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やる夫ブログヘッドライン



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フリーライターやらない夫 

206 ◆0Vub1lBxrs:2009/09/21(月) 16:52:15 ID:19E3MqvM
それでは行きます。

仕事に悩む人、就職に悩む人へ(地の分多め)。


「フリーライターやらない夫」







207 ◆0Vub1lBxrs:2009/09/21(月) 16:53:34 ID:19E3MqvM

┌───────────────────┐
│俺はやらない夫、25歳フリーライターだ。   .│
└───────────────────┘

                ̄   、
            ´        \
     /              ヽ
      /                ノヾ
    '            ー ´  ヽ
    l              / .,.....、ヽ
.   l              l {::::::} l
.    l              冫.ー く
   l               l    ノ!
   l               `ー‐ f r'
   l                  ノ'
   !                     /
   ,'                   /
 ̄ `ー -               /
        `  、        /
:.:.:.:.:.:...        、      /
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..      .:.:ヽ _ ´
ー- :.:.:.:.:.:.:.:..   ..:.:.:.:.:.:ヽ
    ` 、:.:.:.:.:.:.:...:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
       、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\
       ..:.`:.:、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
      ..:.:.:.:.:.:.:.`:.:、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./







208 ◆0Vub1lBxrs:2009/09/21(月) 16:54:31 ID:19E3MqvM

     / ̄ ̄\
   /   _ノ  \  ( ;;;;(
   |    ( ─)(─  ) ;;;;)
   |      (__人__) /;;/
.   |        ノ l;;,´
    |     ∩ ノ)━・'
  /    / _ノ´
  (.  \ / ./   │
  \  “ /___|  |
.    \/ ___ /

┌─────────────────────────────────┐
│フリーライターというと聞こえはいいが、要するに体のいいフリーターだ。     ..│
│実際仕事がもらえないときにはシノギで短期バイトによく手を出している。    .│
└─────────────────────────────────┘







209 ◆0Vub1lBxrs:2009/09/21(月) 16:55:29 ID:19E3MqvM

            |
            |                   _,. -''"
    \              /      _,. -''"
     \   ./ ̄ ̄\   /     _,. -''"
        ./       ヽ           __,,,,.....  ----――
  _ _ _____|          |______ _ _ _
       :::::::::::::::::::_____        「|      __
  ./三三三\   |-_.__=_ __=| /_二三\    |FF|ニ|   |!_____i|   /⌒\
  | ̄同 ̄同 ̄|  |= |+| |+| |+| |  | []_[]_|  /二二ニ,ハ /=‐::::::::::::::::::: ∧ ]皿皿[
  |==/\==\_ | _ ‐=‐   =-| /[Atelier.C]ヽ |E E E|日|  | ̄田 ̄田 ̄| | /≡≡≡
                   ____
  / ̄ ̄∧ ̄ ̄ ̄ ̄∧ ̄\ /_____ヽ i|三三三三三三三三|i |二二二二二! /
  | | 田|「| 田 田  |「|[[[!| | ロ ロ ロ ロ ロ | .|::[]::|:|::[]::|:|::[]::|:|::[]::|:|. |ロ ロ ロ ロ ロ ロ| |:::

┌────────────────────────────────────┐
│今は正月明け、年末年始は実家に帰って家の手伝いをちょっとやって歳を越し、    │
│それも終ったのでアパートに帰ろうと思っているところだ。                  │
└────────────────────────────────────┘

   / ̄ ̄\                γ:::::::::::母:::   ヽ、         
 /   _ノ  \              /:::::::::::::::::::::::::::::::    ヽ    
 |  ─( ・)─( ・)           γ:::::::::人::::人::人::::人  ヽ       
 |     (__人__)           (:::::::::/ ノ    \ \:::::::)
 |     ` ⌒´ノ            \:/ ( ●)  ( ●)  \ノ
 |         }              |      (__人__)    |
 ヽ        } ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\     ` ⌒´     /
  ヽ     ノ               \        /
   /    く \ |__| _ ..._.. ,    ____\   (__ノ
   | 父  \ \ \ /    |\_____ \
    |    |ヽ、二⌒)、^     |  |ヽ、       ノ|







210 ◆0Vub1lBxrs:2009/09/21(月) 16:56:24 ID:19E3MqvM

┌─────────────────────┐
│話は過去に戻るが、年が明けるちょっと前、   ....│
│幼馴染のやる夫と酒を飲んだ。           ..│
└─────────────────────┘

      *   ____
    + 。 / \  /\ キリッ
       / (ー)  (ー)\+ 。 *
     /   ⌒(__人__)⌒ .\
  + 。|      |r┬-|    |  + 。
     \     `ー'´   /
       \ ,,,,    ,,, / + 。
       /        \
     / ,、      .l> ,>
     \ リ       l <
      <_/       ト-'
       i        l

┌───────────────────────────────────┐
│やる夫はバリバリのサラリーマン。某アニメ系ショップの企画営業担当らしい。   ....│
└───────────────────────────────────┘

       ____
    /     \
   /  ─    ─\
 /    (●) (●) \   今日もアニメファンをwktkさせる作業が
 |       (__人__)    |   始まるお!
 \     ` ⌒´   /
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノ゙-、.
:   |  '; \_____ ノ.| ヽ i
    |  \/゙(__)\,|  i |
    >   ヽ. ハ  |   ||







211 ◆0Vub1lBxrs:2009/09/21(月) 16:57:53 ID:19E3MqvM

┌──────────────────────────────┐
│学生時代のやる夫は俺と、他に数人と友達がいるかいないかの、    │
│ちょっと友好関係が寂しい奴だった。                      │
└──────────────────────────────┘
【回想開始】

.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;

   / ̄ ̄\
 /   _ノ  \<お前、学校に何しに行ってる?
 |    ( ●)(●)                  うーん、勉強かお?>____
. |     (__人__)<友達とだべったりしないの?            /― ― \
  |     ` ⌒´ノ                   たまにするお>/(●)  (●) \
.  |         }<正直楽しい?                  /   (__人__)     \
.  ヽ        }                    うん・・・?> |    ` ⌒´      |
   ヽ     ノ                              \           /
   .>    <                                 /         \
   |     |                              │           │
    |     |
            「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」」







212 ◆0Vub1lBxrs:2009/09/21(月) 16:58:48 ID:19E3MqvM

┌────────────────────────┐
│翻って俺は、学生時代同性異性問わず、         ....│
│ぱっと思い出せる限りで10人以上は友人もいたし、     .│
└────────────────────────┘

       ___               / ̄ ̄\            ,.f"ミミヾ、
      /     \            /   へ  \         f";;;;ノ^〃=ミミ;、、
    /   ⌒  ⌒\          |    ( ●)(●)       ノ彡リノ/   中 \
   /   ( ●)  (●)\      .   |      |  )       |リ||リ/  ─   ─ \
   |       ___´___   |          |     __´___ノ       (川/    (●) (●) \
   ヽ、    `ー '´  /         .l^l^ln  `ー'´}        ||ト|     /_人_\   |
                      .   ヽ   L     }        iリ\   §` ⌒´§ ,/
                          ゝ  ノ   ノ

  NVVVVVVV\                  -‐ '´ ̄ ̄`ヽ、           ,.⌒ヽ      γ⌒ ヽ
  \        \                /::::::::::、::::::::::::::/   て      〈● ノ\   /\ ●〉
  <         `ヽ、            ∠/::::::::/'´ ̄ ̄``   ヽ       ヽ彡'  ヽ /   ヾ_ノ
  </ /"" \ .ノヽ. \           ノ//::::/ _ノ  .ヽ、ヽ  |       )    Y    (
   //, '〆     )  \ ヽ          イ /: :从 (●)(●) レレ|      /γ⌒     ⌒ヽ\
  〃 {_{    ノ    ─ │i|   .        |ハ |  (__人__) ./ノ      /  |         |  ヽ
  レ!小§  (●)  (●) | イ━            イ|   ` ⌒´  ノ        |   ヽ__人__ノ   |
   レ §   (__人__)  |ノ ┃┃            ヽ  ._   .}        \     `ー'´     /
  /   ゜。  `ー'´ 。゜ ∩ノ ⊃            ヽ_/ } . ノ
  (受\  ∞   ∞  /_ノ              /、 〈  く
.  \ “  _∞∞_ノ∞/              ハ ヽ Y`ー.、i
    \。____  /               { ヽ_ゾノ-‐1
                               `¨´┬' . |

   _____            ____               ____                 -‐ '´ ̄ ̄`ヽ、
 /        \        /_) (_\            /      \               / /" `ヽ ヽ  \
/    /   \   ヽ     / 【●】| |【●】 \        /         \          //, '/     ヽハ  、 ヽ
|       /ヽ    |    /    ._| |_,     \      /   (●) (●)  \         〃 {_{ ⌒   ⌒ リ| l │ i|
|      / ̄丶   .|    |     \/      |     |   (トェェェェェェェェイ)   |        レ!小l( ●) (●)从 |、i|
/     ∩ノ ⊃  /    \     -==-      /     \  \ェェェェェ/   /         レ⊂⊃ 、_,、_, ⊂⊃ |ノ
(  \ / _ノ |  |                                                ヽ、  ゝ._)   j /
.\ “  /__|  |                                                ヘ,、 __, イ
  \ /___ /                                              r ヽヽ::::::|ヽ`ー'´,1ー:::::ヽ、
                                                         {  V:::::::::∨yヽ/::::::::::/,1







