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やる夫ブログヘッドライン



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やる夫の君主論とできる夫の批判 番外編 

189  ◆mthS9vGGks:2011/05/07 (土) 17:20:21 ID:DfFDvqV6
    __  
 〃´  `ヽ     ちょっとゲリラ投下。
 、リノノ`ヽ)  
 ゝdレ゚ ヮ゚)ゝ    やる夫が『君主論』を書いた大雑把な背景事情について。
  /ニニ入 







190  ◆mthS9vGGks:2011/05/07 (土) 17:20:53 ID:DfFDvqV6

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

               大雑把に見る『君主論』著述の背景事情

                       /.: ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ .\
                      /: : :             \
                     /: : : :            \
                 /: : : : : :               \
                  / : : : : : : :.._        _      .\
               |:::: : : : : : : : ´⌒\,, ;、、、/⌒`       l
               |:: : : : : : ::;;( ● ) ノヽ ( ● );;:::     |
               |:: : :: : : : : : ´"''",       "''"´      l
                  \ :.: : : : : : . . (    j    )       /
                    \:::::ー=≡二`ー-‐'´`ー-‐'二ニニニ==ー
                 /ヽ: : : : : : : ` ̄ ̄ ̄ ̄´.: : : : : イ:.:.:\:.:\
             /´ ̄/:.:.:.:./;;;;;;;;;;;;;,,,,,,,.``ー- -‐'"´,,,,,,,;;;;;;;;;|:.:.:.:.:.:\:.:\_
           /:.:.:.:/´ ̄ヽ /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノ:.:.:.: /´ ̄`ヽ;.ゝ ̄`ヽ、
          /:.:.:.:.:.:.:.|i:!|i:!i: ∨;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/:.:.:.:./:.:.:.:. \ヽヾ:.:.:.:.:.:.:ヘ
          }:.:.:.:.:.:.:.:!;l!;l!∨/´ ̄ ̄"""'''''ー―---、,,,__/:.:.:.:.:.:.:.:.:. _/:)):ノ.:.:.:.:.:.:.:.',
          ノ:.:.:.:.:.:.:.:.:.ゝ∨/                    ̄ ̄ ̄´ ///.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.',
          ):.:.:.:.:.:.:.:.:.:∨/                        /∨.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..',
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 







191  ◆mthS9vGGks:2011/05/07 (土) 17:21:17 ID:DfFDvqV6
                               ,-、
                            ,-~´
                            \
                 _          |~
                /´  `ヽ,        |,
            ,-~´~     ~´)  ◎フィレンツェ
          /           )         `~|
                      `)          `|
                       ~\         |,
                        く,,_         \
                          `\ ◎ローマ   `"-,_,,-ーっ
                            \           /
                              `ヽ,-,_        `ヽ,,
                                 ヽ,_,         ̄`ヽ,,_
                                   `っ       ,,-,,_ ~ヽ,
                                     `ヽ, _   /    `ヽ )
                                       ~ |,  (_,     し´
                                         )   `ヽ,
                                         `),,  _|
                                         ,-´ (
                                         _)  ノ´
                                        (__ノ

      ―――やる夫は1469年、イタリアの都市フィレンツェで生まれた――― 







192  ◆mthS9vGGks:2011/05/07 (土) 17:21:50 ID:DfFDvqV6

                           ______ 
             _                | お城炎上中 | 
            `))               | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄        ジ 
                ( )            ∧              ジ ャ 
               ( )         <⌒>     (⌒ ⌒)    ャ | 
          ウーウー.( .人         /⌒\  \( ,,  ⌒)// | ン 
             人/  ヽ  ______]皿皿[-∧( ⌒ ,,  ,, )  ン 
            ( ( )( )  )三三三∧_/\_|,,|「|,,,! (  ,,   )   !!! 
           __| ̄田 ̄田 / ̄ ̄Π . ∩  |'|「|'''|「(    ) 
          /__,|==/\=ハ, ̄ ̄|「|ガシャーン |「| | *   + 
         /_| ロ ロ 「 ̄ ̄ ̄ | | 田 |「|∑田 田 |「|[[ * 
         |ll.|ロ ロ,/| l⌒l.l⌒l.| |    |「|        |「|ミミミミミミ ++*: 
            λワー  ∧     λワー   λワー 
           λワー   | |  λワー    λワー 

        ―――当時、イタリアは小国分立の戦乱真っ只中であった――― 







193  ◆mthS9vGGks:2011/05/07 (土) 17:22:36 ID:DfFDvqV6

     ―――というのも過去、神聖ローマ皇帝とローマ教皇の争いがあり―――

                   ,i
                 /ノ
            ___,,--''"∠,=--___
         _,,-''" ::::::::::::: ''"--''":::::::: "''---_-''   聖職者の事は教会がする。
       ,,-''" ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: -==ニ---=-
     /:::::::::::::::::::::   ::::::::::::::::::::::: ------ァ'"   俗人は立ち入 るな。
    /:::::::          :::::::::::::::::"''―--,,,__
   /    /i i,,_ ヾヽ  i  i      ヾ二、     貴様らのせいで教会が腐敗する!
   )  | | \い iヾi  |i  | .i :i i  "ヾ-、ニ-,__     
   i   'i"| ̄二ニ-、,,} / i |ヽiヽ:| λ 、 ヽ -二ニ=--
   | i  |ヽ{ -=_iッ=、 /' ,,-|±±、;|i |:::::i:::::::ヽヾ二" ̄ 
  //ヽ i |ヽ        〉ヾ-P--リ} /::::::ヽ--ヽ、 ̄
  i::ヽ \ i       ゚ ''-    /'":::、ミヽ、(     そして教皇は神の代理人…
  ヽ::ヽ、 ヾ      ,---、    /^i:{ヽノヾ ヽ\
   ヽ::::`Yi      ̄"' ̄   /;;/人"         皇帝!貴様は教皇の「下」だ!! 
    ヽ::::|ヽ、     ̄   /人
     j i┴--`'-、_     /,i/
\,,    |      `┬-''"~iV
       ローマ教皇
                          __ヽ:. :. :. l. {:. :.:!`ー,,、   l   イ  !;;,.ィ:.:.:..}' ´  
                           `ヽ、ミ、:. :.! ヘ:. :.{>.、ヘ,、 !.  イ_ ノ;;,.。ァ{:. :.!7  
                           、__,. -‐':. :. :.frヘ ヘ:.:.}  ゞ'ヽヘ、,j  ム_,.ィ   !:./_,、  
   ふざけんじゃねぇ!          `ヽ、_,.zヘト、:{ ヘ:..!`ー‐ '′、ォ  r-ィ = ̄}/      
                    、      /  `ヽ! ヽ!   ' ´  !            
   坊主は大人しくお祈りでも  ヘ    ,.イ      ヽ        }            
                     :...ゝ、,、イ/        ヽ       、       _.     
   してやがれ!!        ,. イ }/           `ヽ、.  个ー一'´ ̄_ヽヘ:    ,.イ
                      /              i `ヽ 「`ーァ-―' ヾ::{  / /.
                     '′               !   }ヽヽ!{:     | ,イ / 
                     .                l、.  、ヘ `ー-- 一'./  /  
                     .                lヘ   ゝ、 `、__ ̄_,イ  /  /
                                  神聖ローマ皇帝 







