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ハロウィンの鬼火 

514 ◆S27exMrMuY:2009/09/19(土) 20:36:04 ID:UogLHieE
 1/10
┌──────────────────────────────────────────┐
│                                                                  │
│ 突然だが、ハロウィンという行事をご存知だろうか。                                 │
│                                                                  │
│  頭の悪いガイジンが山手線の車両の中で大騒ぎする、あの南蛮の異習の事である。            │
│                                                                  │
│                              §                                  │
│                                                                  │
│ なんでも海の向こうでは、人々が妖怪の扮装をしてカボチャをくりぬいた燭台を持ちながら、.      │
│                                                                  │
│ 「お菓子をくれなきゃ、いたずらするぞ」と言いながら近所を廻りお菓子を強奪する、と聞き及ぶ。.  │
│                                                                  │
│ 本邦でこんなセリフを、むさくるしい男が幼女に言ったら即座に通報モノだ。                │
│                                                                  │
│ まったくトンでもない風習である。                                          │
│                                                                  │
└──────────────────────────────────────────┘

 |::::::|                       |     |::|
 |::::::|   えへへっ       .,. -─────|     |::|
 |::::::|   いたずらするお . // ̄ ̄\.   |     |::|____
 |::::::|           /             .|     |::|____
 |::::::|          /          :::::::::::::: |     |::|
 |::::::|        /  ./ / ̄\\;;;;;;;;;;;;;|     |::|
 |::::::|       /    |  |. ● .| |::::::;;;; |     |::|
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 |::::::|    /     ../ ̄ ̄\ /   ::: |     |::|
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 |::::::|  |                |r─┬.|     |::|
 |::::::|  ヽ.                   |/     |     |::|____
 |::::::|    \.              \    |     |::|____
 |::::::|     \.                ̄ ̄|     |::|
 |::::::|                       |     |::|







515 ◆S27exMrMuY:2009/09/19(土) 20:36:30 ID:UogLHieE
 2/10
┌──────────────────────────────┐
│                                                │
│ さて、このカボチャの燭台は天国と地獄の間をさまよい続けている    │
│                                                │
│ 鬼火(ウィル・オー・ウィスプ)を現したモノと言われている。           │
│                                                │
│                     §                         │
│                                                │
│ この話はその鬼火(ウィル・オー・ウィスプ)が、                  │
│                                                │
│ どうして天国と地獄の間をさまよい続ける事になったか、というお話。  │
│                                                │
└──────────────────────────────┘

             /ヽ
             / ,ィ ヽ            , -、
            rv' / |  !        /   |
            V^ヽ レ ¬て二ト、/  ,イ |
        r‐、  _  / ,-‐ ,ニ ‐- 、   / ! L_
       r-ゝ y' / //   f _j /ヽ ヽ ヽ  レイ/
        > { 〈イ!  r‐‐v- 、_ー'   ! |     ̄
      `ー 、  ヽヘ  ヽ、   _ > | /
           \_ >、     ̄   ,ィ ヽ
            厶ィ ¬ `ー─----く ゝノ
           O /  |/| ∧  ト、\        ヽ.       ナンデアイツノホウガ
              {   O  L/ ヽ_| !~「O          〉 \    ニンキガアルンダ・・・
           \   O   Oイ  `¬        <====>
              ヽ ┬┬ 7´ ヽJ`ー′        ( 'A`) ,,,
           , - 、 こ二} こニア          /  ¥つΦ;
           {    ヽ _」 L_jフ⌒ヽ      ((( \  ∧/
           ̄ ̄ ̄    `ー‐┘







516 ◆S27exMrMuY:2009/09/19(土) 20:36:49 ID:UogLHieE
 3/10
┌──────────────────────────────────────┐
│                                                          │
│ 一人の男が                                               │
│                                                          │
│  「真夜中にある場所で悪魔の名を三遍唱えると、悪魔が現れて好きなだけ金をくれる.」   │
│                                                          │
│ という話を聞いて実行した。                                          │
│                                                          │
│ すると悪魔が現れて、失業手当受給資格と七年分の失業手当をくれ、                 │
│                                                          │
│ 七年後に迎えに来ると言った。                                        │
│                                                          │
└──────────────────────────────────────┘