213 ◆0Vub1lBxrs:2009/09/21(月) 16:59:25 ID:19E3MqvM

┌───────────────────────────┐
│女の子と一回ぐらいは素敵なお付き合いもしたことがある。  ......│
└───────────────────────────┘

               |\_  ̄ト、ー―-、
         _____> \| L___|
         >_____    ___ <
        l/        ヽ /    \!ゝ
       /      /ミヽ Vr勿\   \ヾ
     //  >-―┴┴- ∠.:\lVVV\\
    ∠/  /            ヽ   ゝ 》
    /:/: . : /: . : . : . : . : . : . : . : . : . : .. :ヽ: . :}: | ノ
   /:/|: . /: . : . : . : . :/: . : . : . : . :  .   ',:.:| :∧
   |/ :|: /: . : .:/: . : . ハ:: . : . : . : . : . :  .  ', |'  |
    j:/!: . : .,': . : .:/: .|: . : .// /レ'|i ト、|: . N  l
     ハl   l i.〃  __\ |. , _´_ \ヽ l i |.| l l|
     ヽ!  ハ 〃_,r==ミ ヽ!  r==、 ∠ l l !.| l |
      i Y/   Y               / 》 ///i | |
       | l !  .ハ ´´   _ '_  ´´ イ/ ./レ'| ト、|
      ハ~、ゝ>.、  Y  ソ   ∠//レヘ トヽハノ
        レk レ  `>.- _ 一´ム ム/r
           ,/ ̄`> -- ' _ ´ム ム/  、
          /l ヽ` \ー 、.   イf´┐Y  ヽ
        /  \ \i> ー ´く 、`ヽ  }   }
       /  / ̄/7へ、 : : : : : v〉   ノ   i
     . /   .{    ^、} : : : : :/    //   !
      ./   f::.\    ヽ : : :」ー―‐く/    |


      (ヽ三/) ))
       ( i)))
   / ̄ ̄\ \
 /   _ノ  \ )
 |    ( >)(<)
. |  ///(__人__)
  |     ` ⌒´ノ
.  |         }
.  ヽ        }
   ヽ     ノ
⊂ヽ γ    く
i !l ノ ノ    |
⊂cノ´|     |

┌───────────────────────────────┐
│リア充とは言えないまでも、まあ人間関係に不自由しない環境だった。    │
└───────────────────────────────┘







214 ◆0Vub1lBxrs:2009/09/21(月) 17:00:22 ID:19E3MqvM

┌─────────────────────────────────────┐
│ところが、俺は学生時代、おぼろげながらもつながりのあった出版業界を志したが、    │
│突然の不況と折からの出版不況に見舞われ結局内定はもらえなかった。          .│
└─────────────────────────────────────┘

      __
    .,/,-、  \
  / ノ:/ ノfヽ.. \
  | /:/ /...| |  |    あれほど「見込みがあるね」
  l レ ./..ノ .,''´} i    って言ってもらえたのに・・・。
  l   ' ´ .〃 / |
  ヽ.     . 〈 .ノ    何が悪かったんだろ?
    \.,_  ._ノ /
     /  /  ヽ
    ./  /   |
    i ./  .  |







215 ◆0Vub1lBxrs:2009/09/21(月) 17:01:25 ID:19E3MqvM

       ____
    /     \
   /  ─    ─\
 /    (●) (●) \   やる夫のとりえはそれしかないから、
 |       (__人__)    |   アニメ関係に本気を出すお。
 \     ` ⌒´   /
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノ゙-、.
:   |  '; \_____ ノ.| ヽ i
    |  \/゙(__)\,|  i |
    >   ヽ. ハ  |   ||

┌──────────────────────────────────────┐
│やる夫の奴は、「自らの身の丈にあった仕事をするお」といって、自らの興味があった   ....│
│アニメ商品を取り扱っているような会社を回って、あわよく第一志望に入社した。        .│
└──────────────────────────────────────┘

             ____
           /⌒  ⌒\
         ⊂。(゚>) (<゚)。つ      内定キター!
      ⊂ /::::::⌒(__人__)⌒::::: \ つ   泣くほど嬉しいお!
     ⊂  |    /| | | | |     |  つ
        \  (、`ー―'´,    /
         ( ヽ  _____ ././
         \ \|  .,  レ゛/
           .\旨EX ξン┐







216 ◆0Vub1lBxrs:2009/09/21(月) 17:02:27 ID:19E3MqvM

┌─────────────────┐
│友人として、共に喜んではやった、    │
└─────────────────┘

         / ̄ ̄\
       /   _ノ  \
       |    ( ⌒)(⌒)
          |     (__人__)   それは良かっただろ!
        |      ` ⌒´ノ
          ,|         }
       / ヽ       }
     く  く ヽ     ノ
       \ `'     く
        ヽ、      |
            |       |

┌───────────────────────┐
│しかし、心底では嫉妬心が無かったわけでもない。   │
└───────────────────────┘

l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|
    __
   /  . \
 /._ノ三ニヽ、\    (なんでこんな奴を取ったんだ・・・、
 |  (⑪)(⑪) .|   きっとろくでもない会社に違いないだろJK!)
. |  (__人__).. |「rー__ヽヽ
  |   ` ⌒    |  .\  \┌ーz__ ┐7
.  ヽ      , ィ==‐、/ / ̄ ̄乙/ /
   ヽ    ノ⌒) ∨/  / ̄ ̄/|
   /   (_ ̄__/ ̄`く._ __∠ -┘」
   |     /〃 \   '"  \    -┘
    |    ./¨\    \,_ ``ヾ}
     . 人''" \  、__ ` 、_/ ノノ
      〈 " \ __.ヽ ヾ、._,)'´
    /,ハ.  ヽ.  、__`ン{ 〃
   く / ∧ !、_  `'_,/

l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|

┌────────┐
│そうも思った。  ....│
└────────┘







217 ◆0Vub1lBxrs:2009/09/21(月) 17:03:20 ID:19E3MqvM

┌─────────────┐
│しかし、やる夫は違った。  ......│
└─────────────┘

==  ̄―― ̄ ̄___ ̄―===━
__―_____ ̄ ̄ ̄ ̄‐―   ―
        / \    / \ +
      /   (●)  (●)  \キリッ!
      |      (__人__)     |
      \     ` ⌒´   ,/
__―_____ ̄ ̄ ̄ ̄‐― ̄ ̄―
==  ̄―― ̄ ̄___ ̄―===━

┌──────────────────────────────────┐
│オタクにうける様な企画をどんどん生み出し、成功させ、               ...│
│ついには同期の稼ぎ頭、業界でもちょっとは名の通った存在になっていた。    .│
└──────────────────────────────────┘

        _____
  _ _(_) / ⌒  ⌒ \      よし!今度の夏は
 l_j_j_j^⊃(●)  (●) ヽ     「ドキッ!丸ごと水着!アイドル声優
  ヽ / ::⌒(__人__)⌒::: | (_) _   だらけの水泳大会」の企画を通すお!
   | |     |rt- j   ⊂_ l_j_j_j
   | ヽ    `ー '   /__ ノ ̄
  /  `ー――― ' ノ
  |        /ー'
  ヽ       /
  / _\ \_ノ
  U (⌒ _ノ







218 ◆0Vub1lBxrs:2009/09/21(月) 17:04:23 ID:19E3MqvM

         __Ω___
       /|;;;;;;;;;;;;;;;;|\
       |__|;;;;;;;;;;;;;;;;;|__|___
      / (⌒)  (⌒) \
    /:: ⌒Y__人__Y⌒::\
     |       `Y⌒y'´    |    オ~イエース!!
      \       ゙ー ′  ,/    水着サイコ~!
      /⌒ヽ   ー‐    ィヽ
      / rー'ゝ       〆ヽ
    /,ノヾ ,>      ヾ_ノ,|
    | ヽ〆        |´ |

┌────────────────────────────────┐
│最近ではアイドル声優やアニメ監督などと食事に行くこともあるという。    .│
└────────────────────────────────┘

        _」ヽ  /|
       /   ゙V´∠イz‐ 、_
     /  , ヘ,_/ ヽヽヽマ´
     //  // ^´  ̄ `^`ヽ\ ゝ
   _,//  〃  ,  ,     、 \ヽ、
   ,ノイ| l/  //,ハ|  .l | .,ハ,l   lハ|`
    小|   l/ .⌒   |,| ⌒ | l |
    ■□■□■□■□■□■□
    ノハ小  l〃  (__人__)..l,/    アイドル声優でーす!
      //ヽゝ  n.lr┬|n ,イi     「ただの人間には興味がありません!」
        |!〃lヽ>l ^)ー(^|_ リ
          γ::::lヽlムレl:::ヽ
          l:::::,l::::|∞|::::!::::l
         ヽ::::;ノ  ゝ;:::ノ
         ノ   ,   , 八
          /   /  ハ   ヽ