194  ◆mthS9vGGks:2011/05/07 (土) 17:23:53 ID:DfFDvqV6

                  、-、 ,,-ノ
              |~~~~`ツ
              `ヽ,             神聖ローマ帝国
                ~ヽ           (大体、ドイツから北イタリア辺りまで)
                 ) おふらんす
     ,,、,,-、          |
     |   `‐- 、,     ノ                  ,--,
     /      ~`~~´             __     )  ヽ
    /                  ,~、__  _~´ `丶   ヽ  `ヽ
   /                  |   `-´    _、 `|   `|,  \
  /     とうぎゅう     ,__,-´        ( !  \   \  ~~~`ヽ,,_
  `/              /           、二,   `◎ローマ ̄く    |
  /,             (  _ 、‐、 ο     ´i  |      `-、   ,~_\ i
  ~ `´ヽ,         /´  ~  `´       ) ,,_|        `i ヽ, `´ ヽ
     |__,,-‐‐-、,, ,,-‐`              `´          ) ,-!     )
     ,,-‐、    ~                       i~~`-‐フi_/
        _,,.-‐''" ̄ ̄`゙''''ー 、,,,_
      ,.‐′          /   ヽ,
     /              ミ     ヽ
  _, -'′           ミ        l
  /       /  /ミミ7         |  北イタリアを味方につけねぇとな…
 ノ ノ      イ ノ √   |  l       |
 7 l  / ノ/ /| .| /     | | | | l     |
 ノイ. | | | |,_|ハ/_  _,. -=サ十|ル| l i :::::|
   ヽト、|. | | rーrqヽ    ‐'''Tワヽ |ハルヘ|:::ノ
     レル、| ー‐ノ     ‐--‐'   r'^ レ′
        l,  、         ,イ-rイ
         ハ  `__ ____,    ' |^''く
     __,. -| ヽ   ー    ,   |:  `'ー 、_
.._,. -‐''"____,,/   :|' 、___,,. イ   ,イ     .イ_ ̄`ヽ
ッフ''"   ∠_   :ト、      // < ̄⌒}  ヽ   ヽ
''" ""      ̄フ ゝ`''ー--‐''´ /  .イ⌒'''ーへ、_ └-、 〉

 ―――皇帝は、教皇に対抗するため、北イタリアの都市を味方につけようとし…――― 






196  ◆mthS9vGGks:2011/05/07 (土) 17:25:29 ID:DfFDvqV6

 ∧/:::::::::/!:::::::,ォ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ハ:::::::::::::レ::|
 爪!::::::::/. レッ.':,ィ|,::::,::::::::ト、:::::::::::::::,ォ::::::::::::::::::::::レ1
. |:!::|:::: /. //  レ' |,ぇlハ::ハヘィァ/./:::::::::::::::::::/::: l    よぉし!
..ハ!ノ、:::L/::/. ヽハ     .|:::::!    ム::::::::::::::::::::::::::/
  | ハ:|.ハ/ヽ、 ヽ!   / !::::|    ム:::::::::::::::::::::::,ん    裁判権!関税権!
:! ハ .!!!:ハ、ヽ.ヽハ ノ./  |::::ハ.  ム,::::::,-、:::::::/ /
.| ハル|ハ弋ベ、 .<. ヽー.ハ/一'" ̄`/:/ク.ノ:,イ /     そして貨幣鋳造権諸々!
ハ`ー‐1  `ニ  Nハ  フく´ひ ̄′〆.フ/,イムイ
  ト、.:.∧    '   ´  `ニ´  r-ア´'´ ハ ハ     お前らにくれてやらぁ!!
 ノ.ハ.:.:.ハ 、_ 、_         /.:.:/ ./.:.:ハ  ',
/.:.:.:ハ,.-.、ヽ.Y` ァー-,、__, __/.__.ノ./.:.:.:.:.:.∧ ハ
、.:.:.:.: .:.:.:.:ヽ l   /'"´ .,入  ̄ ./.:.:.:.:.:.:.:.:.::::しく´    その代わり、俺の味方しろよ?
ヽ、.:.:.:.:.ト、.:.:l>-く-t'"´.:.:.:ハ ./.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.,∠ヘ
  ヽ.:.:.:.:!.:.>と、ヽ,=.:し'"`ヽレ′.:.:_,,ニ-‐ァ'´.:.:.:.:.:
ヽ_lヽ.:.|.:.`).:.:.:`ー――一''"ニく´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:

                              ゚・ *:  : *・
                          *・ ゜゚・ * :  .。. .。.:  *゜
                       * ・゜ ゚・ *: . .。.: *・ ゜゚  ・ *  :..
                     。. ・ ・*:.。 ∧,,∧  .∧,,∧   .:* ・゜
                        ∧∧(´・ω・`)(´・ω・`)∧∧  キャー
                       (´・ω・`).∧∧) (∧∧(´・ω・`) コウテイサンカッコイー!
                       | U (´・ω・`)(´・ω・`) と ノ
                        u-u (l    ) (    ノ u-u
                             `u-u' `u-u'

