ／　　　　　　//／　　　 ｝　|:.:.:.l:.{:.:.:.:.:.:./:.:.|:.l|ｿ
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |ヽrｰ--　　　　　 _,　　　|:.l| l|:.|:.:.:./ l:.| |:|i|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |/|ﾉ r 　　　　 ／　　　　}ﾉ__l|_|:.:./‐‐ﾘﾆｿ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l　'　 ﾍ 　 　<　　　_-ニニ─‐|/￣￣: : {
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｀´　　,∨ニ‐´: : : : : : :': : : : : : : :l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿--‐-､＿　　　 　　　<∠: _: : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　 ＿__､＿ ノ､　　　　　　∨((: : : : ／ : : : : : : : : : : : : : ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／　 /　／））─ｰ'　　　　　　 ∨乢-‐' : : : : : : : : : : : : : : : : : :＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｛　　ﾍ ／ 　/￣｀l　　_-ｰ一ニ￣￣: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l　　 l/　　/　ヽ　|￣: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼

ルルーシュは、黙々とストレッチをこなす。


沈黙が流れる。

143 ： ◆oLG9iWoh0E：2009/12/21(月) 01:09:29 ID:UT1SxOhw

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　　　　　　　　 　／　　　 　 ＼
　　　　　　　　／（ ー）　 （ー）＼
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　　　　　　 |　　　　　 ´⌒｀　　　　 |　　　　　　　　　　　「・・・」
　　　　　 　 ＼ 　　 　｀ー'´　　　／
　　　　　　 .／　　　　　　　　　ヽ
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やる夫が、ランニングを開始しようとする。
小さな声で、ルルーシュが言った。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .　-‐:.:.´￣:.:.:｀:.丶 、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 -:.:.:.´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_　- ‐￣:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/:.:.:. /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.':.,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／/:.:./: .:./:.:.:./:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.!:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.|:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／:.:/:.:./: .:./ :.:./ .:.:.!ヽ:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.|::..:.:.:.|:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／/ :/:.:./ :.:.:/ .:./　:.:..l|ヽヽ:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:. |:.:.!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／ / :.//:/　:.:./ :.:/ .:.:../:|　＼＼:.:.|:.:.:.:..:l:.:.:.:.:.l:.:.|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,／　 / :.//:/　:.:./l :./ .:.:../|:.| __-‐弋ヽ!:.:.:.:.l.:.:.:.:.:.!:.:.l‐､.:.:.:.:.:.:.:l:.:.l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ´　　 / :.//./ .:.:./:.! .,' :.:..∠//´l_.=≠才l:.:.:.:.!:.:.:.:.:/:./^､l.:.:.:.:.:.:.:|:.:|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,' :./ ,'/ .:.:./.:.:.| .l:.:.:./l //ノ¨|ﾌ:}／//.:./:.:.:.:./:./〉//:.:!.:.:.:.:.:l:.:l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|:,'　/ l :.:./_＿,|:.l／,イ/´　 ／´　//:./:.:.:.:./:./_ イ:.:./.:.:.:.:.:|:.:!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|{　 l　|:./l 　r-|{ ／ノ　　　　　　//:./:.:.:.／./ /　/.ｲ:.:.:.:.:.:.||.:|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ､　　ヽ |　|　r:.:./＼　　　　　//:./:.:.／:.:ｲ ,.　 /:/||:.:.:.:.:.:lﾄ､{
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／ﾞ }　|　|∠＿_＼_＿　//イ:／/／／　 //　||:.:|:.:,'||　`ｰ
　　　　　　　　「今は、そんなに嫌いじゃない―」　　　　　　　 /　/　{-------ヽ 　　／´　´‐ ´　　/´　　|l:.:|l:' l|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　　く￣￣￣／￣))_.. イ　　　　　　　　　 |ヽ||　｀
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　　　　`イ￣　／ ＾¨,─┴┬─────‐‐｀lヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　 ／　　　{￣￣| |￣￣￣￣￣￣￣|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　　　　　　 ／　　　　　l : : : | |,-､ 〈〉 ,- ､: : : : : : :l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　　　　 _ ' ´　　　　　　　|: : : :| |⌒)）||（(⌒: : : : : : : :|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　　 |￣　　　＿＿＿＿／|: : : | |: : :》||《: : : -─＝￣ ヽ