         / ̄ ̄\
       / ヽ、. _ノ \
      □■□■□■□■
      □■□■□■□■  アニメ監督です。
          |   ` ⌒´  |    「ハ○オなんか死んじゃえば
        |        }     いいのよっ!」
        ヽ       }
        人_____ノ"⌒ヽ
      /           \
     /            へ  \







219 ◆0Vub1lBxrs:2009/09/21(月) 17:05:21 ID:19E3MqvM

┌───────────────────────────────────┐
│俺は、どうか。物書きとしてやっていける自信は、卒業前後には確かにあった。   ..│
└───────────────────────────────────┘

    /  ̄ ̄\
  /      ノ ヽ
  |::::::     (● )
.  |:::::::::::   (__人)   俺だって・・・、やってやるだろ!
   |::::::::::::::   ⌒ノ
.   |::::::::::::::    }
.   ヽ::::::::::::::    }
    ヽ::::::::::  ノ
    /:::::::::::: く
    |::::::::::::::  |
     |:::::::::::::::| |

┌─────────────────────────────────────┐
│だから、最初の一年は、知り合いのフリーライターの師匠格の人にくっついて仕事を   ..│
│していた。                                                .│
└─────────────────────────────────────┘

       __,  -ー-  、__
       (_,'       ',_)
       l ●   ● l    俺がベテランライターだクマー。
       i  (_ ● _)   i
       ノ         ',
      /,, -ー 、  , -‐ 、
     (   , -‐ '"     )
      `;ー" ` ー- -ー;'"
      l          l
      |          |
      i          i
      ',     i!     ,'
       ',    i!     ,'
       ',    i!    ,'
        ',   i!   ,'
       (_⌒,,,,ノヽ,,,,⌒)







220 ◆0Vub1lBxrs:2009/09/21(月) 17:06:21 ID:19E3MqvM

┌──────────────────────────────────────┐
│その時は、飲み込みは良いと褒められ、卒業から丸一年たった頃には単独で初仕事を    │
│もらった。                                                .....│
└──────────────────────────────────────┘

            ∩_
           〈〈〈 ヽ
          〈⊃  }
   ∩___∩  |   |
   | ノ      ヽ !   !
  /  ●   ● |  /   君ならこの仕事できるクマー!
  |    ( _●_)  ミ/    やってみるクマ!!
 彡、   |∪|  /
/ __  ヽノ /
(___)   /


         / ̄ ̄\
       /   _ノ  \
       |    ( ⌒)(⌒)
          |     (__人__)   ありがとうございます!
        |      ` ⌒´ノ
          ,|         }
       / ヽ       }
     く  く ヽ     ノ
       \ `'     く
        ヽ、      |
            |       |







221 ◆0Vub1lBxrs:2009/09/21(月) 17:07:21 ID:19E3MqvM

┌──────────────────────────────────────┐
│しかし、よかったのはそこまで、後は小さな仕事を月に一つか二つもらえれば御の字。  ......│
│ついにはシノギの方が長く続いている始末だ。                            │
└──────────────────────────────────────┘

    / ̄ ̄\
   / ヽ、_    \
  (●)(● )    |
  (__人__)゚o    │    また今日もヤ○パン工場で働く
   (,`⌒ ´      |    作業が始まるだろ・・・。
  . {        |
    {        ..:/
    ` ー     \
    /    _    l
   /  ̄`Y´   ヾ;/  |
  ,|    |    |´  ハ
  |    |    |-‐'i′l
  |__ |   _|   7'′
 (   (  ̄ノ `ー-'′

.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;
【回想終了】







222 ◆0Vub1lBxrs:2009/09/21(月) 17:08:26 ID:19E3MqvM

┌──────────────────────────────┐
│やる夫と飲んだとき、俺は昔の話に花を咲かせようと考えていた、    │
└──────────────────────────────┘

   / ̄ ̄\
 /     _ノ \
 |      ( ●))
. |       (__ノ_)
  |       `⌒ノ
.  |         }
.  ヽ        }
   ヽ     ノ
   .>    <
   |     |
    |     |

┌─────────────────────┐
│しかし、話の主導権を握ったのはやる夫だ。     │
└─────────────────────┘

                  ,ヘ
      ____      / /
     /\  /\   / /
   /( ⌒)  (⌒)\/  /
  / :::::⌒(__人__)⌒:::::\ /
  |     |r┬-|       |
  \     ` ー'´     /
  /          \
 /             \
/  /\           ヽ
 /   \          ノ
U      ヽ        ノ







223 ◆0Vub1lBxrs:2009/09/21(月) 17:09:27 ID:19E3MqvM

┌─────────────────────────────────┐
│奴は、学生時代の話にあまり触れようとはしなかった。そのかわり、      .....│
│今度考えている企画の話やら、成功させた企画の今後の展開について、     .│
│朗らかに、目を輝かせ語りまくった。                          .│
└─────────────────────────────────┘

  \  /
    X
  / ∩
/ ( ⊂)     ____
   | |.    /⌒  ⌒\
   トニィ'  /( ●) (● ) \      今度は○○○の時代がくるから
   |   / :::⌒(__人__)⌒::::: \    やる夫たちはこれをプッシュするんだお!
   \  |     |r┬-|      |
    \\_  `ー'´    _/
       ン ゝ ''''''/>ー、_
      / イ( /  /   \
      /  | Y  |  / 入  \
      (   | :、 |  / /  ヽ、 l
       j  | :   | / ィ    |  |
      くV ヽヘ_ ヽ  \  仁 」
        ー 〕   \  〉(⌒ノ







224 ◆0Vub1lBxrs:2009/09/21(月) 17:10:30 ID:19E3MqvM

┌──────────────────────────────────┐
│かつて、友達が少なかったぐらいだから、やる夫は明らかに話し下手だった。   │
└──────────────────────────────────┘

.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;

           ____
         /      \
        / ─    ─ \
      /   (●)  (●)  \    ・・・・・・。
      |      (__人__)     |
      \     ` ⌒´   ,/
      /     ー‐    \

.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;

┌─────────────────────────────────────┐
│だが、今は違う。話し方はずいぶん明るいし、自分の身の回りのことばかり語るが、  ......│
│決して自分本位ではなく、俺が意見すると率直に聞き入れていた。               │
└─────────────────────────────────────┘

       ., ──‐、
      /     \
.     .|     _ノ  ヽ          そこはホラ、これこれ
     |     ( ●) (●)         こうしたほうが良いんじゃないか?
     |       (__人__) , -―ーっ   JK。
      |     ` ⌒´ノ ( ゝ彡 ̄
.      ン         } ゙| ̄'|
    /⌒ヽ、     ノ  .|,  |
__/   ノ \_ィ ´ー‐ィ'   ∫
| |  /   /    r_____ ∬
| | /   /      |i    ┌‐┐
| | ( 〆⌒'──r─≒、.((|   |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄└‐┘ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


           *  _______
    / ̄|  +   /         ヽ   +
    | ::|    /⌒       ⌒   \
    | ::|x  / ( ●)    ( ●)   |  .人   ありがとう!
  ,―    \   | ::::::⌒(__人__)⌒:::::     |  `Y´  いただきだお!
 | ___)  ::| .!     l/ニニ|      /
 | ___)  ::|+ヽ    `ー‐'      /     十
 | ___)  ::|   .>          \
 ヽ__)_/   /                 \







225 ◆0Vub1lBxrs:2009/09/21(月) 17:11:51 ID:19E3MqvM

┌──────────────────────────────────┐
│その内容は希望に満ち溢れ、なおかつ俺の知的好奇心をも揺さぶるような、    │
│はっきり言って興味深いものだった。                           .│
└──────────────────────────────────┘

              ――――――― 、
           /              \
          /                \
        X            / `          \
         / ゞ _丿   ゝ_ノ              ヽ   男の声優で××と●●って
      / /:::ヽ ヽ    / /:::ヽ   ヽ           i   いるお?あいつらゲイだお。
      ゝゝ- ' ノ   ゝゝ‐ '  ノ            |
      |. / / /  人   ヽ  / / /           |
      |/ / /ゝ _ノ ゝ __ノ / / /         l
  ./^Y^Yヽ      )      )              ノ
 /^ヽ |  ! ヽ._  /     /    ____   ゝ
 {  | `ヽ `ヽ `i ` ー―´   ´           `    ヽ
 ヽ  `ヽ }  }  } ー┬―‐/            ヾ   i
  `i   | ヽ ヽ ハ   l   l              l  |
   {          〉   |   |               |   |