    ―――平たく言うと、彼らに自治権を与えた。11世紀後半ごろの話である――― 







197  ◆mthS9vGGks:2011/05/07 (土) 17:26:13 ID:DfFDvqV6

             ―――そして自治権を得た彼らイタリア諸都市は―――

                        ∧,,∧     ∧,,∧
                ∧ ∧    (    )    ( ・ω・)
               (ω・ )     (  U)     ( つ日ノ   ∧,,∧
               | U       u-u       u-u     ( uω)
                u-u                    (∩∩)
                    ∧,,∧      ∩ ∧_∧ 
                    (・ω・')    ⊂⌒( ・ω・) 
                   ⊂∪∪⊃      `ヽ_∩∩

                                     o
                          ∧,,∧  ∧,,∧=,,∧i!i
                        Σ(´ω(;;o=(ω; =;ω)o从
                      ( ´・ω) U)ミヽ,   o=∠´  )n
                      | UΣ´・(;;(0ミo从o=0 と、  <__
                       u-u (,   っ< ̄ ̄)nn  `u一'
                           `u-u'  `c , -一'

           ―――人間の歴史、当然の帰結として争い始める――― 







198  ◆mthS9vGGks:2011/05/07 (土) 17:26:41 ID:DfFDvqV6

        ―――その過程で、当初は共和制を取っていた都市の中では―――

               オラオラ   オラオラ   オラオラオラ  オラオラオラオラ
                 オラオラ∧_∧ ∧_∧∧_∧オラオラ
                  ∧_∧ω;;(∩( ∩;;ω),つ);ω∧_∧
                 ( ω;;(とミ∧_il!|∧lll 彡_∧彡つ);;ω)
                  ∧_∧ミ(∩∧_∧彡づ);;∧__∧⊂)オラオラオラ
                 ( ω(と≡⊂( ・ω・ )⊇≡づ);;ω )__ \
                 (⊂  と=ど(⊂  っ)づ=つ≡⊃) \ )
                 /ヘ_∧〃∧__i!l|ミヘ_∧ミ_∧ミ∧_∧\オラオラオラ
                 ( ω(と彡(ω;;(し ミJ);;ω )つ);ω)ミ⊃);;ω) )
               オラ(っ  つ /    )(    )   \   ⊂)オラオラ
              オラ /   ) `u-u'.オラ∪ ̄∪オラ`u-u'    \オラオラ
                ,( / ̄∪オラオラ オラオラオラ  オラオラオラ∪ ̄\ )

                              ∧,,∧ ∩ ダッシャア!!
                             (`・ω・´)ツ
                             (つ  /
                          lヽlヽ/   )
                          (;;: ( / ̄∪,n__n     lヽ,,lヽ
                      , ― 、と  # ⌒つ,,,∧ ノ    (;;::)ω・)
                     <<:;;:) )  c(;;:)ω・`ノ|,,ノ|  / つと
                      U( (U_つ ⊂⌒  (´・ω(;;;) ゝ._JJ
                                し'  `J

           ―――シニョーレ(僭主)と呼ばれる権力者が表れ――― 







199  ◆mthS9vGGks:2011/05/07 (土) 17:27:25 ID:DfFDvqV6

                                        ,. -――‐ - 、
                                    ,. ‐''´            \
                                   /::: , '"´ ,          ヽ
                                 //:::    / '"  , '       ',
                                ///:::/::::::/〃..:::;:::::/::  l::;: '..::.  l
   よし!貴様を君主と認めてやろう!       /' /::/:::::::::/::〃´/::::/:::: .:::/::::::,/:::::::!
                                 /〃::://!|:リ::/l:::/l:::::::::〃//:::::::::l
   (皇帝に対抗するには、               //:::/::/:l十-、l|::l |l::::://-‐チメl:::ハ|
                                ///:l//l|r‐、ッ、l:l !::/-rテ‐7//ハlノ
      手段を選んではいられない!)       / /:::/イ」lト、  ̄ l |/   ̄ //::/j|  
                                 /::/ l:lT|ヽ     l     / //::/
                                //  リ  \  r===ォ  /´|/
                                /'     r‐、 \ヽニソ /  `ー、_
                                     l  j\/ヽ、_/   , -‐''´:::::`>
                                  , -一`ヽ.  \_  __/ ∠二 ̄\ ̄
                               ,.ィ'´:::::::::::::::::r〉   ,   `ヽ、∠、、 ̄\   ヽ
                              / 〃::::::::::::::::::/  /  /  \ヽヽ、 l   

         ∧_∧
        ⊂(・ω・`)つ-、      あざーっす
       ///  /_/ |
       L /⊂ヽノL|/| 
     / ̄ ̄旦 ̄ ̄ ̄/|
    /______/ ||
    ||―――――-|

    ―――教皇、あるいは皇帝から認められた彼らは、君主となるのである――― 







200  ◆mthS9vGGks:2011/05/07 (土) 17:28:45 ID:DfFDvqV6
                                  /〃 //    .:.ヽ、ノ  ! `ヽ、 `ヽ
                                  ,'     / 〃 .:.:.:/ } ノ l ヽ.:.:.:.:.:
                                  i  .:i:.:... /:.:./:./  .l!.:.:.:.:.:... .:.:.:.:.:.:.
                                  |:.:.:.:l:|:.:.:ハ:.:/:/    |!ト、:.:.:.:.:.k:.l::!:.:.:.
                                  l:!:.!:l:i:.:/从レヽ  フノハlト、 ハ.从l |!:.:.:|
    邪魔だから、                      リト|ハトリィtゥヮ    ィrァ‐ 、从lレノリト、ム
                              , -一 7ノi!ヾl        ` ´''"  r+、ソ ノl 
      そいつ排除してくれねぇか?     /   /    l    /      f'-j个!Y  |
                           /    /      ヽ、  ヽ       } l l | !   l
                          〈     /      lト、 ー -、   / ///ノ   !
                          lヽ.    /       \ ヽ-r ´ ̄     /   l
                          |:.:ヽ  /            ` Lソ   , -一 '     l
                          l:.:.:.:.ヽ  ̄ ̄ ̄ ̄ `ヽ、  r┴─┴┐< ̄ ̄`ヽ、
                          ',:.:.:.:.:.:\       /  〈 ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ \     