                                          ,. -───  、
     七年経ったら地獄に連れてくからねっ!       ,. ─ 、ュ / ニ-‐    、 = `ヽ__,. ─、
                                   //⌒ ∠/  i     ヽ \  二ヽ >⌒ヽ\
                                 / /   / ./ /  |    i  ',  ヽ ニ彡',    い
                               / /   /  l  l  |   |  |.  ',  ',   .',    | |
                               | |     .|  il  |  |  |l  |  ',  ',   |    | |
                               | |    |  ||  | | .|  |   |l  |  |    |    | |
                               ||    .|  ト| || | .ト  |  |lト  l|  |   |     ||
                               !     |i  ||ハ癶、.ト、ヽ、|l |⌒ヽ | il |   |    /
     OKだおっ!                        |l  ト. 匕ノヽ  ヽレ '⌒ヽ | | |   |
                                    |l  | ` ̄´           | | |   |
               ∩_                       |l  |l     .          | | |   |
              〈〈〈 ヽ               (|/)7、| l  | ',    、     ,    | | |   |
      ____   〈⊃  }               (\ r-、l li l| ヽ、   ` - ' ´   イリ | l |《())〆从
     /⌒  ⌒\   |   |        r───-/フ )\ | l|  \       /__ |_,..,_ l |       乂)
   /( ●)  (●)\  !   !          ゝ─--ッ  )´   〉l  l   iヽ、__ ,. ' く ̄ ̄`ヽヽ |        \)
  / :::::⌒(__人__)⌒:::::\|   l             / ̄ ̄ ̄` つ | l il__  〉      ` ̄> \',          >
  |     |r┬-|       |  /             l / ̄ ̄ ̄`)l l| ヽ\ ` '      / ̄ ̄ ̄ ` {:::`ヽ_   _r`"゙lヽj
  \     ` ー'´     //            |:::::ゝ┬─ ¬) }|ヽ癶    ヽ   `( ̄ ̄`   } l::::::::::``¨´:::::::::::l
  (___)      /                /:::::::::::ゝ__≦ /:::|   ))r      ( ̄ ̄`  / .l::::::::::::::::::::::::::::::|







517 ◆S27exMrMuY:2009/09/19(土) 20:37:05 ID:UogLHieE
 4/10
┌────────────────────────────────────────┐
│                                                              │
│ 男は喜んでエロゲ三昧。                                            │
│                                                              │
│ ついにはエロゲソムリエの称号を手にして一躍時の人となる。                    │
│                                                              │
│ ちなみに作者は浅学非才のうえ寡聞にして、エロゲソムリエがどんな職業なのかは知らない。 . │
│                                                              │
│                            §                                │
│                                                              │
│ さて、この男、よくよく人外のものと縁があるらしく、                             │
│                                                              │
│ エロゲ売り場で選択に困っている妖精を見事なアドバイスで救う。                   │
│                                                              │
│ 妖精は礼として三つの願いをかなえてやろう、と男に言った。                         │
│                                                              │
└────────────────────────────────────────┘

              __             /
         /l.   i´ `i           , l   なるほど! 貧乳とはそれほど素晴らしいものなのですね!
        < > .|   |       r,シ,..:':レ'l
         V   |   .|         /::::':::::::::::::',   今まではラージサイズのものばかりに目が行ってましたよ!
               |   .l      i::::ニ_:::::::、:::',
               |    !     ,r':::、::_:ミ:::ヽ、::ヽ、 で、願い事は?
           、、 i   |     /:::i:::::::::\:::::::::ヽ::::`- ___  __
       ___ i´  `1   .l    ,リ:::!::::l゙_、::::::、::::::::::ヾ::::::::ヾ l /
.       /  `'l:   iー- |_  __!_l:::::',l゙i oヽ\ i`o、::::::::::::ヾ '
   / ̄、i   i.',   ',__... l  `'´、 ノ::::::i `'''´   `''''"゙i::::::ハ-、
   /   i   ゙';    i   !、   ヽ !ハ::、  ´ `   ,从::l ゙  l
   〉、  ヽ、   ヽ.   i   ヽ`ー‐-=--―=._‐=‐ ,ィ'1!リヾ   l
   ゙ーヽ、_:ii.r''''ソiニフ             `iェ‐ニ'ノ  〃 |i
     i   ``'''": '´       _,.-ッー-――‐'ー''"   jt.   l
      i     _、__  ,.-‐'´r-'i '         , ' / i   l
     ``ー-''''´ヽ、_ニ‐'''´~   i    _    , ' /  ア-‐ .l
                    く_,.-‐'´      / / ̄ , !
                    / ``   '    l! /  /