   / ̄ ̄\
 /   _ノ  \
 |    ( ○)(○)
. |  U  (__人__)   マジで?
  |     |r┬-|
.  | ι   `ー'´}
.  ヽ     u  }
   ヽ     ノ
   /    く  \
   |     \   \
    |    |ヽ、二⌒)、







226 ◆0Vub1lBxrs:2009/09/21(月) 17:12:50 ID:19E3MqvM

┌───────────────────────────────────────┐
│俺はどうか、今の自分に自信はない、だから過去の話で茶をにごらせようと姑息なことを    .│
│考えていた。もうこの時点で自らの敗北を認めざるを得なかった。                 .│
└───────────────────────────────────────┘

                / ̄ ̄ ̄\
          /     :::::::::.ヽ
          /    :::::::::::::::::::: 〉
          |    ::::::::::::::::::/
          |     ::::::::::::::::::::l   (アイツですら変わったんだな・・・)
          |   ::::::::::::::::::/
           \__  :::::::::く
.            ,イ   :::::::::ヽ
           / `   :::::::::::}
            ,' :::j  .:::::::::/
         ,-´ :::ノ  .:::::::::{
       (,. - ―.i_   ::::::::::i
          /      ::::::::::: }
.        l,. ----ゝ.ー―一´ー--.._
     _ _」.   `l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄!
    {._  |    | 厂 ̄ ̄l ̄ ̄| |
.     `¨゙l____」__j    ∟..___|__j

┌─────────────────┐
│そう考えると、自らを大いに恥じた。   .│
└─────────────────┘







227 ◆0Vub1lBxrs:2009/09/21(月) 17:13:24 ID:19E3MqvM

┌────────────────────────────────────┐
│さて、家を出る前、家族から小言を言われたこともあり、随分自らを悲観していた。    │
└────────────────────────────────────┘

     ,. -‐―――‐-、
    γ::::::::::::::::母::::::::::::ヽ
   /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ    
  γ:::::::::人::::人::人::::人::::::::ヽ   アンタね、夢を追うのもいいけど、
  (:::::::::/ \    / \:::::::)   そろそろお父さんだって定年近いんだからね!
  \:/  (●)  (●)  \ノ   さっさと何でもいいから定職に付きなさい!定職に
   |     (__人__)'    |  
   \     `⌒´     /   そもそも、アンタにいくら学費かけたと思ってるの云々・・・


       , -――-、
     /      \
    /::::::::::::::     ヽ
   /::::::::::::::::::     ヽ    わかってるよ・・・母さん。
   |::::::::::::::::::::::    /     (このまま何にもなれず終ってしまうのか・・・)
   .|          /
    \        /







228 ◆0Vub1lBxrs:2009/09/21(月) 17:14:21 ID:19E3MqvM

    / ̄ ̄\
   / ヽ、_    \
  (●)(● )    |
  (__人__)゚o    │    (このまま今すぐゆるやかに死にたい)
   (,`⌒ ´      |
  . {        |
    {        ..:/
    ` ー     \
    /    _    l
   /  ̄`Y´   ヾ;/  |
  ,|    |    |´  ハ
  |    |    |-‐'i′l
  |__ |   _|   7'′
 (   (  ̄ノ `ー-'′

┌────────┐
│そうも思った。  ....│
└────────┘







229 ◆0Vub1lBxrs:2009/09/21(月) 17:15:20 ID:19E3MqvM

┌─────────────────┐
│そこに来客が来た、やらない子だ。   ..│
└─────────────────┘

    , ⌒ハ           ハ⌒ 、
    j:::::::::ヽ ,ヘ^ ⌒ Y ⌒ヽ/ .::::::::i
   ノ:::::::::j(ノ ..::::....::::..:::: ::. .ヾ)':::::::::::i
   ル:::::リγ::..:::::..:::...ヘ、: : : :: ノy:::::::リ
    Yyノ ノ :ノ...:ノ ノ  ヽ ::::::) ルリノ
      リ::::::( ( ●) (●::(     お邪魔しますよ?
.      ハ::::ハ  ,,  r‐ァ リ) )
       ) ) )、    ̄ノくハ(
      (,(.( ' ヘ   い ノ:::))
      ノ/)`   ヾ ソ ̄(( 、
       ,'   ノ    Y    Y
       l: ( ......    .....  i
       lヾ. .. ::::::::   ::::: .ノ

┌─────────────────────────────┐
│彼女も俺の幼馴染で、高校から進路を完全に隔てたが、        │
│家が近所同士ということもあり、特に母親同士が仲がよかった。   ...│
└─────────────────────────────┘

        / ̄ ̄\
      /   _ノ  \
      |    ( ●)(●)     /
.      |     (__人__)     |   r― ああ、そっちのおふくろさんも
       |     ` ⌒´ノ     r'  _ノ   元気?
.        |         }       |   l
.       ヽ        }     ) ノ
     /ノヘヽ     ノミヽ  丿 (
    片、 i | ヽ/ヽrフ |´ l/.| / _ノ
    }: `l   ト^ー┘ハj .丿 |,ッ´
.    ハ      ヽ   〉  r-//
   /.: ヽ iミヽ   ハ  {二. ヽ
   人-、 ∧::.     |.   ト- /iァ
.  〈_ン>_ }〈:::     く  介、_ノ!
  }:./-ィ.V ‐'     /   弋_ン

┌──────────────────────┐
│そんなんだから、時折顔を合わせることもある。   .│
└──────────────────────┘







230 ◆0Vub1lBxrs:2009/09/21(月) 17:16:41 ID:19E3MqvM

┌────────────────────────────────────────┐
│実は、かつて彼女に恋焦がれていた時期もあった、しかし、彼女はそれなりに人気もあり、    │
│とても仲のよい男友達(少なくともそう信じたい)がいた。そういうわけで、俺は彼女の       ....│
│「ただのお友達」でしかなかった。                                       .│
└────────────────────────────────────────┘


.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;

      ____         
     /  : : : : \        ,-‐-、           ,rー-、   
   /   : : : : : : : \      j::::::::::.ヽ ,ヘ^ ⌒ Y ⌒ヽ/ .:::::::.i
  /    : : : : : : : : : : \    ,ノ::::::::::j(ノ ..::::....::::..:::: ::. .ヾ)':::::::::.i
  |     : : : : : : : : : : : : |    ル:::::リγ::..:::::..::..::..::..:: : : :: ノy:::::リ rつ
  \      : : : : : : : : : /     Yyノ ノ :..::..::..::..::..::..::..::..::.ノ   (  )
                       リ:..::..:..::..:..::..:..::..:..::.(  / /
                        ハ::::..::..:..::..:..::..:..::..:)/ /
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                        /),).),).),).)(,(.(,.(,(.(y 'i
                        (,(.(,(.(,(.(,(.,).),.),).) i


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:::::::::\ \    |
:::::::::::::::\ィン、__)、
::::::::::::::::.|     ij ,ノ

.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;







231 ◆0Vub1lBxrs:2009/09/21(月) 17:18:12 ID:19E3MqvM

┌─────────────────────────────────────┐
│彼女は、教育大学に進んだ後、念願の教師になった。中学以来からの念願である。    │
│彼女もまた、俺以上に安定した進路に進んでいた。                        │
└─────────────────────────────────────┘

   , ⌒ハ           ハ⌒ 、
   j:::::::::ヽ ,ヘ^ ⌒ Y ⌒ヽ/ .::::::::i
  ノ:::::::::j(ノ ..::::....::::..:::: ::. .ヾ)':::::::::::i
  ル:::::リγ::..:::::..:::...ヘ、: : : :: ノy:::::::リ
   Yyノ ノ :ノ...:ノ ノ  ヽ ::::::) ルリノ
     リ::::::( ( ー) (ー::(      はい、ここ重要ですからね!
.     ハ::::ハ  ,,  r‐ァ リ) )     しっかり覚えましょう!
      ) ) )、    ̄ノくハ(
     rく、\` ヽ二コ:千:|K、′
     |:..:ヽヽ\: :Yニ|: :!:/j!:.l
     ト:..:..:.\ヽ\!r|┴=ミ!r ァ7
    |!::.:..:.ヽ\ヽ|!    /7 /
     j::.l::..:..:.⌒ーァ⌒}   / / /^}
     |::.:.\::..::.::.::>ー'―-L∠_¨´


┌───────────────────────┐
│だから、俺は余計に自分自身へ負い目を感じる。  ......│
└───────────────────────┘







232 ◆0Vub1lBxrs:2009/09/21(月) 17:19:21 ID:19E3MqvM

┌───────────────────────────────────┐
│そんな彼女が家に来た。たまたま手が空いていたのが俺だけだったので、顔を    │
│またあわせることになった。                                  .│
└───────────────────────────────────┘