                 ババ        バババ  ババババ
                    バババ ∧_,∧  ババ ∧_∧ バババ
                  ∧_∧バ( ´・ω・∧_∧ (・ω・` ) ∧_∧ マカセロ!!
                 (´・ω・)=つ≡つ);;)ω(;;(⊂≡⊂=(・ω・`)
                 (っ ≡つ=つ  (っ  ⊂)  ⊂=⊂≡ ⊂)
                 /   ) バ∧_∧| x |∧_∧ バ (   \
                 ( / ̄∪バ (  ´・) ∪ ̄∪(・`  )ババ ∪ ̄\ )
                  ババババ/    )  バババ (   \ ババババ
                 バババ  `u-u'. バババ ババ `u-u'

           ―――…その権力もまた、絶対とは言いがたいが――― 







201 名無しのやる夫だお:2011/05/07 (土) 17:29:18 ID:NFI2whs.
皇帝からもらった特権で成り上がって教皇にお墨付きをもらうのか

ぼろい商売だなw 







202  ◆mthS9vGGks:2011/05/07 (土) 17:29:50 ID:DfFDvqV6

         ―――また、やはり歴史的に争う人あれば干渉する人あり―――

                    ィ i
              _. -イノレ' レルヘ、)、
            _.-'           ヽ
           /              レi
          r′               .イ
           } 、 、 、 i   / / /   __.r‐〈
         トへ、 .-、ヽ∠-‐''´`ヽy‐'´ __.rく^    俺たちもー
         トヘ、/ /`´      i___/  ノ
         ヽy´ ∠-、  、_. -_二ミ ヽ   /
         / イニニヽ  _二 --r  } レヘく
        //  } `ー゚^i   ー゚--'   ル「` |⌒
       /    {  ノ         j-ーイ
            >、 ヽ        イ、_f⌒
           i´i ト、`、ー-―ヲ  ノ.⊥-}
      _. -―ッ''''} |::| ヽ  ̄ ̄ /「    |'''ー、ー-- 、__
  _. -''¨´::::::/   ヽヽ.| l.__../ ノ   ノ   \::::::::::::`ヽ、
               フランス
                         ;;;;::::゙.、ヽ、;;;;;;;;;゙,_  ヾ、       _,,.-‐‐l;;;;;;;;:::::/
                         ;;;;,;::::::.ヾ.l`メ、;ヽ、 ̄``      ´__   /;;;;;;;/
                         ;;;;;!;:::::::::::l    __二''ヽ、        ´,z┬、'r''":!
                         ;;;;;!;::::::::::::!  ,イ、ノ::::l`       イノ:::! l`l;;;:::|
                         ;;;;;!;::::::::::::l  ゞー'ソ_,.       ゞ'┴' !;;:::l
                         ;;;;;|;::::::::::::l  ` ̄ ´     .::::. 、      !::::|
       利権がほしいー        ;;;;;l;;::::::::::::|            .::::::::. ,     .l;;:::!
                         ;;;;;;!;;::::::::l::l               ´      /;;:::|
                         ;;;;;;l;;;;:::::::l,:l       、,,,__,,.   , '゙;;;;::::!
                         ;;;;;;'!;;;;;:::::|l;l\       ー‐    ,ィi;;;;;;;;;::l:|
                         ;;;;;;;l;;;;;;::::|ヾ, `ヽ、.         / |;;;;;;:::,lリ
                         ;;;;;;;;l;;;;;::::!  ヽ、   `ヽ、._    /   !;;;;::::,゙,'
                         ;;;;;;;;,'、;;;::|        ,"`T"´    |;;;;:://
                         ;;;;;;;/ ゙、;::!        l;;;;;;;;l      !;:::/'
                                  スペイン

          ―――そんなわけで周辺国からの干渉も相まって――― 







203  ◆mthS9vGGks:2011/05/07 (土) 17:30:34 ID:DfFDvqV6

        ―――かくして、冒頭のイタリア群雄割拠という状況になる―――

                           ______ 
             _                | お城炎上中 | 
            `))               | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄        ジ 
                ( )            ∧              ジ ャ 
               ( )         <⌒>     (⌒ ⌒)    ャ | 
          ウーウー.( .人         /⌒\  \( ,,  ⌒)// | ン 
             人/  ヽ  ______]皿皿[-∧( ⌒ ,,  ,, )  ン 
            ( ( )( )  )三三三∧_/\_|,,|「|,,,! (  ,,   )   !!! 
           __| ̄田 ̄田 / ̄ ̄Π . ∩  |'|「|'''|「(    ) 
          /__,|==/\=ハ, ̄ ̄|「|ガシャーン |「| | *   + 
         /_| ロ ロ 「 ̄ ̄ ̄ | | 田 |「|∑田 田 |「|[[ * 
         |ll.|ロ ロ,/| l⌒l.l⌒l.| |    |「|        |「|ミミミミミミ ++*: 
            λワー  ∧     λワー   λワー 
           λワー   | |  λワー    λワー 

        ―――謀略うずまき、血を血で洗う戦国時代の到来である――― 







204  ◆mthS9vGGks:2011/05/07 (土) 17:31:40 ID:DfFDvqV6
       ____
     /      \
   /  _ノ  ヽ、_  \            どうしてこうなったお…
  /  o゚⌒   ⌒゚o  \
  |     (__人__)    |
  \     ` ⌒´     /