518 ◆S27exMrMuY:2009/09/19(土) 20:37:20 ID:UogLHieE
 5/10

                         1、誰であろうと、やる夫のエロゲを持ったら最後、
          ____
         / \  /\ キリッ        やる夫が取り上げるまでは手から離れないようにしてくださいお。
       / (ー)  (ー)\
     /   ⌒(__人__)⌒ \
    .|      |r┬-|    |           2、誰であろうと、やる夫のPCの前の椅子に座ったが最後、
    \     `ー'´    /
    ノ           \              やる夫が立たせるまでは動けなくなるようにしてくださいお。
  /´              ヽ
 |    l             \
 ヽ    -一''''''"~~``'ー--、   -一'''''''ー-、    3、どんな金であれ、やる夫の財布に入ったが最後、
  ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) )  (⌒_(⌒)⌒)⌒))
                                  やる夫が取り出すまでは出て行けなくなるようにしてくださいお。


             _____
            __「::::::::::::::::::::::::: ̄フ
           /:::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::>
         ∠:::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
         /:::::彡レ|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
        __,/:::/'i c |:|:|:::|:;lヾ:::::::::::::::::::::::::\
    / ̄7 /::::/ ゙=':|::|:/イ c`i:、:::::::::::::::::::\
   / /  /|::::|   ,   | ゙='':::〉:::::::::::::::::\
   |  /   | |:::;|   _ ^     :::/::::::::::::::::::ド、!
   |      レ:::! ‘、_j      /:::::::::::::::::;ヘ| \
  /` |    |::::::!.、`    _//:::::::::::::W     \
 /   |     \:::::i  ̄ ̄ ̄_/ レ;:::::ル'     >  \
/    |      \_____/レ´   //    ヘ

┌─────────────────────────────┐
│                                              │
│  妖精は呆れ返ったが、 とりあえず願いをかなえてやる事にした。   │
│                                              │
└─────────────────────────────┘







519 ◆S27exMrMuY:2009/09/19(土) 20:37:39 ID:UogLHieE
 6/10
┌───────────────────────────────────┐
│                                                    │
│ それから七年後。ついに悪魔が迎えに来る。                         │
│                                                    │
│  男は出しっぱなしのエロゲを隠してから行きたいと言い、 悪魔に手伝わせた。 .   │
│                                                    │
│ 悪魔は手からエロゲのパッケージが離れないまま三日間放置され、             │
│                                                    │
│ 放してもらう代わりに更に金を与え、もう七年期限を延ばす事を約束してしまう。.   │
│                                                    │
└───────────────────────────────────┘


             __  _
       >- 、r≦  ミ、 三ヽー 、
       / ///´}}ニ 三==彡ミヽ ヽ
     / //!   /¨ i il l! l|ヘ lヘ ト! ゛、\
    ,' //| !|l l|{| | !V  l| l l l |l! トヽ iト、
     | |∥ l ハ|! リl| | V  /|  ! ! l|l   i∥
    /|| / |∧! lV      ! l| N ! l| |
   j∧| | /||l ! ハ lハ/  /!l l i  ∥lヘl |ヘ!
      ト|/Yヾl/⌒Y/ /^!l !ヾ、! l|リ⌒!ヽ
        !    ::.、 .:::///:::::::乂:::::::ヽ{:::::::::::::l
       i|  :::V :::/1!}{_〉ニl:}⌒{:に}〉ニl:|
      ∥ :: ::::! ::::::ヾ≒⊆゚::〕 〔:::ヒ儿シl:|
       |:i. : :::i ::::::::::::::<: ̄    ̄:>::::l:|
       |::l::. :::::l :::::::::::::::::::: ̄〕 〔 ̄:::::::/:|
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520 ◆S27exMrMuY:2009/09/19(土) 20:37:55 ID:UogLHieE
 7/10
┌────────────────────────────────────────┐
│                                                              │
│ その七年後、再び悪魔が迎えに来る。                                  │
│                                                              │
│ 今度はハードディスクの初期化を手伝わされる悪魔。                              │
│                                                              │
│ PCの前の椅子から動けなくなり、鬼畜モノのエロゲの回想シーンを無理やり見せられた。    │
│                                                              │
│ 悪魔は立たせてもらう代わりに更に金を与え、もう七年期限を延ばす事を約束してしまう。     │
│                                                              │
└────────────────────────────────────────┘