       /⌒ヽ_ /ヽ      __       /:.:.ヽ __
        |:.:.:.:.:.:./:.:.:./〉-‐:.:.:- ´:.:.:.:.:.:.:.:.`ヽ、   _/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
       !:.:.:.:.:/:.// ̄`:.:.:.:.:.ヘ:.:.:.:´ ̄:.:.`:.:ヽ/l ',: :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.!
       l:.:.:.:.:.:〈 ,.':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.| ', ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
.         |/: : :.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ハ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`ヽ_\ >:.:.:.:.:.:.:.:.:!
.      /:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./ !: :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!:.:.|:\:.:.:.:.:.:.:.:.',
.      .:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:/:.:.:.〃  .l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\:.:.:.:.:.:.:|: :.l:.:.:.:\:.:.:.:.:.:.',
.       i:.:.: :イ:.:.:.:.:.:.:l: : /!!   ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.:ヽ:.',:.: : :.:.\: :.:.:ヽ
..     l:.:./: !: : :.:.:.:.|: ,' .|!     \:.:.:ヽ: :.:.|: !',.:.:.:i:.:.',:ヽ:.:.:.:.:.:.:\:.:.:.\
..     !:.: :./!:.:.:.:.:.:/!:.!.斗‐-    ヽ:斗‐メ!:.! l: :/:.!:.l:.:.:.\: : :.:.:.:ヽ.:.:.:.:',
       l:.:.:/ .!i\:./:.ヽ! ─      ヽ!:/ j/ !/!:.:!/:.:.:.:./ \:.:.:.:.:.:',:.:.:.:',\
       |: ,'  il  `i:.:.:.:!.「巴牙      了疋リ ,':/:.:|: :.:.:./ .  \:.:.:.:',:.:.:.:!  ヽ
      i:.   !i   |:.:.ヽ_ ゞ-'      ゞ-'  /:/ノ/: : :.:.',     ヽ:.:.i: :./   )
..     l:!       |:.:.:|:八""    ,     "" /:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ     )//
        ヽ     !ヽ:!:.:.:.\   r ‐ ァ  ./!: :.l:.:.:.:.:.:.:.:\:.',\  .〃´
              ,'.: :.:`: :.:.:.:.ヽ      イ  j:.:.:.:!ヽ、:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:ヽ    やらない夫くん、元気?
              ,':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.` i ´    ,':.:.:.:.|  `ヽl:.:.:.:',: :.:.::.
.     /)')')   i::ハ:.:ト、:.:.:.:.:.://       /:.:.:.:./    // i:.:.:.:.:i
.    /').///    |::! i:.! .ヽ:./ ./      , ':.:.:./     ' . / ./:.:.:.:.,'
   /.////, 、   !:| .i:|  /  ,'     / //         //:.イ:.:./ `ヽ、
.  /.///// /       i   j    / 〃      ////:/   _ 二二ニニ=
 /   ./ /       ハ  _|   _ /        /  ' _ -‐   ̄ヽ
 |  ',   ノ         i .ヽ|` ̄ /       /  /´ -‐   ̄  ',
 |   ! /          .!  i /       ィ  /´ ̄ ̄`ヽ、 ̄ ̄ ̄ .',
 j    i__ _   .     ,'   〈_  -‐  ´   /  __    \──‐ .',
. 「` ー - ‐' !_       i   ヽ/           //    `ヽ .  ', -─  ',
. ゝ        `ヽ、   !            /´        ',   i     ',
. i            `ヽ、ヽ            /          ',  |  -‐ .i
 ヽ              \       /               ', /   _ /、
   \                `ヽ     !  l        /ヽ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    ヽ              ',      |  !  !  !  /







233 ◆0Vub1lBxrs:2009/09/21(月) 17:20:22 ID:19E3MqvM

        /´ ̄ ̄  ̄ ̄`\.
      /: : : :          \
     /: : : : :           '.,
     |: : : :                 :|
     | : :u : : : : : .,           :|
     |:: : : :_ ノ゛,, ;、、、 '"ヽ_  :|
     |::::;;;(  ●) ノヽ ( ● ) ;;:::|    ああ、なんとかね・・・。
     |: : : ´"''",        "''"´ :l
      ',: : . . (    j    )   ./
   _/二L___: :.`ー-‐´`ー-‐′ /ハー、__
 /: : r':| r' ̄二ユ         ./ : ',: :: :: :\__
 : : : : | .| | /  ) `)        ./| : :.ヘ: :: :: :: :: :: :\__
 : : : : |.ノ. ノ /  ⌒ヽ_    /. |: : : :ヘ: :: :: : : : : : : : .ハ
 : :: :: :\         ヽ- ´   .|: :、 : : \: :: :: : .i i: :/: ::ヘ
 : :: :: : l: `ー┬-、      ト、.  /: :: :\/: : : : {. レ /: :: : ヘ
  : : ┐|: :: :: :: :\)  7 ./iii入/|: :: :: :: :\: :: :: :V /: :: :: :: :}
 : : イ .|__/ ,へ/⌒\ ./iiii〈   /! : : : : : ::/: :: :: : V: :: :,イ: : :!
 イノ : : / /: :: :\_  ̄\ii}  |: :: :: :: :/----: : .| /ノ: :: :|

┌──────────┐
│覇気無く答えた。    .│
└──────────┘







234 ◆0Vub1lBxrs:2009/09/21(月) 17:21:25 ID:19E3MqvM

    , ⌒ハ           ハ⌒ 、
    j:::::::::ヽ ,ヘ^ ⌒ Y ⌒ヽ/ .::::::::i
   ノ:::::::::j(ノ ..::::....::::..:::: ::. .ヾ)':::::::::::i
   ル:::::リγ::..:::::..:::...ヘ、: : : :: ノy:::::::リ
    Yyノ ノ :ノ...:ノ ノ  ヽ ::::::) ルリノ  そう・・・、
      リ::::::( ( ⌒) (⌒::(      家の母がね、やらない夫くんにお年玉だって、
.      ハ::::ハ  ,,  r‐ァ リ) )     いつも貴方のお母さんにお世話になっているお礼だって。
       ) ) )、    ̄ノくハ(
      (,(.( ' ヘ   い ノ:::))
      ノ/)`   ヾ ソ ̄(( 、
       ,'   ノ    Y    Y
       l: ( ......    .....  i
       lヾ. .. ::::::::   ::::: .ノ


   / ̄ ̄\
 /   _ノ  \
 |    ( ー)(ー)   ・・・恐縮だろ。
. |     (__人__)
  |     ` ⌒´ノ
.  |       nl^l^l
.  ヽ      |   ノ
   ヽ    ヽ く
   /     ヽ \

┌────────────────────────┐
│とりあえず、受け取った。物は夏向けの浴衣だった。  .....│
└────────────────────────┘

  /V/\
  / //  丶
 || ̄ ̄| |
 |丶―-/ |
 丶/   L_ノ
  ||    |
  ||    |
  ||    |
  ||    |
  ||__ |







235 ◆0Vub1lBxrs:2009/09/21(月) 17:22:38 ID:19E3MqvM

┌─────────────────────────────────────────┐
│俺には、金がない。だから、節約するために夏はパンツとシャツだけで部屋にいることが多い。    │
└─────────────────────────────────────────┘

      / ̄ ̄\
    /   _ノ  \
    |    ( ●)(●)   誰がなんと言おうとパンツとシャツです。
.    |     (__人__)
     |     ` ⌒´ノ
.     |         }
.     ヽ        }
      ヽ     ノ.
    /〃彡三三彡ヽ
    /〃 ヽヽ三彡彳ヽ
   / |  lヽヽー‐ヘヽ |
   /  |   | } ヽ、 l  ハ|
  /  |   |{   ヽ}/  }
  ヽ  |  | ヽ、__∠_ノ|
   } | |.  | ̄  /{  | |
   リ | |  |  / ヽ | |
   | ||  l  l     / |
   | || | l  l  。  / /
.  | || {三ミニ^=≦〈
  | l|| {三ミミ三彡彡{

┌────────────────────────────────┐
│前の夏、たまたま尋ねてきたおふくろにその格好を見られ、嘆かせた。    │
└────────────────────────────────┘

     ,. -‐―――‐-、
    γ::::::::::::::::母::::::::::::ヽ
   /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
  γ:::::::::人::::人::人::::人::::::::ヽ
  (:::::::::/  _ノ  ヽ、_  \:::::::)
  \:/  o゚⌒   ⌒゚o  \ノ アンタ、何か着るものないの?
   |     (__人__)'    |
   \     `⌒´     /


                       / ̄ ̄\
                      / ヽ、_   \
                    . ( (● )    |
                    . (人__)      |   そうだなぁ、
                    r-ヽ         |   せめて、浴衣があればなぁ。
                    (三) |        |
                    > ノ       /
                   /  / ヽ     /
                  /  / へ>    <
                  |___ヽ  \/  )
                      |\   /|
                      |  \_/ |

┌────────┐
│そう答えた。     .│
└────────┘







236 ◆0Vub1lBxrs:2009/09/21(月) 17:23:39 ID:19E3MqvM

┌──────────────────────┐
│そのちょっとした念願が、冬に叶ってしまった。   ....│
└──────────────────────┘