       /  ̄ ̄ ̄ \:
      ::/        ::::\:
     ;: |          :::::::| :     イタリアには昔、ローマ帝国という
      \.....:::::::::    ::::, / 
      r "     .r  /゚。      最強国家があったんじゃないのかお…
    :|::|     ::::| :::i
    :|::|:     .::::| :::|:
    :`.|:     .::::| :::|_:
     :.,':     .::(  :::}:
     :i      `.-‐"

         ―――やる夫が生まれ、活躍したのはそんな時代である――― 







205  ◆mthS9vGGks:2011/05/07 (土) 17:32:29 ID:DfFDvqV6

         /.: ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
        /: : :            \        外国からの干渉におびえ、
       /: : : :            \
     /: : : : : :              \     イタリア内部や都市内部ですらも争い…
    / : : : : : : : ..               \
    |: : : : : :  ,,,,ノ⌒" '' ``⌒\,,,        l   そして、やる夫たちはその争いに
    |: : : ::;; ( (・) ) ノヽ ( (・) );;:::    |
    |: : : : :  ´"''"        "''"´       l   振り回され、明日をも知れぬ身。
   . \ : : : : . .(     j     )      /
      \: : :: : >ー-‐'=ー-ー<    /
     /ヽ: : : : : : : : : : : : : : : : : : イ\     これはイタリアのあるべき姿ではないお!
     : : : : : : : : :``ー- -‐'"´      \
     : : : : . : : . : : .                \ 







206  ◆mthS9vGGks:2011/05/07 (土) 17:33:38 ID:DfFDvqV6

                          ヘ
      \                    ヘ
        \                    ×
      , - \               /´ ‘,     統一を!!
     〃  γ ` <           > ´',   | i
     {i   {  ● } ヽェー ,.}     .}=ッ{● }   i |    一心不乱の大統一を!!
     ヘ   !、._.ノ、 ノ           ト !、_ソ__,/ .i
      ゛'''──ー /          i `ヽ     i
           /         i   ヽ     ハ   在りし日のイタリアを再び!!
           {               }.   }   /
           !、       _.入.__/  /
           /  ̄ ̄ ̄ ∨/////イ  ./
         /           }////ッ  /
         { ヽ        .}//// /
         \ ヽ、__二ニ ー´_. イ 







207  ◆mthS9vGGks:2011/05/07 (土) 17:34:05 ID:DfFDvqV6

               ―――そして、やる夫は一人の男と出会う―――

     i1                       ,..-‐‐-、.         ヽー‐‐'´  ヽ
     l !                    /イリ i lヾ.ヽ、        ヽ     ヽ.
     /l l                   /ソ/ノ/jソノ ヽiヽ!         ヽ     ヽ
   _r'ヽ!゙l                   !l/iァ  フ /,.イri li l          ヽ     ヽ
  ,ィヽヽソ l                  !ハl r‐、  ´ ,ィノ:/ノ           〉     ヽ.
  ヽ.'´  l                    ヽー'  ノ ノハ/l!  ,.r‐-、_,、__,,..--‐' i\      j
   ヽ_,,.='ヽ                    `エニ´-‐ィ'`ヽ‐イ ソ/ /      N ヽ   /
    〈    ヽ             _____,,.-‐ィ'!´/ヽ/  /  / /        _,.-‐'"
    ヽ    ヽ           /i     //:/ /  /i   //  _,,.--‐‐‐''"´
      ヽ    ヽ        _,ィ' /   ,.イ':::::/ /  /  l  i/   /
        ヽ  ニ=ヽ、,ヘ--‐‐イ´〃 /   /::::::::/  i /    ヽ  /
       ヽ //   / / /  /::::::::/   !      ヽ./
        ヽ.       ____/   /__//    l       i
         `゙--‐‐'゙´   /  /    /    ヽ      ソ   __,,.--、
                 /   /   ノ 、     \     {-<_     ヽ、

       ___
     / ⌒  ⌒\       
    / (○)  (○) \     す、すごいお!
  /   ///(__人__)/// \    
  |   u.   `Y⌒y'´    |    ここまで鮮やかに権力を握れた男はいないお!
   \      ゛ー ′   ,/
    /      ー‐    ィ 







208  ◆mthS9vGGks:2011/05/07 (土) 17:34:52 ID:DfFDvqV6

                      ―――チェーザレ・ボルジア―――

                       イ/::::/ /,イ/:/'´::/, '/:::;ィ/.:::::::/i:::://::::「!::|',::::::::::::::::::',
                     /イ:::::////:/ / /´/< / /::::::://::://:::::::}}:::! }:iY::::::::::: i
                      〃:/i//!|./:/ /イ:/:/ / 〃i::::::::://:/イ::::::;〃|i:| l:|}:::ト、::::: !
                      ′,イ/: |:!{://// /::イ | /::/ //:::::::::/7::::::::l」 }:i| |:ヽ!:::::′
                          /!i| i:|〃 /::::// /:::! j !:: |//.::::::::://:;::::}i::::i/ / !:::::::: i{
                           /イ/ {/ ィ::::::// /:::::| ハ |:://:::::::::::/ィ::::::|::/ ///:::::::/{
                         i/ィ/:::::::::/ /弋ぅ、::i レイ:::::::::::::,戈ぅ 7i/./イ:/::::::/ |`
                             彳i::|{::::::::::レ:/`ーァィ::::::イ//:::::ゝ-‐.:::´/ /::::/イ::::{ i:|
                         ヽ|::!/{:::::::::lヽ. / 7:/ /ィ::::::::::ヽフ::::::::::/7':::::::::::ゞ
                           >::::::::::.     ´   |:::::::::::::::::::::::::://::::::「i:::::::
                       _ -ヲ´::::::/`i::::::::.     、__|:::::::::::::::::::::::::l/:::::::::レ::::::::
                      .   ´  /::::::::::/  |:::::::::ヽ ヾ、 \:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
                .  ´     ,イ//l:::::::/  |:::::::::::::.\   ー}:::::::::::::::::::::::::_:::::::::::::::::::::
                . ´     /:::::/ 」::::/    ',:::::::::::::f、:::.. '´ i::::::::::::::::::::://:::::::::::::::::::::
             <        {::::/ /.::::/    }:::::::::::::', ヽ:`ー:::::::::::::::::::://:::::::::::::::::::::::
            /:::::ヽ      |:/ /:::::/     ',:::::::::::/ヽ  `ー:::::::::::::::::´::::::::::::::::::::::::::
             /.:::::::::::.'.     |' /:::::/     ,へ}:::::::/  \  |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
           }::::::::::::::::::ヽ:::イ   /.:::::/     /.::/}:::::::::\  ヽ`:::´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
            r 7::::::::::::|',::::::::',:::ヽ /::::::/   ...::´:::::://::::::::::::::::`ヽ  〉:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
            | {::::::::::::::| ヽ::::::ヽ:::} {::::::::: ̄´::;イ:://::::::::::::::::::::::::ゝ {:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