             __  _
    ,. -― ' ̄ ̄`ー- 、_             l
 ,. - ´l l l | ヾ、l ヽヽ、 `ヽ、           l
   l l | || |  ヽl l  トヽヽ ヽヽ            l     ┼┴,
.   |! 〉',! | |  ヽ!  lヾ\\\`ヽ、          l      | ´
   | /ヽヽ.| |   |ト、 トヽ ヽ、ヽ\ヽヽ        |
.  |/  ヽ ',. |l  |l i !、lヽ、 ト、ヽヽヾ.ヽ     l\l     ゝ-/、
.   |!   /ヽヽ |!  ト、! トヽl !| l| | ヽ ||、ヾ,    l      | ∨ |
  |! / / ̄ lヽ|', |',リ l | | レ/_| | ヽ |ト. l    l       `´ /
  | | / /⌒ヽ=lヽノ l ノ  ,r|ノヽl |トl l .|!l |    l     ___
  | |' /l  (::)|´ ,     、 l (::)|`|トl | | | !    l       /
  ト |ノ i ̄ー⌒`´     ´⌒ーつ',l | | |      l      \
  | || i        ,.  )    ゚|l 。l | !        ',.       ┃
   | | i              |l  | | |      |.       ┃
   | | i     /二二l}    |l  | | l、       !       ┃
   | |i_,     レ―‐-、::|    /|l  | | lヽ、__   |     ___
  、 | |、     ト、__ン!   / リ|  !|ノ-ー'´ /`ヽ、|      _)
    | |\   `'ー一 '′ // ヽノ / l /     |       / /
   | | ト、! ヽ、  `ー  //  /  l l l     ノ     / /
.  ヽ| l | l\  ` ー-- '´/´|   /   ',l l!     ヽ    ・ ・
    ヽ、ヽ! ヽ、    /   \ /    ',/',      |
  ヾ ヽヽ ヽ   `   /    /     ヽ ヽ    ノ






521 ◆S27exMrMuY:2009/09/19(土) 20:38:10 ID:UogLHieE
 8/10
┌──────────────────────────────┐
│                                                │
│ 更に七年後に悪魔が迎えに来ると、男はおとなしく付いていった。.   │
│                                                │
│ しかし、途中でメイド喫茶の前に立ち止まる。                    │
│                                                │
└──────────────────────────────┘


       ____
     /      \ ( ;;;;(
    /  _ノ  ヽ__\) ;;;;)   冥土の土産にケチャップでハートマークが描かれたオムライスが食べたいですお。
  /    (─)  (─ /;;/
  |       (__人__) l;;,´|    でも文無しなので二千円札に化けて、やる夫の財布に入ってくださいですお。
  ./      ∩ ノ)━・'/
  (  \ / _ノ´.|  |       やる夫が勘定を払ったら、すぐに出てくればいいだけの話ですお。
  .\  "  /__|  |
    \ /___ /


┌─────────────────────────────────┐
│                                                │
│ 冥土の土産にメイド喫茶とは駄洒落のつもりであったのだろうか。        │
│                                                │
│ 取り合えず、先を急ぎたい悪魔は二千円札に化けて男の財布に入った。.   │
│                                                │
│ ここまでやるとお人よしを超えて馬鹿と言われても仕方が無い。           │
│                                                │
└─────────────────────────────────┘







522 ◆S27exMrMuY:2009/09/19(土) 20:38:26 ID:UogLHieE
 8/10
┌─────────────────────────────────┐
│                                                │
│ 男は家に戻って財布の上に座り込む。                           │
│                                                │
│ .メタボの重みとむさくるしい男の体臭に包まれて、.悪魔はついに根を上げた。.│
│                                                │
└─────────────────────────────────┘


        / ̄ ̄ ̄\  あ、屁が出そうだお。
       / ─    ─ \
     /  (●)  (●)  \
     |    (__人__)    |
     \    ` ⌒´    /
     /            |     /
    (_ )   ・    ・  ||   /  助けて! もう助けて!
      l⌒ヽ        _ノ |  <
      |  r ` (;;;U;;)   )__)   \  もっとお金上げるから! もう二度と会いに来ないから!
     (_ノ  ̄  / /       \
            ( _) ブリッ 


┌───────────────┐
│                        │
│ さて、それから数十年後……。.  │
│                        │
└───────────────┘