145 ： ◆oLG9iWoh0E：2009/12/21(月) 01:11:13 ID:UT1SxOhw

やる夫は、驚いた表情をした。

　　　　 　 ＿＿_
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　　 ／　ヽ 　／　 丶
　 /　 （●）　（●）　ヽ
　 l::::⌒（__人__）⌒:::u:l
　 ＼　　|r┬-|　　 ／
　　/　　 `ー'´　　 ヽ
　　し､　　　　　　 ﾄ､ﾉ
　　　 |　　　_　 　 l
　　　 !___/´　ヽ___l




相当に嫌われている相手、そう思っていたからだ―






　　　　　 ＿＿__
　　　　／ヽ 　／＼
　　 ／（●）　（●）丶
　 /::⌒（__人__）⌒:::uヽ
　 l　　　 |r┬-|　　 　 l　　　　　　　　　　　　　　「・・・なんでだお？」
　 ＼　　 `ー'´　　　／
　　/　　　　　　　　 ヽ
　　し､　　　　　　 ﾄ､ﾉ
　　　 |　　　_　 　 l
　　　 !___/´　ヽ___l

147 ： ◆oLG9iWoh0E：2009/12/21(月) 01:11:36 ID:UT1SxOhw

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148 ： ◆oLG9iWoh0E：2009/12/21(月) 01:12:02 ID:UT1SxOhw

　　　　　 　　　＿＿＿_
　　　　 　　 ／　　　　　＼！？？
　　　　 　／　　u　　 ノ　　＼
　　　　／ 　　　　 u （●）　　＼
　　　　|　 　　　　　　　（__人__）|　　　　　　　　　　　　　　　「え？」
　 　　 ＼　　　　u　　　.｀ ⌒／
　　　　ノ　　　　　　　　　　　＼
　 ／´　　　　　　　　　　　　 　　ヽ



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/:./ .:./.:./.:./:.:.:.:.:.:.:./:.:/　||: .:.:.:.｀ヽ:.:.:.`:.:＼　 ＼: : : : : : : : : : : : : : : :
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 }:.| :.:.:l:. | :.|: .:.:.: .:./:.:./.||　　',　ヽ: .ヽ.!. :.:. |: .:|:.:. ＼　＼: : : : : : : : : : : :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　//| .:.:.|:. | .| .. :. :./.:./.:.:.||　 ／ヽ　＼:.|:.　:.l.:. :! :. :.:.:.＼　＼: : : : : : : : : :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼＿＿__// |l .:.:.|:. l :.l:..:. :./:.:/:.:./||／／／¨７', l.: .:.:l.:.: | :. :.:.:.:.:,:.＼　＼: : : : : : : :
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 //　　 |l .:.∥:.|　i:.:.: .|:.:.|/´　 ノ　| }　/　　|.:.:.:.:l.:.: | : .:.:.://:/〈 　｝＼　ヽ: : :
　　　「お前、凄く頑張ってる。　　　　　　　　　　　/´　　　|l.:.:.∥:.l:. |.:.:. |:.:.l.:.',　´　　|i!ノ　　　|:.:.:.ｲ:.:.:l :.:.:.://:/　　 ノ /:.:｝　｝: : :
　　　 野球に凄く真剣なのが、解る。　　　ヽ　　　　　　 |l.:.:.∥:.|:.:.|:.:.:.l:.:.|:.:.｝　　　´　　　　 |:./ |:.:.:.:':.:.:.///　　l´　/:.:.:.l　 |: : :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽヽ　　　　　 ＼:.∥:.',.:.ﾄ.:.:.|:.:.|:.ﾉ　　　　　　　　 /´ .|:.:.:/:／//　　　l／|:.:.|:.|　 |: : :
　　　 そんなチームメイトは―」　　　　　　　　 ∨　　　　　　ヽ:{＼ヽヽ.:.|:.:l/　　　　　　　　　　　 |:.:/ｲ //　　　/　　|:.:l:.:|　 l: : :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ∨ 　　　　　 ＼　＼ヽ:.:く　 ､.　　　　　　　　　　|/　 /´　　 /　　　|:.:|/　/: : :
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┌───────────┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│嫌いになれないよ―　　　 .│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　└───────────┘