      ―――己のためには、敵味方親兄弟すべてを利用する野心家――― 







209  ◆mthS9vGGks:2011/05/07 (土) 17:35:40 ID:DfFDvqV6
          :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
         :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ィ /〃i、∨∧〃ヾ} l| ミヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::
         :::::::::::::::::::::::::゚::::::::::::::::::::〃/' ,''l.レ/ヘ\ヽV//ィトl} |、:::::::::::::゚::::::::::::::
         :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i ,''l| ,! |.|4凭kV''/∠|l y'λl::::::::::::::::::::::::::::::
         :::::::::::::::::::::::::::::.    l.'l |イl',lN   ̄´イ|l戌l/,イl| |:: ..::::: . ..::::::::
         :::::::::::::::::...... ..... キラッ ll.l !)!|ヘ.     '"‐'  イ〃|!:::::::::::::: ゜.::::::::::::
         :. .:::::。:::........ .,,, _   |l.|!| |`  ‘ー ‐=、j:) 从「リ::。::::::::::: . . . ..::::
         :::: :::::::::.....:☆彡ヽ`' ヽ┴'┴'┐   ,ニ>  //' ′゜:::::::::: ...:: :::::
          :::::::::::::::::: . . . .,、 l ',   /'|\   '、_ .ィl/:::::::::::.... .... .. .::::::::::::::
         ::::::...゜ . .::::::::: l  ! l ,.イ l::「``´:::;;''/,|′...... . .::::::::::::........ ..::::
         :.... .... .. .   、 | l| トヽ.> ヽ .:.::::;;″/-----、. .... .. .:.... .... ..
         :.... .... ..:.... .... ..... .... .. .:.... .... .. ..... .... .. ..... ............. .. . ........ ......
         :.... . ∧∧   ∧∧  ∧∧   ∧∧ .... .... .. .:.... .... ..... .... .. .
         ... ..:(   )ゝ (   )ゝ(   )ゝ(   )ゝやっと死んだか… ..........
         ....  i⌒ /   i⌒ /  i⌒ /   i⌒ / .. ..... ................... .. . ...
         ..   三  |   三  |   三  |   三 |  ... ............. ........... . .....
         ...  ∪ ∪   ∪ ∪   ∪ ∪  ∪ ∪ ............. ............. .. ........ ...
           三三  三三  三三   三三
          三三  三三  三三   三三


              |   ,、'´,、'´      n,  \:リ:::リ:::::i| 〈==、    \
           .   | ,、'´,、'´        _|f=-、.\ u !|/ヾ.、 〉     ヽ.
           .   ,!'´,、'´          r( リ   \!i  〈 o .ノノ      |.
           ,、-'´,、/            N ヾ、 o  》   ヾ ̄       |
           ,、-'´|              ~ ゝ==シ  |j.  \.|j~     /
              |              〃"  |ju  U u \  、/
              ヽ            u ___   r' __ u _)/ 、  ,、-'´
           .    \         |j i´ _` ''ー----‐ァ/  ,.、ゝ''´,、-'´
                 \          l ̄   ̄ ̄二ニ7.ム-''´ ,.、-'ヾ
                  /          |j {    ,.、-'´ ,.、-r‐i ''' "´
           .     /         :\ ,,ゝ-'´ ,.、-''´  | l       /
                〃        ,.、-''´,.、-t''´ ̄``_二ニ! l _.... -‐''´ ,、"
                   _,.、-‐'' " ,.、-''´::::::\ゝ- '´ r== l ヽ、  |j ='"´
           .   -‐'' "   ,.、-''´ヽ、  ::::::::`'-、.. u |j |  ヾ     u
           /''´     ,、-''´     \   ::::::::::::`''..r-'′   \ U

              ―――しかし、その男も戦いの中で消える――― 







210  ◆mthS9vGGks:2011/05/07 (土) 17:37:35 ID:DfFDvqV6
        ____
      /   ∪  \      あの男のやり方は間違ってなかったはずだお!
    γ⌒) ノ三三三ゞ(⌒ヽ
   / _ノ (>)三(<) \ `、  奇麗事を幾ら積み重ねても、イタリアで君主を
  (  <:::∪:::::(__人__):::::∪|  )
   \ ヽ ::∪::::` ⌒´∪:://   やっていくことは不可能なんだお!


        ノ L____
       ⌒ \ / \      君主に必要なのは神への祈りではないお!
      / (○) (○)\
     /    (__人__)   \   「知力」!「武力」!そして「金」だお!
      |       |::::::|     |
     \       l;;;;;;l    /l!| !  古のローマもそれがあったからこそ、広大な
     /     `ー'    \ |i
   /          ヽ !l ヽi  帝国を築き上げる事ができたんだお!
   (   丶- 、       しE |そ
    `ー、_ノ       ∑ l、E ノ <
               レY^V^ヽl 