523 ◆S27exMrMuY:2009/09/19(土) 20:38:42 ID:UogLHieE
 9/10
         || !|.|レ´//j、`'-|トミ、ヽヘ',ヽヽ ヽヘ.ヘ|| |
         || !|/イハソ/,!ム\|トミ'-、ヽ,jlヽt ヽtt、ハ|| |
         ||.|jハt ヘ jj=_\.lト\ヘ,,_ミ|ミ !ハヽ`yl..|
         ||.|l.l |ト、',.k'_0_ヾlヒミ、イ_0_ン`j、}l|ヾ;.| |
         ||.|ハ l|.トヾ:t `´ jr 、、  `´ イハ∧ハ',| |  悪魔と取引したんだから、天国に入れるわけないだろ!
         ||.||ヘハト、ヾ   '`、'`_'     ハ|∨リ|.| |
         ||.||.|.ヤヾtヽ γ_,.二二..ヽ.   jjリ;|,',!| | |  バーカ!
         ||.||.|.||',!tミ  '、v‐、... ‐v7   !',イリノl| | |
         ||.||.|.|| |',ハ  ぃー-rクフ   ./jハj .|| | |
         ||.||.|.|| ||'、:ヽ `'ー-‐'"   ,ィi/ j. ,!...|| | |
         ||.||.|.|| |||.ヾ \   ̄  ,.イ:/ ,ハ! || | |
         ||.||.|.|| ||レl', t、::`::--イ::::/  l>y、. || | |
         ||.||.|.l.イ´j `'-ヘ. `~´ :/_,..'´ t::`'-、_|

┌─────────────────────────────┐
│                                              │
│ やがて男は天寿を全うして死に、天国の門の前に立ったが、.     │
│                                              │
│ .門番らしき天使が男の前に立ちはだかった。                │
│                                              │
│ そこで地獄に行ったが、悪魔は男を恐れて中に入れなかった。     │
│                                              │
└─────────────────────────────┘

   _,,,, 、     ,_, -‐'"´ヾ、__,三 二ニ'‐-、
 ///ヘ/ゝ-‐f‐' , -‐'_, -‐ / ̄ ̄`ヾ:、ー-\
/ /// .|;:::::::;/,/ /  , ,/ i  \  ヾ、ー }
 // l //ヾソ/ /  / l l   丶   ,\_ノヽ
 | l |ノl/l// /   /l   | |  l  \  ヾ \ |
 l | l/l| /ノ/ /   //    ノl  |   ヾ,  l  l |
 |l |/ |/ / / /  / {  l  l |  l|    |、 |  Y
 ||Y l/// /./  l j  |  | l  | l  | l | l  l |
 L| ::|// l /  ノ, l|   l  / !  l |  |lヽ、|  |l |
  i:| ;リ,  | l /|l  l|  .l  /∧l   l|  |l l| !  | |
  l|//   l/l /,ハ、 |_,イ__//ヾ\_ヾ:、l| |! |  l |
  || |   l|/x'=ュr:、   " _,;r;k-,ゞ=ュ乂l |  |/
  | | l   ll i´/:::;:,ヘ;゛     // r';:::ヘ,ヾ;,リ | /    もう二度と会わないって言ったでしょ!
  | | |   |l  ,ヾ;:::::ソ丶     '゛ '、;;ノ ,"l | \
| l | | l  ! |  丶 -‐         ー--‐'  | l  |   バーカ!
l| | |l |  |l |                    ! |  l|
. | |ヾi  | l       、 _         l| l  |l
.| l |  | |ヽ      ___         | / //
ヾ,/ゝi  | |l \    ljー‐`ヽ.     /i / //
 jー┤  | l|\,ヽ、  |    |    / j / ./// ̄ヾ_
   .|ヽ, .|i l|  lヽ丶 ヽ、_ /  /  /l' /      /::/ ̄ ̄`'ヽ、
   |:::::lVjl |  | };、\ ` ´  /  /:/ /      /::/      ヾ
   l::::;| \iヽ .| ヾ;:::、`' ー'"  /::::;/ /      /::/