150 ： ◆oLG9iWoh0E：2009/12/21(月) 01:12:21 ID:UT1SxOhw

やる夫は、固まっている。

　　　　　 　　　＿＿＿_
　　　　　　　／　　　u　＼
　　　　 　／　　／　 　 ＼＼
　　　　／ 　し （○） 　（○） ＼
　　　　|　∪　 　 （__人__）　 J |
　 　　 ＼　　u　　 ｀⌒´　 　／






　　　　　　　　　　　　　　　　 ,　...'.:´ ￣｀:丶、
　　　　　　　　　　　　　　 ／.::::::::::::::::::::::::::::::::::｀丶、
　　　　　　　　　　　　　 /.::::::::: ..::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、
　　　　　　　　　　　　　j : :::: : .::::::::::: .:: .:::::::::::::::::::::::: ::i!
　　　　　　　　　　　　　! ..i:: :: .: .:: : .::: ..: :::: .:! ::::::::::}: :::!
　　　　　　　　　　　　 .'.::::!.::.{: ..::.::::ｲ;ｨ::.: .}.:!}!::::. :: ::!::. {
　 　 　 　 　 　　　　 /ｲ::::!::::!::メ､´〃}!.::/:/ハ{!:::} ::!i!:i:ヽ
　　　　　　　　　　　/./ｲ:::{!:{K辷_ﾒ//／斗≠ミ/::..:i::!:ﾄ､ヽ､
　　　　　　　　　　　ノ´ﾊ{:ﾊ:ﾄ､｀¨´／ イ　ヒｪz/}ﾉ::ﾉ:ハ、｀　　　　　　「ほら、さっさといこう。
　　　　　　　　　　　　/　i!:!ﾍヽ、　　　 !　　 ノｲ:::/{:{:{　　　　　　　　　 身体が冷めてしまう」
　　　　　　　　　　　　　　ﾘハ}ヽ、　-_ ､　　／/:/{ﾊ|.ヽ
　　　　　　　　　　　　　　 {!｀ ＝.＼　　 .イﾚ'/ ﾘ　! ヽ
　　　　　　　　 , 　-　 ､　 j!: :._∧_:.}!´¨¨〒}
　　　　　　 ／´￣｀ヽ: : ｀丶: ﾍ}{∩!!: : : {{:{
　　　　　　!: : : : : : : : '. : : : : :.｀Y´: {!: : : {!ﾊ、
　　　　　　!:/: : : : : : : :.ヽ、: ! ｀{j´: : {!: : : iハ}｀丶.､
　　　　　　i{: : : : : : : :.:.:.:.:.}: :}:. ＿＿_,{!: : :ヽ｀ヽ: : : :.｀丶、

ルルーシュが急かした。
先に、ルルーシュが走り出す。

151 ：名無しのやる夫だお：2009/12/21 (月) 01:12:29 ID:fbRAiJAw

ルルさん、それツンデレのテンプレ台詞だぞｗ

152 ：名無しのやる夫だお：2009/12/21 (月) 01:12:36 ID:tNAC2tZ.

本当嫌われるのは慣れてるけど好かれるのは慣れてない奴だｗ

154 ： ◆oLG9iWoh0E：2009/12/21(月) 01:12:42 ID:UT1SxOhw

　　,r'ﾆﾆﾆﾞヽ、
　（"´￣￣ヾ））　　＿＿＿
　|　　 rｰ< ﾉと)／ ノ ′＾ヽ＼
　| 　　｀ﾌ"ﾉ /　 （●）　 （●)＼
　ヽ、　 ' （　ｌ　:::⌒（__人__）⌒ﾞ::l　　　　　　　　　　　　　「よっくわかんねーお」
　　 ＼　　＼|　　　`i-┬y'´　　|
　　　　 ＼ 　＼　 　｀'ー' 　 ／
　　　　　　 ＼ 　ヽ　ー─ィヽ