            / ̄ ̄\
          / _ノ  ヽ、_\
          .|  (●)(●)  |
          |  (__人__)  |   これは夏まで死ねないな
          っ   `⌒´   |
         / ミ)       /
        / ノヽ      /
        | |/      ヽ
        |  | /|     | |

┌────────┐
│そう思った。    .│
└────────┘







237 ◆0Vub1lBxrs:2009/09/21(月) 17:24:56 ID:19E3MqvM

┌──────────────────┐
│年明けから。俺はパン工場で働いた。   .│
└──────────────────┘

:::::::;:::;:::::::   :::::::::::::;:;:;:;::::::::;:::;::::::::::::::::::::;:;:;:;::::::::;:::;::::::::::::::::::::;:;:;:;::::   ::::;:::;::::::::::::::::::::;:;:;:;::::::::;:::;::::::::::::::::::::;:;:;:;:
:::  ::: :;:::;::::::::: :::::: :::::;:;:;: ;::::::::;:: :;:::::  :::::::::: :::::;:;:;:;:::: ::: :;:::;::::::::: :::::::::::;:;:;:  ;::::::::;:: :;::::: :::::::::: :::
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :       : : : : : : : : : : :      : : : : : : : :  : : : : : : : : : : : : :
: : : :     : : : :    : : : :       : : : :   ;:;:;:;:::: :::             : : : :    : :
                  ._   :::::::: :::::;         ::::: ::: :::::;   : : : :  :
ヾ        _,,、--・''~l´`l~`'''ー-、、,,,_   :::::::: :::::;        :::::::: :::::;  :;:::: ::::;:::
:〃ヽ_,、、-‐''''´,,、、-‐''~|  |~`'''ー-、、,,,_``゙゙'''ー-、、,,,_    ::: :::::;:;:;:;::  : : : : :     ::: ::: :;:::;::
:::〃:゙|----::==========|  |=========~`'''ー-、、,,,_ `'''''ー-、、,,,,         : : : : : : : :
:〃; ::ミ:: |          .|  | : :           : ~`''''ー-、、,, ,_`''''‥、
: : 〃;:ヾ || ̄| ̄| ̄| ̄| |  |   | ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄|゙|    ..|: lー--i ::ゝ
: :〃:;;::ヾ、||二|二|二|二| |  |   |二|二|二|二|二|二|二|゙|    |: lーi‐i:i ::.|    : : : : : : :
: : ::;;〃; ソ|: ̄ ̄ ̄ ̄ ̄.:|  |    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄   : : :|::二二l :::| : : : : : : : : :
: : ::;〃:ノ::|| ̄ ̄l ̄ ̄| :|  |                       |: l   | : |
.,:::゙~ミ::丿.:|l.___゚l゚_....| .|  |===================〃i┌┬┬┬┬┬┬┬┬─
 ̄~ /':; /≡≡≡≡≡ヽ.|  ||_________、〃,,,l└┴┴┴┴┴┴┴┴─
 ミ::丿:/三三三三三三ヽ         ,,,r''''´    '''''''''''  : _,ノ' ̄ ̄ヽ  ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:
  /_                    ,,、r'''''′  : _,ノ' ̄ ̄ヽ ´ー()--()ー'-” ´: : : : : : : : :
::/   ̄ ̄ ̄`゙゙゙゙゙゙゙: : ''''''''''''''''″‐------: : : ´ー()--()ー'-”,,,,___    ..
              ,,,r''''´                     : ''''''''' '' ''
          ,,,・''''´  : _,ノ' ̄ ̄ヽ                          ,,,r''''´
               ´ー()--()ー'-”               ┏━━━━━━━━━ : : : : :
                               :::: ::  :┃_________   : : : : :
                                     ┃ ヤ○パン 第3工場
  ̄ ̄ ̄`゙゙゙゙゙゙゙: : ''''''''''''''''″‐------: : : 、、,,___       ::┃ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ : : : : :
                           : : `: : ` ̄ ̄`~.┃ : : : : :
                                   ~゙゚'~"´~゙゚'~"´~゙゚ '~"´`

┌───────────────────────────────────────┐
│そのパン工場は、時給はいいが、かなりの激務で離職率がやたら高い。だから、すぐに    .│
│小金が欲しいような学生などには人気のある職場だった。                     ...│
└───────────────────────────────────────┘







238 ◆0Vub1lBxrs:2009/09/21(月) 17:25:35 ID:19E3MqvM

┌─────────────────────────────────┐
│俺も断続的に世話になっており、そのなかによく顔を合わせる人がいた。     .│
└─────────────────────────────────┘

       ____
     /- 、 ! ,. -\
    /ヘ二_爪_二ヘ\
  / ヾニ・ニハ ハニ・ニフ \   よぉ、またきたか
  |     / | | \    |   やらない夫!
  \    ィニニニュ   /
  ,--ゝヘヽ、___ ーーノ゙-、.
 /  | '; ゝ_____ ノ. |ヽ  i
 l   |.  ヽ/゙(__)\/| i.  |
 |   |   ヽ. ハ..ノ | | |


                     / ̄ ̄\
                  /  ヽ、_  \
                 (●)(● )   |   またお世話になります
                 (__人__)     |   ねらう夫さん。
                  (`⌒ ´     |
             .     {           |
                  {        ノ
                   ヽ     ノ
                   ノ     ヽ
                    /      |

┌───────────────────────────────────────────┐
│ねらう夫さんは、バイトであるものの、かなり長い間連続で勤めており、工場についてかなりのことを   │
│知っているほどの古株だった。歳は30ほど、前の就職難に巻き込まれたクチらしい。           ...│
└───────────────────────────────────────────┘







239 ◆0Vub1lBxrs:2009/09/21(月) 17:26:27 ID:19E3MqvM

┌─────────────────────────┐
│今年に入り、彼とは世間話するほどの間柄になった。    .│
└─────────────────────────┘

     / ̄ ̄\
   /   _ノ  \
   |    ( ー)(ー)
.   |     (__人__)   実家での風当たりが
    |     ` ⌒´ノ   きつくなりましたよ・・・。
   .l^l^ln      }
.   ヽ   L     }
    ゝ  ノ   ノ
   /  /    \
  /  /       \
. /  /      |ヽ、二⌒)、
 ヽ__ノ


               ____
              / .,- ! -., \
             /_ソ_爪_ヘ_\    ははは、俺もだよ。
           / ヾニ・ニハ ハニ・ニフ \
           |     / | | \    |
           \     ー─一    /
          ,--ゝヘヽ、___ ーーノ゙-、. ゝ  )
         /  /|'; ゝ_____ ノ. |ヽ  i ゝ-'
         l  |. |. ヽ/゙(__)\/| i.  |
         |   |. |  ヽ. ハ..ノ | | |

┌───────────────────────────────┐
│聞くと、彼は意外なことに。一流大学の理学部で数学を学んだらしい。  ....│
│幼い頃より数学が好きで、将来は数学の研究を考えていたらしい。    ...│
└───────────────────────────────┘

.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;

         ____
        /- 、 ! ,. -\    r ⌒j
      /ヘ二_爪_二ヘ\  /   /
     / ヾニ・ニハ ハニ・ニフ \/   /   /  )  めざせ!フィールズ賞!
    |     / | | \   /  /  /  /
    \    ィニニニュ   /   '` ´  /
      r´  (⌒'ー―- イ′     ´廴
     /    > 、     ヽ      _  ̄ ̄ ̄)
    /     ゝ∠-、      }        (  ̄¨´
   /       o   ヽ._       __  \
         o     `   --‐'´ `゙' 、_.)

.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;







240 ◆0Vub1lBxrs:2009/09/21(月) 17:27:24 ID:19E3MqvM

┌───────────────────────────────┐
│しかし、就職難で研究ポストの空きも無く、就職するにも数学が「虚学」    │
│とみなされどこにも相手にされなかった。                   ......│
└───────────────────────────────┘

.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;

             ____
            /- 、 ! ,. -\
           /ヘ二_爪_二ヘ\
         / ヾニ()ニハ ハニ()ニフ\   どうしてこうなった・・・?
         | ij    / | | \    |
         \    ィニニニュ  ij /
           >           く

.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;


┌───────────────────────────────────┐
│そうして、趣味で数学の学術書を読みながら、バイトに未だ勤しんでいるようだ。   │
└───────────────────────────────────┘

       __________
    r´ ´\                \
    (    \                \
     \     \ヒルベルトの23の問題\
      \     \                 \
        \     \                 \
          \    \                 \
          \    \_________\
                \   r´=========r´
                 \ 《 三三三三三三三三三=
                ヽゝ==========ゝ







241 ◆0Vub1lBxrs:2009/09/21(月) 17:28:22 ID:19E3MqvM

           ヘ
      ____ ノ_)
     /- 、 ! ,. - ((
   /ヘ二_爪_=.,,)),
 / ヾニ・./))/´┃⊃ \   俺のつまらん身の上話聞いてくれて
 |    / /  '‐、ニ⊃  |   ありがとうよ。
 \  l    ´,,┃  /
''"::l:::::::/    __人〉ノ゙
:::::::::|_/ヽ.   /|||||゙!:゙、-、_
:::::::/´∨/`ー'〉゙||i l\>::::゙'ー、
:::y′.: ',ゝ、_/ヽ.||||i|::::ヽ::::::|:::!
/: ://: : : :|:::ヽ|||||:::::/::::::::i:::|