524 ◆S27exMrMuY:2009/09/19(土) 20:38:59 ID:UogLHieE
10/10
┌─────────────────────────────────┐
│                                                                  │
│ そんなわけで、今でも男は天国と地獄の間をさまよい続けている。          │
│                                                                  │
│  この魂の炎、これこそが 「ヤル・オー・ウィスプ」                       │
│                                                                  │
│ (やる夫の幽かな火)と呼ばれる鬼火なのだ。                         │
│                                                                  │
│ ウィル・オー・ウィスプ とはこの言葉が訛ったものである、と伝わっている。 .   │
│                                                    ┌┘
└────────────────────────────────┘lli
                                                     □
             /ヽ
             / ,ィ ヽ            , -、
            rv' / |  !        /   |
            V^ヽ レ ¬て二ト、/  ,イ |
        r‐、  _  / ,-‐   ‐- 、   / ! L_
       r-ゝ y' / / ( ●)  (●) ヽ ヽ  レイ
        > { 〈イ! ⌒(__人__)⌒  ! |
      `ー 、  ヽヘ   |r┬-|   | /
           \_ >、  `ー'´   ,ィ ヽ
            厶ィ ¬ `ー─----く ゝノ
           O /  |/| ∧  ト、\
              {   O  L/ ヽ_| !~「O
           \   O   Oイ  `¬
              ヽ ┬┬ 7´ ヽJ`ー′
           , - 、 こ二} こニア
           {    ヽ _」 L_jフ⌒ヽ
           ̄ ̄ ̄    `ー‐┘
                       / ̄7`` ─ ``    |    __l l _|_ _|_\``  /─┬ _|_\ ┌─┐
                        \/   ─ │    |      /    q    |  |   ノ| ロ |   |  |   ┌┘
                        /    __ノ ヤ   |_/    \    ノ   /  .」    |  」  /  」    O







525 ◆S27exMrMuY:2009/09/19(土) 20:39:13 ID:UogLHieE
以上です
元ネタはアイルランドの民話から。







526名無しのやる夫だお:2009/09/19 (土) 20:39:40 ID:JaGbnsuI
元の話がどういうものかはおいといておもしろかった、乙ですw







527 ◆S27exMrMuY:2009/09/19(土) 20:39:40 ID:UogLHieE
あ、タイトルって必要なんでしたっけ?







528名無しのやる夫だお:2009/09/19 (土) 20:40:21 ID:EgFQT5HE
乙。駄洒落かよwしかしやる夫うまく立ち回ったもんだな。







529名無しのやる夫だお:2009/09/19 (土) 20:40:53 ID:EgFQT5HE
タイトルはあった方が嬉しい







530 ◆S27exMrMuY:2009/09/19(土) 20:43:39 ID:UogLHieE
読んでくださってありがとうございます。
タイトルは「ハロウィンの鬼火」でお願いします。
不手際、申し訳ありません。









【ジャックオーランタン・L】





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    くすりときた
    [ 2009/10/17 00:36 ] [ 編集 ]
    上の米を見ると表示されないのは俺だけなのか
    [ 2009/10/17 00:46 ] [ 編集 ]
    6/10の途中で切れてませんか?
    [ 2009/10/17 00:53 ] [ 編集 ]
    途中で切れてるな
    [ 2009/10/17 01:07 ] [ 編集 ]
    ↑上手く最初の悪魔をやり込めて終わりじゃないのか
    [ 2009/10/17 01:18 ] [ 編集 ]
    きれてるね
    [ 2009/10/17 01:20 ] [ 編集 ]
    続き貼れよ
    [ 2009/10/17 01:21 ] [ 編集 ]
    米32005
    6/10って書いてあんだろks
    [ 2009/10/17 02:06 ] [ 編集 ]
    これ、以前どこかで見た気がするな・・・
    [ 2009/10/17 03:00 ] [ 編集 ]
    10坂が掲載ミスに気づくのはどれくらい後かな
    [ 2009/10/17 10:45 ] [ 編集 ]
    おお、もどったな
    [ 2009/10/20 01:14 ] [ 編集 ]
    って椅子は使わないんかい
    [ 2009/10/20 01:56 ] [ 編集 ]
    俺も思った。椅子の複線回収してないじゃん。
    [ 2009/10/20 02:46 ] [ 編集 ]
    椅子使って完全勝利ってバージョンもどこかで読んだよ
    [ 2009/10/20 06:51 ] [ 編集 ]
    これ、7/10が抜けてるよ。
    [ 2009/10/20 08:05 ] [ 編集 ]
    こちらの掲載ミスで、6/10と7/10の一部をくっつけたまま
    掲載してしまいました。
    作者様、読者様に深くお詫びさせていただきますとともに、
    訂正をご報告させていただきます。
    [ 2009/10/20 08:36 ] [ 編集 ]
    納得。修正乙
    [ 2009/10/20 15:54 ] [ 編集 ]
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やる夫ブログについて
20101110:「やる夫はロス市警の警部のようです」を掲載させていただきます。本当にお待たせして申し訳ございません。これ以降も随時、更新の途絶えていた作品を掲載していきたいと考えております。ご迷惑をおかけして申し訳ありませんが、どうか長い目で見ていただければ幸いです。