211  ◆mthS9vGGks:2011/05/07 (土) 17:38:24 ID:DfFDvqV6
            ____
         ,. -'"´      `¨ー 、
        /   ,,.-'"      ヽ  ヽ、      
     ,,.-'"_  r‐'"     ,,.-'"`     ヽ、
   /    ヾ (    _,,.-='==-、ヽ       ヽ、     あの男の如き権謀術数と、
   i へ___ ヽゝ=-'"/ ●   _,,>         ヽ
   ./ / ● > ='''"  ̄ ̄ ̄             ヽ   ローマ帝国が残した知恵でこそ!
  / .ヽ-‐´''"       ヽ               i
  /    i   人     ノ               l   イタリアの平穏と統一、
 ,'     ' ,_,,ノ  `─-‐' ヽ               l
 i      `、  _y──‐ l               /   それが可能になるんだお!!
 ',       i_/  / _ '              /
  ヽ、       ̄ ̄               /
   ヽ、_                     /
      `¨i                     ヽ
       /                      ヽ
      /                     ヽ 







212  ◆mthS9vGGks:2011/05/07 (土) 17:39:21 ID:DfFDvqV6

                          /.: ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ .\
                         /: : :             \
                        /: : : :            \
                    /: : : : : :               \
                     / : : : : : : :.._        _      .\
                  |:::: : : : : : : : ´⌒\,, ;、、、/⌒`       l
                  |:: : : : : : ::;;( ● ) ノヽ ( ● );;:::     |
                  |:: : :: : : : : : ´"''",       "''"´      l
                     \ :.: : : : : : . . (    j    )       /
                       \:::::ー=≡二`ー-‐'´`ー-‐'二ニニニ==ー
                    /ヽ: : : : : : : ` ̄ ̄ ̄ ̄´.: : : : : イ:.:.:\:.:\
                /´ ̄/:.:.:.:./;;;;;;;;;;;;;,,,,,,,.``ー- -‐'"´,,,,,,,;;;;;;;;;|:.:.:.:.:.:\:.:\_
              /:.:.:.:/´ ̄ヽ /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノ:.:.:.: /´ ̄`ヽ;.ゝ ̄`ヽ、
             /:.:.:.:.:.:.:.|i:!|i:!i: ∨;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/:.:.:.:./:.:.:.:. \ヽヾ:.:.:.:.:.:.:ヘ
             }:.:.:.:.:.:.:.:!;l!;l!∨/´ ̄ ̄"""'''''ー―---、,,,__/:.:.:.:.:.:.:.:.:. _/:)):ノ.:.:.:.:.:.:.:.',
             ノ:.:.:.:.:.:.:.:.:.ゝ∨/                    ̄ ̄ ̄´ ///.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.',
             ):.:.:.:.:.:.:.:.:.:∨/                        /∨.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..',

                     ―――ならば記すお―――

    ―――やる夫が見出した、イタリアを手にする君主に必要な資質を!――― 







213  ◆mthS9vGGks:2011/05/07 (土) 17:40:07 ID:DfFDvqV6

                ―――そうして、やる夫が著した書こそ―――

                   ____
                         `丶
              /            \
                 く            ノ   ヽ  こんな、悪徳を推奨する書を放置する
              〉 | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|     l
                | |    _____|    |  わけにはいかない…
               |,厶ア{∧ 丶\ \}\  │
              │|/f^r芯\ィr芯ヾVヘ  「  ∧
             │ l|〉 V::}   V:::} } ヽ小、    『禁書目録』に指定するんだよ!
                 ヽ八            .ィ |´ \ ヽ
           _}三ミヽ | |>   -  -=≦/:厶.  \ \
           |.:.:.:.:. \\|: Ⅳ)/{匸斗-=ニ三三}    \}
          |.:.:.:.:.:.:.:. \\L[// ̄:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|    \〉::\
         (_ ).:.:.:.:.:.:.:.:.: ヾーr':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:(⌒ヽ \\:::::〉
         ノ∧.:君主論.:.:.|<>|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.( __人\}ヽ∨
        (__ノヘ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|.:.:. |.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|\ ⌒⌒)
            、 _.:.:.:.:.:.:.:.|.:.:.|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|∨`ー冖
             __   > 、.:.:.|.:.:.|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.___|
        __{∧/ニ二\_:|.:.:.レ-‐<\    \_
      /  ∧/ハ´ ̄\   ̄´  __ \\    ヽ\_
        ⌒ー=≪}//}_\       {/∧/\ 二二ニニ〉__>、 `丶、
           じヘ、 \       xヘ//ハ>、    \ て:イ \   \
                 ̄`ー─<__ ∧//}/`ー─'^こ>‐┴'⌒\__>
                       ̄`ー'                ̄

                ―――現代まで残る書、『君主論』である――― 







214 名無しのやる夫だお:2011/05/07 (土) 17:40:34 ID:hmnnyNeg
まあ、キリスト教の成長を許した時点で、いろいろ詰んだからなローマは。 







215  ◆mthS9vGGks:2011/05/07 (土) 17:41:02 ID:DfFDvqV6
                              ______
                         /           \
                       /              \
                      /      ⌒     ⌒ \
                    /     /  `ヽ    /´  `ヽ\
                   /        (   ● l    l   ● |  ヽ
                  |         ヽ_  _ノ    ヽ_   _ノ   |
                  |        ´ ̄` (    i    ) ´ ̄`  |
                   \          ー‐ ^ ー     /
                    \           ー一       /
                    /                      \
                   /                    ヽ

          ―――故に、『君主論』は単なるハウツー本ではなく――― 







216  ◆mthS9vGGks:2011/05/07 (土) 17:41:37 ID:DfFDvqV6

           ―――「あるべき君主」にイタリアの平穏と統一を託した―――

                       /.: ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \  
                      /: : :             \  
                    /: : : :              \
                  /: : : : : :                 \  
                  : : : : : : : :.._        _      \ 
                  : : : : : : : ´⌒\,, ;、、、/⌒`        l
                  : : : : ::;;( ● )::::ノヽ::::::( ● );;:::    | 
                  : : : : : : ´"''",       "''"´       l 
                  : : : : : : . . (    j    )       /  
                  \: : : : : : :.`ー-‐'´`ー-‐'′    /
                  /ヽ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : イ\   
                  : : : : : : : : : :.``ー- -‐'"´        \  
                  : : : : . : : . : : .                   \