┌──────────────────────────────────┐
│そんな彼の話を聞きながら、職業というものに関し改めて、考えさせられた。   ...│
└──────────────────────────────────┘

                      / ̄ ̄\
                   /  ヽ、_  \
                  (⌒)(⌒ )   |
                  (__人__)     |  いえ、大変興味深かったですよ!
                   (`⌒ ´     |  (こういう生き方もあるのか・・・)
              .      {          |
                   {         ノ
                mm   ヽ      ノ
               (⊂  ̄ ̄ ̄   ヽ
                   ̄ ̄ ̄|    |

┌─────────────────────┐
│俺はひらめいた、そうして考えた事柄を書き     .│
│社会派雑誌に売り込むのだ。           ......│
└─────────────────────┘

         / ̄ ̄\
       / ヽ、. _ノ \
       |  (●)(●) |
       |  (__人__) |  やってやるだろ!
          |   ` ⌒´  |
        |        }
        ヽ       }
        人_____ノ"⌒ヽ
      /           \
     /            へ  \
     (  ヽγ⌒)     |  \   \
  ̄ ̄ ̄\__/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄







242 ◆0Vub1lBxrs:2009/09/21(月) 17:29:26 ID:19E3MqvM

.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;

                 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;

┌───────────────────────────────────────┐
│3月ごろ、まだ世間は不況で就職難だった。今年も有効求人倍率が前年を割ったらしい。    │
└───────────────────────────────────────┘

.        ____
.     /- 、 ! ,. -\
.    /ヘ二_爪_二ヘ\
.  / ヾニ・ニハ ハニ・ニフ \   俺の頃に逆戻りか・・・。
.  |     / | | \     |
__ \    ィニニニュ   /     ___
ヽ  ̄`"¬ー--、,,,_   _,,,、-ー"´ ̄´....,., /
 ∨ ;:;:;;;;:;:;:;::;:;;;:;:;;:; `Y´ ;;::;;:::;:;:;:;:;;;:;:;:;::; /
  ', ;:;:;::;::;:;;;:;;:;:;::;;:;;:;: i ;;:;:;:/ ̄ ̄/;;:;:;: /
   ', ;:;::;;::;::;:;;::;;;;:;:;;:;: i ;;:;:/ijknw/;;:;::: /
  {⊃;;:;:;;:;::;:;;;:;::;:;;::: l ;;:;;:;;:;:;:;;;:::;:;;:;⊆}
   ヽ⊃) ̄7;;:;:;:;::;;:;: l ;:;:;:;;:;::;:;::;;::; ⊂ノ
   / /__7;;:;;;:;;::;;;; l ;;:;;:;:;:::;:;;::;;;:;: /
   / ;:;:;:;;;;::;:;:;:;::::;;;:;:; ! ;;:;::;:;:;;:;;:;::;:; {
  ノ / ̄/ ̄/ii7lkl/7 i []ikllihXCV ヘ、_
   ̄`"¬--、,,,.__¬ }L ]_,,,、-ー"´ ̄







243名無しのやる夫だお:2009/09/21 (月) 17:30:22 ID:19E3MqvM

┌─────────────────────────────────┐
│そんな折、俺は某出版社に乗り込んだ。そして、企画の売込みを行った。    │
└─────────────────────────────────┘

キメ〃〃l'メ〃'"'メ':〃                           /  // ./;:/  |::::l::::::::::::::::l::l:::::::l::l::::::::::::::::l::::|
キキk'"メ,,.イ〃k'"'メ':                              __/   // ./;;/.,/' l|::::l::::::::::::::::l::l:::::::l::l::::::::::::::::l::::|
〃メ,,.イ k'"メ'ゞ                               /|/   // /::/../;;;/..|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
キメ〃〃l'メ〃'"'メ':〃,,,,....                       /   //./::/ /;;;/..,::'|::::l::::::::::::::::l::l:::::::l::l::::::::::::::::l::::|
メ〃メ,,ゞゞキゞゞ k''"'メ':メ,.キキ〃'                  /   //./::/ /::/ .,'' : |::::l::::::::::::::::l::l:::::::l::l::::::::::::::::l::::|
〃メ,,.イ〃キキk'"キキ'メ':〃'                    /   .// /:/ /:/ ::, '::,' ::|::::l::::::::::::::::l::l:::::::l::l::::::::::::::::l::::|
キメ〃〃l'メ〃'"'メ':〃                         /   . // // /:/ .':::,.':: ,: |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
〃メ,,.イ k'"メ'ゞ                           /  ..//.// / / ,.:":, " /::|::::l::::::::::::::::l::l:::::::l::l::::::::::::::::l::::|
メ 〃メ,,.イ〃キキ k'"'メ':メ,.〃'                  /   //.// /:/ ,.:'::,,' /:: /|::::l::::::::::::::::l::l:::::::l::l::::::::::::::::l::::|
キキ;;:〃キメk"〃キメ,,メ"                 /   l/// /:/ , '::, '/:::/ ,.|::::l::::::::::::::::l::l:::::::l::l::::::::::::::::l::::|
〃 メ,,.イ〃キキk'"'メ':〃'                     | /l  ://,/:/ ,'':,' ./:::/ ./::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
キメ〃k"〃キメキ,'"___ __                 |.//   l///,,.'::, ./:::/ /: /|::::l::::::::::::::::l::l:::::::l::l::::::::::::::::l::::|
〃メ,,.イ〃k'"'メ':・・・・|::::|                |://l  .//,.'' /::/./::::/ ::|::::l::::::::::::::::l::l:::::::l:: l::::::::::::::::l::::|
〃キメk"〃キ :・・・・・|::::|                |://  :l/' ,,'// /:::/  /::|::::l::::::::::::::::l::l:::::::l::l::::::::::::::::l::::|
キメ〃〃l'メ" ・・・・・・|::::|                |//l. ::; //./::/ / ; /|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
〃〃k'"メ'・・・・・・・・|::::|   ,,,.II               |//.  /,"/::/ / ;; / ::|::::l::::::::::::::::l::l:::::::l::l::::::::::::::::l::::|
〃キメゞ・・・・・・・・・・|::::| 〃メメキ:: ̄ ̄|\       |//l:  l,"// / ;; / _,,.-''|::::l::::::::::::::::l::l:::::::l::l::::::::::::::::l::::|
ゞゞ キ ゞ・・・・・・・・・|::::| 〃メkゞゞゞ :: |\| .       |//:  ///;;;;;/,,-''" :l;;;;;;;; |::::l::::::::::::::::l::l:::::::l::l::::::::::::::::l::::|
ゞ 〃;;ゞ;;;・・・・・・・・・|::::|〃メ〃キゞゞメ:::::\|,,,.....,,,.. ... ,|/l l/ -'';;;;,.''"-''"::::: : |-''''"|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
〃 〃ゞ ・・・・・・・・・ 彡メ〃ゞ〃ゞゞゞゞ(〃メメゞキ;;;::;;|. '"  l,,-''",,-'::::::::::|:|::::: |  ::|::::l::::::::::::::::l::l:::::::l::l::::::::::::::::l::::|







244 ◆0Vub1lBxrs:2009/09/21(月) 17:31:07 ID:19E3MqvM

┌──────────────────┐
│編集長は、ひとしきり話を聞いた後、   ....│
└──────────────────┘

  /\___/\
/        ::\
|  ─   ─   |
| (●), 、 (●)、 |   ふむ・・・・・・。
|  ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::|
\   r‐=‐、  .:::/
/`ー `ニニ´一''´ \


  /\___/\
/ ⌒   ⌒ ::\
| (●), 、 (●)、 ::|
|  ,,ノ(、_, )ヽ、,   :::|  明日の編集会議に来ないか?
|   ト‐=‐ァ'   .:::|
\  `ニニ´  .::/
/`ー‐--‐‐一''´\

┌──────────┐
│一言そう言った。    .│
└──────────┘

   / ̄ ̄\
 /   _ノ  \   \
 |    ( ○)(○) \ \
. |   o゚ (__人__)  __
  |  0   `ー'´ノ´ ̄    ̄\  ありがとうございます!
.  |     /  }         \
.  ヽ   /   }          }て・,‥¨
   ヽ     ノ ___   _ノ そ¨・:‘ .
   /    く  \  YY ̄ ̄YY\
   |     \   \    ・; ∵ ..\
    |    |ヽ、二⌒)、       .  \







245 ◆0Vub1lBxrs:2009/09/21(月) 17:32:23 ID:19E3MqvM

┌────────────────────────────┐
│俺は、しばらく死ぬことすら考えることはできなくなったようだ。    .│
└────────────────────────────┘

        / ̄ ̄\
      /       \
      |::::::        |
     . |:::::::::::     |
       |::::::::::::::    |          ....,:::´, .
     .  |::::::::::::::    }          ....:::,,  ..
     .  ヽ::::::::::::::    }         ,):::::::ノ .
        ヽ::::::::::  ノ        (:::::ソ: .
        /:::::::::::: く         ,ふ´..
-―――――|:::::::::::::::: \ -―,――ノ::ノ――
         |:::::::::::::::|ヽ、二⌒)━~~'´











246 ◆0Vub1lBxrs:2009/09/21(月) 17:33:45 ID:19E3MqvM
お粗末さまでした。

完全オリジナルでやってみたのですが、いかがでしたでしょうか?