ひとりごちた後、
やる夫は、ルルーシュの背中を追いかけた。

155 ：名無しのやる夫だお：2009/12/21 (月) 01:13:08 ID:RkC5L4Yg

ルルいい奴過ぎるwwwwwww

156 ：名無しのやる夫だお：2009/12/21 (月) 01:13:17 ID:l5BpUx8M

ちょっとうれしそうｗｗｗｗ

素直じゃないよね／青山えりか

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[ 2009/12/29 10:39 ] やる夫はプロ野球選手になるようです | TB(0) | CM(28) | はてなブックマークに追加

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38396.
相変わらず面白いなぁ
[ 2009/12/29 11:36 ] [ 編集 ]
38397.
やだ…何このいいこ…
[ 2009/12/29 11:36 ] [ 編集 ]
38398.
いい話でした、乙
相変わらず楽天が話に参加したがり杉ｗ
[ 2009/12/29 11:36 ] [ 編集 ]
38399.
何故かにやけちまったｗ
早く続きがよみたい
[ 2009/12/29 11:45 ] [ 編集 ]
38400.
相変わらず作者の言い回しが最高だ
[ 2009/12/29 11:55 ] [ 編集 ]
38401.管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
[ 2009/12/29 12:01 ] [ 編集 ]
38402.
ルルーシュもちょっと照れたやる夫も可愛いｗ
[ 2009/12/29 12:04 ] [ 編集 ]
38403.
なんだかんだでいい奴が多い
[ 2009/12/29 12:51 ] [ 編集 ]
38405.
普通のプロの何倍の練習量なんだろう・・・
[ 2009/12/29 13:35 ] [ 編集 ]
38407.
ルルーシュいい奴すぎる
[ 2009/12/29 14:13 ] [ 編集 ]
38409.管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます

[ 2009/12/29 14:58 ] [ 編集 ]
38411.
あれ、６．５話ってここでおわりじゃないよね。
話長いから途中で管理人が切ったのかな？
[ 2009/12/29 15:55 ] [ 編集 ]
38413.
ライトが一軍でも一流でうれしい。
[ 2009/12/29 17:53 ] [ 編集 ]
38414.
6.5話はまだあるよ
なんで途中で切ったの？
[ 2009/12/29 18:20 ] [ 編集 ]
38417.
次は6.51かな？
[ 2009/12/29 19:50 ] [ 編集 ]
38418.
ライト頑張ってるなぁ。
しかしVIPスターズの投手陣は泣けてくる…。
王子は今期頑張ってるらしいけど、中継ぎ陣が壊滅じゃないか。
だからこそやる夫の出番があるとも言えましょうが。
[ 2009/12/29 20:08 ] [ 編集 ]
38419.
あれ？蒼の子の話につながらないの？
やる夫と蒼の子で正反対の運命とかありえそうでこわい
[ 2009/12/29 20:15 ] [ 編集 ]
38420.
ライトの防御率と新城のセーブ数は反比例するんですね・・・
蒼の子はどうしましたか・・・・不安です
[ 2009/12/29 21:24 ] [ 編集 ]
38422.
ライトすげええええ

[ 2009/12/29 22:20 ] [ 編集 ]
38425.
( ；∀；)ｲｲﾊﾅｼﾀﾞﾅｰ
[ 2009/12/30 01:20 ] [ 編集 ]
38428.
×ベット
○ベッド
×腹痛いからちょっと変わって
○腹痛いからちょっと代わって（もしくは、替わって）
[ 2009/12/30 04:19 ] [ 編集 ]
38434.
ルルツンデレｗｗｗ
しかしこれでやる夫と少しは和解できたのか…？
[ 2009/12/30 08:58 ] [ 編集 ]
39098.
優等生は必要だよね、ルルいい位置だ…
でもやらない夫、このままだと位置が(ｒ
[ 2010/01/19 17:22 ] [ 編集 ]
40791.
新城って３イニング以上のみセーブってときも
投げまくってそうだな
[ 2010/03/01 02:37 ] [ 編集 ]
40984.
やらない夫とは違う意味でお坊ちゃんだな、ルルーシュ。
いい人だー
[ 2010/03/03 19:50 ] [ 編集 ]
42054.
やる夫かっけえ
[ 2010/04/18 13:00 ] [ 編集 ]
45201.承認待ちコメント
このコメントは管理者の承認待ちです
[ 2011/12/02 12:19 ] [ 編集 ]
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