               ―――やる夫、入魂の一作なのである――― 







217  ◆mthS9vGGks:2011/05/07 (土) 17:42:22 ID:DfFDvqV6
         __、─- 、
        > ,, `  ,, '´ ゙̄,Z._
       , ' i!i   i!i  !ii   !! <
.      / ii!  !! i! , >>1 ii! ii! ヽ
     l i! i!! ,イ /l./--l ト ii ii l   ―――この世じゃ
      | i!,.、ii /‐l/-'、 ̄,V-|ハ ! N
      |!i.|.f1.| =。===.,, ,。===lW          人の心が一番うまいんだ……―――
      |.i!|.「l | `ニニ´  ヾ二 l
     |ii ヾlノ.  , -‐' r _ \l   (._ ⊂
      /| ii /'\ ′'フ",二二ニ⊃   ,)   )
   _/):| /    \/ ,. ´二ニゞくう ( r '´ ―――だからこそ>>1
‐..T....|((::K    / /./ ´, ─_'ニ\>,_'ノ
.....|.....|::)):l(ヽ.  / ' '  .仄l ..|.....|....T..‐         『君主論』が好きなんだよ―――
... |.....|((:(:l))(:><:\   ノ(:((:l...|.....|.....|....
....|.....|:)):)l/./..>、:`:く)::)):))l .|.....|.....|.... 







218 名無しのやる夫だお:2011/05/07 (土) 17:42:44 ID:NFI2whs.
インなんとかさんがここまで正しく使われてるのは初めてかもしらんw 







219  ◆mthS9vGGks:2011/05/07 (土) 17:43:05 ID:DfFDvqV6








                            おわり







. 







220  ◆mthS9vGGks:2011/05/07 (土) 17:45:23 ID:DfFDvqV6
    __       ゲリラ投下終了。
 〃´  `ヽ
 、リノノ`ヽ)     やる夫と同時代の細かい話は『君主論』の中でも取り上げられているので、
 ゝdレ゚ ヮ゚)ゝ
  /ニニ入      該当部分でまた触れたいと思います。 







221 名無しのやる夫だお:2011/05/07 (土) 17:54:19 ID:fojZ0.VE
とゆーか、君主論って別にやる夫が新しい思想を創造したってわけじゃーないものねえ
単に世の権力者たちが外聞をはばかって陰でやっていることを推奨したってだけで
 






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    久しぶりの更新?
    [ 2011/05/14 13:09 ] [ 編集 ]
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    出来たら、早めにサクラ大戦を再開してくださいまし
    [ 2011/05/15 19:58 ] [ 編集 ]
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やる夫ブログについて
20101110:「やる夫はロス市警の警部のようです」を掲載させていただきます。本当にお待たせして申し訳ございません。これ以降も随時、更新の途絶えていた作品を掲載していきたいと考えております。ご迷惑をおかけして申し訳ありませんが、どうか長い目で見ていただければ幸いです。

20101030:「やる夫のサクラ大戦」にて、記事の掲載順序を誤りました。 作者様、および楽しみにしていた読者様にお詫び申し上げます。 申し訳ございませんでした。

20101004:「やる夫たちが夢の国で遊ぶようです」につきまして、こちらの不具合で記事が切れてしまっております。作者様、及び楽しみに読んでくださっている読者の皆様にご迷惑をおかけしてしまい、申し訳ありません。
一度下書きに戻させていただきます。よろしくご了承ください。
「やる夫で学ぶことわざ」の作者様より、やる夫ブログ用のスポンサー案内をいただきました!本当にありがとうございます!さっそく使わせていただきます!

20100811:皆様、大変ご無沙汰しておりました。ぼちぼち更新を再開できればと考えております。
「やる夫がDQⅢの勇者になるようです」についてですが、コメントを頂けるのは大変うれしいのですが、他作品のコメント欄での投稿はご遠慮願えれば幸いです。
恐縮ですが、ご協力よろしくお願いいたします。

20091222:年末なので順調に更新量が減っております。今日明日はお休み、再開一発目は「やらない夫の超兄貴」になる予定です。作者様、まとめが遅くなり申し訳ございません。

20091208:今週クソ忙しいので、かなり更新が減ります。ご了承ください。

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相互リンクの反映に時間がかかってしまい申し訳ありません。気長にお待ちください。


嬉し泣き
美麗なタイトル画像を描いてくださっているのは、こちらの方々です。
本当にありがとうございます。


七市様
Shadow3_convert_20091008101141.jpg
ハルヒとやる夫、やらない夫の表情が最高のタイトル画像。冬にぴったりの美しい作品です。


1様
http://blog-imgs-15.2nt.com/y/a/r/yaruomatome/yaruoblog_title_convert_20091026144430.jpg
柔らかで暖かい雰囲気がたまらない作品。みゆきさんヤバすぎで管理人狂喜の舞を舞っておりますwww

1様のプロフィールはこちら


65様
securedownload_convert_20091008101321.jpg
同じく「やる夫がチェルノブイリに旅立つようです」より。元ネタの雰囲気をビンビンに伝えるダークな作品。


草葉様
Shadow3_convert_20091008101141.jpg 「やる夫がチェルノブイリに旅立つようです」をモチーフにしたタイトル画像です。物語の後、このタイトルを見て吹きました。

219c0c442.jpg

草葉式


味噌様
yaruoblog_convert_20090519194443_convert_20091008101235.jpg
やる夫ブログ初!物語とタイトル画像のコラボレーション!快く、最高に美しいタイトル画像を描いて下さった味噌様に感謝です!




トンボ様
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夏にぴったりの逸品を、トンボ様よりいただきました!水着ハァハァ(´Д`;)


トンボのかんさつ日誌


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Charged time-out


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RMm06_convert_20090127165950_convert_20091008101426.jpg
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マブチョコ_m様

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やる夫がDQⅢの勇者になるようです

自らを成長させる姿に心震える
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自然と笑みがこぼれる構成と
演出は見事の一言。
自分を好きになれる、極上の映
画を見た後のような読後感は、
自信を持って「最高だ!」と賞
賛できる作品です。





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