20101030:「やる夫のサクラ大戦」にて、記事の掲載順序を誤りました。 作者様、および楽しみにしていた読者様にお詫び申し上げます。 申し訳ございませんでした。

20101004:「やる夫たちが夢の国で遊ぶようです」につきまして、こちらの不具合で記事が切れてしまっております。作者様、及び楽しみに読んでくださっている読者の皆様にご迷惑をおかけしてしまい、申し訳ありません。
一度下書きに戻させていただきます。よろしくご了承ください。
「やる夫で学ぶことわざ」の作者様より、やる夫ブログ用のスポンサー案内をいただきました!本当にありがとうございます!さっそく使わせていただきます!

20100811:皆様、大変ご無沙汰しておりました。ぼちぼち更新を再開できればと考えております。
「やる夫がDQⅢの勇者になるようです」についてですが、コメントを頂けるのは大変うれしいのですが、他作品のコメント欄での投稿はご遠慮願えれば幸いです。
恐縮ですが、ご協力よろしくお願いいたします。

20091222:年末なので順調に更新量が減っております。今日明日はお休み、再開一発目は「やらない夫の超兄貴」になる予定です。作者様、まとめが遅くなり申し訳ございません。

20091208:今週クソ忙しいので、かなり更新が減ります。ご了承ください。

20091116:更新の調子にもよりますが、週末をめどに、カテゴリを追加する予定。前回追加からだいぶ間隔開いたんで、かなり溜まってます。

やる夫ブログについて

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やる夫ブログ(裏)(18禁です)


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(↑結構心から待ってますw)

 ネタ投稿の他、転載お断りの記事、相互リンクのご希望等ございましたら、お手数ですが下のメールフォームよりお知らせください。なお、http:を付けるとエラーになってしまうようなので、ご投稿いただける際にはhttp:を抜いていただきますよう、よろしくお願いいたします。
相互リンクの反映に時間がかかってしまい申し訳ありません。気長にお待ちください。


嬉し泣き
美麗なタイトル画像を描いてくださっているのは、こちらの方々です。
本当にありがとうございます。


七市様
Shadow3_convert_20091008101141.jpg
ハルヒとやる夫、やらない夫の表情が最高のタイトル画像。冬にぴったりの美しい作品です。


1様
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柔らかで暖かい雰囲気がたまらない作品。みゆきさんヤバすぎで管理人狂喜の舞を舞っておりますwww

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65様
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同じく「やる夫がチェルノブイリに旅立つようです」より。元ネタの雰囲気をビンビンに伝えるダークな作品。


草葉様
Shadow3_convert_20091008101141.jpg 「やる夫がチェルノブイリに旅立つようです」をモチーフにしたタイトル画像です。物語の後、このタイトルを見て吹きました。

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草葉式


味噌様
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やる夫ブログ初!物語とタイトル画像のコラボレーション!快く、最高に美しいタイトル画像を描いて下さった味噌様に感謝です!




トンボ様
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夏にぴったりの逸品を、トンボ様よりいただきました!水着ハァハァ(´Д`;)


トンボのかんさつ日誌


ヒジキ様
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管理人のツボにはまりまくりの長門!大好きだ!結婚してくれー!



ヒジキ煮


aro様
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らきすた勢の見事な描写もさることながら、このやる夫にしてやられました。


Charged time-out


Yutaka様
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個人的に水銀燈が一番好きです。タイトルのセンスも◎。本当に有難うございます。





マブチョコ_m様

この魅力的なボディにくらくら!管理人はこの人の同人誌が大好きです!やる夫ブログの記念すべき初タイトル画像。全てはここから始まりました。



うにゃらら大飯店



イチオシ

やる夫がDQⅢの勇者になるようです

自らを成長させる姿に心震える
作品。普通の掛け合いなのに、
自然と笑みがこぼれる構成と
演出は見事の一言。
自分を好きになれる、極上の映
画を見た後のような読後感は、
自信を持って「最高だ!」と賞
賛できる作品です。





過去の「イチオシ」一覧を作りました。
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