247名無しのやる夫だお:2009/09/21 (月) 17:34:35 ID:UNprwHvY
乙です







248名無しのやる夫だお:2009/09/21 (月) 17:34:47 ID:3qHF055I
かなりキュンときた







249名無しのやる夫だお:2009/09/21 (月) 17:35:10 ID:tJwZjuLU
乙。面白かったよ。







250名無しのやる夫だお:2009/09/21 (月) 17:37:28 ID:lARsmA2s

身につまされた








251名無しのやる夫だお:2009/09/21 (月) 19:10:12 ID:EDEvP0kc

こういうの読みたかった








自分を変える12のストーリー





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だ

    フリー ター 俺
    [ 2009/10/03 00:55 ] [ 編集 ]
    じつに興味深い
    [ 2009/10/03 01:28 ] [ 編集 ]
    現在就活中の俺。
    今年はマジで厳しい・・・が、やらない夫みたく頑張るしかねぇよな。
    [ 2009/10/03 01:46 ] [ 編集 ]
    完全オリジナル?
    途中太宰入ってるし(オマージュってことかな)
    後半の話どっかで聞いたことあるんだけど。
    あと、文章が読みづらい。
    句読点の入り方に癖が強いのと、時折日本語の使い方を間違えている。
    [ 2009/10/03 02:08 ] [ 編集 ]
    あれ?この人死神の人!?
    どうりで味わい深いはずだ!
    [ 2009/10/03 02:11 ] [ 編集 ]
    >>30358
    ちょっとした念願とか、
    タイトルと相俟って悪い意味で気になる。
    次の課題としてくれたら嬉しいな。
    [ 2009/10/03 02:40 ] [ 編集 ]
    ワナビとしてあらさがしすることもいいが作品をたのしむ余裕をもたなければいけませんと米欄でまなびました、マル
    [ 2009/10/03 03:17 ] [ 編集 ]
    >30359
    ルドヴィコの人だ。
    [ 2009/10/03 04:11 ] [ 編集 ]
    切ないが頑張ってるな
    [ 2009/10/03 04:14 ] [ 編集 ]
    長い人生何が有るかわからんなー
    [ 2009/10/03 08:53 ] [ 編集 ]
    がんばってるヤツでもこうなってしまう現実だけど、
    このやらない夫には生きて欲しいと感じた。
    [ 2009/10/03 09:12 ] [ 編集 ]
    序盤のやる夫と中盤のやらない夫がまんま俺だわ…
    [ 2009/10/03 10:07 ] [ 編集 ]
    希望ある終わり方なのが良いな
    [ 2009/10/03 12:25 ] [ 編集 ]
    え?これで終わり?
    [ 2009/10/03 14:44 ] [ 編集 ]
    研究職志望のオレはねらう夫の話が重い・・・
    [ 2009/10/03 15:11 ] [ 編集 ]
    ヤマパンのバイトこないだしてきたけど
    確かにキツイ
    でもキツイのより働いてる人が怖い
    みんなピリピリしてる
    [ 2009/10/03 18:45 ] [ 編集 ]
    この後企画がヒットして大出世!





    ドラマや漫画では、そうなるんだけどなぁ
    社会派雑誌って世界とかかな?
    この手の雑誌って部数知れてるからたいして売れないんだよね
    っていうか、雑誌の世界自体、斜陽産業・・・
    [ 2009/10/03 22:22 ] [ 編集 ]
    雑誌のギャラの最低基準が1万だから
    仮に5ページの連載もらっても月5万の収入増。
    ハッピーエンドではない。

    でもこれを足がかりに社会派ノンフィクション作家になれたりするから
    バットエンドでもない。

    物語はまだ途中
    [ 2009/10/06 01:09 ] [ 編集 ]
    しがないモノ書きでもプライドと倫理観捨てれば
    派遣村村長の湯浅みたいに政権与党にも入れるよ!入れるよ!
    [ 2009/11/19 21:05 ] [ 編集 ]
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やる夫ブログについて
20101110:「やる夫はロス市警の警部のようです」を掲載させていただきます。本当にお待たせして申し訳ございません。これ以降も随時、更新の途絶えていた作品を掲載していきたいと考えております。ご迷惑をおかけして申し訳ありませんが、どうか長い目で見ていただければ幸いです。

20101030:「やる夫のサクラ大戦」にて、記事の掲載順序を誤りました。 作者様、および楽しみにしていた読者様にお詫び申し上げます。 申し訳ございませんでした。

20101004:「やる夫たちが夢の国で遊ぶようです」につきまして、こちらの不具合で記事が切れてしまっております。作者様、及び楽しみに読んでくださっている読者の皆様にご迷惑をおかけしてしまい、申し訳ありません。
一度下書きに戻させていただきます。よろしくご了承ください。
「やる夫で学ぶことわざ」の作者様より、やる夫ブログ用のスポンサー案内をいただきました!本当にありがとうございます!さっそく使わせていただきます!

20100811:皆様、大変ご無沙汰しておりました。ぼちぼち更新を再開できればと考えております。
「やる夫がDQⅢの勇者になるようです」についてですが、コメントを頂けるのは大変うれしいのですが、他作品のコメント欄での投稿はご遠慮願えれば幸いです。
恐縮ですが、ご協力よろしくお願いいたします。

20091222:年末なので順調に更新量が減っております。今日明日はお休み、再開一発目は「やらない夫の超兄貴」になる予定です。作者様、まとめが遅くなり申し訳ございません。

20091208:今週クソ忙しいので、かなり更新が減ります。ご了承ください。

20091116:更新の調子にもよりますが、週末をめどに、カテゴリを追加する予定。前回追加からだいぶ間隔開いたんで、かなり溜まってます。

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相互リンクの反映に時間がかかってしまい申し訳ありません。気長にお待ちください。


嬉し泣き
美麗なタイトル画像を描いてくださっているのは、こちらの方々です。
本当にありがとうございます。


七市様
Shadow3_convert_20091008101141.jpg
ハルヒとやる夫、やらない夫の表情が最高のタイトル画像。冬にぴったりの美しい作品です。


1様
http://blog-imgs-15.2nt.com/y/a/r/yaruomatome/yaruoblog_title_convert_20091026144430.jpg
柔らかで暖かい雰囲気がたまらない作品。みゆきさんヤバすぎで管理人狂喜の舞を舞っておりますwww

1様のプロフィールはこちら


65様
securedownload_convert_20091008101321.jpg
同じく「やる夫がチェルノブイリに旅立つようです」より。元ネタの雰囲気をビンビンに伝えるダークな作品。


草葉様
Shadow3_convert_20091008101141.jpg 「やる夫がチェルノブイリに旅立つようです」をモチーフにしたタイトル画像です。物語の後、このタイトルを見て吹きました。

219c0c442.jpg

草葉式


味噌様
yaruoblog_convert_20090519194443_convert_20091008101235.jpg
やる夫ブログ初!物語とタイトル画像のコラボレーション!快く、最高に美しいタイトル画像を描いて下さった味噌様に感謝です!




トンボ様
minamike_convert_20090519194731_convert_20091008101216.jpg
夏にぴったりの逸品を、トンボ様よりいただきました!水着ハァハァ(´Д`;)


トンボのかんさつ日誌


ヒジキ様
nagato_convert_20091008101341.jpg
管理人のツボにはまりまくりの長門!大好きだ!結婚してくれー!



ヒジキ煮


aro様
yaruo_blog_fix_convert_20090210225801_convert_20091008101403.jpg
らきすた勢の見事な描写もさることながら、このやる夫にしてやられました。


Charged time-out


Yutaka様
RMm06_convert_20090127165950_convert_20091008101426.jpg
個人的に水銀燈が一番好きです。タイトルのセンスも◎。本当に有難うございます。





マブチョコ_m様

この魅力的なボディにくらくら!管理人はこの人の同人誌が大好きです!やる夫ブログの記念すべき初タイトル画像。全てはここから始まりました。



うにゃらら大飯店



イチオシ

やる夫がDQⅢの勇者になるようです

自らを成長させる姿に心震える
作品。普通の掛け合いなのに、
自然と笑みがこぼれる構成と
演出は見事の一言。
自分を好きになれる、極上の映
画を見た後のような読後感は、
自信を持って「最高だ!」と賞
賛できる作品です。





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